侯爵令嬢ベルティーユが目を覚ますと、半年の月日が流れていた。その間の記憶が頭に浮かんできてわかったのは、異世界人ミノリがベルティーユに憑依し、ベルティーユを憎悪する家族や鬱陶しがる婚約者とたった数ヶ月で打ち解けたということだ。
そしてミ
ノリは、憑依が終わったことで本来の自分の体でこの世界に現れて……。
なぜ憑依されたのかはどうでもいい。中身が他人になるとあっさりベルティーユを受け入れた家族や婚約者を恨みながら、ベルティーユは病で命を落とした――はずだった。
気づけばなぜか、三年ほど前に時間が戻っていたのだ。
そのうち死ぬ運命。それなら愛などない家族も婚約者も捨てて、残りの時間を自由にのんびり過ごそう。そう決意したベルティーユは、ユベール公爵家の若き当主に契約結婚を持ちかけたのだけれど……。
「愛していますよ、ベルティーユ」
公爵がいつの間にか、ベルティーユを本気で溺愛し始めたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 09:00:00
210896文字
会話率:46%
17歳のアレンは友達と共に異世界に落ちてきてしまった。
その異世界で少女と出会い、共に自分の友達を探す旅に出る。
最終更新:2024-09-11 21:54:22
4093文字
会話率:38%
遥か太古の話である。北アルゼリア大陸を中心に世界のほぼ全てを掌握した大国、神聖サルヴェニア王国の繁栄期には一人の王妃が君臨していた。
類稀なる美貌を誇り、優れた権謀術数を用いて数々の政敵を排除し、遂には事実上王権すらも国王から簒奪したその王
妃。当時の国防軍元帥の血筋であるというその女は、最底辺の側妃という身分から並々ならぬ信念を貫いて王妃に成り上がったという。その女を、後世の人々はこう呼んだ。
復讐の妃。『讐妃』ロウェナ・ラ=サルヴェニア、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 12:00:00
5960文字
会話率:17%
ブラック会社から解放された一太郎はテンションがぶち上がって水溜まりに飛び込んだ結果、見知らない部屋ででかいタマゴを抱えていた。パニックになっていると、抱えていたタマゴがパキパキと音を立ててヒビが入り…/一太郎の口がとんでもなく悪いです。(で
も愛はある)
思いついたものを衝動的に書いたものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 20:17:37
3574文字
会話率:67%
とある王国の辺境伯爵令嬢のアリシアは、8歳のときに上空を飛ぶ飛行機を見て前世を思い出した。
自分が生きていた証を何も残せなかった前世を悔やみ、今世では何か残そうと決意する。
けれど、ここ辺境伯爵領は軍事的にも経済的にも既にチート済みだった。
残せるものがなさそうなことに悩むアリシアと、それを見守る大人たち。
果たしてアリシアの悩みは解決するのか。アリシアの向かう先は。
悪役令嬢イリーナ「実はここ、前世で事前登録したリリース前のゲームの舞台みたいなんですけど…」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 06:00:00
248198文字
会話率:33%
義理の妹に婚約者を寝取られたの長女アンジェニカ。義妹のベロニカがアンジェニカの婚約者のゲイルズとの子供を身籠ったから、婚約を解消してベロニカの婚約者である鬼畜伯爵の所に行くように言われる。
今まで家と領地を守ってきたのは、頼りない父に代わっ
て働いてきたアンジェニカなのに。自分が居なくなれば家と領地はどうなるのか。それでも義母のキャシーは、父と婚約者のゲイルズがいるのだから大丈夫だという。
もう何を言っても聞き入れてはもらえない。鬼畜伯爵はお飾りの婚約者がいればいいらしい。
「分かりました。私は鬼畜伯爵の婚約者として、伯爵の元に行きます。え?明日には伯爵が迎えに来るですって?」
アンジェニカは思ってもいなかったことに困惑する。
でも、もういいわ。お飾りでいいなら、私は好きな事だけをして生きていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 21:00:00
172844文字
会話率:52%
異世界と言うほど何もかもが変わったわけじゃない。ただ日常にちょっと魔法があるだけのお話。そしてその"ちょっと"に奮闘する女の子のお話です。
最終更新:2022-02-14 13:54:49
5924文字
会話率:45%
「黒き魔術師」と呼ばれる英雄が伝説を残してから、幾星霜。
そんな英雄譚はもはや物語りとなって、真実なのか作り話なのか、判断のつかないものになった。
そんな時代でも魔物というヤツらは生きていて、戦う力は今でも求められる状態が続いている。
それ
でも、英雄と呼ばれるような強力な力は必要なくなって、ちょっと魔法をかじっていれば、よその街までお使いに行くくらいなんてことはない。
でもそれは、リンという少女にとっては初めてのお使いで……。
そんな、ちょっとした冒険へ出かけようとする女の子と、仕方ないと言いながらついて行くお使い経験者の男の子が出かけていくまでの物語り冒頭シーンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 08:00:00
15925文字
会話率:28%
ここは”タルトティラ”。大部分の国民が穏やかに日々の暮らしを営んでいる。
そしてシード魔術高等学園は国が設立した魔術学校である――そう、この世界には魔力が存在していた。
魔術とは魔力を制御し、操る術のこと。魔術適性を持つ者のうち、学びたいと
思う者には誰にでも拓けているのが魔術学校である。
転生してそのタルトティラの田舎町に生まれ、そして育った青年・ジェイは、この春から魔術学校へ入学する新一年生。
が、実は魔力適性は最低ランクだ。転生特典がないってどゆこと?
まあせっかく魔法の世界に生まれたからにはちょっと魔法使ってみたいなーなんて軽いノリで入学したは良いものの、予想外の様々なトラブルに巻き込まれ――?
※本作はカクヨム様、ノベルアップ+様にも投稿させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 20:08:45
43832文字
会話率:60%
昔、遠い昔のことだ。
時は人魔大戦初期、この世界に一人の少年が異世界から召喚された。
彼は非常にめんどくさがり屋で、常に高効率な戦略を練り、仲間たちと共に魔王を滅ぼした。
結果、魔王が産み出した魔物は絶滅し、世界は一時の平和を手に入
れた。
しかし、その平和も長くは続かない。
──“魔王こそが我々人類の救世主である。”
中世の宮廷魔導師、デュデテ・ヘーテカレテの言葉だ。
これは、魔王が死して平和が訪れても尚、我欲のために他国への侵略の手を止めない人類の国々の愚行を嘆いて呟いた言葉として、今も世界史の授業に登場する有名な言葉である。
勇者タローがもたらした、効率的な魔導工学技術や高度な錬金術の知識は、魔王が崩御した後、それらは人と人との争いのために使われる事となり、第一次世界大戦及び第二次世界大戦が勃発する原因となったのだ。
……尤も、そんな物騒な戦争からは身を引いていた極東のこの国の一般市民にとっては、そんなものはどこか遠い国の話と同じものなのだが。
(ま、平和ボケしてんのは、飽くまで一般市民だけなんやけどな)
これは、よくある異世界転生モノの世界で魔王が倒された後、現代とほぼ変わらない文明レベルにまで成長した「近代異世界」を舞台に描かれる、魔王崇拝者と対ドール対策課の戦いの物語。
魔法あり剣ありの、ちょっと魔法少女テイストが混じってるような感じで仕上がってます。
飽くまで異世界ラノベテイストで頑張ってみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 23:00:00
10204文字
会話率:25%
金髪金目の美しい皇子カグラは、留学先で友人カイル王子が婚約破棄する現場を見てしまう。どうやら、異国の少女を彼の婚約者が虐めていたそうなのだが、一体どこに異国の少女が……え、男装している。へぇー誰が?俺?俺って男装女子だったのかーへぇー………
…初耳なんですけど??
これは、だいたい全ての諸悪の根源を義姉に持つ、かわいそかわいい皇子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 16:32:19
4529文字
会話率:50%
男は冒険者であった。
地元でのみ少しだけ名が知られている程度の実力であった。
それでも……
そんな男を始めとする様々な人々の物語。
最終更新:2019-06-28 11:03:31
22468文字
会話率:21%
「ちょっと魔法少女になってよ」
「え?僕…男だよ?」
「…知ってる…、なんかごめんね」
幼いころから、魔法少女の戦いが見える中学生、森沢恭介は、ある日現れた妖精、クリュマベルテ(通称クマ吉)と契約し魔法少女になる。実は母親が(いろんな
意味で)伝説の魔法少女だったり、クラスの女子の半分くらい魔法少女だったり、いかにもな仮面を被った変身後の姿に、母親譲りの強力過ぎる傍迷惑な力のせいで敵に間違われたり、好きな子が変身後の姿(成長して銀髪)を好きになったりもう大変。…どうすりゃいいんだよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-20 00:00:00
8072文字
会話率:62%
レベッカ・ミシェルは王国の貴族院に名を連ねる貴族家、ミシェル家の長女である。しかし彼女の暮らしは貴族の華やかな暮らしとは程遠く、毎日アルバイトアルバイトアルバイトの多忙な日々を送っていた。
そんなレベッカの夢は持って生まれた魔法の才能を
買われて宮廷魔術師として王城に有り、将来に至るまでその能力を渇望されること。
だが彼女の魔力適性はCだった。
つまり、「一般人よりちょっと魔法が使える程度」。そんな彼女の力では、およそ宮廷魔術師にはなれないし、魔法兵団に入団するのだってちょっと厳しい。
レベッカは怒り狂った。嘆き悲しんだ。力の限り煩悶した。
しかし判定が覆ることはなく、大いに悲しみ、怒りに任せて魔法を使っていたところで、それをたしなめた知らない男からの痛烈な一言。
「君は魔術師には向いていない」
「どーいうことよ、それっ!」
怒り沸騰、ガチンコ勝負も冗談じゃない。なんなら最高裁まで持っていく。
名誉毀損、侮辱罪と思いつく限りの罪状を浮かべながら家に帰ると、その男が新進気鋭の宮廷魔術師ネロ・ユングフラウと知ることになる。
「だ、打倒ネロ・ユングフラウッ!」
レベッカはこれ以上ないくらい怒り狂った。
ネロ・ユングフラウに敵意を燃やしつつ、ひょんなことから王女と出会ったり、将来に悩んだりしたりする。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-04-07 20:22:03
67494文字
会話率:51%
廉太郎はある日事故に遭い、異世界へと転生した。そこにいたのはジルという女性。彼女はその世界を支える謳い手だった。
以前「ツイッターの覆面企画7」に投稿していたものを、モリモリと肉付けしました。
最終更新:2016-12-27 15:04:32
15776文字
会話率:52%
他サイト重複 1話完結シリーズもの・・かも
後日 本文か 改めてリンク調整しますね・・^^;
第三話(一話完結)
魔法の弟子で ちょっと魔法も使える2本足でたつ犬
冬のお祭りのお茶会?の帰り 酔っ払った姫をつれて 雪道を
歩いてゆきますが
・・そ・こ・で・出会ったのは 人食い巨人の作者だったり?
長編の白銀のケンタウロス https://ncode.syosetu.com/n9670cv/
第一話 同じくサイト内 https://ncode.syosetu.com/n8058ep/
※第一話初稿作成2010年頃(・・出現前) 設定は同じくです ええとオリジナルです^^;折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-25 19:56:25
2239文字
会話率:50%
【初代地球王】の続編。
あの地球滅亡危機の克服から六年。ひかりちゃんは十四歳になった。
おかあさんが十四歳だったときと同じく、もはやDカップである。みんな銀河技術のおかげだと思っているが、マジ自前である。
光輝(こうき)おとうさんが、その超
絶的功績を讃えられ、国連から「キング・オブ・ジ・アース・ザ・ファースト(初代地球王)」などという称号を貰ったりしたもんだから、娘のひかりちゃんもプリンセスと呼ばれるようになってしまった。
ついでに光輝おとうさんが大危機を克服した副産物として、三尊家は超弩級大資産家にもなってしまっている。
ひかりちゃんの住む邸は、おとうさんが作った地球王領の人工惑星内にある。敷地面積は実に三百万平方キロを超え、日本の陸地面積の八倍もあるのだ。
ひかりちゃんはそこで家族と平穏に暮らしていたが、大勢のAIさんやドローンたちにかしずかれ、銀河技術を駆使したちょっと魔法の世界みたいな暮らしである。
まあ、「あまりにも進んだ科学は魔法と見分けがつかない」ってアーサーくんも言ってたし……
だが、さすがはひかりちゃんも英雄光輝の娘である。
おとうさんの資産と銀河技術を使ってふつーに過ごしていたら、なんだかそれが大冒険になってしまう上に、みんなに壮絶に讃えられてしまうのである。
この物語は、ひかりちゃんが銀河宇宙の二つ惑星から英雄勲章を贈られ、また全銀河のAI三百兆から聖人と呼ばれるようになってしまった上に、銀河連盟から銀河功労勲章まで頂くことになってしまった大冒険の記録である。
だが、ひかりちゃんの本当の冒険とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-12 21:00:00
100192文字
会話率:26%