伯爵令嬢のベルナデット・ミュラトールは、国一番の美姫とも呼ばれる美しさを持つ。
恋愛結婚をした両親はベルナデットにも恋愛結婚を推奨してくるが、彼女にとって興味があるものは魔宝石だけだった。
けれど、両親の期待を裏切りたくもなく……ある日名案
を思いついたベルナデットはとある噂を流すことに。
――ベルナデット・ミュラトール伯爵令嬢は、一番心惹かれる魔宝石を見せてくださった方と結婚する、と言っているらしい。
そうして婚約を決めた相手は、宝石商を営んでいる男爵ジュール・サニエ。
彼はなぜか、ベルナデットの前でだけ様子がおかしくて……?
「ご安心ください。当店の魔宝石を常日頃から身につけていただくこと以外、結婚相手としてあなたに求めることはありません。いわゆる広告塔になっていただきたいのです」
「では、お飾りの婚約者ということですね。好都合ですわ。私、恋愛にまったく興味がございませんの」
好きな女性の前でだけ挙動がバグる宝石商と、恋も愛もよくわからない伯爵令嬢のお話。
*連載中の『精霊つきの宝石商』のスピンオフですが、こちらだけで読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 23:58:18
24099文字
会話率:39%
待っていたのは案の定、溺愛の激愛でした――。
最終更新:2023-10-16 12:05:42
14504文字
会話率:42%
――この手は、神の手か。はたまた、悪魔の手か。
フォルジュ王国に住まう侯爵令嬢ジゼル・エルヴェシウスは王太子バティストの婚約者。
しかし、周囲はジゼルのことを『お飾りの婚約者』という。理由は簡単であり、バティストがジゼルを気にもかけないから
。
婚約してしばらくが経ち、ジゼルは23歳を迎えたもののバティストは結婚の話を曖昧にし続ける。
実家では両親に結婚はまだかと急かされ、妃教育では王妃にいびられるような生活。
そして、ついにはジゼルはストレスと体調不良から倒れてしまった。
そんなジゼルを助けてくれたのは――王弟エヴァリスト・ラ・フォルジュ。
彼はジゼルを気にかけてくれる数少ない存在。もうろうとする意識の中、ジゼルはついつい「助けて」とエヴァリストに声をかけてしまって――……。
「いいよ。助けてあげる」
謎めいた王弟殿下(35)×虐げられ続ける王太子の婚約者(23)の、いずれ溺愛になる復讐譚。
※「あなたのための私は、もう居ない。」のIFストーリーです。もしも、ジゼルが助けを求めていたら?というテーマで綴っていきます。本編よりも甘いですし、二人とも微妙に病んでます。
※掲載先→小説家になろう、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 22:01:39
1661文字
会話率:29%
「アマンダに子が出来た。だから、もうエレノアとは夫婦関係を続けられない」
そんな言葉と共に、エレノアの一度目の結婚生活は幕を閉じた。
エレノアが二十歳の時に婚姻した夫ネイサンは婚姻当初から異国の踊り子だった愛人を囲っており、エレノアとは紛
れもない白い結婚。そんな結婚生活を特に悲観することもなかったエレノアだが、二十二歳のある日。愛人アマンダに子が出来たことをきっかけに離縁を言い渡される。
それから半年後。二十三歳になったエレノアは実家の伯爵家に戻りのびのびと生活をしていた。いずれは修道院にでも行こうかな。そう思っていたエレノアの元に、まさかの二度目の婚姻話がやってきて――!?
しかも、相手は辺境にある侯爵家の当主で、年齢は三十歳。そして、よくよく話を聞いてみるとこの婚約は世に言う『お飾りの婚約』になるらしく……。それでも、報奨金に目がくらんだエレノアは了承。辺境侯爵家の当主カーティスの元で花嫁修業(偽装)に励むことになって……。
カーティスと自由気ままに過ごす日々は、とても心地いい。しかし、この関係に恋愛感情は持ち込まない。そのはずだったのに――この気持ちは、何?
「俺は、エレノアの本当の婚約者になりたい」
西の辺境侯爵家の当主(30)×一度離縁された出戻り娘(23)の偽装婚約から始まる、年の差ラブ。
※『年の差十五の旦那様~』と同じウィリス王国が舞台のお話です。
※エブリスタ、アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 20:00:00
105326文字
会話率:33%
義理の妹に婚約者を寝取られたの長女アンジェニカ。義妹のベロニカがアンジェニカの婚約者のゲイルズとの子供を身籠ったから、婚約を解消してベロニカの婚約者である鬼畜伯爵の所に行くように言われる。
今まで家と領地を守ってきたのは、頼りない父に代わっ
て働いてきたアンジェニカなのに。自分が居なくなれば家と領地はどうなるのか。それでも義母のキャシーは、父と婚約者のゲイルズがいるのだから大丈夫だという。
もう何を言っても聞き入れてはもらえない。鬼畜伯爵はお飾りの婚約者がいればいいらしい。
「分かりました。私は鬼畜伯爵の婚約者として、伯爵の元に行きます。え?明日には伯爵が迎えに来るですって?」
アンジェニカは思ってもいなかったことに困惑する。
でも、もういいわ。お飾りでいいなら、私は好きな事だけをして生きていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 21:00:00
172844文字
会話率:52%
「俺が貴方を愛する事はない」
婚約者との顔合わせ初日。
ミレニアム公爵家の長女であるメル・ミレニアムは己の婚約者である第三王子レイ・カルサスからそう告げられる事となった。
かくして、お飾りの婚約者となったメルだが、彼女には人に言えない秘密
が一つあった。
それは、かつて〝魔女〟と呼ばれていた存在であり、政争によって国を追われた幼き頃のレイ・カルサスに手を差し伸べ、一年の時を共に過ごした人物である事だった。
公爵家の令嬢に転生を果たしたメルは、己の正体を隠してレイのお飾りの婚約者として過ごすと決めたのだが─────!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 17:14:35
18274文字
会話率:29%
婚約者が私ではない別の女性を愛しているのは知っている。お互い恋愛感情はないけど信頼関係は築けていると思っていたのは私の独りよがりだったみたい。
学園では『愛し合う恋人の仲を引き裂くお飾りの婚約者』と影で言われているのは分かってる。
いつまで
も貴方を私に縛り付けていては可哀想だわ、だから私から貴方を解放します…
貴方のその想いが実りますように…
もう私には願う事しかできないから—
※ざまぁは薄いと思います。もしかしたらざまぁではない!と思う方もいるかもしれません。
お読みいただく際はご注意くださいませ。
※こちらの作品はアルファポリスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 18:00:00
22843文字
会話率:25%
ロモコ・リン・アイゼンは生まれた時から前世の記憶があった。それは中世を舞台にした恋愛ファンタジー漫画に出てくる推しの一人、麗しの赤い貴公子セイ・ラン・カルブンクルスと、もう一人の推しである青い騎士ダイ・トウ・サッピールスを、腐った目で見てい
たという腐女子の記憶。その漫画の世界に転生したロモコは、ある日お茶会でその二人が口論している所を目撃する。え?痴話喧嘩?え?本当に付き合っていた?え?そんなのって、今世聖女の私が祝福するに決まってます!貴方達の幸せの為ならば私、何でもやりましょう!
※同性愛に対して厳しい表現があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 12:20:32
11121文字
会話率:54%
いきなり超優良物件の婚約者になったと思ったら,初めての顔合わせで「お飾りの婚約者」であると告げられてしまった。さてさてどうしましょう。
庶民的なお嬢様とハイスペック御曹司のお話。
見切り発進です。初投稿なのでお手柔らかにお願いします!
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 16:50:10
24681文字
会話率:20%