──あの日、世界は、交差した。
20XX年、黙示録戦争(アカシックウォー)と後に呼ばれる十年間にも渡る戦争が、人類(じんるい)、天止(てんし)、災獄(さいごく)と呼ばれる三種族によって引き起こされた。
だがその戦争は、戦争と呼べるほどの
拮抗(きっこう)等は無く、戦場を鮮血色(せんけつしょく)へと瞬(またた)く間に変えていく。
人類を遥かに凌駕できる力、奇跡を持つ天止すら蹂躙し、それに拮抗していた人類を自分らの実験体、食糧程度にしか思わぬ災獄によって、天止と人類は共同戦線を展開せざるおえぬ状況まで追い込まれながらも、災獄を何とか深淵(しんえん)と呼ばれる地球の次元の裏側へ追放し、戦争は終結。
だが、戦争による被害は甚大であり、日本以外の各国々はとても人が住める環境ではなく、各国からの避難民、天止、災獄、人類の力のぶつかり合いによって様々な地平と繋がり日本国土自体が元の日本よりも数回り大きくなり、そしてぶつかり合いの影響か、天止の住まう天界の他にも、次元の彼方より様々な種族が集まる。
言わば日本は異種国(いしゅこく)となりつつあった。
そして、そこから更に十年。
災獄が深淵より甦り、災獄に対応できる程の力を得た人類と様々な種族によって新たなる戦いの火蓋が、
今、切られようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 22:50:25
171227文字
会話率:35%
20XX年、巷では『20XX年11月10日に隕石によって世界が滅びる』という予言があると話題になっていた。絵を描くことが好きな高校生の冬香はそんなものに興味を示さなかった。しかし、そんな冬香は小学校の時に仲が良かった春、夏希、秋穂が予言を理
由に集団心中計画を立てていることを知ってしまう。三人は『化け物部』と名乗り「隕石に殺されるくらいなら自ら死ぬ」と言うのだ。そして三人の計画を止めるべく、冬香もまた『化け物部』に加入する――。
その裏には、予言に関する衝撃の事実と本当の彼女たちがあった。
果たして冬香と春、夏希、秋穂の生死はどうなるのか。また『自殺』とは一体何なのか、少女たちは悩み、答えを探していく壮大な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:00:00
64091文字
会話率:18%
国之常立神(くにのとこたちのかみ)が納める、葦原の中つ国が舞台。
中つ国では命(みこと)と呼ばれる神と、その眷属(人類)が存在する。
神が持つ万物の力は壮大で、何度も人類の窮地を助けてきた。
当然に人類は神を敬い奉る。それは不変的で永久的な
真理だった。
ときは西暦XX05年 和暦永世(えいせい)300年
数百年前に人類を悩ませた温暖化は、科学の進歩によってなりを潜めた。
だが自然の摂理を覆したことで生態系は崩れる。
新たな脅威に直面した人類は、生き延びるために己の細胞を変え、半永久的寿命を手にした。
長命種となった人類と神の関係性が、いま変わろうとしてる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 00:11:11
9781文字
会話率:57%
20XX年地球にダンジョンが出現した。世界のエネルギー採取のためモンスターを討伐し魔石を持ち帰ることを義務付けられた魔法使い。
そんな中で魔力はあるが魔法が使えない翔太君が頑張って成長するお話です。
便利なレベルやステータスなどはありません
。
基本ボッチでの探索で書こうと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 20:30:07
107678文字
会話率:9%
──老害は死刑になっても良いと思いますか?
20XX年、大豆生田賢治内閣によって『老害対策法』が制定された。
告発された老人は老害審判にかけられ、死刑になるか無罪放免になるかの二択だ。
当初から老害対策法に反対する厚労大臣の佐宗励介。
こ
の法律の裏には何かあると嗅ぎまわる記者の内田陽介。
第一の老害を担当した市役所職員の佐伯優一と相川あずさ。
様々な人間がこの法律に関わり、運命の歯車が回っていく。
*毎朝8時10分に更新です。
*完結まで予約投稿済みです。完結保障!
*この物語はフィクションであり、実際の人物、出来事とは一切関係ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 08:20:00
107452文字
会話率:56%
20XX年平和だった地球は終わってしまった。どこからともなくモンスターが溢れかえって来るようになってしまったのだ。
そんな環境に適応するように人の体が進化する者が現れ始めたのだ。
魔法が使えるようになり、スキルも使えるようになった。ステータ
スも可視化され強さまでも分かるようになった。
そんな世界にNo.0がいると噂が広まり始めた。きっかけは世界で1番強いはずのNo.1が「俺、No.1なのに世界で2番目に強いらしい」と言う発言から噂が始まった。
そんなNo.0が世界を平和にするかもしれないお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:26:04
87289文字
会話率:46%
20XX年
日本有数の財閥、赤井家。
その家には、数々の赤井家に連なり傘下となる家があった。
その内の一つ、雪見家。
雪見家は赤井家と最も血が近く、現在の赤井家当主を支える懐刀となる。
しかし雪見家は社交場には滅多に姿を見せる事はなく、顔
を知るものは少ない。
加えて、雪見家に生まれた子供は存在を公開される直前まで秘され、性別どころか姿形を知る者は居なかった。
雪見家直系の者達以外は。
雪見時雨。
小説内で赤井家の愛娘、赤井蛍に叛意を抱き舞台となる御鏡学園で殺人を犯す数少ない異能力持ちの従者。
死因不明。
と、言うのが小説「花の雫が眠るまで」のスピンオフ小説、「青薔薇が枯れるまで」の雪見家と雪見時雨に対する公式情報として小説サイトに記載されていた。
つまり、謎。
そんな存在に前世ならぬ小説の内容をうろ覚えながらも記憶継承したまま転生した主人公、刹那の奮闘記。
※エブリスタ、ノベマにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 16:38:49
48787文字
会話率:22%
20XX年、高校生活を終え、ついに大学生となった朱空 卿慈(あかそら けいじ)。彼は今まで禁止されていたフルダイブVRゲーム機を購入し、昔馴染みの友に勧められていた『Savage・difearth』を手に取る。さて、今までフルダイブをプレイ
してこなかった彼の目に世界はどう映る?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 20:12:43
214491文字
会話率:69%
20XX年。この町は世界から封鎖された。よくゲームとか映画とかである話だ。正体不明のウィルスが蔓延して感染するとゾンビ化するやつ、すでにこの町の八割の住民は感染しゾンビ化し人間を求め徘徊している。日本政府は国連からの命によりパンデミックが起
こる前にその元凶を断つべくこの町の周囲を壁で囲った。政府は生存者の救出と事件の解明に乗り出し機動部隊を送り込むが一週間で連絡が途絶えてしまう。機動隊の隊員の一人が死に際に伝えた世界を脅かす陰謀の可能性。政府は原因の解決を示唆し一人のエージェントを町に送り込んだ。果たしてこの町に隠された世界を脅かす陰謀とは何なのか、本編では陰謀渦巻く見えない敵と戦うエージェントとは全く関係ない生存者。体育会寮に住まう体育会系大学生三人が有り余る性欲を満たすためだけに奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 01:21:58
886文字
会話率:64%
20XX年、四月十八日。世界は崩壊世界になった。
狼に噛まれ、死亡した男がゾンビとなって襲い掛かる事件を皮切りに、世界は瞬く間にゾンビが徘徊する世界になってしまった。
そんな状況の中、ある市内に住んでいた引きこもり女子高校生『雨森希 (
アマミヤ・ノゾミ)』は、その日も部屋に引きこもっていたが、家に強盗らしき存在が入ったことをきっかけに崩壊した世界に足を踏み入れることになる。
これは――引きこもっていた少女の成長と、自分を知る物語。
※今作は超不定期連載です。書いたら上げるというシステムで行こうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:19:58
145218文字
会話率:25%
大体十一世紀。世界を揺るがす大地震、『特異大地震』の直後出現した特異能力者、通称『特異者』の出現により急速に復興、発展した世界。
そんな世界の現代よりもさらに先、20XX年。特異者が集まる高校に入学した、『暮木鈴人』は避けることのできな
い運命によって不本意ながら戦いの中に身を投じていく。そして、やがては世界へ────
古き良き王道作品ここに! ただし、ネタ満載だ!
どちらかというと、王道アクションラブコメ。
※週一に日曜日の投稿を目指していますが、執筆のノリやリアルでの都合によってはそれよりも少し遅れたりしますので、気長に待っていただけると幸いです。
この作品は、作者がその場のノリと勢いで執筆しています。何か矛盾や不自然が在っても生暖かい目で見守るか、報告をお願いします。
素人のまだまだ未熟な物ですが、暇なときにでも読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:10:00
208785文字
会話率:38%
野球。
それは時代の流れとともに変化を遂げてきた。
技術の進歩、情報の共有、高野連の刷新――いくつもの困難と議論を乗り越えたその先に、ようやくたどり着いた境地があった。
それは、性別を問わず、誰もが同じ土を踏める世界。
ユニフォーム
に違いはなく、試合に上下の別もない。全ての選手が等しく、「甲子園」という夢に挑むことを許されたのだ。
そしてもうひとつ――変化は、選手たちの背中にも訪れた。
かつて、高校野球の登録人数は20人と定められていた。背番号は1から20まで。それが常識であり、不動の伝統とされてきた。
だが、ある年、高野連の規定が静かに改定された。補欠枠の見直し、安全管理、競技の多様化……そのすべてが絡み合い、新たな一桁の背番号が生まれたのだ。
歴史上、甲子園で誰も背負ったことのないその数字に、最初に腕を通したのは、ある一人の少年だった。
――20XX年夏。
その年の甲子園は、異様な熱気に包まれていた。
誰もが注目したのは、地方大会から名を轟かせた
選手。
開幕から彼の持つ木製バットは炎の如く燃え上がる。
ホームランを量産し、記録を次々と塗り替えていった。
そして、ついに大会15本目の本塁打――前人未到の数字を、ライトスタンドへと突き刺した。
「ゼロの怪物」
実況がそう呼んだ瞬間、スタジアムは静寂に包まれた。
だが、彼の伝説はそれだけにとどまらなかった。
次の試合、彼はバットをマウンドに置き、グローブをはめて現れた。
左腕を振るたびに唸りを上げ、観客席のどよめきはやがて驚愕に変わる。
防御率は驚異の0点台。打って、投げて、支配する。
一人の高校球児が、「一人で野球をしている」とさえ言われた。
ある少年は、そのバックスクリーン直撃の一撃に憧れた。
ある少女は、その孤高のマウンドさばきに胸を焦がした。
甲子園で“付けることの許されなかった”数字を、あえて背負った少年。
彼は、過去でも未来でもなく、「今」という瞬間に、新たな道を刻んだ。
0――それは、始まりであり、何者にもなれる可能性の象徴。
「ゼロの行進」は、ここから始まった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-13 20:54:41
3324文字
会話率:7%
20XX年夏、米国より日本政府に「中国が2ヶ月後に台湾に侵攻する可能性が高い」とのインテリジェンスがもたらされる。自衛隊は粛々と先島諸島の防衛準備を始めるが、芝浦内閣は党の総裁選が1ヶ月後、衆議院議員の任期満了が2ヶ月後に迫る中、各国の思惑
や政局に翻弄される。そんな中、尖閣諸島魚釣島に某国の活動家が上陸したとの報告がもたらされ・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 10:56:30
125473文字
会話率:42%
行き過ぎた進歩が自然界に新たな進化を生み出してしまう。
人類による世界への干渉は30XX年にゾンビウイルスという形で返ってきた。だが、人類の滅亡とまではいかず。少年は一人孤独に、両親の遺してくれたシェルターで日々を過ごす。いつか、救いがある
と信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 22:22:57
5731文字
会話率:19%
20XX年、東京に潜伏していたテロリストによって、「東京爆破テロ」が発生。これにより東京は壊滅、政府もほぼ壊滅し、政府としての機能はほぼ停止、経済は混乱に陥った。かろうじて防衛機能は生き残っており、防衛大臣は自衛隊に対し「テロリスト殲滅作戦
」を発令。主人公、千里は陸上自衛隊の隊員として出動した。そして、テロリストをどんどん殲滅しテロリストの主犯格を追い詰めたが、最後の最後で主犯格は自爆、その爆発に千里も巻き込まれ死んでしまった。はずだった。千里は目を覚ますと、知らない森にいた。そしてそこは幻想郷だった。千里はそこで様々な異変に巻き込まれていく。千里はそこで何を知り、何を学ぶのか…
※ハーメルン様の方でも同じ題名で投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:43:10
1127文字
会話率:85%
20XX年、日本。
かつて「家庭」と呼ばれていたものは、今や国家の労働制度の一部となっていた。
育児は“仕事”となり、育成士と呼ばれる者たちが、AIによって管理された評価制度のもとで子を育てる。
結城直哉、35歳。
育成士として一人娘・光
を育てながら、かつての「家族」という言葉を胸の奥に残して生きている。
娘の笑顔、言葉、しぐさのすべてが数値で記録され、評価され、日々の生活がスコアによって決まっていく。
だがある日、直哉はこの制度の「裏側」に気づいてしまう。
感情を奪われる子どもたち、育てることを奪われる大人たち――そして、光の未来もまた、例外ではなかった。
「これは正しい育児なのか?」
「本当に娘を守れているのか?」
答えを求める直哉の足元で、制度の歯車が静かに回り始める。
⸻
愛か、従順か。
育てるとは、誰のための行為か。
これは、ひとりの父が「家族」という言葉を問い直す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 08:51:21
4397文字
会話率:19%
20XX年 東の小さな国では物価上昇と高い失業率。それに対する政策の失敗、その他多くの要因が重なったことにより空前の大不況が襲っていた。
そんな時代の総理が、異世界に行くことから始まるファンタジー小説です。
ただこれは、ファンタジーと
してだけではなく、この時代、この国で頑張ってる全ての人を応援する、そんな書き物になればいいと願っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 20:20:00
2407文字
会話率:17%
20XX年 東の小さな国では物価上昇と高い失業率。それに対する政策の失敗、その他多くの要因が重なったことにより空前の大不況が襲っていた。
そんな時代の総理が、異世界に行くことから始まるファンタジー小説です。
ただこれは、ファンタジーと
してだけではなく、この時代、この国で頑張ってる全ての人を応援する、そんな書き物になればいいと願っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 20:10:00
362文字
会話率:0%
――明日にはこの島は人の住めない場所になる。でも、私はここで一番綺麗な夜明けを観測して、生を終えることを決めた。
20XX年、突如として軌道変更を起こし、地球に向けて落下コースを向ける小惑星が発見された。
世界は混乱の渦に巻き込ま
れ、本州から離れた隠岐諸島に暮らす人々は本州への避難が勧告される。
地震や津波になどの影響は日本全土に及ぶと推測され海外への避難渡航やシェルターへの避難が進む中、緒方瑠海は島に残り続けることを密かに決めて、丘の上でキャンプを始める。
そして最終避難が完了する衝突前日、夜遅くになり緒方瑠海の下に幼馴染の二人がやって来るのだった。
隕石落下が迫る中、最悪の決断をしてしまった三人。
夜逃げした母との思い出を胸に島と心中しようとする緒方瑠海と愛し合う二人の儚くも情熱的な最期の物語が始まる。
サークルMt. Sea様主催「アポカリプス賞応募作品」
隕石落下までの24時間を描いた三人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 15:53:19
9757文字
会話率:15%
突如として開かれた異世界の門〈奈落〉から現れた異形の生物〈凶〉は、最初に飛来したアジア圏・アラブ圏・ヨーロッパから徐々に勢力を拡大し続け、やがて、それまで確認されていなかった場所でも確認されるようになった。
――日本もそのうちの一つで
ある。
それから時は過ぎ、西暦二〇XX年。
主人公の大鳥居 藍彩(おおとりい あいさ)は、幼少期に起きた『E-ON事件』がきっかけで両親を亡くす。結果的に、特務機関『柊』の隊長に属した今でも、彼女は復讐に駆り立てられるようになっていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 19:14:41
3784文字
会話率:34%
20XX年、日本では固有能力を備えた人が無能力者よりも多くなっていた。そんな中、政府は都立水鏡学園という固有能力を持つ者たちが通う学校を建てた。
水鏡学園に通う主人公黒影晴衣、彼女はとある過去を抱えていて...?
さらに、彼女を狙う組織も現
れて...
普通に過ごしていたある日、組織が学園の中等部校舎に現れた。
中等部の生徒を多く殺された。
同級生や後輩が殺されて、かつての自分を失った晴衣は組織に攫われて、自らの選択で敵になった・・・
組織の襲撃から時間が流れたある日、敵になった晴衣が学園を襲う。
晴衣を救うことは出来るのか、はたまた世界は終わるのか・・・
「私は・・・もう、誰も信じない。・・・この世界を全て消す・・・。それが、私の導いた答えだ」
「晴衣さん・・・!!あの時の優しい晴衣さんを、私は取り戻してみせる!!」
「先輩として、後輩を救うのは責務だ。覚悟しろよ。後輩くん」
ーさあ、互いの思いがぶつかり合う戦いの始まりだ・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 18:00:00
15194文字
会話率:39%