税務課から生活福祉課に人事異動になった北島栄太郎は生活保護の業務を通じて、様々な死に直面する。「反骨のアパシー」「氷解」の前のストーリー。
最終更新:2010-04-05 06:25:25
80623文字
会話率:51%
嵯峨天皇の絶大な信頼を得て若くして権力を掴んだ冬嗣(ふゆつぐ)は、勢力を伸ばそうとたくらむ葛野麻呂(かどのまろ)や緒嗣(おつぐ)といったライバルと宮中で冬嗣と対立する中、他者の上に冷酷な存在として君臨する。だが、権力を掴んだ冬嗣の前に立ち
はだかっていたのは日本史上最悪と言われる飢饉だった。その上、以前より続いてきた出挙を軸とする経済はバブル崩壊を迎えて破産者が相次ぎ、日本全国で失業者と餓死者が続出して税収がなくなり、田畑は捨てられ、都には生活を失った人があふれるようになった。冬嗣は貧困を無くそうと借金の税率を引き下げ、生活に困った国民にコメを分配するも貧困はかえって悪化する。
飢饉は国境の外でも発生し、東北地方の蝦夷が日本人の集落への侵略を開始。頼りとする勇将坂上田村麻呂も病に倒れて命を落とし、侵略を跳ね返すための負担が国庫を悪化させる。戦乱は国内の日本人と蝦夷との民族対立も呼び、各地で扮装が勃発する。それでも、苦しみながらも日本軍は蝦夷を追い詰め、三八年間続いてきた蝦夷との戦いを、本州統一という最高の形で終えることとなった。
しかし、平和は訪れなかった。本州統一直後に海の向こうから新羅が襲来する。対馬は蹂躙され九州に軍勢が押し寄せるが、国家をかけた戦いは日本の完勝に終わり、新羅軍は無条件降伏した。戦勝も状況の改善にはつながらず、一方で、財政危機は役人と貴族の腐敗を招いた。国庫からはコメが尽き、金銭に経済の主軸を移させるがそれがかえって大インフレを巻き起こす結果となる。持つ者と持たざる者との格差が拡大し、貧困はいっそう悪化して国に救いを求める人が増えるが、冬嗣にはその全てに応えることはできなかった。冬嗣に頼れなくなった国民は国の力を借りず生きていこうとする。地方は次第に独自の権力を持ち、後の武士の誕生のきっかけとなった。
自然災害で日本各地は壊滅的なダメージを毎年のように受け続ける。嵯峨天皇はただ一度を除いて好景気を経験することのないまま責任をとって退位し、本人は拒絶するも弟の淳和天皇が即位した。冬嗣は人臣の最高位である左大臣へと上り詰め二人の息子を貴族としてデビューさせるが、淳和天皇は平城上皇と薬子の起こした反乱の関係者を赦すという名目で、冬嗣の権力のきっかけとなった反乱鎮圧と首謀者の殺害の出来事を批判した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:57:57
99478文字
会話率:9%
…………横浜~オックスフォード…………
一名の飛び降り女性‘京’を囲むICUの三名。
ひとりは、京の同い年の旦那‘隼人’37歳。
ひとりは、最近学校を辞めたばかり‘葉夜’19歳。
ひとりは、余命半年のデザイナー‘彼方’20代前半。
なんだか続く、人間関係。
少し過去も錯綜して、なんだか曖昧。
舞台は横浜のここ十八年――。
スキャンダラスも、ルイちゃんも、
厳しい評価、感想、おまちしています!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-23 08:12:36
11961文字
会話率:31%
広島市内で有名デパートに勤める坂下寅雄(四十三歳)は、相続税に悩む平田家のゴミ広場と化した土地を狙っていた。全く相手にされていない、経済力重視の一回り以上年下の美奈子と、結婚をしたかったからだ。香典返しの営業を理由に、寅雄は土地の相続人であ
る平田爺さんに近づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-30 05:53:03
187058文字
会話率:39%
今まで書いてきた詩をごちゃ混ぜにまとめてみました、“春日まりもワールド”第3弾でございます。収録作品:静寂の中で。/遅刻の詩/雨の詩/ハロー、ハロー/アリア/アウトロー/空とラララ‥
最終更新:2009-08-16 21:49:23
3822文字
会話率:3%
小学生の頃に書いた詩をまとめてみました。収録作品:小学校生活六年間/君+僕=私の詩‥
最終更新:2009-08-13 16:24:16
1079文字
会話率:11%
今まで書いてきた詩をごちゃ混ぜにまとめてみました、“春日まりもワールド”第2弾でございます。収録作品:さよならの詩/恋はEveryday/愛が見えた。/道/悔しさの線上/君に一言/君に一言だけ‥
最終更新:2009-08-13 16:11:28
4460文字
会話率:3%
天貝家の事件を、多角的に検証していく!この一冊で、事件の謎に迫れる!真実はあなたが見つけ出す!定価1300円(税抜き)「注意!」この小説は本編、「破かれた絆」のおまけになっています。初見の方は、本編を読むことを強くお勧めします!(まぁ、ぶっ
ちゃけはじめたばっかだからあんまりないのだけれど・・)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-16 00:50:15
401文字
会話率:0%
アメブロ人気ブログ超税理士倶楽部のメンバーが謎の企画小説を連載中
最終更新:2008-06-16 22:46:50
1993文字
会話率:15%
今宵のオススメカクテルは非課税にてお出しします。存分にご賞味あれ。
最終更新:2008-01-09 19:58:15
3117文字
会話率:0%
私、遠野真理子。三十路リーチの29歳・結婚歴悲しいかな一度もナシ・年収600万(税込)の安定したOL生活を捨て、「ストレイシープ」という名の結婚相談所を設立。二番煎じどころか出涸らし内容の企画なんて、当たるハズがない。発想貧困な人間に残され
たのは多額の借金である。ある日、営業兼広告用のHPに見当違いな相談依頼が舞い込んだ。その依頼とは、たったの一行__「殺してしまう前に、どうか助けてください」だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-23 23:25:16
1179文字
会話率:28%
包丁で奉公する半四郎は理由あって刀を持てない武士。側用人の主税はそんな半四郎に武芸修業の浪人との果し合いに挑むよう頼み、断られるのだが……
最終更新:2007-08-05 05:39:01
11310文字
会話率:37%
世の中は腐っていた。賄賂は当たり前になり、役人は絞り上げた税で贅沢の限りを尽くしていた。庶民の暮らしはこの上ないぐらい苦しくなった。庶民の不満は募りに募り、今まさに世の中は乱れようとしていた。
最終更新:2006-11-25 14:42:23
2031文字
会話率:6%
駆け出し記者が現れたのは税金をふんだんに使われた超豪華研究所だった。さらにどきも抜く開発は役人だけの為の物だった。
最終更新:2005-04-20 14:50:22
4188文字
会話率:62%
その日、少年は路地に捨てられた。しかし重税に苦しむ時代、それは珍しい光景ではなかった。―――少年が少女と出会い、失い、そして決意した時、英雄は生れる。
最終更新:2005-04-03 16:04:33
1478文字
会話率:22%