彼女に振られて落ち込んでいる「俺」は、マスターに愚痴をこぼす為に行きつけのバーに立ち寄った。
しかしそこにマスターの姿はなく、代わりにいたのは無愛想で失礼な態度の女子高生バイト、百瀬ノノコ。
俺はマスターの代わりに、彼女に喝を入れてや
ろうとするが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 16:03:31
2227文字
会話率:33%
騒がしい東京の夜で見た君の姿は、店の光よりも、アクセサリーよりも、そこら辺の人間よりも、魅力的で一際目立って見えた。それでも君からはどことなく影よりも深く暗い何かが見えた。
これは、東京の夜の街で出会った俺とキミの話。
最終更新:2025-01-09 21:34:58
3684文字
会話率:18%
クレイヴンハート辺境伯家――戦うことが好きな戦闘狂たちが集う家系である。
その末息子アルドは、転生者でありながらも、戦いへの情熱を持っていた。
そんな彼はとある魔法に目を付けた。
それは――冷遇され続けている回復魔法。
ポーシ
ョンより治癒速度の遅い回復魔法を使う者に居場所はないが、アルドは思い付いてしまった。
――狂戦士という職業が、最強へと至る可能性に。
「これ、回復魔法を極めれば、治しながら戦い続けられるんじゃね?」
その発想こそが、彼を最強へと至らせるための第一歩。
あらゆる傷を瞬時に再生し、絶え間なく戦い続けるその姿はまさに、不死身の狂戦士。
戦うことで癒し、治すことで戦う――不死身の狂戦士として、アルドは誰にも負けない力を手に入れ世界に名を馳せる。
これは、主人公が狂戦士でありながら、回復魔法を極めて世界最強へと至るまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 18:10:00
64000文字
会話率:41%
学生時代に好きだった美雪さんはとても素敵な人だ。かわいくてそして僕なんかにも声をかけて笑顔で、微笑みかけてくれる優しい人
校庭に降り積もった雪がステージのように映え、くるりと舞う姿はバレリーナのように美しい。雪の妖精のようなんだ
そんな
君を僕は好きだったのに、想いを告げられずアラサーになってしまった。友達がいなかったのに何故か同窓会に参加してしまって、しんどい中で君が僕の前に現れる。笑顔が素敵で成長して顔がより美しくでもかわいさもある顔で笑顔なのにどこか冷たさと辛さを感じる
何も出来ない話せないまま、同窓会が終わり遠くの駐車場に停めた車で帰ろうとすると美雪さんが僕の目の前に現れた。どうも美雪さんと行動をするとその冷たさと辛さの理由がわかってしまい……
美雪さんから迫られ僕が選択したのはどれだ?
表紙:photoAC折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 20:41:03
5458文字
会話率:22%
霧深い山奥にある村「霧隠村」を訪れた三田村幸太郎は、詐欺師として都会で失敗を重ね、追われる身となった男だった。彼の目的は、村の祭りで祀られる狐神の秘宝「カミツキ様の宝珠」。それが数百万円の価値を持つと聞きつけ、これを盗み出して人生を逆転させ
ようと企んでいた。
村に到着した幸太郎は、古びた家々や村人たちの異様な視線に不気味さを感じながらも、研究者を装い、村長に近づく。村長は穏やかな笑顔で祭りを案内し、幸太郎の侵入を歓迎するような素振りを見せるが、その笑顔には何か底知れぬ違和感があった。
翌日、村は狐の面をつけた村人たちで賑わい、神社の境内には祭りの準備が整えられていた。村人たちの踊りや太鼓の音に包まれる中、幸太郎は「カミツキ様の宝珠」の隠し場所を探し始める。やがて夜になり、祭りが本格的に始まると、狐面をつけた村人たちの動きが次第に獣じみていき、不気味な空気が漂い始める。
その隙を突き、幸太郎は神社の本殿に忍び込み、宝珠を発見。台座に鎮座するその宝珠は淡い光を放ち、生き物のような存在感を漂わせていた。「これで人生が変わる!」と歓喜する幸太郎。しかしその瞬間、背後から村長の声が響く。
振り返ると、狐の面をつけた村長が現れるが、すでにその姿は人間ではなく、背中には白い尻尾が揺れ、足元は獣のように変貌していた。さらに村人たち――いや、妖狐たちが姿を現し、幸太郎を取り囲む。異形の村長は笑みを浮かべながら言う。「宴は始まったばかりだ」――その言葉とともに、幸太郎は妖狐たちに捕らえられ、広間に連れ込まれる。
広間では、妖狐たちが笑い声を上げ、踊り狂っていた。祭りの本当の目的は、よそ者の「肉」と「魂」を捧げることで、妖狐たちが力を得るというものだった。絶望する幸太郎の周囲で踊りが加速し、狂気じみた笑い声が山々に響き渡る。そして、祭りの最高潮に現れるのは、異形の狐神「カミツキ様」。
翌朝、霧隠村の神社には新しい狐の像が飾られていた。それは、宝珠を抱えたまま笑みを浮かべる都会的な顔立ちの狐だった。幸太郎の姿は、もうどこにも見当たらなかった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:55:09
1597文字
会話率:30%
”氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間一人で寝室を使っている。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日
プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴な夫から散々な目に合うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 19:25:00
106897文字
会話率:39%
邪神に学園ごと異世界に転移された容姿端麗、博識聡明、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花と呼ばれるほどの夜神星華は異世界へと飛ばされダンジョンを作って行く事になる。
だが彼女の本性は殺戮歓迎、狂気大好き、同性愛主義者の超が着く変態だった
。
(ガールズラブ要素を含みます、苦手な方は読まないで下さい)
(グロ、狂気を多く含みます、お気を付けください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 03:10:28
463680文字
会話率:51%
目が覚めたら、狐でした、、、どういうこと!?
友達の留学先に会いに行くために飛行機に乗って仮眠していて起きたら、異世界転生、、、しかも自分の姿は子狐とは、これいかに、、
優しいお母様と精神年齢低めの神様に見守られながら前世女子大学生が、もう
一度前世の親友に会うために異世界を冒険?していく物語です!
初めての作品で至らぬ点も多くあると思いますが見守っていただけますと幸いですm(_)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 00:47:39
1800文字
会話率:25%
今より科学技術が進歩しているけれど、生活は大きく変わっていない近未来。
重い病気の治療のために、全身機械となった青年《祐樹》は、彼女との幸せな記念日を過ごしていた。
その日の夜、祐樹は彼女に一つの相談を始める。
最近、変な夢ばかりを見る
。
至る所に鏡があって、僕の姿が映る。
でも、僕の目から僕自身の姿は見えない。
そして、謎の男が姿を現す……。
男は一体、祐樹に何を問いかける?
祐樹はその問いに、何を答える?
何が正解で、何が不正解なのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 08:00:00
11013文字
会話率:32%
とある森の奥で、母親であるエルフと、ひっそり暮らしていた謎の少年。
その容姿は異端だった。
頭髪はなく、鋭さのある眼光。大きな口からは、鋭い歯を覗かせていた。特に目を引くのは、肌の色。
全身が緑色をした皮膚は、魔物のような不気味さを醸し出し
ていた。
ある日、少年とエルフの前に、魔物の群れが押し寄せてきた。
ゴブリンの軍隊。
自分に似た容姿に、少年は己のなかに巣くう魔の血を知る事になる。
少年は自分の背負った大きな運命と使命を知る事となる。
そのとき、少年はこれから歩むべき道を知る事となる。
エルフとゴブリンの混血である少年アモルは、旅に出る。仲間とともに。
全ては、世界征服を企む、ゴブリンの王を止めるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 21:48:27
9772文字
会話率:50%
「リアナ、僕は貴方との婚約を放棄する」
そう告げたのはラミアの婚約者でありこの国の王子であるゼノヴィスだった。
ようやく顔を上げて見つめたゼノヴィスの瞳。今まで愛していた、いや今でも狂おしいほどに愛している彼の瞳に、リアナの姿はなかった
。
可哀そうな女の子でもざまぁでもないです。
婚約放棄を告げる王子がいつも当て馬なのが悔しいので書きました。誰かの心に刺さると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 02:57:33
14512文字
会話率:58%
そこそこの速度の文章を速記している姿は、見ていておもしろい。では、なぜ、そういう姿を見せるテレビなり何なりがないのかというと、しゃべってはいけないからである。それがわかった上で、黙って見ていられる人は、間違いなく速記関係者である。
最終更新:2025-01-02 00:00:00
300文字
会話率:0%
幼い頃に魔法少女に憧れていた「私」は、いつしか社畜となり過労死してしまう。しかし神様のご厚意で魔法の世界に転生する事になり、かつての「魔法少女になる」夢が叶うと思った矢先、転生した姿は何とマスコットで…
最終更新:2024-12-31 18:58:15
20607文字
会話率:15%
都内のとある駅前に、どこにでもありそうな古ぼけた雑居ビルがあった。
その地下一階は、閉店している店も多い、寂れた飲み屋街である。そのさらに奥へ進むと、ダンボールや清掃用具などが無造作に置かれた袋小路に突き当たる。
その袋小路の左手の
壁に、夜の間だけ、さらに地下へ続く階段が現れる。
それが、どういうトリックなのかはわからない。
とにかく、昼間は薄汚れた白い壁があるだけの場所が、夜の間だけその壁が消えて、階段が現れるのだった。
もちろん、そのビルには、本来地下二階など存在しない。
しかし、確かに階段は存在し、薄暗いその階段を下りると、弱弱しく光る腰ぐらいの四角い看板が現れる。
その看板には【異世界案内所】と書かれていた。
上の方に、手書きで「ミザリアの」と書き加えられている。怪しい緑色の煙も漂っているが、不思議と嫌な香りではない。
その看板のさらに先に進むには、天井から吊られた黒に近い紫色の布をくぐらなくてはいけない。その布は光沢があり、分厚い高級な緞帳のような布だ。
その布をくぐると、漂っている煙の元であるキセルを咥えた、女性の姿が現れる。
先ほどくぐった布と同じ色のとんがり帽子を被り、マントを羽織ったその姿は、まさに絵に描いたような魔女の姿だった。右手に持っている細長いキセルも、杖のように見える。
肩の辺りには、薄っすらと光る妖精のような生き物が音も立てずに飛んでいる。
「あら、いらっしゃい。初めての方かしら? 私はここで、異世界への永住希望者を探している者よ。この場所に辿り着いたという事は、貴方にはその資格があるという事ね」
金色に輝く長い髪をかき分け、薄い緑色の煙を吐き出しながら、その魔女は言う。
「さて、まずは貴方のお名前を聞かせてもらえるかしら?」
魔女は客人の目を見て言う。怖いような悲しいような、冷たい微笑みを浮かべて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 02:01:33
20059文字
会話率:38%
都内のとある駅前に、どこにでもありそうな古ぼけた雑居ビルがあった。
その地下一階は、閉店している店も多い、寂れた飲み屋街である。そのさらに奥へ進むと、ダンボールや清掃用具などが無造作に置かれた袋小路に突き当たる。
その袋小路の左手の
壁に、夜の間だけ、さらに地下へ続く階段が現れる。
それが、どういうトリックなのかはわからない。
とにかく、昼間は薄汚れた白い壁があるだけの場所が、夜の間だけその壁が消えて、階段が現れるのだった。
もちろん、そのビルには、本来地下二階など存在しない。
しかし、確かに階段は存在し、薄暗いその階段を下りると、弱弱しく光る腰ぐらいの四角い看板が現れる。
その看板には【異世界案内所】と書かれていた。
上の方に、手書きで「ミザリアの」と書き加えられている。怪しい緑色の煙も漂っているが、不思議と嫌な香りではない。
その看板のさらに先に進むには、天井から吊られた黒に近い紫色の布をくぐらなくてはいけない。その布は光沢があり、分厚い高級な緞帳のような布だ。
その布をくぐると、漂っている煙の元であるキセルを咥えた、女性の姿が現れる。
先ほどくぐった布と同じ色のとんがり帽子を被り、マントを羽織ったその姿は、まさに絵に描いたような魔女の姿だった。右手に持っている細長いキセルも、杖のように見える。
肩の辺りには、薄っすらと光る妖精のような生き物が音も立てずに飛んでいる。
「あら、いらっしゃい。初めての方かしら? 私はここで、異世界への永住希望者を探している者よ。この場所に辿り着いたという事は、貴方にはその資格があるという事ね」
金色に輝く長い髪をかき分け、薄い緑色の煙を吐き出しながら、その魔女は言う。
「さて、まずは貴方のお名前を聞かせてもらえるかしら?」
魔女は客人の目を見て言う。怖いような悲しいような、冷たい微笑みを浮かべて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 03:00:00
16847文字
会話率:49%
都内のとある駅前に、どこにでもありそうな古ぼけた雑居ビルがあった。その地下一階は、閉店している店も多い、寂れた飲み屋街である。そのさらに奥へ進むと、ダンボールや清掃用具などが無造作に置かれた袋小路に突き当たる。
その袋小路の左手の壁に
、夜の間だけ、さらに地下へ続く階段が現れる。それが、どういうトリックなのかはわからない。
とにかく、昼間は薄汚れた白い壁があるだけの場所が、夜の間だけその壁が消えて、階段が現れるのだった。
もちろん、そのビルには、本来地下二階など存在しない。
しかし、確かに階段は存在し、薄暗いその階段を下りると、弱弱しく光る腰ぐらいの四角い看板が現れる。
その看板には【異世界案内所】と書かれていた。
上の方に、手書きで「ミザリアの」と書き加えられている。怪しい緑色の煙も漂っているが、不思議と嫌な香りではない。
その看板のさらに先に進むには、天井から吊られた黒に近い紫色の布をくぐらなくてはいけない。その布は光沢があり、分厚い高級な緞帳のような布だ。
その布をくぐると、漂っている煙の元であるキセルを咥えた、女性の姿が現れる。先ほどくぐった布と同じ色のとんがり帽子を被り、マントを羽織ったその姿は、まさに絵に描いたような魔女の姿だった。右手に持っている細長いキセルも、杖のように見える。
肩の辺りには、薄っすらと光る妖精のような生き物が音も立てずに飛んでいる。
「あら、いらっしゃい。初めての方かしら? 私はここで、異世界への永住希望者を探している者よ。この場所に辿り着いたという事は、貴方にはその資格があるという事ね」
金色に輝く長い髪をかき分け、薄い緑色の煙を吐き出しながら、その魔女は言う。
「さて、まずは貴方のお名前を聞かせてもらえるかしら?」
魔女は客人の目を見て言う。
怖いような悲しいような、冷たい微笑みを浮かべて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 01:08:44
13182文字
会話率:47%
杉村 祐二は、ドララーのオタクである。仕事の帰りに、見知らぬ家族を庇って車に撥ねられ死んだ。
その後異世界の神に、ドラゴンが存在する世界に転生させてもらう事になったが、転生後の姿は美少女だった。
最終更新:2024-12-31 02:00:00
549458文字
会話率:55%
男子中学生の天倉 桜は、妹と登校中に、台風によって倒れてきた木から妹を庇って死んだ。
その後謎の光球によって、異世界転生される事になったが、その姿は銀髪美少女の姿をした、吸血鬼(ヴァンパイア)であった。
最強のヴァンパイア…ヴァンパイ
ア・ロードとして転生した桜ことサクラは、その不死身の強大な力と武器を手に、異世界を奮闘していき、元の世界への帰還を目指す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 01:00:00
67164文字
会話率:50%
「王女を守るのが私の生きる価値だ」
麗しき銀髪の騎士アトレーユは、命を賭してロヴァンス王国の王女キャルメを守っていた。誰もが見惚れる美貌の青年騎士――しかしその真の姿はティアンナという一人の女性であった。彼女は男装の騎士としてキャルメ王
女とともに、隣国ラーデルスへと向かう。
王女の婚約者候補であるノルアード王太子と、彼を守る騎士団長ラスティグとの出会い。複雑に絡み合うラーデルスの王位争いに、アトレーユとキャルメは巻き込まれていく。
女性であることを隠しながら、騎士として王女を守り続けるアトレーユ。そして彼女に絶大な信頼を寄せるキャルメ王女。二人の親密な様子は、ノルアードとラスティグの目にはまるで恋人同士のように映って……
男装騎士がヒロインの硬派な騎士物語です。アクション好きな作者がガチで書いているので、戦闘シーンが多め。甘さ控えめですが、アクションや陰謀ものが好きな人は刺さるかも。どうぞ薔薇騎士物語の世界をお楽しみください。
※地道に自作の挿絵を挿入していってます(不要な方は非表示でお願いします)
※小説・挿絵のどちらについても無断転載は禁止いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 00:10:00
712377文字
会話率:30%
不良まみれの世紀末高校、《籠目西高校》の生徒会に勤める女子生徒、望影六葉(もちかげ むつは)。六年前、彼女は「悪魔」と出会い、彼女のそばにいることを約束していたが、それは叶わぬ願いとなってしまった。
彼女はそのことが忘れられず、「悪魔」
の手がかりを探すも、時の流れが記憶を徐々に不明瞭にしていく。しかしそんな日々は、突如としてやってきた、あの可憐な「悪魔」との二度目の邂逅によって大きく変化することとなる。
見た目は女児、中身は野性、荒ぶる姿はバーサーカーの悪魔、ロフィア・リトルレッドは、ムツハの運命を大きく揺り動かす……!
※不定期更新、全三話で完結予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 13:00:00
14418文字
会話率:40%
空が燃えるように真っ赤に染まった夕刻。強烈な向かい風を受けながら地下鉄の駅から一人の女がカバンを片手に、一段飛ばしで出てきた。スマートフォンの画面を灯して時間を確認する。十八時を少し回ったところだ。お腹が少し空いてきた。何を食べようか?な
どと思いを巡らせながら家路に着く。
玄関を開け、呟くように「ただいま」と言いながら靴を脱ぐ。返事がないことは分かっていた。なのに、習慣というものは、なかなか抜けないものだ。
彼女は着替えもせずにベッドに横たわると、スマートフォンの画面を灯した。一度スワイプして、あるアイコンをタップする。『Over Land』と書かれた『それ』は画面を暗転させると、パーセンテージが添えられたゲージを増やしていく。
彼女はふぅ、と一度呼吸を吐き、天井を見つめる。
「………、何食べよっかな」
リモコンで部屋の電気を消し、眠るように目を閉じる。スマートフォンの画面は、百パーセントを示した。
同時に、彼女の姿はベッドから消えた。
2017年5月28日:ようやくプロローグを終えました。
2018年6月15日:ようやく『Over Land』が始まりました。
2019年12月29日:最近、蓮くんが主人公っぽくないので、長期休暇(年末年始、GW、お盆など)限定で『OverLand〜How toWalk〜』というものを書き始めました。https://ncode.syosetu.com/n1857fy/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 08:10:15
883997文字
会話率:46%
もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か? もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ! それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ! お前の顔は怖いんだよ!」
「ですが、殿下」
「ええい、うるさい。もう去れ」
「………はい、失礼します」
私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。
何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。
彼女の微笑みに目を細められる姿は、私には向けられないものです。彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。その後に殿下は私を睨み付けたのです。
私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。
これぞ相思相愛。相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。
ああこれは、邪魔なのは私ですわ。
彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら?
そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を越えた愛。国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。もう涙が止まりませんわ。愛ですわ。
そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。小説によると、私が女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。だって未来の国母ですもの。
私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。
楽しくなって来ましたわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:16:48
34534文字
会話率:39%
「やっと、愛する家族と暮らせる日が来た。可愛いフランシーヌとパシェルよ、ずいぶんと待たせてしまったね。でももう大丈夫だ。
それとアンネットよ、お前とはここでお別れだな。今日からは我が両親が養父母となる。迷惑をかけるんじゃないぞ」
「さ
よなら、お義姉様。わたしにお父様を譲ってくれて、ありがとう」
歪な笑顔で話す義妹。
それだけ言えば、もう関心はアンネットから離れ、フランシーヌ達に向うチェント。彼女達がお茶を楽しんでいた応接室から、アンネットと前伯爵夫妻は踵を返した。
「嫌な思いをさせて済まないな」
「ごめんなさいね、アンネット」
「心配しないで。大丈夫ですわ」
生まれ育った生家に別れを告げた、アンネットと前伯爵夫妻は感慨に浸りながらも歩き出し、その場を後にした。
アンネットは、アイモンドール伯爵家の長女。
フランシーヌは、彼女アンネットの異母妹だった。
チェント・アイモンドール伯爵は、彼女達の父親。
アンネットの母ジャクリーンは既に伯爵家にはおらず、今は平民の愛人であったフランシーヌの母親パシェルが伯爵夫人に納まっている。
ある日、渓谷で伯爵家の壊れた馬車が発見されたが、母と馭者の姿は発見されず、失踪届けが出されたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 14:05:34
26601文字
会話率:21%
恋愛において勝つことが約束されている存在━━━メインヒロイン
「君は今、恋をしているかな?」
人気アイドルグループ『スター☆トレイン』の元センター━━━灰銀唯煌(はいらぎゆきら)は偶々屋上で昼ご飯を食べていたモブこと枯水瑪瑙(かれみずめ
のう)に話しかけた。
なんでもアイドルを辞めた理由は、灰銀の中学からの同級生でクラス委員である金城真(かねきまこと)に告白をするためらしい。
元・人気アイドル、文武両道、容姿端麗、光風霽月・・・
これだけのステータスを揃えた灰銀唯煌は━━━完膚なきまでにフラれた。
諦めきれない灰銀は横恋慕を画策するが、瑪瑙の前で見せるその残念な姿はメインヒロイン、などではなく、ヒドインと呼ぶにふさわしかった。
灰銀唯煌の悲願は達成できるのか?あるいは、新たな━━━
カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 18:10:00
129983文字
会話率:60%