流行病によって相次いで夫と幼子を亡くした千代。
その二年後、三回忌の折に寺の住職に、その寺の山門脇にある石に花や菓子などの供え物があるのを不思議に思っていた千代はそのことを尋ねる。
住職は、子供を亡くした檀家のご婦人がその石に供え物をしたこ
とから、他の檀家も供え物をするようになったと言う。その石は見ようによっては母が子を負ぶさるようにみえることから、『母子石(ははこいし)』と呼ばれるようになり、いつしか、子のない婦人らが子授け祈願に訪れたり、妊婦が安産を祈願したりするようになった、と言う。
その翌(あく)る日、千代は母子石を確かめに寺を訪れる。丁度、その時、出かけていた住職が寺に戻ってきた。住職は幼子の手を引いていた。幼子はつい先日、父を亡くし、身寄りがなくなっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-13 17:36:58
11932文字
会話率:46%
流行病で生死の境を彷徨ったとき前世の記憶を思い出した。
そして更にそれから数年後、ここが前世で読んでいた小説の世界で、自分はその小説の中では悪役令嬢だと突然思いだした侯爵令嬢アデリーナ。
小説のままなら殺人未遂、投獄、処刑の破滅コー
スまっしぐら・・・それは回避しないといけません。
そしてアデリーナの明るい未来計画が始まる。
連載にしようか迷いつつ短編にしましたが、1万字超えてました。
ちょっと長いですが、よろしければ読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-16 22:17:21
13575文字
会話率:16%
流行病でパパとママを失くし、幼いピーターとメアリーは村を彷徨う。
狩りも知らず、稼ぎ方も分からず、死へと向かう日々。
2人が叩いたのは、鬼魔女が住む、ある一軒家だった。
注意。
お飾りの15禁じゃないと思います。たぶん。
過度な表現は
していませんが、欝展開に耐性のない方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-06 15:33:54
9051文字
会話率:21%
ロディス王国領フロスブルグで発症した恐ろしい流行病『墳血症』。この恐ろしい症状を呈して死に至る病により、人々は恐怖と絶望のどん底で生活を送っていた。そんな時、フロスブルグ近郊で小さな薬屋を営むアリア・フェローナが墳血症の特効薬を作ってフロ
スブルグで売り始める。アリアの薬の効き目は素晴らしく、墳血症の患者は次々と病を克服し、街に明るい兆しが見え始めた。ところが、突然の王宮からのお触れで特効薬の販売を禁止され、アリアは薬王局で認められていない薬を違法に売った罪で騎士団に捕まり牢屋に入れられてしまう。その陰には恐ろしい悪意が潜んでいた。
アリアには14歳になるシェルリという名の娘がいた。シェルリは母が捕まり悲しみに暮れるが、母の意思を受け継ごうと立ち上がり、残っていた特効薬を売る事を心に決める。
シェルリが街に出ると、多くの人が違法と知りつつ薬を求め、百個程あった特効薬は瞬く間に売れていった。その直後、シェルリにも悪意の魔手が迫る。シェルリは騎士団に捕まり、更には薬屋に火を放たれて全てを焼き尽くされてしまう。
母と同様に牢屋に入れられたシェルリは途方に暮れるが、事情を知ったロディスの王子エリオが救いの手を差し伸べてくれる。そしてエリオは、シェルリに墳血症の特効薬を作って売ってくれるように懇願した。シェルリは王子の手引きで脱獄し、それからも多くの人々に助けられながら、薬を作る為に苦難に立ち向かっていく。そして、薬売りの少女の勇気によって、フロスブルグの状況が少しずつ変わっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-21 16:02:08
188982文字
会話率:55%
賢帝と名高い王と、王太子・第2王子を流行病により
次々と失ったエノルヴ王国。
王となったのは当時10才だった第3王子グラン。
それから10年、正妃を迎え世継ぎも生まれた。大きな戦乱も起きてはいない。
順風満帆かと思われたグラン王の前に突如
「暴君★フローチャート」なる書物が現れた…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-08 18:00:00
27709文字
会話率:21%
強欲な王様は、民衆の嫌われ者でした。
ある年のこと、流行病が国中を襲い、民衆の怒りは王様に向かいました。とうとうお城を追われた王様は、一件のぼろ家に住む少年たちと出会いますが……?
最終更新:2014-05-27 15:44:25
12028文字
会話率:42%
かつて不良として名を広めていた青年アニマは、突如現れた謎の女アドと行動を共にしなければいけなくなった。アドと行動を共にするようになったアニマは不良をやめ、深い森の中でひっそりと暮らすようになった。アニマ自身は流れに任せてきたが、アドの口から
いずれ重大な事態を聞かされることになる。その重大のこととは、元いた異次元の流行病の、原因を調べて欲しいとのことだった。
これはその異次元に行くまでの、途中経過の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-10 23:25:04
17420文字
会話率:32%
村に突如流行病が訪れた。
「これは、土蜘蛛様の祟りに違いない贄を、贄を差し出せ―――」
贄に選ばれた娘は夜中の暗い森をつるされた状態で進んでいく。
最終更新:2013-09-23 09:32:39
3549文字
会話率:37%
名も無き異世界、そこに住んでいる人の5割は異能力という人間にあるまじき力を使うことができた。
暗黒暦358年、ガイウス・ノーランド伯爵が流行病により亡くなった。
その遺産を受け継いだ息子のギルシュ・ノーランドであったが、双子の腹違い
の弟、アイザー・ノーランドの反抗に逢った。
これは、互いに憎みあう兄弟の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-21 01:27:51
6641文字
会話率:63%
我らが自治都市トリアーは、とにかく事件に事欠かない。
なにやら不穏な噂に惑わされたり、
異国からの侵入者に怯えたり、
北方の法王に覇権を狙われたりと毎日毎日何かが起きる。
街の平和を守り、同時に街を治めている騎士団の団長、ジークフリート
様。
その無くてはならない片腕副団長、
ヴォルフラム様。
これは吸血鬼やら魔女の集団やら異国の美姫やら流行病やら、奇想天外な体験ばかりを綴ったある騎士団の物語だ。
※実在の地名をお借りしていますが、歴史や国間の位置関係等はフィクションになります。あくまで中世ヨーロッパ”風”のファンタジーとしてお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-05 11:38:07
146731文字
会話率:43%
神殿の小間使いとして働いていた娘は、流行病で母を亡くす。そんな母のために、彼女は巡礼の旅に出かけるが、そこである男と出会った。
架空の世界・架空の宗教・銃なし騎馬隊時代の物語。
続編に『ハチミツ少女と真昼の蝙蝠』という作品あり。
最終更新:2013-03-10 07:08:41
12406文字
会話率:20%
自サイトと同じ内容です : http://www016.upp.so-net.ne.jp/wdfc/st4ms/
ひょんなことから異世界の辺境の村娘に転生した、ひとりの女の子の話。
異界の魂をもって生まれたものの流行病で家族が全員死亡。同
じような立場の子供たちと共に村長預かりで半奴隷のように働かされて生きている。教育も受けられずこの世界の文字すらも全く読めないままに思春期が訪れる。村長の息子に目をつけられ、このまま作業奴隷として過ごすか、村長たちの慰み者になるかの瀬戸際に立たされている。
そんなある日、その事件は起きた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-09 23:05:44
18937文字
会話率:50%
ある村で起こった流行病とその病気にかかった、ある少年の物語
最終更新:2007-10-01 20:03:41
2571文字
会話率:43%
流行病でたくさんの村が果てた。そして、今まさに果てようとする小さい村に一人の僧が訪れた。そこで一人の男の子と出会う。
最終更新:2007-04-08 13:02:32
1011文字
会話率:17%