人の数だけ、幸福は存在する。自分は満足していても他人は不満かもしれない。じゃあ、全員が共通する幸福とは何だろうか。少なくともこの世界では、「魔王陣営が消滅すること」かな。人間は皆そう思ってる。でも、俺たちは違う。俺たちにとっての幸福は、「今
の勇者がこの世からいなくなること」。まぁ、その内皆の幸福がどちらか一方に片寄るだろう。それがどちらであっても、俺は命を懸けて、"俺たち"の幸福をもたらせる。そうすれば、きっと世界が________。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:44:30
150409文字
会話率:74%
世界が滅びるその時に聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声だった。
人類は敗北した。
99個のゲートをクリアせよという不思議な声と共に平和だった世界はモンスターが現れる危険なものへと変わってしまった。
覚醒者と呼ばれるモンスターと戦う力を持った
者が必死に戦ったけれど人類は邪竜の前に滅ぼされてしまったのである。
たった一人を除いて。
愛染寅成(アイゼントモナリ)は人類最後の一人となった。
けれどトモナリもモンスターの攻撃によって下半身が消し飛んでいて、魔道具の効果でわずかな時間生きながらえているに過ぎなかった。
そんな時に新たなスキルが覚醒した。
戦いに使えないし、下半身が消し飛んだ状況をどうにかすることもできないようなスキルだった。
けれどスキルのおかげで不思議な声を聞いた。
人類が滅びたことを嘆くような声。
この世界に存在しているのはトモナリと邪竜だけ。
声の主人は邪竜だった。
邪竜は意外と悪いやつじゃなかった。
トモナリは嘆くような邪竜の声に気まぐれに邪竜に返事した。
気まぐれによって生まれた不思議な交流によってトモナリと邪竜は友達となった。
トモナリは邪竜にヒカリという名前を授けて短い会話を交わした。
けれども邪竜と友達になった直後にトモナリは魔道具の効果が切れて死んでしまう。
死んだのだ。
そう思ってトモナリが目を覚ましたらなんと信じられないことに中学校の時の自分に戻っていた。
側には見覚えのない黒い卵。
友といたい。
そんな邪竜の願いがトモナリを過去へと戻した。
次こそ人類を救えるかもしれない。
やり直す機会を与えられたトモナリは立ち上がる。
卵から生まれた元邪竜のヒカリと共に世界を救う。
「ヒカリと一緒なら」
「トモナリと一緒なら」
「「きっと世界は救える」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 10:00:00
331953文字
会話率:40%
冒険者団『浪漫の探求者』のナズナは、レアアイテムとは名ばかりの「なんの役にも立たないもの」を好んで拾い集めることから、周囲からは『ごみ拾い』と揶揄されていた。そんなある日のこと、突如次元の壁を割って現れた珍妙生物「球人」のトレイシー・サーク
スと出会い、冒険者団『浪漫の探求者』はブレーキのぶっ壊れたパッション暴走集団と化した。直感に基づき最速で、明らかに本来の対応限界を超えた苦難に対面する『浪漫の探求者』と、その見習いである常識人ザック・バーグラーの明日はどちらか、それはきっと世界の制作者のみが知るだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 19:17:22
109153文字
会話率:58%
モンスターが跳梁跋扈する剣と魔法の世界に召喚された勇者は三人。全員がチート持ち。彼らにまかせておけば、きっと世界は安泰なのだろう。膨大な魔力と現代知識を活用して無双してくれるのだろう。だが、そんなこととは関係なく、もとからこの世界で生きてき
た人間にだって、物語はある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 19:36:01
246134文字
会話率:20%
×××××年――
地球が荒廃してから数十年がたった。
ヴァンス・レインハルトは、『生きたカプセル』として数千年にわたってコールドスリープ状態から“起き”、廃墟と化した研究室で見つけた日記から自分が実質、最後の人類なのだろうと知る。
誰もいない地下都市『ノヴァ(NOVA)』、地上をはい回る巨獣、そして謎の少女「ラビ」……。
誰もいなくなったって、きっと世界は美しい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 17:59:57
2217文字
会話率:11%
ある時は勇者だったり。
ある時は聖騎士だったり。
ある時は盗賊だったり。
そして、ある時は……??
現世で不遇だった転生少女の大冒険が始まる。
何年にも渡る闘病の末、楠未凜星(くすみりんぜ)は11歳の若さで生涯を閉じた。生まれ
変わったら、また大好きな体操がしたい。世界中を旅したい。そんな願いを残して。
病室で遊んでいたオンラインゲームの世界に、冒険者リーゼとして転生した彼女は、レベル120。剣聖と称えられる達人でもレベル40といわれるなか、凄すぎて人に言えないレベルの力を手にしていた。しかも、生前作成した7人のキャラクターにチェンジできるというチート能力つきで。
「勇者だってバレたら大変!」「ここは聖騎士の私が食い止める!」「盗賊からお金を奪おうとか、バカを通り越して大バカニャんだけど?」
人知れずチェンジする7人のキャラクターたちは、職種だけでなく、種族も変化。1人の黒髪の少女が面影を残しつつ、金髪エルフ、黒猫獣人などに姿を変える。そして、気ままな大冒険! きっと世界は少しだけ良くなる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 22:58:36
302834文字
会話率:48%
【恋に破れ、仕事も失ったザンネン女子・星歌の初めてのキスの相手は意地悪な義弟で──。これって事故だよね?それとも……?】
恋に破れ、仕事も失い、住んでたアパートは事故物件。
もはや異世界転生を願うしかないザンネン女子・星歌(せいか)。
物語は「はじめてのキッスは異世界のカンペキ王子様とするって決めてるんだ」──星歌のそんな一言から始まるのである。
ちょっとズレてるハイパー女子が繰り広げる日常系ラブコメです。
それは、彼女にとって最悪な1日に起こった出来事だった。
告白したイケメン先生には鼻で笑われ、ようやくついた学校職員の仕事はあっさりクビに(←いや、自分から辞めたんだ!?)。
もはや、この世界に希望はない。
異世界に行けば…異世界にさえ行けば、イケメン王子にモテまくりつつ、お金にも困らない理想的な日々が待っているに違いない。
「なぜなら、それが乙女にとっての異世界転生のセオリーだからっ!」
24歳にもなって中二病をこじらせた彼女を見守るのは、義弟の行人(ゆきと)。
ちょっと優しくて、ちょっとイジワル。
ふたりを繋ぐ大切な星飾りの物語──星歌と行人の、幼かったあの日の出来事。
異世界へは行けないけれど、きっと世界は優しいよ。
ねぇ、星歌。はじめてのキスの相手は誰だった?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:50:00
55386文字
会話率:31%
生きている人間の魂をはぎとって、当たり前のように肉体だけ再利用できるような世界になったら。きっと世界は今よりもっとダルくなる、そんな吐き出し。
最終更新:2024-06-14 22:15:32
1071文字
会話率:30%
人間と魔族が戦争をして十年。
徐々に追い詰められていた人間の起死回生の一手として『大進攻』を行った。そして、強行軍は魔族の戦線を破壊して、かつて人間領と魔族領を隔てていた砦に到着した。
主人公は強行軍を率いる勇者…ではなく、参加しているただ
の若い兵士。
理外の力を持つわけでもない彼が苦しみ悶えながらも、それでも未来を掴み取ろうとするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 18:54:44
16706文字
会話率:36%
ぼくは夢の中では最強だ。誰にも負けない。
でも、現実世界ではそうはいかない。
ぼくは本当に強い人間になりたいんだ。
いや、きっと世界最強の人間になってやるんだ。
最終更新:2023-12-23 14:26:38
2771文字
会話率:17%
夜の新宿歌舞伎町。男にフラれた私は悪態をつきながら段ボールを踏みつける。
最終更新:2023-12-07 16:08:38
4757文字
会話率:14%
「夢人さまですね。ようこそエルソムニへ!」
自分のベッドで寝ていたはずが、全く知らない場所で目が覚めたさゆり。
綺麗なベッドにかしずく侍女。なーんだ、夢かと思ったら、異世界だって!えー?!
ここではギフトと呼ばれる特別な力を持った6つ家
系と王家が力を持っている世界。
そして夢人は時々ギフトをもった人間の元に訪れるらしい。
さゆりの場合はプランクザール家のリリー。でも、リリーの体はあくまで仮住まい。
時々、さゆりとリリーは入れ替わったりもするみたい。
さゆりがこの世界を救う「何か」を達成できれば帰ることが出来る。
そしたら、リリーにもこの体を完全に返してあげられる!
でも、「何か」ってなんだ。
自分だけが出来る「何か」を探す日々。
そうして考えついたこと。きっと、これな気がする。
夜鳴鳥の声が聞こえた。
プランクザール家の人たちと助け合いながら、夢人さゆり、きっと世界を救ってリリーとあたしも救います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 13:09:18
8758文字
会話率:28%
世界のすべてを知り理解してしまった私。
この情報の希少性はきっと世界が必要としている。
必要としている前提から出版を考えている。
しかし最初に書き出す一文字目が浮かばない。
そんなある日にチャットをしてみた、そんな風景。
最終更新:2022-08-04 17:45:18
8498文字
会話率:48%
西暦21××年
幾千もの悪夢が世界中の街を焼き尽くし、老若男女問わず尊い生命が失われた。
きっと世界が滅びるのはたった1人バカがいれば充分という話
最終更新:2022-04-25 02:23:56
3135文字
会話率:39%
幻影を操る能力者奥村北斗。
彼の野力はお世辞にも強いと言えるものではなかった。
火が吹けるわけでもなく、嵐を呼ぶこともない。
派手さに欠ける能力はみんなからバカにされがちなのだ。
しかも幻影と来たら陰湿だの陰険だのと追い打ちをかけるよう
な言われ方をしてきた。
それでも腐らず、自分に出来る事をこなしていく彼にきっと世界は微笑んでくれる。
なぜなら、彼はいつだって真面目に不真面目。
世界を平和に騙していくから…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 11:16:06
239文字
会話率:0%
厨二病。
それは黒。
それは闇。
もしどこにでもいるような厨二病達が異世界転移したら?
きっと世界は征服されるのだろう。
これは厨二な能力に覚醒したバカ達が無双しながら面白そうと言う理由だけで世界征服に乗り出すお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 19:05:22
2795文字
会話率:42%
終末戦争により世界は崩壊した。残されたのは僅かな記録ログ、日記、資料。そして僅かな人類とモンスター……。人は息絶えるのか。否、終末による混乱から、地下研究所より這い出て来た超強化生命体と、開発されたアンドロイドの姿が。彼等が、彼等がきっと世
界を……。
主人公「ああああああ! どう調整しても過酷な警備のシフトが週休1日だあああ! 皆さんごめんなさいいいい!」
アンドロイド「憐れなご主人様に知識を授けてあげましょう。法律上は月2回の休日でいいです。法律上」
主人公「待て! そんなブラックは神が許しても俺が許さん!」
皆「週一の休みとか神かな?」
この物語は、暗黒の世に慣れ切ってしまっている生き残った人類と、世界の理不尽の為に戦う超生物との、悲しいすれ違いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 11:18:13
29317文字
会話率:46%
はじまった、本当に異世界に行ってしまった。きっと世界は救われる、みんなが笑える世界になればいい。いや、これはエゴだ、人のせいにするのはやめよう。そう、少なくとも終わらないかくれんぼは、僕の世界をやっと救うのだろう。
最終更新:2021-08-01 18:21:15
5514文字
会話率:69%
無くしてからわかるというのは、よくある言葉だから、きっと世界の人々は、無くしてばかりなんだろう。特に家族を無くすのは、ほんとうに苦しい。
最終更新:2021-06-30 23:58:34
702文字
会話率:0%
心房を刺し 肺胞を焼き 器官を壊し 血流を流し
胸を掴む 息を吐いて 声が漏れて 血肉が沸いて
ワタシを確認して
きっと世界に希望を持たないだろうけど。
それらはワタシであることに嘘をついていなかったから。
ワタシは肯定することに………少し
だけ
期待をすることにしました。
心臓を指す。
故に、私は此処に居る折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 03:00:00
13850文字
会話率:24%