「あれまぁ。無残に殺されちゃって」。
骸の山から≪自分の頭部≫を発見すると、倉科ミコトは平坦な声を上げた―――。『とりあえず、アイスクリームが来てないから』というわけのわからない理由から死神と契約し、≪善人専門の死神見習い≫になることを決め
たものの、生まれつき傲岸不遜で悪辣非道なお嬢様は、むろん死後もそうだった。
上司兼師匠兼、相棒の死神を顎でこき使い、今日も今日とて善人野郎の魂をバッサバッサと刈り取りまくる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 10:00:00
16096文字
会話率:40%
2007年9月、私立探偵・榊原恵一は奈良の大和大学歴史学教授・黒羽要五郎に呼び出され、勝手についてきた自称弟子の深町瑞穂共々奈良の地に足を踏み入れる。一ヶ月前、明日香村近くの原田山から『原田山13号遺跡』という四世紀前後の遺跡が見つかり、
その石棺から遺跡の主である女性と思しき遺骨が見つかっていた。が、遺骨を検分した法医学者の話では、この遺骨には殺害の痕跡が認められるという。榊原に依頼されたのは、この一五〇〇年以上前に起こったとされる古代の殺人事件の状況解析だった……。今まで受けた事もない種類の依頼に、榊原は戸惑いながらも調査を進めていく。だが調査を進めるうちに、榊原はこの遺跡に隠されたある秘密にたどり着く事になる……。榊原恵一、まさかの歴史ミステリーに挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-02 00:07:38
60515文字
会話率:67%
ある日、地味で目立たないクラスメイト・倉山裕人が担任とキスしているのを目撃してしまった舞。担任は男であることから裕人はゲイであると知ってしまう。しかしその数日後倉山から告白された舞は断るが…。/更新は不定期で遅くなるときもあれば二、三話まと
めて投稿のこともあります。ひまな方は見てやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-07 10:53:01
6609文字
会話率:56%
あの山には近づかない方がいい。タゲリのおじいさんはずっとそう言い続けている。その言いつけはいつの間にか、アトリたち郵便配達人の間だけでなく、町全体に広がっていった。それなのに、妹のカンナがあの山にある氷の城を見たいと言ってきた。氷の女がい
る氷の城を見たいと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-13 20:50:01
7737文字
会話率:55%
大正時代。
京都でちょっと有名な画家の竹内先生は、東京での展覧会に絵を出すことになった。東京ですでに名が知られたいる横山先生とは一時期、一緒に働いたこともあり、対抗心も沸いてきた。
が、なかなかうまくいかない。
そんな時、竹内は一匹の猫を拾
う。
その猫はいたずら好きでよく騒ぎを起こし、奥さんや弟子、竹内自身も近隣住民によく謝っていた。
が、リンと名づけたこの猫をモデルに絵を描くと、驚くほど筆が順調に進む。そして、作品は完成。
竹内が東京に行っている間、リンはいなくなっていた。
探した。が、見つからない。
描いた絵は、賞を取った。横山からも賞賛を受けた。
竹内はリンが自分に傑作を描かせるために現れたのかと考えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-30 16:42:13
17061文字
会話率:37%
『森の国』と呼ばれるフォレス王国。森や山に囲まれたこの国の特産物は、森や山から豊富に採れる多種多様のキノコたち。これは、王国で起きたキノコに関わる珍事件。このままでは、国存亡の危機!!国民たちの生暖かな眼差しを受けて、事件を解決しようと走り
回る第二王子キースの活躍を御期待下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-01 16:20:43
17299文字
会話率:32%
一九四四年六月、一隻の重巡洋艦が呉海軍工廠にて竣工した。京都府の鞍馬山から『鞍馬』と名付けられたそれは、日本が完成させた最後の重巡洋艦として、水上艦艇の時代が急速に終わりつつある海へと漕ぎ出すのだった。
最終更新:2014-08-02 00:00:00
25935文字
会話率:18%
都内に住む水朱要(みあけ かなめ)は、容姿が同学年の女子と見間違われるほどに小柄で愛らしいことを除けば、ごく普通の中学三年生になる男子である。と、自分だけは思っていたのだが、そんな思い込みは突然に打ち砕かれた。
父から急に本家の一大事を知ら
された要は、見知らぬ親戚を訪ね、八握市 八頼町(やつかみし やらいちょう)なる田舎へと単身、旅立つことになる。
そしてそこには、今まで知らなかった自身の出生の秘密、土地に由来する因習、さらに始めて見る両親以外の血縁者たちが待っていた。
山から町を俯瞰するように存在する八頼神社を舞台に、古から続く、おぞましく数奇な戦いの歴史が再び動き出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-22 12:16:40
208995文字
会話率:30%
この世界では、血が全てを決める。
親から子へ、子から孫へ。その力は代々受け継がれ、交配と突然変異を繰り返しながら更に多種多様な力を生み出していく。強き者が生まれ、弱き者が死す。まるで山から湧き出た雨水が、小川となりせせらぎとなり、やがては一
つの大きな大河になるように、全ての力は混ざり、混沌の流れを生み出していく。
それが、この世界の真ん中。
王都ハルキス。
ハルキスにこそ集中するすべての力。ハルキスを支え、動かし、発展させた力こそ、魔法であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-08 04:10:17
4224文字
会話率:30%
この物語は、異世界に行ってみたいと願う 火神 翔(かがみ しょう)という一人の男の物語。
ある日、翔は授業をうけていると山から光が見えて、光の場所へ向かってみると、そこには穴があり、除こうとしたその時足滑って穴へ落ちてしまって異世界に行って
しまい、そこで色々な冒険をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-06 04:50:07
1254文字
会話率:31%
地方から上京した宇治葛羽は今ではちょっとした有名人。定期市で披露していた芸がたちどころに都人の間で噂となったのだ。しかも都人の目を楽しませるだけではなく、都の闇に潜む妖(あやかし)達までもを手懐けている始末。害をなせるほどの強い妖怪ではない
ので葛羽も彼らと仲良く暮らしていた。
そんなある日、いつもの定期市の帰りに、葛羽は山から都に降りてきた大妖と遭遇。命からがら逃げ出した葛羽の助けに応じたのは、稀代の陰陽師・賀茂実胤であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-28 13:00:00
8209文字
会話率:31%
笹山からの突然の告白。「俺、カエルなんだけど」
元に戻るには間宮のキスが欲しいらしいが間宮にその気はない。魔法使いに人間にされたらしい笹山と追いかけられる間宮のはなし。番外編あり。
最終更新:2014-05-02 20:17:49
14702文字
会話率:52%
高校2年の夏休み、笹山紗雪はアルバイト先の裏山から異世界へ迷い込んだ。
そこでヒーロー戦隊のヒーローになったはいいものの、全部の役を一人でこなすことになる。
☆本編完結しております。
☆以降番外編がまとまり次第完結済にて投稿します。
☆主人公が中心ではない話はシリーズ別話として投稿します。
☆2016/01/08 字面整形作業終了(ストーリに変更はありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-13 10:17:03
155232文字
会話率:38%
火の神様が山から降りてきた。
「火は、私たちの生活を便利にする。しかし、時として、私たち自身をも焼く」という警句を火の神様は言った。そして、火の神様は友情の炎、勇気の炎を分け与え、再び山に帰っていった。その比喩に満ちた炎を、初めて火を
見たネアンデルタール人のような猫背で(持って松明が重くて前屈みになっていたのかも)、慎み深く頭を垂れて受け取った1組と2組の代表の男女が、キャンプファイヤーにその炎を移した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-19 01:10:33
4543文字
会話率:0%
自首して来た若者・藤田克也の新しい供述だけでは、ホンボシであると思われる久山俊彦を拘束したり、連行することはできない。鹿児島に逃げ帰っている久山から、任意に自白を引き出し、確固とした物証を見つけて、証拠固めをしなければならない。久美、牧山
、竹添は鹿児島に向かうが、この難題を解決できるのか?
久山を逮捕・連行するが、捜査陣の前に、また、障壁が・・・・・・。事件はさらに意外な展開を見せ始める・・・・・・。
肩の凝らないエンターテインメント小説。いわゆる「経済小説」的要素はないので、誤解のないよう、おことわりしておく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-28 18:23:49
23569文字
会話率:24%
山から見える景色を、五人の視点で追う。
最終更新:2013-07-08 16:54:04
1922文字
会話率:7%
俺はごみまん(仮)
ごみの山から生まれ、いつかごみへとかえる存在
「この、鼻くそとかほじるときにつかったティッシュをくらえ!」
「この、茶色くて臭いやつがついてる紙をくらえ!」
「この、切った鼻毛を回収するときに使ったティッシュをくらえ!
」
「みろ、俺がごみのようだ」
宿敵はくずまん
くずの心から生まれ、いつかくずへとかえる存在
「俺はくずとして生まれ、くぞとして生きる、くずにはくずなりの意地があるのだ」
「なんかもうあきた」
「えー、めんどい」
「ゲヘヘ、おっぱい見せろー」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-05 03:28:56
1379文字
会話率:0%
寒村で生まれ育った僕は、大学進学で地元を出て常識を覆される思いをした。なんと都会では家の扉に鍵をかけるし、夜な夜な怪しげな奇声が山から木霊することもないし、時代の冷蔵庫たるコンビニエンスストアや舶来の素敵な料理屋マクドナルドまで徒歩圏内にそ
ろっている。僕は嘆息した。今まで見て来た山や木や川はなんだったのであろうか。しかしあこがれの都会生活も、徐徐にその危険性を発揮し始めたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-01 20:34:33
101240文字
会話率:49%
ヒツジさんの所で白菜ができました。それを聞いて、ウサギ山から黒ウサギと白ウサギの二匹が、かり入れを手伝いに行きました。ヒツジさんを手伝ったお礼として、白ウサギは車一台分の白菜をもらいました。一方の黒ウサギは白菜の種を一袋もらっただけでした
。それが、二匹のウサギの運命の別れ道でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-10 04:00:00
14450文字
会話率:19%
女子高生のアミは、登山がしゅみの山ガール。
ある週末、地元の山から帰り道、バス停までの道をまよってしまう。
通りかかったお婆さんに、「あの」、と声をかけたアミだったが、どうしたことか、無視されてしまう。
どころか、お婆さんはアミを恐がるよう
に逃げ出して――。
「一体、なにがおこったの?」
アミがであう、不思議で、ちょっとだけ恐い、日常のなかのできごと。
それを解決するのは、容姿端麗、頭脳明晰の名探偵ではなく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-05 20:57:10
27396文字
会話率:43%