おさんどん女子高生とひとならざるものの、愛も状況も重めでちょっと切ない異類婚姻譚もどきの現代ファンタジーです。もしよかったらのぞいてやってください。宜しくお願い致します。
高校一年の木ノ下澄雨は、母親と幼い弟の幹也と三人暮らし。
父親を
亡くして三年、フルタイムで働く母親を支え、家事育児の一切を担い逞しく生きていた。
それなのに、年も押し迫った十二月も初めのこと。
澄雨の元に、かつて父親の葬儀に来たという見知らぬ若い男が姿を現す。
目にも鮮やかな深緋色(こきあけいろ)のスーツを身に纏ったその男は、縦に光る不思議な虹彩の挑戦的な眼差しで澄雨を眺めやる。
「あの時の、溢れんばかりだった怒りや悲しみは、まだ君の中に残っているかい?」
男はひとならざるもので、かつて交わした約束通り澄雨を迎えにきたという。
おとぎ話だ、いまさらだと澄雨は拒絶する。
父親を亡くしたばかりの心細げな女子中学生ならいざ知らず、今となっては押しも押されもせぬ、家事育児に忙しい立派なんおさんどん女子高生と化していた。
けれど、慎ましい胸の奥にわだかまる、この黒い泡はなんだろう。
澄雨の迷いを察した男は、
とある選択を持ち掛けてくるのだが。
クリスマスの夜に向かって、事態が急速に収束していく中、
雪はただ、しんしんと降りゆく――。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 11:44:14
30638文字
会話率:40%
※こちらは【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】の第二部です。
お読みいただく際は前作を読んで読んでくださる事をオススメいたします。
〜あらすじ〜
彼は自身の魂をユグドラシルへと捧げ、ひとならざるものへと覚
醒し、死四天魔の一人を倒す。
彼女との別れと新たな目的、彼の行く末は......。
※第一部、書籍化決定!ありがとうございます!
※もしよろしければ、面白い、続きが気になる、更新がんばれ!と思っていただけたら、【ブックマーク】と【広告の下の☆☆☆☆☆から評価】を入れていただけると、執筆のモチベーションがあがり、がんばれます!
よろしくおねがいします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 12:40:44
125266文字
会話率:43%
世界は日常で、日常に溢れている。
それは普通で、普遍で変わり無いものだけど、実際は、事実は見えていないだけ。いや、見ようとしていないだけなのだ。
これは俺が、柊香奈太が、彼女と、彼女に取り巻くものを見る物語である。
最終更新:2022-04-05 21:31:57
22533文字
会話率:44%
アラフォー女子は美形と出会って、大鷲になる!
※完結まで予約投稿してあります。
祖父に似て、濃い色の肌と彫りの深い顔立ち、大柄で背が高すぎる以外は、平凡に暮らしてきた私、瀬尾(せお)蜜月(みつき)。
恋愛も結婚も諦めて将来はどこの老
人ホームに入ろうかと考えていた35歳の春、スモークガラスの車の中に、見えるはずのない鳥籠を見た。その日から、漆黒の獅子の本性を持つ美形の男性、夜臼(ゆうす)津(しん)に導かれて、私は人間ではなく、獣の姿を本性に持つ『ひとならざるもの』の世界に入っていく。
35歳の容姿以外は平凡な女性が、自分が人外と知り、人外の起こす事件を解決する探偵事務所の一員となって、事件を解決しつつ、恋も育てていく、大人同士のすれ違い、現代ラブファンタジー。
ノベルアップ+、魔法のiらんどにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 19:00:00
284841文字
会話率:51%
本著作は、同一著者の大江山綺談の二次作品というかスピンオフ?です。
|あやかし《ひとならざるもの》を退治するべく行われた、|源頼光《みなもとのよりみつ》による葛城征伐が行われて、あたしこと|颯《はやて》が逃げ出した後、大江山へなんとか辿り
着いたけど、崖から落っこって、川を流され鬼六という鍛冶に拾われた。そのまま鬼六と暮らしている。そんな日常に起きたこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-24 00:00:00
8440文字
会話率:76%
ある処に、ひとならざるもの達による、ひとならざるもののための町――――「あわいの町」がございます。これは、ひとならざるものの怠惰で道楽者な女店主が、色んな『界』のモノ達のちょっとした問題にちょっとだけ首を突っ込んだり突っ込んで見なかったりす
る御話です。
※此の御話は作者の捏造等が過分に配合されております。お口に召されない場合速やかに閲覧をお止めになり、ブラウザバックボタンを連打してご対応下さいませ!それでもいいよという方は駄文ではございますがお楽しみ頂ければ作者が狂喜乱舞致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-09 22:43:21
2589文字
会話率:23%