【あの、何処かでお会いしたことありましたっけ?】
伯爵令嬢のアンジェリカ。母親は元々身体が弱かったが、出産と同時に亡くなってしまう。
両親の愛を知らずに育ったアンジェリカ、彼女の唯一の希望は親同士が決めた婚約者の存在であり、20歳になった
ら結婚する約束になっていた。
やがて時が流れ、父親が子供を連れた女性と再婚する。実は相手の女性は父親の愛人でヒロインより2つ下の娘がいた。アンジェリカは新しく出来た家族に喜ぶも義母は冷たく、義妹は性悪でヒロインの物を何でも欲しがる娘だった。挙句に婚約者にまで手を出して妊娠してしまう。
子供が嫌いな義妹と、世間体を気にする家族と元婚約者にとって、子供は邪魔な存在だった。そこで彼らは生まれてくる子供をアンジェリカが浮気して出来た子供として育てさせようと決めた。
「お前は何一つ取り柄が無いのだから、せめて美しい妹の役に立つことをしてみろ」とアンジェリカを脅し、人の顔色ばかりを窺って生きてきたアンジェリカはその要求をのむことにした。
その浮気相手に選ばれたのが世間の評判が悪い冷血伯爵だったのだが、思いがけない溺愛がヒロインを待っていた——
*『ネオページ』にて先行投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 17:36:22
66595文字
会話率:54%
「…………は?」
「だから、これをやると言っておるじゃろう」
一体目の前の老人は何を言っているのだろうか。
「要らないです」
「拒否権は無しじゃ。受け取れい」
授ける受け取るの関係であれば受け取る側にも拒否権が有るの
が通例だが、目の前の老人はそんな事お構い無しの様だった。これが噂の老害か。
「無いなら自分で作ります。はい、できました。拒否します」
「権利などそうそう簡単に作れる物ではないわ。ほれ、手を出せ」
只の一般人如きに権利を創造する事はできないらしい。
「衛兵を呼びますよ」
「全く最近の若者は直ぐに衛兵だ衛兵だと言いおって、自分で何とかしようという気概は無いのか……」
お前だよ、と突っ込んだ。
「呼びますね」
「なら儂はお主に物を奪われたと叫ぼう。なに、そのポケットに入ってる財布を儂の物だと主張すればお主に勝ちの目は有るまい」
この老害は只の老害では無かったらしい。外道老害だ。
「あ、僕今財布持ってないんで。えぇーい⸺」
「あっ、待てぇ! 待て待て待てぇい! 一度でいい! 一度でいいからこれを持ってみろ!」
衛兵召喚を実行に移そうとした途端老害が暴れ始めた。両手で持つ白い物体をグイグイと押し付けてくる。正直触れる事すら嫌だったが、
「一回持ったらもう黙る?」
「うむ。誓おう」
らしいので仕方無く持ってやる事にした。生い先短い老害の余生を牢屋の中の孤独で埋めるのも良心がやや咎めたし。やや。
男は老害の差し出す白い物体を受け取った。
途端、老害の姿は幻の様に掻き消えた。
「……やられた」
白い物体⸺トイレを持った男は往来のど真ん中に立ち尽くした。
※トイレですが下品ではありません。未使用品なのでとても綺麗。或る種の芸術作品です。
※設定が馬鹿げてる分ストーリーはシリアスに進みます。尻assじゃないですよ? siriusです。
※最新の更新情報は作者X(https://x.com/coconat_21)にてお知らせ致します。
※この作品は『小説家になろう』『カクヨム』『pixiv』『エブリスタ』『アルファポリス』『ハーメルン』の計六サイトに掲載しております。
※本作は練習作品です。なので改善点や駄目駄目な点、文句等有りましたら遠慮無く感想にて御報告お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 20:00:00
19100文字
会話率:51%
「お兄ちゃんを見つけだしてやる! そんで、ぜったいに、殺してやるんだからあ!」
『やってみろよ。クソ妹が』
引きこもりの妹と、
死んでしまった兄の、
ゲームを舞台にした殺し合いがいま幕を開けた。
最終更新:2025-02-10 17:01:31
991016文字
会話率:36%
曾祖父ちゃんが亡くなった。
地域で守ってきたお稲荷さんの社にお参りするのは俺しかいないらしい。祖父ちゃんはそういうものだと言うし、父さんはいいから行ってみろとしか言わない。
何も知らずに足を踏み入れ、それまでとは違う世界を知った主人公の物語
。
*この小説はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 17:00:50
32394文字
会話率:36%
地球はゴミ捨て場になった。軌道コロニーに住む貴族どもが、ふたご座の異星文明と取引し、地上を“最終処分場”として売り飛ばしたせいだ。
だが、地球に埋め立てられたゴミは、皮肉にもとてつもない技術革新をもたらした。異星人にとってはただのゴミで
も、そこには人類のはるか先を行くオーバーテクノロジーがつまっていたからだ。
一攫千金を狙う連中は、今日も“害虫”だらけのゴミ捨て場へ飛び込んでいく。ときには戦う力を得るため、体の一部をグロテスクな機械に置き換えて。
おれもそんなゴミ漁りの一人だ。運よく値打ちものが見つかれば、この腐ったスラムを抜け出すことだって夢じゃない。
空を見てみろ。天にも届く“塔”をかすめ、赤い星が落ちてくる。ホットラインを通じて、新たなゴミが転送される合図だ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 12:00:00
10000文字
会話率:13%
ぼっちのまま灰色の高校生活を終えた男は、案内人の美少女に導かれ、異世界に降り立った。
達人育成のために設立された学園で、やたら女生徒ばかりな勇者科高等部一年からやり直すことになった彼に与えられたのは、最強無敵に変身できる鎧と特殊な力を凝縮さ
せた鍵の束。
全異能・神話・概念的存在用の処刑具である鎧に変身するヒーローキー。
神様も星も銀河も次元も切り裂くソードキー。その気になれば全世界を破壊できる各種必殺技キー。
余裕の超パワーで敵を倒しながらのんびり異世界生活をスタート。
そしていつのまにやらヒロイン達と同居することになる。
異世界案内人ののじゃロリ。ピュアで優しく元気な巨乳お嬢様。クール系ケモミミ美少女忍者と知り合うも、女性にいいイメージがないため肝心なところでヒロインを拒み続けてしまう。
そんな彼を攻略するべくヒロイン達は一致団結したり、抜け駆けしたり、外堀埋めてみたり、プチ修羅場ったり、騒がしくも楽しい日々を生きていく。いちゃラブ甘々生活ハーレムラブコメディ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 21:34:03
2606696文字
会話率:62%
初投稿です。ごく一般的ななろう異世界ファンタジーでRTAする小説です。
異世界の学園で原作キャラや神や魔王と戯れながら、独自のレギュで走る走者達の記録を動画投稿風にお届けします。
本当に連載中の「異世界美少女達よ、ぼっちだった俺を攻略できる
もんならやってみろ」のスピンオフです。本編が500話200万字を超えたので、大量に出てきた設定とキャラがあればRTA小説に使えんじゃないかと思い、こんな暴挙に出ました。勇者先生シリーズや正義令嬢VS悪役令嬢など、完結した作品からネタ引っ張ってくることもあるかもしれません。ガバ要素はありません。きっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 23:03:41
77049文字
会話率:53%
宝石の国 エーデルシュタイン公国 では、貴族たちが「宝石を見極め、磨き、価値を生み出す」技術を誇りとしていた。侯爵家の長女でありながら、「見る目がない」と決めつけられ、家業から遠ざけられてきたアルシア・ディヴァリウス。入学式で渡されたのは、
未加工の鉱石だった。貴族の令嬢にはふさわしくない「ただの石」。周囲の嘲笑を浴びる彼女に、ひとりの少年が声をかける。
「その石、磨けば光るって信じてみろよ」
そう言ったのは、原石の価値を見抜く家系の跡取り、フィオレン・カエレスティス。彼の導きのもと、アルシアは初めて「自分の手で石を磨く」ことを覚え、やがて、自らの価値も見出していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 07:00:00
19892文字
会話率:36%
孤児院から公爵家へ引き取られ、公爵令嬢となったオルタンシア。
しかし家族には馴染めず使用人にはいじめられ、つらい日々を送っていた。
やがて王子の婚約者候補として宮廷に上がるも、別の婚約者候補の暗殺未遂の疑いを掛けられ……。
「公爵家の恥さら
しめ。俺は一度もお前を妹などと思ったことはない」
唯一の家族である義兄に見捨てられ、あっさりと冤罪で処刑されてしまう。
だが次に目覚めた時には、公爵家に引き取られた日まで時間が巻き戻っていた!
今度こそ絶対に、穏やかな人生を送りたい……!
生き残るためにお義兄さまに好かれようと頑張ったら……。
「どうしたシア、何故泣いている? 誰がお前を悲しませた。消してやるから言ってみろ」
何故か過保護に愛されて、こんなの想定外です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:46:55
294889文字
会話率:29%
ここは私立慶青学園。スポーツ界、政界、そして一般社
会。
様々な活躍者を生み出してきた言わずとも知れる名門
校。
その名門校に三室来人(みむらくると)は通っていた。
活発な授業!誠実な先生!優秀な仲間たち!しかし、来人はその中で遺憾無く自身
の天性のバカさを発揮しまくっていた。
「くっくっく...俺の成績か?欲しけりゃくれてやる。
探せ!俺の全てをそこに置いてきた!」
「誰も欲しくないでしょ」
「・・・今なら三室来人という立場も一緒に付いてくる
が?」
「誰がキャリアダウンを望むっていうの?」「あぁ!?黙って聞いてれば文句しか出てこねーなア?:」
「それが黙っている状態なら、先生が教室を静かにさせるなんてこと無くなるね」
「俺がいつクラスをうるさくしてたか言ってみろよ
つ:」
「今だ三室。後で職員室に来なさい」
「ぐっぷ」
「今オタク感満載の笑い声聞こえた気がしたんだが」「ええー?来人、ついに耳まで老化しちゃったのお
一?」
「『まで』ってなんだ!?他に何が老化してるのか言ってみるよ、アア!?」
「「「知能」」」
「クラスの皆々様!?」
そんなバカな来人の手網をいつも引っ張っているのは、表向きは完璧美少女、裏の顔は人をバカにするのが好き
(ただし来人に限る)な間藤紗奈花(まとうさなか)であった。
けど奈花は一一来人に気がありそう...な?(自否
認。他公認)
恋に鈍感系男子xとにかくかまって欲しい(?)かまちょ
系女子が作り上げるラブというには程遠い快笑ラブコメ
ここに爆誕!
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※物語はフィクションです。実際の団体、場所、名称、及び事象と一切関係はございません。
※この作品の全文を他の作品に引用することは許可していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 20:13:43
132885文字
会話率:69%
お調子者の高校二年生の柳田美希(やなぎだ・みき)は、ひねくれ者の同級生の月城羅夢(つきしろ・らむ)のことが好きだった。
美希は何度も羅夢に想いを告げていたが、羅夢は本気にしていなく、美希はどうしたら羅夢にちゃんと愛を伝えられるか、悩んでい
た。
そんなとき、美希は冷徹な後輩の安藤麻衣(あんどう・まい)から、もうじき羅夢が遠くの場所に引っ越すことを知り、この恋には時間があまり残されていないことに気づいてしまう。
美希の悩みを察していた麻衣は、美希に提案した。
「押してダメなら引いてみろ……はどうです?」
美希は麻衣の提案通りにするが、それは予想以上の効果を表し、ついには取り返しのつかない事態にまで発展する。
これは必ずやってくる別れに悲しんでは煩悶し、けれど悲しい別れにはさせたくなかった……そんな素直になれない恋する乙女たちの物語。
※この作品は ピクシブ にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 07:27:16
20037文字
会話率:37%
「だったらお前が書いてみろよ」
……と、言われたらどうするだろう?
こうするだろう。……と、作ってみた話です。
ステータスはオープンしません。
最弱でも最強でもありません。
追放されないし、置き去りもされません。
わかりや
すいスキルもありません。
田舎娘が住むトコなくなって『いいえ』を選択した先で落ち着いた話です。
ひと段落はつけました。続きを書くかどうかは未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 16:33:46
120415文字
会話率:36%
想像を現実化する力を持った孤児院の青年シエル。
彼は10年前の戦争で、家族同然に思っていた、
リヴァイ達五人の仲間を失う。
いまだ終わらない戦争に彼は絶望し、
世界の理を捻じ曲げる想像…
"死"の概念がない世界を造ろ
うとしていた。
最後の審判として彼は想像の力で世界に語り掛ける。
「俺を止めれるなら、止めてみろ。」
と。
その問いかけに応えるべく立ち上がったのは、
別の可能性の世界で生き残った、
リヴァイ達だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 22:18:52
18317文字
会話率:38%
魔法学校に通うディオニスは、家柄、容姿、才能とを兼ね備えていた。しかし、最高学年に上がると回復魔法を使用するための適性がないとされ、劣等生クラスに入れられてしまう。プライドの高いディオニスはそこに甘んじることができず、回復魔法の権威に会いに
行く。すると、「あなたには慈愛の心がないから人を癒せない」と指摘されてしまった。どうにか回復魔法を使えるようになりたいディオニスは、どうすればいいのか教えを乞う。すると、とある女の子としばらく暮らし、彼女を傷つけないように過ごしてみろという課題を出される。気の利かないディオニスが相手を傷つける言動を取った時に、相手を癒す効果のある六個の角砂糖を渡される。すべて使いきったら失格だと。
彼女、アンネリーゼは素直な娘で、楽にこなせると思ったディオニスだったが、少しも思うように行かない。そんなディオニスだったが、アンネリーゼの持つ優しさに頑なな心が少しずつ絆されていく。
けれど、アンネリーゼにも何やら厄介な事情があるのだった。
※カクヨム様にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 17:00:00
102085文字
会話率:35%
幼なじみの2人。中学になり、ちょっと距離ができてしまった。ある日スマホが鳴る。「外出てみろ」と言われ、真愛はカーテンを開けると?
最終更新:2024-12-31 18:11:10
969文字
会話率:6%
「——さぁ、言ってみろ。おまえの願いはなんだ?」
「僕は、囚われの妹を救い出す。そのために、おまえの力を貸せ!」
五年前、突如侵略してきた影の帝国により、王国は瞬く間に崩壊した。
王子マティアスは、近隣の村で村長と孫娘レイラのもとに身
を隠していたが、ある日、彼の腕に『魔術師の刻印』が現れる。
マティアスは、刻印の力で魔神ロキを召喚し、囚われの妹リリーを救うために契約を結ぶが、その召喚は影の帝国に察知され、氷の刃を振るう謎の騎士が、村を襲撃してきた——!
生真面目な王子、毒舌家の魔神、ツンデレ少女の三人が紡ぐ、魔法あり、冒険あり、そして恋愛ありの正統派ファンタジーが、いま幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 17:10:00
117136文字
会話率:36%
高橋頼信は大学時代、仲間たちとゲームを制作しようと立ち上がった。しかしよくあるイザコザによって頓挫し、夢半ばのまま社会人になった。30歳目前のある日、かつての夢を追いかけるには今しかないと辞表を胸に出社したが、その途中で記憶が途切れている。
そして気が付けば、洞窟の中だった。
そこでは獣人が闊歩し、魔法の媒介となる魔石とやらを採掘しているらしい。
というか頼信は、自分が鉱山に安置された現地人の遺体に、魂が憑依した存在らしいと知らされる。
混乱する頼信だが、同じように現代日本からこの世界に来ていた健吾という人物の手引きを受け、向かったのは領主の館。
そこには獣耳と尻尾を生やした美少女領主と、その従者の女の子がいて、魔法を使ってみろと指示されるが――。
頼信の心残りは、夢だったゲーム制作だけ。
この異世界でゲームを作るのか、それとも元の世界に戻る方法を探るのか。
いずれにせよ最優先なのは、世知辛いこの世界で生き残ること。
その鍵となりそうなのは、魔法の媒介となる魔石、そしてそこに刻まれる魔法陣。
頼信はゲーム制作のために蓄えた無駄知識で、異世界無双……する、のか?
◆この作品は「カクヨム」にても掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:10:00
825346文字
会話率:32%
32歳の冴えないサラリーマン、神代光は、仕事やニュースに疲れ果て、夜空を見上げながら「神様なんて無能だ」と呟く。すると突如、神を名乗る老人が現れ、「ならばお前が神をやってみろ」と光を新世界の創造主にしてしまう。
光は完璧な世界の創造を決意
するのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 20:18:29
2151文字
会話率:50%
侯爵令嬢に転生したイヴェットは、このままだと母の行う心中に巻き込まれて死んでしまう運命だと気が付く。母は愛を求めるも一向に振り向かない夫に絶望してしまったのだ。無理心中を回避するため、イヴェットは新たな愛の形を提案する。
「押して駄目なら
推してみましょうお母様!!」
果たして母の闇落ちバットエンドを回避できるのか⁉
※アルファポリス様・カクヨム様でも掲載しております。
※毎日更新の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 01:01:35
256430文字
会話率:53%
いつもと同じ日常。
ラノベ好きの調理師水無瀬真央(みなせ・まお)と整骨院を経営しているボディービルダーの三三矢善(さみや・ぜん)の二人は、ある日突然真っ白な世界にやって来た。
創造神のいう事には、真央と善は選ばれた存在であり、1000
年に一度訪れる『魂の修練』というものを行うために選ばれたらしい。
だが、ここで創造神にも手違いというか凡ミスが発生。
本来ならば『魂の修練』を行うのは選ばれし一人のみ。にも拘わらず、何故か二人も同時に選んでしまったという。
それはそれでしかたがない。
ならばその魂の修練とやらをやって見せましょう。
それでどんなチート能力をくれるんで?
そう問いかけて帰ってきた答えがこれである。
二人がやっているMMORPGのキャラクターと同じアバター、同じデータで世界を旅してみろと。
それはそれで楽しそうであるか、そのあとのおまけがとんでもない一言である。
でも、もともとは一人分だった加護なので、二つに分けてあるのでうまくやってくれと。
神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを俺たちは授かった。
それでもまあ、ネットゲームで使っていた自分のキャラクターのデータを神様はちゃんと読み取ってくれたらしいし、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしいので結果オーライとしておこう。
ということで、真央と善は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。
終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。
それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。
「神様、【魂の修練】って一体何?」
そう聞きたかったが、俺達の転生は開始された。
しかも一緒に落ちた相棒は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。
おいおい、これからどうなるんだ俺達。
*魂の修練編は第一部、第二部で完了しております。
*第三部から第六部までは二人のいるカリス・マレス世界の物語です。
*第七部から第九部までは舞台が変わって現代日本も巻き込みます。
*第十部はさらに別の世界へと突入、この辺りから二人はエターナルチャンピォンとなってしまいます。
*第十一部で二人は天元突破します。
*第十二部と第十三部はインターミッション、ショートストーリーが連続します。
*第十四部、真央と善はそれぞれの道へと進みます。これで完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 15:12:36
4558148文字
会話率:43%
いつもと同じ日常が、突然、大きく変化するという体験を、みなさんは味わったことはありますか。
ラノベ好きの調理師、水無瀬真央(みなせ・まお)と整骨院を経営しているボディービルダーの三三矢善(さみや・ぜん)の二人は、ある日突然、真っ白な世
界に引きずり込まれてしまった。
そこで出会った創造神のいう事には、真央と善は選ばれた存在であり、1000年に一度訪れる『魂の修練』というものを行ってもらうために選ばれたらしい。
だが、ここで創造神にも手違いというか凡ミスが発生。
本来ならば『魂の修練』を行うのは選ばれし一人のみ。にも拘わらず、何故か二人も同時に選んでしまったという。
それはそれでしかたがない。
ならばその魂の修練とやらをやって見せましょう。
それでどんなチート能力をくれるんで?
そう問いかけて帰ってきた答えがこれである。
『二人がやっているMMORPGのキャラクターと同じアバター、同じデータで世界を旅してみろ』
それはそれで楽しそうであるか、そのあとの一言に、二人は絶句……もといクレームを叩き込んでいく。
『もともとは一人分だった加護なので、それを二つに分けてあるのでうまくやってくれ』
神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを二人は授かった。
それでも、ネットゲームで使っていた二人のキャラクターデータを神様はちゃんと読み取ってくれたらしく、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしいので結果オーライ。
ということで、真央と善は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。
終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。
それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。
「神様、【魂の修練】って一体何?」
そう聞きたかったが、二人の転生は開始された。
しかも真央と善は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。
一帯これからどうなるのか。
それは神様にもわからない。
注)拙作『異世界ライフの楽しみ方・原典』の改稿版です。
内容に変化はありませんが、大幅な改稿と修正を加えてありますので、原典を読まれた方はその点をお気を付けください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 10:00:00
120606文字
会話率:31%
かけよ ころげよ だるまのこ
じょうぶなからだ みしてみろ
おてんとさまが おまえのこと
いかしてくれれば もうけもの
みはなされたら それも また
おま
えのさだめ かわ わたれ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 13:41:38
4549文字
会話率:38%