火事で死亡した滝田結衣は、直前までプレイしていた冒険RPGの世界の宿屋の娘フィオナに転生する。
フィオナは魔王に拐われた姫を助ける為に選ばれた勇者に憧れ、ヒーラー役としてパーティーに加わる女の子。
だけど結衣は勇者に興味はない。見ず
知らずの他人のために命を張る覚悟もない。行きたくない。勝手にやってくれ状態なのだけど、周りはパーティーへの参加をゴリ押ししてくる。
どうしたものか藁にも縋る思いで幼馴染みのタクトに相談するが、タクトの行動は思いもよらないものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 07:18:36
250318文字
会話率:44%
中学生の絵画コンクールで金賞を受賞したことのある主人公は、高校に進学してある悩みを抱えていた。それは自分の中身が“空っぽ”なのではないかという自我の芽生えだった。中学生時代は他人の絵をどことなく真似たような絵であっても、その卓越した技量によ
って評価されてきたが、現在ではその小手先のテクニックが通用しなくなってきている。そんな青い日の葛藤を描いたヒューマンドラマです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 16:57:00
6346文字
会話率:17%
ある日、自分の子供が行方不明になった。
母親の美樹は我が子を探し続けたが、手掛かりもなく一向に見つかる気配がない。
消沈していた美樹は以前息子が言っていた『標(しるべ)さん』という都市伝説を思い出す。
それは『標さん』と「かくれんぼ」をし
て勝つと探し人が見つかるという都市伝説だった。
「そんなのあるわけない」と思いながらも、美樹は藁にも縋る思いで『標さん』のことを調べ、『標さん』と「かくれんぼ」ができるという廃村を美樹は目指す。
美樹は無事に我が子を見つけることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 17:17:13
11766文字
会話率:30%
人間は、皆等しく一人で生きていくことはできない。周りと協力して、時には利用して利用されて、自分がのし上がろうと必死に世界にしがみついているのだ。そして人の身ではどうしても達成不可能なことに直面した者は、何かに祈り、縋る。
祈った結果助けら
れた人はそれを信じ、狂ったかのように浸透する。
――それは天。常に秩序の名のもとに自身を絶対正義と断定して敵対者、天を信じない者に裁きを下す酔狂者。天の奇跡や復活と誑し込み戦うための力を与え、命さえ捧げさせようとする詐欺集団。
――それは魔。自身の知恵を巧みに操り現実に無限の可能性を見出し、目的のためなら多少の犠牲など厭わない精神病質者。甘い誘惑で信者を増やし、真実を秘匿して自分以外の人間をただの道具としか思わない、行き過ぎた合理的至上主義の集団。
生きていく上で天と魔どちらかを信仰しないと言われたらどうするだろうか。
天を虚偽まがいの茶番だと一蹴し、魔を非人道的だと否定するだろうか。
しかし、それは幼いころから広い視野で物事を見て来たから言えることだろう。
この二つしか選択肢がなく、生まれてからずっと天だの魔だの言われ、信仰を押しつけられた人間はそのような思考は持ち合わせているだろうか。
否だ。二つしか選択肢がないものにとって自分が信じたのが正で、それに対するものが悪なのだから。
――これは天か魔。自分の信じるもののためならば命すら投げ捨てる、信仰と言う概念に汚染された人間たちの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 20:18:54
289175文字
会話率:47%
願掛けなんて信じるタチではないのだが、藁にも縋る思いで、俺は冷蔵庫からそれを取り出した。プリン、を。勿論主目的はそれを食することではない。それを使った願掛けである。果たしてどうなることやら。
最終更新:2021-06-25 12:36:24
1617文字
会話率:13%
全国有数の進学校『華明高等学校』に通う一年生の不破は、年に二回実施される三学年統一テストの順位で一位をとり、生徒会長になることを志していた。しかし入学当初から一位の座に座り続けている神木に勝つどころか順位は下がっていた。思い悩んでいる矢先に
不破の態度を気に入らないクラスメイトと、彼の幼馴染の物集に嵌められて、不破はストーカーに仕立て上げられてしまう。
――旧校舎に願いを叶えてくれる悪魔がいる。そんな噂を聞いた不破は縋る思いで旧校舎に向かい、そこで彼が出会ったのは美しい「悪魔」だった。
個性豊かな4人(+1悪魔)で腐りきった小さな社会、華明高校に革命を起こす青春小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 03:33:02
15582文字
会話率:48%
「別れようリリス。俺のことは忘れてくれ」
そう言った男の瞳には何の感情も浮かんでいないように見えた。縋ることも、問いただすことも、罵ることもできずに2人の関係は男の一方的な別れの言葉だけで終わった。
数年後リリスは聖女として魔王討伐
の旅に出る。リリスを便利な道具のように扱うハーレム勇者と、リリスを目の敵にする女性メンバー3人。そして、リリスに侮蔑と色欲の目を向けるパラディン。リリスは内心うんざりしながらも絶えていた。全ては己の本懐を遂げる為に。
注意事項
・勢いで書き上げた短編です。
設定等ガバガバなので、深く考えずさらっと読むことをオススメします
・予告なく修正することがあります
・同様の内容をカクヨムにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 21:00:00
7907文字
会話率:33%
『神様……!』
それは祈り。願い。絶望。
追い詰められた者が縋る最後のよすが。
多くは叶えられることのない望み。
ゆえに、それは絶望の為せる悲痛な叫び。
誰かに呼ばれてここへ来た。
けれど、そこには。
誰も私を必要とする人はいなかった
。
ラベンダー色の空に覆われた世界へと召喚されたイチカ。
だが、呼ばれた理由を知らないまま時は過ぎ、
ある日彼女は事件に巻き込まれる。
悲劇を乗り越えられない人々と、紐解かれた古(いにしえ)の神話。
彼女を巡り、世界は動き出す。
復讐と悲しみを紡ぐ、ダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 02:00:28
5475文字
会話率:10%
「婚約を破棄させてもらう!」
卒業を祝う式典の場で宣言した彼、その腕に取り縋るのは可憐な少女。
嫉妬して彼女を虐げたお前が悪い、証拠もある、と彼は言うけど、
「どうして私が嫉妬など?」
口裏を合わせて吊し上げなんて馬鹿らしい。
――
婚約なんてすでに解消されているというのに。
*
一度は書いてみたかった悪役令嬢、断罪返し。
セオリー通りということでよくある感じかと思います。
(真似をしたりというつもりはありませんのでご了承ください)
他サイトにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 12:00:00
11026文字
会話率:44%
髙の山奥にある華仙一族の隠れ里に住むは、華仙術に秀でた者の証として花痣を持ち生まれた娘、華仙紅妍。
花痣を理由に虐げられる生活を送っていた紅妍だが、そこにやってきたのは髙の第四皇子、秀礼だった。
姉の代わりになった紅妍は秀礼と共に山を下りる
が、連れて行かれたのは死してなお生に縋る鬼霊が巣くう宮城だった。
宮城に連れてこられた理由、それは帝を苦しめる禍を解き放つこと。
秀礼の依頼を受けた紅妍だが簡単には終わらず、後宮には様々な事件が起きる。
花が詠みあげる記憶を拾う『花詠み』と、鬼霊の魂を花に渡して祓う『花渡し』。
二つの華仙術を武器に、妃となった紅妍が謎を解き明かす。
・全6章+閑話2
***
・華仙紅妍(かせんこうけん)
主人公。花痣を持つ華仙術師。
ある事情から華仙の名を捨て華紅妍と名乗り、冬花宮に住む華妃となる。
・英秀礼(えいしゅうれい)
髙の第四皇子。璋貴妃の子。震礼宮を与えられている。
・蘇清益(そ しんえき)
震礼宮付きの宦官。藍玉の伯父。
・蘇藍玉(そ らんぎょく)
冬花宮 宮女長。清益の姪。
・英融勒(えい ゆうろく)
髙の第二皇子。永貴妃の子。最禮宮を与えられている。
・辛琳琳(しん りんりん)
辛皇后の姪。秀礼を慕っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 12:00:00
134264文字
会話率:43%
山中で夜間演習中だった陸上自衛隊の1個小隊が消息を絶った。
助け出そうと奔走する仲間たち、小隊を付け狙う地獄の使者、山中一帯に伝わる古い伝承。
刻々と死が迫る彼らを救い出すため、仲間たちは伝承に縋る。
しかしそれは、何の確証も一切ない賭けだ
った。
危機的状況で生きあがく男たちの戦いを描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-16 17:09:54
46711文字
会話率:49%
15歳になると万人に与えられる特殊能力である"スキル"
魔王を退けた英雄、ゴーシュの息子であるレリウスは、どんなスキルを授かるのか民衆から期待されていたが、<物理耐久低下>という明らかに弱そうなスキルを得た
。
絶望したレリウスはそのまま国を抜け出し、無我夢中で走っていると盗賊らに襲われている少女を見つけた。
藁にも縋る思いでスキルを発動すると、想像以上の効果を発揮して……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 11:11:27
3407文字
会話率:37%
私――アニエス・アッカーソンの実家、アッカーソン家は伯爵家だ。だが、東方一の有力貴族として栄華を誇ったのも昔の話。私の戦乱と飢饉に見舞われた私の祖父の代で家運は大きく傾き、領地からは餓死者や領民の流氓が相次いだ。遂には爵位の返上を検討せざる
を得ないところまで追い詰められた時、降って湧いたようにやってきた、ヒルデブラント辺境伯家への輿入れの話。私の両親は縋るような思いでその話を繋げ、19歳の私はヒルデブラント辺境伯家へ嫁ぐことが決まった。
ヒルデブラント辺境伯の令息・ニコラスは、ヒルデブラント領の主要産業である養蜂と、蜜蜂たちを心から愛する青年だった。そんな彼と過ごすうち、私は働き者で私のない蜜蜂たちの生態に興味を持ち始める。そしてどんどん蜜蜂の世界にのめり込んでゆく私は、同時に穏やかで博識なニコラスにも惹かれてゆく。
だがそんなとき、ヒルデブラント家を大規模な山火事が襲った。日は十日間に渡って燃え続け、蜜蜂たちの蜜源となる草木は全て焼失してしまい――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 12:10:19
10082文字
会話率:19%
大学4年の安藤菜月は、7月もおわりに近づいているのに、内定が一つもないどころか、一次選考さえ通過したことがなかった。新型コロナウイルスの影響で、合同企業説明会は無くなり面接も急遽webに切り替わり、採用人数を減らす企業も出始め、一気に変わっ
た時流に翻弄されているうちに、夏が始まろうとしていた。焦りを感じる菜月のもとに、申し込みした記憶のない企業から面接の案内が届く。藁にも縋る想いで面接に臨んだ菜月は、なぜかド派手な宴会場に通されて……。
「働きたくない。そして、それ以前に、もう生きていたくないの」
「――結局人って、我が身が一番可愛いのよ。だから、他人が障害抱えてても平気な顔して受け入れたように個性って言うの。でもね、それが自分のこととなると、途端に受け入れられなくなるの」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 23:41:41
7556文字
会話率:18%
誰かへとつながるもの
キーワード:
最終更新:2021-01-28 16:33:05
303文字
会話率:0%
とある高校生男児(イチロ)の幼馴染の双子の妹(ミノリ)が死んだ。死因は自殺。イチロはショックから、藁にも縋る思いで骨董品の猫の木彫り人形にミノリの生きていた頃に戻りたいと願った。すると、猫神様が出てきて時間を巻き戻し…。過去に戻ったイチロは
、なんと猫の姿に!!自殺だと思っていたミノリの死の真相は!?猫の姿のままで、果たしてミノリを救えるのか―!?これは、猫が事件を防ごうと奮闘するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 16:33:53
21710文字
会話率:42%
理不尽な理由でパーティを追放された人間は、その後新しい出会いを経て才能を開花させる――
そんなジンクスを耳にした魔法使いのフレイは、愛弟子であるテティアの追放を決定する。
フレイに憧れてパーティ入りしたテティアには攻撃魔法の適性がな
かったため、実力が伸び悩んでいたのだ。
泣き縋る弟子を断腸の想いで追い出し、涙を呑んで再び立ち上がってくれる時を待つフレイ。
いつかきっと、この仕打ちをバネに大きく成長したテティアが「ざまぁ!」しに来るのを信じて……!
「師匠、好きです、結婚してください」
「えっ」
……しかし、成長し過ぎたテティアにフレイの想いは全て筒抜けだったらしく、ざまぁされるどころか求婚されてしまった。
貯めたお金で店を買い、二人だけの魔法店を開いて田舎でまったり過ごそうと誘われる。
とても素敵な提案。しかし一つだけ言わせて欲しい。
私達、女の子同士なんですけど!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 12:10:40
11114文字
会話率:41%
「しかし何で『シンデレラ』……。もうちょっと他にあっただろ」
***
フィクション大好きインドア系陰キャの俺は、どうやら異世界転移を果たしたようだ。
しかしその世界は……残念ながら『シンデレラ』の物語軸。
そして聞こえてくる、シン
デレラを呼ぶ声。
俺に物語のヒロインとか、ちょっと普通に無理だから!
これは心の底からそう叫ぶ主人公(男)に襲いかかるシンデレラストーリー。
追い縋る『シンデレラ』の結末に、果たして彼は打ち勝てるのか。
※ この作品は秋月 忍さんの企画「冬のシンデレラ」に参加しています。
※性を彷彿とさせる言動がほんの一部分出てきます。
その為注意喚起として『R15』と『ボーイズラブ』タグをつけましたが、あまり具体的な内容は作中には出てきません。
予めご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 22:15:48
20367文字
会話率:23%
勉学にバイト、これといった努力をすることもなく朝から朝までネトゲにソシャゲにラノベ――
志(オタク)を同じくする友人たちとモラトリアムな大学生活を生活を送り社会人3年目の男、
長船 周(おさふね あまね)25歳
ふわふわと行っていた就
職活動をギリギリ終えるも、要領も会社からの覚えも悪ければ毎月の給料では生活がカツカツで自己肯定感が低くなるスパイラル
学生時代にもっと積極的に物事に取り組むべきだったと後悔するも先立つことはなく、人生に悲観的な毎日を送るもこれといった案もないのでもちろん行動に移すこともない……
自業自得、怠慢怠惰の極みの周にも転機が訪れた。
最近ネットで局所的に話題になっている2095年から来た未来人がウィーチューブで警告する動画をアップしていた
パワースポットに行くな、どうなるか分からない――
――これはチャンスだ
未来人が偽物でも本物でも構わない、大学を卒業し社会人になって真の意味でモラトリアムに苛まれる男が藁にも縋る思いで取った行動はパワースポット、足繁く通う有名な神社の神様に異世界転移を願掛けすることだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 23:30:46
95961文字
会話率:38%
あれはまだ付き合っていたときのこと。
『未練ある?』
そんなメッセージが自己満足的に送られてきた。
人の事を知りもせず自分勝手。
あのとき、1年の時にあなたに恋した、その時にはこんなクズだと思いもしなかった。
自分で勝手に嫉妬して
、無視して、別れを切り出しておいてそれはなんだ、ふざけんな。今だったらそんな彼に見切りをつけていただろうが頭の沸いたあの時は彼がいなくなったら世界でひとりぼっちになってしまうような気がして怖かった。だから縋るしかなかった。これは言い訳かもしれない。あのとき、自分の気持ちが彼から離れていることに気づいていれば。友人の忠告を受け入れていれば今のようにはならなかったかもしれない。
そんなのは後の祭りだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 15:57:28
64021文字
会話率:25%