死者がこの世に遺した想いを、しかるべき所に送り届ける事を生業とする葬儀屋(アンダーテイカー)の少女、イリア・トラディス。
葬儀屋とは似て非なる、濃密な死の気配をまとった少年、ウィル・メリクス。
他者よりも死が近しい生を歩んできた二人の出会い
は、互いに何をもたらすのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-14 09:18:01
24234文字
会話率:27%
※リライト版を個人サイトに掲載しています。オチを大幅に変更しているので、ぜひどうぞ。→<http://hokorijou.web.fc2.com/longs/dollbeing/0.html>
人間は二重構造で成り立っている。
肉体と霊体の二重構造で。また、それらはそれぞれ心をもつ。主体となる心だ。例えば空腹を感じたとき、肉体の主体である心が食欲を発することで、肉体は食物を欲するのである。――妖精はその心を食す。心を食われた人間は、本来なら欲求を失いいずれ死に至るはずである。しかし例外が存在する。それが人形だ。歪み傾いたこの町で、俺は人形壊しを生業とする彼女に出会った――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-11 21:00:00
105350文字
会話率:37%
写真を撮るのを生業としている少女と、朝の海から現れた一匹との不思議な邂逅。
最終更新:2012-04-05 00:00:00
3247文字
会話率:21%
人間の邪な心から生じる幻魔。彼らは宿主の欲望を叶える事で、現し世に姿を得るという。一つの思いしか知らない、不自然な己を抱えたまま――。そんな幻魔絡みの相談を、ある日、校内で一、二位を争う美人の先輩から受けた悠凪。彼女は早速、幻魔退治を生業と
する業突く張りの男・閑人と共に、事態の収拾を図っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-27 19:00:00
72070文字
会話率:31%
そろそろ30歳の日本人男性七篠は、本の国と呼ばれる異世界の国で新聞屋を生業としている、本人曰く極普通の男だ。異世界のはずだが彼の周りには日本人がいっぱい。足を棒にして謎に挑む日本人男性と美人助手(元、日本人)が送る異世界ファンタジーちょっと
推理風シリーズ。
※R-15タグは保険です。シリーズ内に必ずしも関係するものとは限りません。関係する話である場合は必ず注意を促します。
※書き直しの為、後日、下げさせていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-24 18:33:49
8385文字
会話率:23%
異形と語り、交渉を生業とするものを騎士と呼ぶ。
騎士団に属しながら、専ら片田舎できのこと戯れる引き篭もり騎士のオズワルドに騎士団長の手紙を携えたルイスが訪れた。
その内容とは、生まれつき足が悪く、殆ど表舞台に出ることのない皇子エドワードのこ
とだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-28 11:56:48
8974文字
会話率:55%
組長の女に手を出し、殺し屋に始末されてしまったヤクザの下っ端構成員の男。次の瞬間に男は赤ん坊になっていた。そこは暗殺者斡旋を生業としている曰く付きの家、奴隷や孤児を拾っては殺し屋に育て上げていく闇の一族の住処。男はその中で第二の人生を歩んで
いく。※主人公はゲーム感覚で他人に殺人を強要する外道です。それが不快であるならば「戻る」を押してください。※もう一つ執筆している作品『馬鹿で臆病で最強の生き残り奮闘記』を優先しますので亀更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-22 17:25:02
66625文字
会話率:33%
生まれつき超能力を持つ少女、雨野しずく。
周囲には「魔女」と呼ばれ恐れられる日々であったが、そんな彼女はある日、夜影と呼ばれる化け物の退治を生業とする、若き除影師、晴野空に出会う。
空はしずくの力を借りたいと言いだし、そのまま雨野家に居候す
ることになったが、彼にはもう一人の人格があった。
それは澄んだ水色の瞳の空とは異なり、海のように深い青色の瞳を持つ、名もなき少年だった。しずくは彼を海と呼び、次第に打ち解けていくが、彼には彼女にどうしても話せない秘密があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-10 23:12:39
147763文字
会話率:45%
占いを生業としていた男の奇妙な話。
最終更新:2012-02-09 20:46:34
4177文字
会話率:60%
大地を引き裂いて出現したモノリスによって壊滅し、人知を超えた怪奇生物が闊歩する地獄と化した大都市の廃墟に乗り込み、他では決して手に入れることのできない稀少な資源を持ち帰ることを生業とする者達がいる。彼らは探険士と呼ばれ、ある者は気心の知れ
た仲間と徒党を組み、ある者は企業に属して、年間千人以上が命を落とす魔境に身を投じて日々の糧を稼いでいる。
黒尾司郎もそうした有象無象の探険士の一人として親友と共に命を切り売りしていたが、時代の流れが個人主体から企業主体の探険事業に向かっている現実に直面し、一つの決意をした。
※本作品は「Arcadia」様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-07 05:04:20
121457文字
会話率:33%
あやかしをはじめとする、古種族と人間とが共存する世界。
千早は古種族狩りを生業とする影狩師だが、親友の恋人はあやかしだし、死にかけていたところを助けてくれたのもあやかしだ。
このまま影狩師でいていいのかと不安に思う千早だったが……
最終更新:2012-01-01 20:00:50
141187文字
会話率:33%
独自にモノ探し業を生業としているケンタと助手のアユミ。生業と言っているものの、報酬は大好きな甘味。甘味欲しさに仕事をしている感もある。
そんな二人の元へ依頼人から一通のハガキが来る。内容は危篤状態のおじいちゃんを助けて欲しいと言うもの。
二人は急いで向う。
差出人は八歳のユウタ君。もう治らないと医者が決め付けたため、最後の手段でケンタに依頼したと涙ながらに訴えかける。健気な子供の涙に感化されたアユミが勝手に引き受ける。
帰り道、アユミはケンタに勝手に決めてゴメンと謝る。だが、ケンタは難しい依頼であるが何とか達成してみせると言う。
それから二人は、バラバラになった家族の気持ちを一つにしようと、ユウタの母親や父親、そして危篤状態のおじいちゃんと直接会うなどして、みんながどんな思いを抱いているのか確かめた。
みんなの思いを聞いた時、おじいちゃんが急変したと直接やってくるユウタ。ケンタは急いでおじいちゃんのところへ行くんだと、いつも乗っているアユミの原付きにユウタを乗せ病院へと向わせる。残ったケンタは徒歩で病院まで向おうとしたが、暑さのせいで失速する。
そんな時、たまたまタクシーに乗っていたユウタの父親を見つけ、おじいちゃんが危ないんですと説得するケンタ。どうにか説得に成功し、タクシーに乗せてもらったケンタも病院へ向う。
おじいちゃんの病室の前では、駆けつけたユウタの母親もいて家族全員が揃う。おじいちゃんの様態が分からない中、ケンタは独断で家族全員を病室へと入れる。そして、全員の手をおじいちゃんの手に重ね合わせ、心を一つにするんだと念じる。すると、今まで意識のなかったおじいちゃんが目を醒ますという奇跡が起きる。
おじいちゃんはユウタに対し、死んでも泣くんじゃないぞと語りかける。ウンと返すユウタ。そして息を引き取ったおじいちゃんを前にして、ユウタは涙を見せまいと無理に笑顔を作るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-15 14:57:27
28653文字
会話率:48%
遥か昔の話。我々の住む世界とは少し違った世界。我々の世界『彼方』と彼らの世界『此方』を結ぶ『きど』や『いわど』と呼ばれる通路があった。その通路と彼方の秘密を握り、故あって彼方へ逃れようとする者を相手に商売する者たちがいる。これは亜空間通路
渡しを生業とする『わたしや』と逃走者『わたりびと』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-10 22:26:59
78240文字
会話率:48%
拷問を生業とする男が一人の少女と出会い、その心を揺さぶられていく。
(後書きにはリメイク版を載せています)
最終更新:2011-10-27 18:32:01
3511文字
会話率:27%
時は二十三世紀
太陽系の辺境、小惑星や彗星の巣「エッジワース・カイパーベルト」では、 資源価値のある小惑星の採取を生業とする通称「星喰い」達が、 「キャッチャーボート」と呼ばれる宇宙船を駆り、一攫千金を夢見て駆け回っていた。
そんな「星
喰い」の一人、キヤッチャーボート「ジェロニモ」の船長キムは、 仲間のラバからデカイがヤバイ儲け話を持ち込まれる。
それは幻とされる暗黒小惑星「ブラックウイドゥ」の捕獲。
果たして、キムとその仲間はビックマネーを掴めるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-17 22:02:35
9617文字
会話率:49%
アジアンテイストの恋愛短編です。三つ子の姉妹シュエ・ユエ・ホアは大の仲良し。隣村の学舎で読み書きを習っているけれど、この冬は家が生業としている機織りの仕事に専念しなくてはなりません。鍛冶屋の弟子のロウガは、三人娘のうちの1人に恋していて……
。若いオオカミくんは、自分が恋した娘を見分けられるのか?
オムニバスシリーズ『チャイサート国物語』の一編。ページ上部のシリーズ名から他の作品もどうぞ。
2011.10.22.アルファポリス「WebコンテンツPickUP!」掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-12 00:46:24
6253文字
会話率:58%
地下都市『新大阪』。
地球環境が悪化し始めて数十年。
天候は崩れ、川は氾濫し、地に作物が育たなくなった。
かつて豊かな大地は数える程しか残っておらず、その中で大農場と呼ばれる畑は国営として管理された。
インフラが高騰し、溢れかえっ
ていた食料の取り合いが始まったのだ。 生き残った人類はかつての地上の楽園を捨て、何重もの階層を連ねるこの地下世界へと移住した。
人々が求めた物……それは『安心』と『安定』だった。
空調が整備され、疑似太陽を浮かべた地下空間には本来当たり前であるはずの四季折々の風景が広がっている。
しかしそれも一部の特権階級……言わば金持ちの道楽でしかなかった。
この物語の主人公で『よろずや』を生業とする二人組の生活圏はさらに地下の地下。
この地下都市の最下層に位置していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-10 22:49:21
3519文字
会話率:34%
手にした者に至上の幸福と万物の力を与えるという宝石《コトダマ》。その宝石を巡って沢山の戦乱が起きた世界で、盗賊を生業としていた青年シウはある少年と出会った。ルカと名乗る少年はシウに驚愕の依頼を持ち掛けた。「世界の最果てに連れていってくれたら
《コトダマ》の在処を教えてあげるよ」――ライトでほんのりシリアスな冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-28 19:14:06
43253文字
会話率:44%
眠らない街、東京・新宿。
そこで連続猟奇殺人が発生する。被害者は皆、黒く長い髪の女子中高生。身体の一部が切り取られ、傍らには赤く染まった羽が落ちていた。
そのころ、探し物が生業と自称する女、月子は西新宿のオフィスである探し物の依頼を受けてい
た。
すべてが一つになる時、エンジェルナイトが始まる。
自身サイトでも掲載予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-25 01:26:18
1967文字
会話率:31%
来栖(きすみ)天羅(てんら)は頭を抱えていた。約二年前に周囲にも明かさず、突然日本を飛び出し、英国は倫敦(ロンドン)、亡き父の旧友であり、マエストロとあだ名される師の元で修業に明け暮れた。月日は流れ、日本への帰国が決まった直後、修行から解放
され、やっとあの頃の愚かさが呼び起こされる。
「あんたなんか……」
まだまだ青春の暇つぶしとはいえ、真剣に想っていた人に振られるどころから、絶交状態で泣く泣く日本を飛び出したことを。仲直りの仕方は師の妻から教えられた現物主義(プレゼント)。しかし、目的のものは高価で限定品で見つかるはずもない。ついでに帰国直前だというのに、何やら急を要する依頼が舞いこむ。『夜会』という大きなくくりの中に属するがゆえに、日本への帰国は遅れに遅れそうな様子である。
一方、馴染みの『貴族』の相方と、手伝いをしてくれる樞(くるる)師一家の友人(一応元想い人)が帰りを待つ故郷の街でも夜会に属する人々が何やら催そうと画策し始めた。季節は桃の節句。夜の雛祭りは今年も行われようとしているのだが……。
怪盗とは盗みをおかす者とあるが、そうとは限らない。怪人という言葉もある。おかしなことをする連中であるが、言葉のくくりは同じようなものだ。事をより騒がしくするための役割をいつしか貴族が演じだし、それが怪盗怪人となった事象の流れもあるだろう。ようは暇潰しだが、今ではそれを生業とする『貴族』や『怪盗・怪人』などなどが『夜会』という世界で、楽しみあい、泣き笑いあい、そして、時に争いあう。主に生死をかけるのは『怪人・怪盗』だが。
しかし、今回は前哨戦。それ以前に来栖天羅は自分の正体をはっきりさせる必要に迫られることになる。
なぜなら来栖天羅は首猟り尋鬼(くびかりじんき)――名のある怪盗なのだから、正体不明であるがゆえに、自分の正体を確かなものにするには、ただ帰国して故郷に足を踏み入れるだけではいかなくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-15 15:45:50
21973文字
会話率:38%