この学園にはアイドルがいる。美少女で、なんでもできて、周囲からも人気だ。
だけど、俺だけは知っていた。それを後ろで支えている奴がいる。
一番凄いのはそいつなんだ。だけど、アイドル様はそいつに対して酷い扱いをしやがる。
ことあるごとに、
無理難題を押し付けては自分は何もしない。失敗はそいつのせい、成功は自分のもの。
俺の好きな物語ならそんな奴は自分から破滅する。だから、待っていたが一向にそんなことにならない。
「だから俺がお前を幸せにしてやんよ」
「えっ、ぼ、ボクなんて……全然ダメダメで……」
「大丈夫だ、俺はお前を見てきた。お前は凄い奴だ、絶対に幸せにしてやる」
「む、ムリムリムリ」
「手伝ってやる。俺に任せとけばハーレムエンドだって見えてくるぞ」
「ハーレムって……男子の恰好をしているけど、ボクは本当は……」
「なんか言ったか? 相棒」
「……なんでもない。……バカ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 07:00:00
335311文字
会話率:62%
俺の名は軍馬竜司。三十三歳、バツイチ。
泣く子も黙る針棒組の若頭で、長ドスを振るえば右に出る者のいない、ゴリゴリの武闘派だ。人呼んで、「剛剣無敗の昇り竜」。
とある深夜、組事務所にたった一人で留守番していると、新興の暴力団・泥縄組の連中
が大挙してカチコミを仕掛けてきやがった。もちろん、狙いはこの俺だ。
銃を持った奴らに取り囲まれ、絶体絶命となったまさにその時、俺の目の前に何処からともなく落っこちてきたのは、なんとも奇妙な恰好をした若い女の子だった。
金髪碧眼丸メガネに、おかしな形の長い耳。おまけに鍔広の帽子と黒いローブを身にまとったその娘は、よりにもよって自分は「異世界から来た、由緒正しいエルフ(?)の魔法使い」だなんてぬかしやがる(まあ、とびっきりの美少女だってことは認めなくもないが)。
だが、俺がこの修羅場を切り抜けることができたのは、まぎれもなくこの娘の「魔法」の力のおかげだった……。
それからというもの、なぜか俺はこのエルミヤとかいうイカれた魔女に、四六時中つきまとわれることになる。俺のハードボイルドな任侠生活は、いったいどうなっちまうんだよ?
「ご安心ください、リュージさま! これからは私が、魔法でお守りいたしますわ!」
いや、ヤクザに魔法はいらねえよ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 16:00:00
125969文字
会話率:59%
【第一章あらすじ】
死んだら驚いた!
現代日本で死んだはずの俺は、魔法と魔物の跋扈する異世界で、同じく死んだであろう一人の戦士として生き返る。
豚面肥満体で、なんとも馴染みのある「オーク戦士」として───。
チートもねえ、スキルも
ねえ、転生特典ナニモノだ!? ハッ!
オラこんなオラ嫌だ~! ……と言うこともなく、ぼんやり始まる異世界ライフ。
しかしこの異世界は、俺のそんなぼんやりマインドとは無関係に、帝国は崩壊し群雄割拠な無法地帯ばかりの、えらい状況なのであった。助けてエラいヒト!
【第二章あらすじ】
俺はJB.ただの糞ガキ。LA生まれ異世界育ち、悪い孤児達、だいたい友達。
そんなこんなで生まれ変わったのは悪名高い“迷宮都市”クトリア。邪術士シャーイダールの元で、地下遺跡からお宝を発掘する仕事をして日々を凌いでる俺は、あるとき死にかけのドワーフの世話係になる。
そいつが息を吹き返して最初に言った言葉が、「ここはベガスじゃないのか?」。
「こっちの世界」で初めて出会った“同じ世界からの転生者”だが、このオッサン、どーにも色々ズレていて───おい、アンタ一体ナニ造ってンだ!?
【第三章あらすじ】
金持ち私学の海外修学旅行。その帰路に就く飛行機の中、俺、真嶋櫂(マジマ・カイ)は突然の強い振動に起こされる。横に座るダチは青ざめて「ハイジャックだ」とか抜かしやがるし、確かに色黒の男が何やら大騒ぎで暴れてる。振動はさらに激しく大きくなり、急下降を始めて機内はパニックになるが───次の瞬間俺たちは、真っ赤に染まる空の下、瓦礫と岩山の荒野に居た。
現れた不気味な爺が言うには、「君たちはみんな死んだ。別の世界へ生まれ変わらせてやろう」。
イカれた場所でイカれた提案。そして生まれ変わった俺たちは───犬、猫、猿、犀、猪に……魔人(ディモニウム)? 戦乱渦巻く危険な世界で、化け物相手に大立ち回り。その先で俺が突きつけられたのは……、
「───さよならだ……。
もし縁がまだあるならば、また会うこともあるかもしれんな───」
(※アルファポリスに重複投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 05:00:00
3061988文字
会話率:26%
妖精の王が統べる世界アルスター。
100年前、世界はアトムと呼ばれた魔王が引き起こした戦乱により、レムリア大陸が滅び去り、残った大陸も滅亡の危機を迎えたという。
しかし伝説の聖女と勇者が立ち上がり、魔王アトムは秘術により封印され、
魔王が率いた軍勢は滅ぼされたのだった。
だが時は流れ、魔王が生み出した配下の怪物達が、いまだ暗躍する脅威の中、ハイランド聖王国の冒険者達の街に新人冒険者が加入する。
彼の名はアイアン。
魔法の申し子にして悪を滅ぼす最高の魔法使い。
我がベルンファーストの冒険者組合に栄光あれ。
……とか言って謎の吟遊詩人のいう通り宣伝してやったけどよ、あいつ絶対、復活した魔王だよ間違いねえ。
教団庁に報告して討伐計画を……。
いやバレたら殺される……あいつはやべえバケモンだから、俺の考えることなんてあっさり読んじまうまさしく魔王。
クソッ!
なんで俺が経営する冒険者組合に魔王が紛れ込んだんだよ!! クソが!!
ああ……そう言えば元はと言えば俺が冒険者にスカウトしちまったからだ。
うげッ、アイアンが悪い顔しながらこっち見てきやがった。
今度は何を言い出す気だ化物め。
胃が痛え、キリキリしやがる。
スカウトする相手間違えたああああああああ
精霊様助けてくれええええええ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 23:21:33
337657文字
会話率:43%
異世界に喚ばれたサーガとクロム。クロムの大切な人が邪神に攫われたと?! そして神託によってまた別の世界から喚ばれたというサーガ。しかし女神からの助力要請を速攻拒否。「してほしくば報酬寄越せ」と女神とのにゃんにゃんを希望するろくでなし。
果た
してクロムは大切な人を助けられるのか?
そして無理矢理世界に落とされたサーガは何をしでかしやがるのか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 10:00:00
275267文字
会話率:54%
「よっしゃあああああ!!!!」
画面に表示された『00:04:58』というクリアタイムを見て、思わず雄叫びを上げた。
遂にずっと目標としていた5分を切ることに成功したのだから、さもありなんといったところだ。
大作アクションRPGであ
る『ニャッポリートクエスト』――通称『ニャポクエ』のやり込みプレイを始めて早や半年。
普通にプレイしたらクリアまで50時間は掛かるニャポクエを、ここまでの短時間でクリアした猛者は、世界で俺だけではないだろうか?
そりゃ雄叫びの一つや二つ、上げたくもなるってもんだろう。
「――ん?」
その時だった。
テレビ画面から突如、目を開けていられないくらい眩しい光が発せられた。
な、なんだこれは!?
「う、うおおおおおお!?!?」
そして俺の身体は、その光に吸い込まれていった――。
「よくぞ参った、勇者タツロウよ。どうかお前の手で魔王ニャボステートを倒し、この世界に平和をもたらしてくれ」
「…………は?」
光が収まると、目の前にカイゼル髭を蓄えた王様風のオッサンが立っていた。
こ、この光景は、親の顔より見たニャポクエのオープニングシーンじゃないか――!
つまりこれはあれか?
俺はニャポクエの世界に、プレイヤーキャラとして転移したってわけか?
……ククク、燃える展開じゃねーか。
神様もなかなか粋なことをしやがる。
つまりこれはあれだろ?
今度は自分の身体で、『00:04:58』というタイムを更新してみろってことなんだろ?
――その挑戦、受けて立つ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 21:04:38
4997文字
会話率:26%
誰かを羨んで、妬んで、嫉妬する。
これはそんなどこにでもあるような話。
自分のことを優れている人間だと思っている男、日立和哉(ひたちかずや)と彼の後輩である才覚溢れる女性、橘住奈美(たちばなかなみ)が送る物語。
果たして二人の行末はどうな
るのか━━
※カクヨム様にも同作品を投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 16:29:47
3902文字
会話率:28%
……ここは実にいい。食料が豊富だ。
それにあいつらはこの俺に怯えていやがる。だから自由気まま。やりたい放題だ。
仲間もどんどん増える。そのうちもっとデカいことができるぞ。
ああ、ワクワクするなぁ。それもこれも、あいつらが俺たちを招き
送り出したのが悪いんだ。これからも好き勝手やらせてもらうぜ……。
……ん? なんだ? 痛! 何しやがる! この野郎! クソ! やるってのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 11:00:00
672文字
会話率:46%
「ゴホッ!ゴホゴホ!」
咳をしては再び吸い込んだ煙でまた咳き込む。
クソッたれのバカデパートめ。
実演販売だか何か知らないが屋内で大規模にバーベキューなんかしやがるからだ。
まあ、その無料につられてきたんだが・・・・・・クソッ!火の手がここ
まで!
窓の外・・・・・・はしご車だ!
どけ!ガキ!俺が先だ!
・・・・・・なんだ?周囲の奴らがピタリと止まったぞ。
まぁいいか今のうちに・・・・・・なんだこの光は!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 11:00:00
912文字
会話率:75%
居酒屋で友人と呑んでいる時、人事採用は大変だと愚痴ると、友人は「悪い案があるんだが」と笑いながら酒を口にする。
最終更新:2023-08-24 19:00:00
3389文字
会話率:48%
天才や秀才のくせに努力までするやつほど、たまたまだなんて謙遜しやがる。
最終更新:2022-12-27 07:00:00
272文字
会話率:0%
___年号が変わり、ますます情報化社会を加速させる現代。
誰しもが携帯を片手に流行を先取りし、自由気ままに思いの丈を呟いたりする、そんなありふれた世の中。
俺だって極めて普通の、バトル漫画が大好きな高校生だ。
だが平々凡々をモットーに生
きてきたのに、ある日を境に一変。
突如現れた得体の知れない消しゴムサイズの白犬は、
俺のことを由緒正しい「祈禱師(きとうし)」なんだと抜かしやがる。何なんだよお前。
しかも次から次に不思議な現象が連続して!?______折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 15:19:43
20258文字
会話率:35%
最高の小説ができた。俺はウキウキ気分で大学で人気者の芥川先輩に小説を見せた。でもいい評価は得られない。挙句の果てには俺の人格まで否定しやがる。さて、どうしてやろうか。
最終更新:2022-04-29 08:16:49
4608文字
会話率:31%
魔力で動く魔導人形に生まれ変わった僕・・・・
はあ?! 何それ?
しかも女の子型の魔導人形で繁殖能力があるだって?
そのうえ繁殖相手は、性別、種族、関係無し? 竜種もOK?
じゃあ卵も産めるの?!
な、な、なんて事しやがる!!
・・・・
あの変態魔導士!
魔導人形という存在が一般的に認知された世界。
人形にはランクがあり、高ランクな人形ほど戦闘能力も知性も高かったため、その人形を持っている事自体が王国貴族見栄の象徴ともなっていた。
そしてその高性能な人形を多く持つ国こそ強国と呼ばれていた。
そんな魔導人形のしかも古の力を持つ魔導人形に転生してしまった主人公。
そしてもう一人、そんな魔導人形を嫌う姫がいた。
その姫と主人公の魔導人形が出会う所から物語は進みだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 21:11:52
112516文字
会話率:50%
俺は色々な世界へ転生させられていたのだけれど、今回の転生は今までちょっと違ったんだ。
今までの経験と知識を生かしてある程度は楽に行けるんだけれど、いつもなら俺の隣に一緒に転生されているはずの彼女がいない。
どういうわけか今回の転生は俺
の彼女が敵側の幹部になっちゃっているんだ。
別に俺は正義の味方になりたいわけじゃないから彼女の方につこうかとも思ってるんだけど、向こうの女幹部連中が俺と彼女の邪魔をしやがる。
このままじゃ俺と彼女の楽しい異世界ライフを満喫できないと思った俺は、とりあえず全部の勢力を支配下に置いてみようかと考えていた。
この話は「ノベルアッププラス」「カクヨム」「アルファポリス」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 12:46:13
28956文字
会話率:69%
「村山! テメエはバカか? 一体何度言われたら分かんだ!」
毎日毎日、クソ課長が自分のストレス解消を目的に、朝礼で俺を名指しして皆の前で叱責しやがる。
うちの会社はハラスメントが横行しており、その中でもクソ課長のハラスメントは常軌を
逸していて、パワハラ受けている俺の精神は既にボロボロ。
同じ課の女性へは変態じみたセクハラが毎日繰り返されて、本当に最悪な職場だった。
そんなある日、いつもの朝礼で満を持してクソ課長への断罪イベントを決行する。
部下の女性に行ったセクハラを証拠に、クソ課長を退職へ追い込もうとしたのだ。
ところがクソ課長は彼女を脅迫してセクハラを否定する自衛を講じており、クソ課長に退職を勧告した部長の方が逆に窮地に立たされてしまった。
このままでは、せっかくクソ課長を仕留めるチャンスなのに失敗してしまう……。
もう俺は覚悟を決めた。
今まで受けたパワハラを皆の前で洗いざらい告白して、俺の手でお前の息の根を止めてやる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-28 22:29:06
14816文字
会話率:30%
うまい酒が…なんてことしやがる!
最終更新:2021-01-09 20:00:00
2939文字
会話率:11%
「2回目の勇者召喚だからチートでハーレム?馬鹿じゃねぇの?そんなんねぇわ!ここにあんのは、事あるごとに俺を殺そうとしやがる糞みてぇな不幸と、化け物がゴロゴロいて、勇者呼ぶ必要ねぇだろってレベルのド鬼畜な連中に、魔法圏でりゃサイボーグも戦車も
爆撃機までありやがるふざけた世界だ。そんな世界に放り込まれた可哀想な俺を笑いに来たってんなら、まぁ好きにしてくれ」
以下あらすじ。
中学時代に大塚悠里は異世界に召喚され、魔王討伐を命じられた。
しかし彼には勇者としての殆どの力が存在せず、彼の召喚後に新たに呼ばれた勇者が魔王を討伐してしまった。意図しない形で目的を達成した悠里は現代に帰還した。
しかし、高校に進学し、新しい環境に新し仲間達を得て、これからの生活にわずかばかり期待に胸を躍らせていたが、そんな彼を待っていたのは……再びの異世界召喚だった。
更に彼の不幸は続き、今度の異世界はクラスメイトと共に、かつて訪れた異世界の500年後の世界だった。
クラスメイトの主人公グループや、かつて訪れた際の知識と経験。それらを駆使し、彼は今日も身に降りかかる不幸を払っていく。
タイトル変更のお知らせ。
無能勇者の異世界浪漫遊端
↓
無能勇者の異世界浪漫遊譚〜2週目のクズ勇者は異世界を嘲笑う〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-16 08:25:05
489208文字
会話率:39%
香川県の条例とプログラミング教育必修化について思うこと。「何規制しやがるんだ!きーっ!」
最終更新:2020-01-14 08:05:56
678文字
会話率:0%
ウチの(三次元)嫁は、たまーに不可解な事をしやがる。それも、どーしよもない事を、笑いながら……真剣に。
最終更新:2019-12-12 10:08:57
1298文字
会話率:23%
「俺は畑を耕したいだけなんだ!」
冒険者稼業でお金をためて、いざ憧れの一軒家で畑を耕そうとしたらとんでもないことになった。
あれやこれやあって、最強の二人が俺の家に住み着くことになってしまったんだよ。
見た目こそ愛らしい少女と凛とし
た女の子なんだけど……人って強けりゃいいってもんじゃないんだ。
雑草を抜くのを手伝うといった魔族の少女は、
「いくよー。開け地獄の門。アルティメット・フレア」
と土地ごと灼熱の大地に変えようとしやがる。
一方で、女騎士も似たようなもんだ。
「オーバードライブマジック。全ての闇よ滅せ。ホーリースラッシュ」
こっちはこっちで何もかもを消滅させ更地に変えようとするし!
使えないと思っていたFランクスキル「手加減」で彼女達の力を相殺できるからいいものの……一歩間違えれば俺の農地(予定)は人外魔境になってしまう。
もう一度言う、俺は最強やら名誉なんかには一切興味がない。
ただ、畑を耕し、収穫したいだけなんだ!
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 11:03:41
136703文字
会話率:39%