田舎の育ちの少女ツユリは、ある夜、魔物に襲われていたところを王宮の魔術師に助けてもらう。
王宮から派遣された魔術師たちはみなやさしく、ツユリも魔術師を目指すようになった。
七年後。努力の甲斐あり魔術薬師となるも、ツユリを救ってくれ
た魔術師ゼインは強すぎるが故に戦に駆り出されてばかりいた。
「もう戦わないでください」
ゼインを心配するツユリは恋を自覚し打ち明け、彼の晴れて恋人同士となった。
しかしその半年後。
ゼインに次ぐ才ある魔術師が現れ、ツユリの平穏は曇りをみせる。
「余計なことをするな。ゼインさまはお忙しいんだ」
彼は、ゼインの恋人が平凡な魔術師であることが気に入らないのだ。
*天才魔術師と平凡な魔術薬師の女の子の恋のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:51:22
9966文字
会話率:45%
グレンジャー伯爵令嬢ウェンディは父が友人に裏切られ、社交界デビューを目前にして無一文になってしまった。
父は異国へと一人出稼ぎに行ってしまい、行く宛てのない姉を心配する弟を安心させるために、以前邸で働いていた竜騎士を頼ることに。
彼が働
くアレイスター竜騎士団は『恋愛禁止』という厳格な規則があり、そのため若い女性は働いていない。しかし、ウェンディは竜力を持つ貴族の血を引く女性にしかなれないという『子竜守』として特別に採用されることになり……。
子竜守として働くことになった没落貴族令嬢が、不器用だけどとても優しい団長と恋愛禁止な竜騎士団で働くために秘密の契約結婚をすることなってしまう、ほのぼの子竜育てありな可愛い恋物語。
※完結まで毎日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:10:00
97793文字
会話率:40%
人間の心を投影した電子情報体であるイマジナリー・モンスター(以下マジモン)は、人々の精神を立体投影する技術である。マジモンは所有者の性格により十二種類の動物から選ばれ、色、形、模様は人それぞれ異なる。精神構造の投影体であることから、人の成
長に伴いマジモンも千差万別に変化する。
主人公である辰野龍一と龍介は母子家庭で育った兄弟。弟の龍介は、優秀な兄に劣等感を抱きながら育ち、マジモンのタマゴを正式にもらえる小学五年生を迎えた。しかし龍介のマジモンはタマゴから孵らない。教育課程においてマジモンが導入されたのには、真の理由がある。子ども達の中から脆弱因子および危険因子を排除することである。それらの因子がマジモンによって投影されることで、社会的に更正(その実は排除)させようとするのが教育連盟( Educational Association:以下EA)のねらいであった。辰野兄弟の父は、自らのマジモンが危険因子となったことで日本を去っていた経緯がある。
龍介はマジモンが孵化しない事に悩み、また親友であり許婚である宇佐美のマジモンが不吉な黒いウサギとなったことを心配していた。黒はマジモンにおいて分かりやすい危険因子の兆候である。宇佐美は剥離施設といわれる精神からマジモンを剥ぎ取る場所に行くこととなる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-16 23:02:30
77234文字
会話率:42%
島原風峰という男子高校生は、クラスメイトの島原美咲という名の彼女と付き合っていた。
しかし、父親から妹がいるという話をされたことにより、美咲が妹だということがわかった。
美咲のことが好きだった風峰は、美咲や周りの人に知られたら美咲が別
れようとしてしまうのではないかと思い、そのことを隠すことにした。
その後、同じ島原の苗字である姉妹が転校してきた。
父親を問い詰めたところ、彼女たちも自分の妹であることが発覚する。
最終的に四人は、学校では彼氏彼女、先輩後輩。
四人だけの時は、血の繋がった兄妹として過ごすようになった。
(ここまでが1章)
それから数ヶ月が経過し、四月。
角見千春という少女が、風峰に恋をした。
無理やり自分と付き合わせるために、風峰の彼女である美咲に嫌がらせをして、別れさせようとした。
美咲は病んでしまい、家に引きこもり、栄養失調で倒れ、病院へと運ばれた。
その後、美咲が引きこもった原因が千春だということを知る。
大好きである風峰を本気で怒らせてしまい、先輩の大切な彼女を追い込んでしまい、罪悪感から命を絶とうとしてしまう。
しかし、周りのみんなや、追い詰められたのにも関わらず、心配に思ってくれた美咲により、大事にならずに済んだ。
現在では今までの出来事がなかったかのように仲良くなり、楽しい学校生活を送っている。
(ここまでが2章)
それから更に三ヶ月後。
突然、島原風峰の先輩である月宮里奈が家出をし、風峰の家で生活したいとお願いをしてきた。
いつもお世話になっている先輩の頼みを断れなかった風峰は、里奈のお願いを受け入れてしまう。
あまりにも情緒不安定で様子がおかしい里奈を見た風峰は心配し、里奈のケアをしながら生活していくことに。
彼女である美咲を放置してまで......。
カクヨム、ノベルアッププラスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 18:39:48
2443文字
会話率:35%
初恋の人は義父でした。
夫と結婚したら「愛する人がいるんだ」と言われたので、こんな家、いつか出て行ってやる!と貰ったプレゼントを売り払い、現金を数える毎日。
義母からは嫌み、義父からは心配されるが、私の心はもう限界!
家出
してやる!…あれ、どうして貴方が…
義父と嫁のお話になります。
若干ほのぼの、コメディ風です。
幸せなのは二人だけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 12:00:00
10791文字
会話率:27%
☆テーマ「これは、誰かを想い続けた人たちの物語。」
☆あらすじ
――これは、たったひとりの“君”にもう一度会うための物語。
かつて、世界を焼いた戦争があった。
人と魔族が争い、英雄と呼ばれた者は最愛の少女を失った。
心を閉ざした青年は
、遠い辺境の街でただ生きるように暮らしていた。
しかしある日、彼女が生きている可能性を知った。
青年は旅に出る。彼女を取り戻すために。明日という名の可能性を手に入れる為に。
過去と向き合いながら、“まだ知らない仲間”と出会いながら。
これは世界を救う冒険譚ではない。
――喪ったものと、もう一度向き合う“旅”の物語。
☆オリヴィア
帝国出身の青年。
白と黒が混ざり合うアッシュグレイの髪と、藤色のような瞳を持つ。
寡黙で感情を表に出さず、どこか他人と距離を取っている。
戦場では闇を纏い、静かにすべてを断つ。
旅の目的は、“彼女”を取り戻すこと――ただ、それだけだ。
☆ノワール
オリヴィアの契約精霊。
艶やかな黒髪に紫の瞳。レースやリボンのあしらわれた幻想的な衣装に身を包む。気だるげに笑いながらも、時折その瞳に鋭い光を宿す。
彼女は知っている——人の心に潜む闇の味を。
「もっと自分を曝け出しなさいよ。そのほうがずっと、気持ちよくなれるのに」
☆シルフィ
風属性の精霊。小柄な身体にふわりと広がる薄緑の髪が特徴的。その瞳は澄んだ琥珀色。外見は儚げでも、心は誰より強く、優しい。
誰かのために行動することが自然で、損な役回りでも文句ひとつ言わない。
でも、心配のあまり声を荒げることもある。
「私だって…怒るときは怒るんだから!」
☆アイラ
西の辺境都市に暮らす魔術師。
整った顔立ちと淡い緑の髪、背筋の伸びた立ち姿がどこか貴族的な気配を纏っている。
言葉は穏やかで落ち着いているが、内には揺るぎない信念を秘めている。
誰よりも他人に気を配り、時には自分の気持ちさえ後回しにしてしまう。
「それでも私は笑っていたいの。あいつのためにね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 22:11:05
10979文字
会話率:59%
咸神律鬼は、紛れもないサッカーの天才だった。中堅校の私立高校に居てはいけない、将来はプロも視野に入るような彼に、神は不幸を叩きつけた。足を壊した律鬼にサッカーができるわけなく、空っぽな生活を送ることになる。そんな彼を心配した教師は、彼をスク
ールカウンセラーへ紹介した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 20:20:13
2598文字
会話率:27%
楓浜街に10年以上営業している「福気」という中華料理店がある。
以前は安くておいしい料理で有名だった。
半年前に突然閉店し、店舗譲渡の張り紙までしていた。
大学を卒業したばかりの薄叶夕夏は、一夜にして父親のいない孤児となった。
嘆き悲しむ
間もなく、借金取りが彼の家を訪ねてきた。
借金を返済するために、経験の浅い彼女ができることは、自分の店を開くことだけだった...
当初、店は閉店の危機に瀕し、商売人でさえ競争に耐えられなかった。
しばらくして、新オーナーの薄叶夕夏、手にした長い予約リストを見て心配する[再来年まで、いつ予約が止まるの?]
それに、彼女は借金を返すためにお金を稼ぎたかっただけなのだ! なぜ彼女は有名なシェフになったのですか?
ネット上では、彼女に事情を教えてくれる親切な人を求めている!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 11:18:47
546183文字
会話率:41%
一定量の魔素が世界にあふれたとき聖剣が現れる。
そして最強の人間、勇者召喚がおこなわれる。
はずだったのに、せっかちな王様が急かしたせいで
召喚できたのは、仕事に疲れた33歳の美容師、中島陽菜と29歳のサラリーマン小野寺香月の二人だった。
呼んだはいいがこの二人、土地勘も無い異世界で魔王城迄本当に行けるの?
心配になった大臣は道案内の名目で悩みのたねになっている騎士団の二人、継母の伯爵婦人から煙たがられている金髪の美丈夫アルフレッドと力加減を知らない破壊者チャーリーを指名した。
出発の日、勝手についてきたのが騎士団であり大商会のお坊ちゃんブライアンとお供のリン。
それとチャーリーのペット大猫のニケが合流して
6人と一匹が魔王城へむかう。
ノリとツッコミのどたばたコミカルファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 11:10:33
8293文字
会話率:47%
超ど田舎に住む弟のリオと姉の梨花は、似てない二人の姉弟だった。学校には行かず、畑仕事で暮らす日々。ある日、大人だけが行けるという施設への疑問と不満を抱いた梨花がリオに訴えるが、無関心な態度に激怒してしまった。朝になり、梨花は家に戻らず、村の
人々が不審者の噂を聞く。心配した大人たちは、村の人々を集め、不審者への警戒を高めた。その時、梨花の姿が目に入らないままだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 04:02:58
5696文字
会話率:41%
舞台は異世界アーセウス。
そこは王家を含めた五聖家(光家、炎家、水家、風家、砂家)が魔法の力を使い、頂点に君臨しつつ治めている世界。
光家の第1王子ブライトがなかなか婚約者を決めないことで、第2王子ラッシュ、それに周囲の五聖家の子ども達の婚
約が決められない事態になっていた。
次世代の聖女は光家のアカリ王女ひとりだけで、心配されていたが、平民のシャーリーに光魔法の聖女の力が発現し、王城でも炎家の次女ランカに聖女の力が発現する。
新たな聖女の出現により、王子の婚約者の候補が増え、五聖家の力のバランスにも動きがあり、事態が動き出す。
それと同時に、神殿や貴族院の、五聖家の対立を煽り力を削ごうとするかのような陰謀が、平民の聖女シャーリーが現れたことで密かに動き出していた。
炎家のランカと水家のミナモは親や家族の後押しもあり、恋人となり、婚約を願い出るが、ミナモに聖女の力が発現したことと、王子の婚約者が決まっていないことで保留とされてしまう。
そこに風家のフウライがランカに婚約を申し込んできて……。
そして、王城にやってきた聖女シャーリーが不穏な動きを見せ始める。
※中華と西洋を混ぜたような近世に近い世界観をイメージして書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 10:16:38
81572文字
会話率:36%
秋葉原の裏通り、陽の傾く時間。
チラシを配る見習いメイド・ミウは、練習の一環として、通りすがりの“ちょっと変な”男に「ぴょん!」と跳ねてみせる。
それはほんの一瞬の出来事だった──はずだった。
チラシを断った男・田所は、数分後、その時のこ
とが忘れられず、再び店の前に現れる。
恥を忍んでチェキを一枚。
真顔の彼と、耳を模した“ぴょんポーズ”の彼女が並ぶその写真は、まるで切れかけたフィルムの一コマのようだった。
そして、彼らのやりとりを見つめていた、少し世慣れた先輩メイド・マキ。
からかうようでいて、どこか本気で心配している。
不器用な男と、不安げなウサギと、つっけんどんな語り手。
すれ違いながら、でも確かに何かを交わす三人が織りなす、
ちょっと変わった、でもたぶん正しい──
「三者視点型ラブコメディ」、開店です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 00:01:32
3955文字
会話率:7%
成り上がり一家、振興貴族の男爵令嬢。
家庭内のごちゃごちゃが嫌になって独り言を呟いたらうっかり婚約者に聞かれていました。
だからこれは“家族の問題”なので貴方は関係無いんですって……!
最終更新:2025-04-08 21:54:20
44127文字
会話率:55%
所謂剣と魔法の異世界の一つ、オヴィーリス。その世界に、《SS》冒険者と呼ばれる三人がいた。
世界最強と謳われるこの三人の内一人、『炎鬼神』の異名で畏れ敬われる男──名を、ラグナ。ラグナ=アルティ=ブレイズ。
ある日、ラグナは終焉を司る魔
神を討ち、その行方を晦ましてしまう。が、それはこの一度だけに限った話ではなく、ラグナの唯一の後輩たるクラハ=ウインドアは特に心配することなく、数日を過ごしていた。
が、ある日クラハの元に行方不明となっていたラグナから手紙が届く。そしてクラハは再会を果たすことなったのだ。……燃え盛る炎をそのまま流し込んだような赤髪の少女となった、ラグナに。
ストーリー・フェイト────これは、運命に抗う者の、物語。
カクヨム版↓
https://t.co/RW6Eu6SS9J
ハーメルン版↓
https://syosetu.org/?mode=ss_detail&nid=230941
アルファポリス版↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/435342342/124292369
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 22:42:13
889974文字
会話率:33%
看取り屋
主人公 名前は千年弦也(ちとせ げんや) 半妖
幼い頃から人の死を身近に生きており、唯月と共にあやかし専用の看取り屋を手伝いながら時々、不思議と強い退魔の力を持っているので退魔の力で半妖刈りと言う襲い来る者や、悪さをする妖怪を
退治している。そして半妖で尚且つ強い退魔の力があるため、妖怪としての特筆した部分はなく身体的な面は人間に近い。
唯月の盗聴器やGPSは知っているし、自分でも事件の恐怖から無くさないように気を付けている。
唯月曰く弦也は異形の何者かの呪いを受けているらしく、判定は不明だが長期的に関わる人間には死を齎すらしい。
看取り屋の店主 名前は唯月(いつき) 九尾の狐 妖怪(元神様)
幼い頃から弦也の家族であり、ある事件をきっかけに家族として心配が行き過ぎた弦也のストーカー。常に盗聴器やGPSは弦也の服に忍ばせている。
そして強い退魔の力持っているに弦也に使い方を教えながら、様々な妖怪達が多く住まう街であやかし専用の看取り屋を営んでいる。
看取り屋を営んだ理由は弦也の呪いに気付き、妖怪の長命種から情報を聞き出すためと、弦也を人間とあまり関わらせないため。職業自体は何だって良かった。
これはそんな二人があやかし専用の看取り屋を営み、死を身近に依頼主との別れと出会いを繰り返しながら弦也に掛けられた呪いを解く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 20:55:33
9086文字
会話率:77%
ある村に武器屋の男と、マルシャナという少女がいた。
マルシャナは戦いに関しては村一番の実力を持っており、付近のモンスターもあっさり討伐できるほどである。
武器屋もそんな彼女のために新しい武器を作り、マルシャナはそれを買ってさらなるモンスター
を倒し、両者は切磋琢磨しながら成長した。
そんなある日、マルシャナは勇者として選ばれ、魔王の城を目指して旅立つことになる。
マルシャナは戦う技術こそ優れているものの、とある悩みを抱えており、武器屋もそのことをよく知っていた。
それに彼女が出ていくということは、一番のお得意様がいなくなるということでもあった。
旅立つ彼女を複雑な気持ちで見送っていた武器屋だったが、あることを思いつく。
彼女をこっそり追いかけて、陰からサポートすればよいと考えたのである。
武器屋は彼女の姿を見失う前に、急いで村を旅立つのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 20:03:31
10824文字
会話率:16%
弱虫めそ子のパパは漫画家(若干成人向き)。それがばれた日から、めそ子は学校に来なくなった。
心配したみゆきは、仲良しで黒魔術使いの愛ちゃんと一緒に、いじめっ子どもに復讐を企む。その方法とは・・・・・・。
最終更新:2025-04-05 21:23:24
16792文字
会話率:20%
50年前に東京にダンジョンと呼ばれる迷宮が出現した。
そして、主人公はダンジョン内を探索する特S級冒険者である。
しかしながら、なんか道端の孤児を助けたら勝手に弟子を名乗って、求愛し続けてくる変態に追われる事になってしまった。
そうして
なんやかんやあって70歳になった主人公は自称弟子を名乗る変態たちに囲まれて老衰で死亡。
次に目を覚ますと、白髪美少女に転生していたのである。
あれ?
転生したって事はあの変態集団に追われないって事?
ヨシ、今度は好きに生きよう。
と言う訳で主人公は好きに生きるようにしたのである。
まあ、それはそれとして自称弟子たちが心配だから陰から助けるけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 18:54:52
4968文字
会話率:7%
めめは音楽が大好きだった。
高校を卒業したばかりの十八歳の少女、めめが初めて、(小柄な体に不釣合いの)背中に大きなギターを背負って、故郷の町から東京にやってきたのは、ほんの三ヶ月前のことだった。
東京駅で迷い、巨大なビルを見上げて
、ぽかんとした顔をしながら戸惑うめめは、とりあえず、上京してきた理由である音楽の仕事を見つけるために、駅前で早速一人でギターを弾いて、歌を歌い始めた。
そのめめの歌を聞いてくれる人はけっこういた。(嬉しかった)
その中に一人のとっても可愛い高校生の女の子がいた。
女の子の名前はるうと言った。
めめはるうと友達になった。でも、その日以来、るうはめめの歌を聞きにはきてくれなかった。
めめはるうのことがとても心配だった。るうはなんだかとても悲しそうな顔をしていたから。
めめはるうのために歌を作ることにした。
歌を作って、るうに聞いてもらうことにしたのだ。
私の大好きな歌を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 18:52:01
3705文字
会話率:3%
他人に気遣いばかりしている杵築 心優(きづき こころ)は、その自己犠牲精神を買われて異世界に転生し、なんと魔王のお母さんになってしまいます。
そんな大役が自分に務まるか心配だった心優ですが、魔王はまだ幼く、母親が恋しい年頃で、気遣いに長
けた心優にとても懐いてくれます。気を遣ってばかりの自分に嫌気がさしていた心優は、そのことを嬉しく思い、このまま魔王のお母さんを続けるのも悪くないと思い始めますが、そんな矢先───数百年ぶりに誕生した勇者が魔王を倒しにやってきました。
さらに気遣いが災いして魔界の3人の王子に好意を寄せられるなど次々と問題が発生します。
異世界でも気遣いが絶えない心優は、母として魔王を勇者の魔の手から守り、自分に言い寄る3人の王子をはねつけることができるでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 05:30:00
102128文字
会話率:36%