秋光さくらはある日、交通事故で記憶と右腕を失った。
自分がどんな事故に遭ったのかもわからない。どんな人間だったのか、それもわからない。
親友の青空やその兄驟との日々を過ごしながら、少しずつ自分を、小説家だった過去の自分を知っていく。
記憶の戻らない日々。ぼんやりとした追憶の中で、事故に遭う前のさくらに雨と呼ばれる恋人がいたこと、そして小説を書き続ける彼女が、どこまでも尊く美しい人間だったことを知る。
いつしか記憶の中のその姿、友人の話から拾い集めたその姿に、恋い焦がれていく。
彼女の書いた小説や文章を通して、少しずつ過去のことを思い出していく。そしてどうしようもなく、自分がその尊い存在になれない事実を悟った…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 17:33:02
117710文字
会話率:15%
この物語はどうしようもなく私の死から始まった。
この物語は皮肉なことにも君の死から始まった。
君がいる明日が来るまで何度でも。
最終更新:2021-10-24 14:11:44
37483文字
会話率:20%
魔法使いと一人の少女の物語。
時間に抗い続ける男は、一瞬を生きる少女という人間に惹かれてしまいます。どうしようもなく、好きでした。
何度も恋に落ちる二人は、何度も悲しみを繰り返します。
繰り返される幸せか、幾度も訪れる悲しみか。
貴
方はどちらを望むでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 10:41:57
5473文字
会話率:28%
「──いつか俺たちで宝を見つけよう」
幼き頃の友と誓って十数年。駆け上がるような実力の飛躍についていけなくなり、逃げるようにパーティーから離れたジルバ。
傷心の心のまま故郷を目指す帰路の中、獣に襲われるクレイシアという少女を助ける。
ク
レイシアの頼みを引き受け、彼女の住む村に向かうジルバは、彼女の育ての親であるディンゼルに頼み事をされる。
すっかり折れていた彼にはどうしようもなく重い依頼。けれどそれは、彼と少女の長い長い冒険の始まりだった──。
投稿時間は原則として18時〜18:30の間です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 19:22:03
39508文字
会話率:31%
誰にでも秘密はある。
魔王討伐を期待された人類の守護者であればなおさらだ。知られれば、それは致命的なことになる。
どうしようもない性癖。これが常識から外れた嗜好で、理解されず忌み嫌われるのもわかっている。
それでもどうしようもない。好きなの
だから。どうしようもなく心が揺さぶられるから。
そんな秘密を知られたのは美しい村娘だった。
終わった。そう覚悟した。けど、ちがった。彼女は秘密を公開しなかったし、忌み嫌わなかった。
守護者のどうしようもない、気持ちの悪い秘密を。
秘密は秘匿され、それで終わるはずだった。しかし終わらなかった。
村娘の言葉は守護者の予想のはるか上を行ったのである。
「今日から私があなたの女王様です」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 16:27:37
9114文字
会話率:41%
「物語事務所」 物語を書く上で、行き詰ってどうしようもなくなると駆け込む場所だという。書く人間なら一度は必ず行く運命にあるらしい。少年と青年が物語事務所に持ち込まれた問題を解決したりしなかったりする話。1話完結型。
最終更新:2021-09-26 16:40:27
10327文字
会話率:35%
ああ、僕は生きている。どうしようもなく。
※自サイト「ハノカイレ」にも同じ作品を置いています。
最終更新:2021-09-14 17:03:06
1000文字
会話率:8%
実際のところ。どうしようもなく。
最終更新:2021-09-11 15:04:59
365文字
会話率:0%
この世界では吸血鬼と人間が手を取り合って暮らしている世の中。
しかし実際には『手を取り合って』ではない。吸血鬼が上に立ち、大勢の人間達を管理しているのが今の社会だ。
そこを統治している管理組織プロメテウスには、表の顔とも呼べる広報室がある。
主な仕事は吸血鬼と人間の間を取り持つ事。なのに何故か。反乱分子の制圧やドラッグで大暴れする吸血鬼を拘束するなんて荒事まで舞い込んでくる。
人間のシラハ・ミズノセはそんな広報室に所属し、仕事は出来るが癖のある室長スメラギの補佐官を勤めていた。
これは吸血鬼嫌いでクールな人間と、どうしようもなくこじらせている人間嫌いな吸血鬼のバディもの――――のような物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 20:20:06
60036文字
会話率:43%
一万年後の人であることを捨てた未来人
その後の不幸により地球上で唯一生き残ったそれはいわゆる高次元生命体
そこからさらに900万年以上の時を経て至高の存在へと進化する
しかし孤独の存在でもある為どうしようもなく暇な日々
いつしか自分
たちの歴史を振り返り、人間らしさとは何か、いつの時代が一番人間らしかったのか必死で想像する
そして些細な悪戯心から創造しようと決めた新たな人類史
しかし時空を超える際に融合以前の二つの存在へと戻されてしまう
救いは情報体であったこと、分け隔てなく綺麗に二分されたそれは双子の情報体
時代は西暦の始まるころ
双子のうち、人間由来の方は時代を創造するため早速動きます
我が身の一部を世界へ撒き散らしたのです
受け取れるのは親和性のある人間だけ
遺伝子へ定着するには100回の生を繰り返す時間が必要であり舞台は2000年以上先へと移り物語は始まります
起こるべくして起きる科学のビッグバンを間近に控える時代だ
そこは機械化によって旧時代で人手を必要とされた職業のほとんど存在しない世界
しかし国家間パワーバランスの影響で先進国ほど人口の急増する奇妙な現象が起きていた
世界人口は250億を超え人々は居住スペースを上へ上へ、下へ下へと広げ暮らしていた
そんな中で世界のパワーバランスの頂点を決定づける事件、科学のビッグバンが何の前触れもなく起きる
突然に、そしてひっそりと現れた特異点型コンピュータ、その名はコンテウス
超小型の虫型ロボットの誕生を以って科学のビッグバンを世界の覇権者達に知らしめたのだ
この先は物語の都合上、必要に応じて粗筋を増やすなり減らすなり調整していく予定です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 09:22:04
11619文字
会話率:44%
自分は価値がない人間なんだと思っていた。
不器用で、性格も卑屈で暗いし、しかも…こんなものまで持っていて。
誰も僕なんか愛さない。神様だって僕のことを嫌いだから、こんなものを押し付けてきたんだろう。
現実の世界に絶望して自室に引きこ
もるようになってからは、何の刺激もなく、薄暗い灰色の日々。生きているのか死んでいるのか分からない、そんな毎日だった。
「坊っちゃん、今日はとても天気がいい日ですね!」
そんな僕を、君だけが救ってくれたんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 15:10:54
28682文字
会話率:38%
遊ぶ金欲しさに借金を重ね、借金取りに追われる毎日を送っていたどうしようもなくアホな俺。
しかし、重傷を負ってまで車に轢かれかけていた子どもを助けたことで俺の運命は大きく変わる。
俺は勇気ある行動に感銘を受けたという神様によって機械仕掛け
の体を手に入れ、かつての江戸にそっくりな異世界に移り住むことになった。江戸の平和を脅かす妖魔を退治することが俺の使命。慣れない荒事に苦労しながらも俺は江戸の町人たちとの生活を楽しんでいた。
そんな折、江戸の町中を騒がす事件が起きる。般若の顔をした正体不明の武者が、夜な夜な通行人の首を狩って回っているという報せが舞い込んできた。俺の馴染みの居酒屋や賭場も被害を受けているという。こうしちゃいられないとさっそく行動を開始した俺は、首を狩られた友だちの遺体を発見してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 00:30:43
13245文字
会話率:46%
傍目には活発で人気者。誰とでも仲良く、裏表なんて無いように見える。しかしその実、人見知りで自信がなく、嫉妬深く、落ち込みやすく、自分自身にさえ嫉妬し憎まれ口を叩いてしまうような、恋心にどうしようもなく混乱する少女。それが、アイラク・マナル
ウ・ィレヨン・リンドリウムだった。長ったらしいなどと思ってはならない。それは竜の姫たる彼女の、誇りある名なのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 23:20:59
16916文字
会話率:57%
「とおちゃん…
かあちゃん…
ごめん……ごめんよぉ……。」
「いきてたら…
ちゃんと親孝行するから…」
仕事に不満があった和哉(かずや)は
転職を決意する。
人材派遣会社に就職が決まった和哉は
ゲーム制
作会社に派遣されることになる。
会社の先輩にお金を脅されたり、嫌がらせを受けたりするが、そんな和哉にも念願の彼女ができた。
仕事も順調に進んでいき、遂に制作中だったゲームが完成した。
達成した喜びに浸る間も無く、そんな和哉に悲しい現実が突きつけられる…。
現実に絶望し、生きる気力が失くなった和哉は向かって来る電車に身を投げた。
磨り減らした心と志。
もう助からないと悟り意識が薄れ…
再び目を覚ました和哉は奴隷商人の1人娘になっていた。
魔法やスキル、称号を使い前世とは違う性別になっている事に、憤(いきどお)りを感じつつも、前世とは違う世界で新しい人生に前向きになっていく。
制作したゲームにどこか似た異世界に和哉は奴隷商人の娘として転生した…。ーーー
親友の自殺を知り、自分のせいかもしれないと己を攻め、自責の念に囚われた隆弘(たかひろ)は自暴自棄に陥る。
どうしようもなくなった隆弘に、和哉が亡くなる直前に作ったゲームがあると知り、プレイすることを決める。
和哉の作ったゲームに感動し熱中しているとゲーム内で妙な噂を目にする。
その内容は、和哉が自殺したことに関係する話だった…。ーーー
大小のビルとビルが並び合ったコンクリートジャングル。
その中で唯一、どこにも追い越せない会社があった。
あるビルの一室で優雅に、自分の物ではない1つの手帳をめくり観る人物がいた。
その手帳にはゲームの基盤になる設定や戦闘方法などの方式をプログラムとして、鮮明に記入しているものだ。
男は誰もいない一室で語りかける…。
(ほんっと…、有能な人材を失ったなぁ。
ハハッ…、アッハハハハハハハ!!)
まさるは誰もいない一室で、過去の同僚を思い出し笑わずにはいられなかった。
和哉のお陰で甘い汁を吸っても吸っても
子孫でも使いきれない汁の量に笑いが止まらない。
末代まで持っていけないのが残念なほどに。ーーー
別々の運命を過ごした3人。
重ならないと思われた運命が交差する物語が
これから始まる…。ーーーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 02:00:00
72798文字
会話率:23%
彼の瞳の中に色濃く滲み出る恐怖が、今にも堰を切って溢れそうな涙が、額に伝い輝く一筋の脂汗が、小刻みに震える身体が、私の心をどうしようもなく昂らせ、力強く揺れ動かし、仄暗い凶行へと駆り立てます。彼の口から零れ出る必死の懇願にも、決して耳を傾
けたりしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 20:03:18
1040文字
会話率:10%
主人公の田中秀明は一人暮らしをする大学生。
お金が欲しいという理由だけでパーティに参加しダンジョンに潜っていた。
しかし彼の持つ固有スキル【ドロップ】は、謎の黒い球をドロップするだけ。
しかも、その黒い球は売れないうえ、なぜかスキルのせい
でレベルまで上がらない。
そのせいで田中はパーティを追放される。
どうしようもなくなった田中は黒い球をいじくって遊んでいた。
すると、いきなり胸にめり込んでいく黒い球。
「うわっ。きもっ」
と思うも
《能力値上昇》という謎の声。
確認してみると能力が上昇してるではないか。
このスキルの本当の能力は倒した相手のステータスをドロップすることだったのだ。
そしてそれを吸収することでのみ強くなるというスキルだった。
これはスキル【ドロップ】を使ってざまぁする物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 22:21:08
97648文字
会話率:46%
気が付けば、そこにいた。
周りは森に囲まれており、手には何も持っていない。
しばらく歩いても何も見つからず日が暮れるばかり。
刻一刻と時間は進み、あたりは暗くなってしまう。
八方ふさがりになり、どうしようもなくなったと思えば……
【その瞬
間、頭の中で糸が音を立てて張られた。】
自分を襲う謎の感覚に疑問を持ちながら、生きる。
本格サバイバルが今始まる。
毎日投稿です。
今のところ第一章が完成したので、その評価が高ければ二章の執筆にとりかかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 12:00:00
16447文字
会話率:5%
モテない俺はなんやかんやで爆発で死んだ!
かと思ったら生きてる! でも、なんか違くない?
輪廻転生、それにともなう覚醒により無敵、ついでにイケメンとなった俺の戸惑いながらの冒険、戦い、ハーレム、愛憎劇ッ!
……こういうのって、なんか慣れない
なあ。俺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 17:12:39
73287文字
会話率:56%
誰かに呼ばれたわけでもない。神様に選ばれたわけでもない。転んだ拍子に世界の境界線をまたいでしまった女。上野 悠希、21歳。うっかりさん。こけし似。
そこは日本とは美的感覚が少々ズレた世界。主張の少ない地味顔こそが美しく、目鼻立ちがはっきり
とした顔は好まれない。差別の対象にもなり得るらしい。
価値観の違いに戸惑いながらも、超絶美形に恋をして、どうにかして愛を手に入れたい日本人が頑張るお話。
どんな美辞麗句を並べられても、結局自分がこけし顔なことに変わりはないから微妙な気持ちになりますよね(悠希談)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 08:00:00
35677文字
会話率:21%
最近素っ気ない彼氏の様子に戸惑う女の子。
出会ったばかりの少女にどうしようもなく惹かれる男の子。
それぞれの視点から描く、恋の不安と新しい恋の始まりに揺れる恋人たちの物語。
最後に交差するとき、果たしてその結末は……!
最終更新:2021-06-22 11:00:00
21856文字
会話率:57%