翔太くんは学校に行くのが嫌でした。
なぜなら、いじめられていたからです。
誰にも相談できず、友達もいませんでした。
ある年の春も終わろうかという頃のことです。
その幼い心はついに限界を迎え、とうとう学校の屋上から飛び降りてしまいます。
気がつくと、そこは見たことも、来たこともない、真っ白い世界でした。
そこには透き通った川が流れ、それを挟むような形で色とりどりの花が咲き乱れています。
川には一本の白い橋がかかっており、その上に誰か立っています。
人間にしてはあまりに小さく、黒い毛に覆われていました。それは、よく見ると一匹の黒猫でした。
黒猫は翔太くんに気づくとニコッと嬉しそうに笑みを浮かべた後、物凄い勢いで駆け寄ってきました。
「クロ」と名乗るその黒猫は、自分は人間の手によって捨てられた後、保健所に送られ、ここに来たと告げます。
こうして、いじめられて自殺した男の子・翔太くんと、捨てられて保健所で人間に殺処分された黒猫・クロは出会い、二人は天国までの道のりを共にすることになったのです。
そこで生まれる二人の絆とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-18 20:44:37
10934文字
会話率:53%
学校の屋上というごくごく平凡なスポットで自殺しようとしていた私は、くそったれな人生にさよならすべく金網を乗り越え飛び降りようと足をかけた。
これでようやく死ねる。
そう思っていた矢先呼び止められた先にいたのは、半年前に転入してきた話題のイケ
メン「柏木ルイ」真白い髪に碧眼というだけで目立つというのに、度々常識はずれの行動をして校内でその名を知らないものはいないイケメンだが変人と言われている男。
そんな男に、スクールカースト底辺で会話したことさえないのに突然告白をされた私は、柏木ルイの真意を暴き、謎に包まれたその正体を白日の下にさらすことを決意した。
――知らなくても良い秘密もあるのだと、思い知らされるともしれずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-03 22:05:33
5822文字
会話率:23%
余命宣告を受けてから2ヶ月。遂に当日を迎えた葉月ゆうは学校の屋上で、人生最後の午前中を過ごそうとしていた。
そんなとき、ペットを逃がし回収のため協力者を探していた宇宙人、夏刈ともえに出会う。
最終更新:2018-11-15 21:42:31
9597文字
会話率:38%
学校の屋上を根城にする奇特な少年、修治。
ある日彼は、思いつめた表情で屋上に現れた少女に声を掛けた。
たったそれだけのきっかけで始まった付き合いに、少女は依存し、少年は不器用に応える。
自覚してか無自覚にか、裏に目論見を抱えたまま――。
自殺願望を持つ少女とスレた少年が紡ぐ、切なくて少し背筋が冷える歪んだ青春ラブストーリー。
※この作品は、コミックマーケット86にて配布した大学文芸部誌短編集にて掲載していただいた作品です。(著者名は別名義:青海蒼汰)
※「Script少女のべるちゃん」にて、同一シナリオのノベルゲームを公開しています。(作者名は別名義:あおみー)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-15 16:00:00
10679文字
会話率:48%
ある日とある事情でちょっと高い場所(三階建、学校の屋上)から落ちてみた私。知らぬ間にいた異空間で神様からあなたは誰?と聞かれ
中二病 と答えてみた結果。
魔王で魔法少女で堕天使になってしまった。
そんなかんじになっちゃったんで。
正義のヒーローになろうと思った。
異世界ライフ、、、と思ってたら実は元の世界に戻れるし異世界の異能力はそのまま付いてくるし。
なんかわけわからんことになったぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-09 21:59:00
967文字
会話率:0%
僕らの住む村には、角島にあるかの有名な館を模倣して建てられた『八角館』なる建物が存在する――
とある小さな村において、一人の女子生徒――芳川千世――が夜、学校の屋上から転落して事故死するという事件が起きる。女生徒の幼馴染である一之瀬司は、そ
のことを不可解に感じ思い悩むも、何もできずに鬱々とした日々を送っていた。そんなある日。一之瀬を含めた六人の学生が黒い覆面をかぶった何者かに襲われ、八角館と呼ばれる奇怪な館に拉致されてしまう。そこにはゴーストを名乗る誘拐犯から一通の脅迫状が置かれており……。
壁を通り抜け殺しに現れる殺人者の手から、学生たちは無事に逃れることができるのか。緊迫の本格風ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-25 19:00:00
73900文字
会話率:42%
放課後、少女に呼ばれた少年は学校の屋上へと向かう。
夕日に照らされる中、少年は過去を思い出し、少女は何を伝えるのか。
小さな一つの物語が今始まる。
最終更新:2018-10-15 12:00:00
3269文字
会話率:0%
文化祭最終日の夜、学校の屋上で告白すると、その恋は成就する。
東山千秋が通う高校には、このような伝説がある。文化祭最終日の夜に屋上へ行けるのは、文化祭の出し物で最も多くの支持をえたクラスだけであるため、どのクラスもこの伝説を信じ文化祭
の準備に励んでいた。
なかば強引に演劇の脚本担当にさせられた東山は、友人で総監督の西野春太郎と共に脚本会議を行うが良いアイディアは浮かばず、会議はどんどんおかしな方向へと進んでいく。
※全十七話を予定しています。午後五時に最新話更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-12 17:00:00
21794文字
会話率:57%
とある日、学校の屋上で晴《はる》は一人の女の子に出会う。
その彼女は、雨傘奏《あまがさかなで》。晴の持つ不思議なオカルト現象を聞きつけて、晴を探し当てた。
雨傘奏は、晴にお願いをする。雨を降らせてほしいと。
彼の持つ不思議な力は、雨
を降らせる事。正の感情が高ぶると雨が降る。それが、晴の持つ信じがたい不思議な力。
雨が好きという言葉だけで、晴の感情は高ぶり、雨に変わって行く。
それが晴と、不思議な感性を持つ雨傘奏の出会い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 07:00:00
24747文字
会話率:56%
過度のいじめによって、遂に自殺を決意した少年西城 奏多。様々な葛藤の末、彼は学校の屋上から身を投げてまう。
次に目を覚ましたのは、他国からの攻撃で疲弊しきった異世界の国だった。
そこで出会った女性騎士フーシェ・ダリエスは西城 奏多の心に大
きな影響を与えていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 01:12:01
9251文字
会話率:31%
超能力・千里眼を持った高校二年生一宮夏彦は何者かによって学校の屋上に呼び出されると、そこに待ち受けていたのは未来からやってきた自分の娘だという少女、一宮夏穂だった。
なんと彼女は夏彦の嫁に迎えてもらうため、夏彦と恋愛フラグの立つ女性たちを始
末しに来たという。
夏彦は未来の娘夏穂やエロゲーマイスターのオタクな妹、ストーカーな幼馴染、毒舌な後輩etc.に振り回されながら、面白おかしくも甘酸っぱい(?)学園生活を送ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-05 00:01:33
337760文字
会話率:44%
学校の屋上から飛び降りたはずの僕の前にいたのは、人の言葉を話す猫だった。
最終更新:2018-08-24 13:00:42
1078文字
会話率:23%
ある事件の被害者となった真帆は、その事件自分は傷ついていないと思っていた。しかし周囲は自分を「被害者」として扱う。そのことに嫌気が差した真帆は自らの命を絶って、自分の想いを伝えようとするが、死ぬために立った学校の屋上で、学校一の変人・金城る
ると出会う。真帆は自分の目的のためにるるを利用することを思いつく。そこから始まる二人の交流。そして、るるの秘密――。
二人の少女の、痛くて切ない、閉じた世界の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-14 22:39:50
38139文字
会話率:56%
それは少年が伝えたかった最期の言葉
面倒事が嫌いな男子高校生――安城真昼は、友人である日野アカリの善意性にいつも振り回されていた。
真昼はアカリの友達である空井野卯月と知り合う。ひょんな事から発覚した彼女にまつわる謎を解くことに。
それは一年前に名も知らぬ男子生徒から渡された『ぼくは。素の嘘つきが嫌い』とだけ書かれた手紙だった。
やがて真昼は、手紙の主が去年の夏にいじめが原因で中学校の屋上から飛び降り自殺をした生徒だと突き止める。
それを皮切りに、現状は次第に不穏さを増していき――――
「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 21:10:24
89148文字
会話率:36%
肉体のない姿で目覚めたのは学校の屋上だった。降りしきる雨の中で、汚れを知らぬ猫が言う。
「君に救ってもらいたいんだ。ここで自殺をしてしまう女の子を」
罪を犯して亡くなった主人公は、かくして少女の友となる。
全9話、毎日更新です。全話予約投
稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 19:00:00
46388文字
会話率:47%
中三の春を迎えた僕。新学年になった初日に『学校の屋上から全校生徒に向かって叫ぶ会』なるふざけた伝統行事があった。そこで突然、学園のアイドルから告白を受けてしまう。片想いの子が他にいる僕はどうしたらいいの?
<登場人物>
・体も心も小物で
いい人キャラな僕こと飯坂洋太。
・都会育ちの転校生天然アイドル、高宮恵華さん。
・恥ずかしがり屋の長身メガネっ子、工藤美菜さん。
・ミニマムだけとハイスペック美少女、山名愛唯さん。
・イケメンだけとキザでデリカシーのない星崎匠真くん。
・見た目怖いがオタクなビックボーイ、矢島元くん。
瀬戸内海に面した小さな田舎街、海と山にはさまれた東山中学校を舞台に繰り広げられる、ほのぼの青春ラブコメ。僕の片思いはどうなってしまうのか。
スマホ向けに1話3~5分で読めるように短めしてます。暇つぶしに気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
●ご感想を楽しみにしています。
●ブックマーク、評価をいただけると勢いづくかもです。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 00:16:43
17519文字
会話率:54%
日本の男子高校生をしていた『蒼』が辛い環境に嫌気がさして、学校の屋上から同じような境遇の『メイ』と飛び降り自殺をする。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった。
一緒に飛び降りたはずのメイをさがし、異世界をさ迷う蒼だったが、ある日赤い髪の少
女、ミイアと出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 11:54:12
2419文字
会話率:39%
小さい頃から心臓の病気を患っている主人公
ずっとずっと、いつ自分が天国へ行く覚悟が出来ていた。
しかし、いつも行く学校の屋上。
そこで彼女は運命の出会いをする。
しかし、それは……悲しすぎる出会いだった。
最終更新:2018-07-02 15:40:25
2138文字
会話率:45%
この世には、学校に通うことが楽しくて仕方がない人間と憂鬱で仕方がない人間がおられます。
悲しいかな、主人公の少年は後者でありました。日々、学校の屋上に上がってはイチゴパンツの女の子がいないか探したり、風呂に入るたびに、「浴槽が爆発して尻
尾の生えた美少女が現れますように」と神に祈る生活を送っていたのです。
そんな愚かな夢を見ていた折、少年は高校三年生になりました。
重苦しい現実に辟易する少年は、突如、何の前触れもなく、美しい少女と出会います。
少女は言いました。
「私の世界を助けてください」と。
※エトランゼとは、フランス語で「異国の人」という意味である。試験には出ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-02 12:00:00
21185文字
会話率:43%
夏休み、高校生である緒方海里は学校の屋上から空を見上げていた。
自分には手にいれることのできない綺麗な青に手をのばすと、いつの間にか彼は見知らぬ暗闇の中にいた。その手に黒い光を宿して。
最終更新:2018-06-22 11:23:47
33644文字
会話率:49%