今はむかし。
京都の山奥にある家族が住んでいた。
家族といっても本当の家族ではない。男が山で捨てられた子どもを拾っているのだ。
決して裕福な家ではない。血も繋がっていない。けれど、その家族はとても幸せに暮らしていた。
その家族の長女•せ
つなには、将来をともに過ごそうと約束した青年がいる。
せつなは家族のために都の宮廷に奉公することになってしまい、二年の奉公を終えた暁にはささやかな婚礼を挙げようと約束した。
二人は幸せになる--はずだった。
せつなが宮廷に仕えることにより、せつなのさだめは大きく狂っていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 07:57:47
3667文字
会話率:39%
中学のトラウマから男性恐怖になってしまった水野明日香は、雪百合高校に進学すると千都美優という少女と出会う。
ふとしたきっかけでそれを知られてしまうと、なぜか美優は男性恐怖を克服するための手伝いをしたいと申し出るのだった。
相談部に入りたいと
いう美優に釣られて、明日香は相談部に入部することとなる。
自分を変えたいと思っていた明日香は、そこで日々奮闘することになるのだが……?
これは、水野明日香が小さな一歩を踏み出すまでの一年間を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-15 20:18:45
330602文字
会話率:48%
私は明日結婚する。思い出すのは兄のようないとこと過ごした8年間
最終更新:2020-05-24 19:51:09
3482文字
会話率:40%
繰り返される戦争と、そのたびに開かれる茶会。
戦地の宵闇
立ち込めるは濃霧
虚空に伸びる朽木
粛として音無し
血に侵された汚泥
短命な大地よ
罪深き残酷な獣は 黒雲と共に去りぬ…
出でし旭日は燦として 泥中に萌すはラベン
ダーの花芽
果樹や小山に新緑はよみがえり 霧中に浮かびくるは遠山の連なり
小川はせせらぎ小鳥はさえずる 鵬翼に浴するは七彩の陽光
遠景に聳える古城から一人 男が来たりて茶を注ぐ
嫋々たる緑草 孤立する円卓
淡い紅のクロース 見覚えのあるティーカップ
湯煙はきらと揺らめく 角砂糖は雪解けの如く
囚われの神とマネキン 懐かしい茶会
間もなく陽は沈む
天界は虚無と化す
枯葉が乱れ散る
暗影が滲み渡る
男は帰路を急ぐ
”嵐がやってくる”
戦雲が垂れ込める
聖断は下された折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-12 13:47:26
2217文字
会話率:14%
能力者が極僅かな割合で生まれる町、平江洲(ひらえす)。その町に遠光(とおみつ)陽(よう)は能力者として生まれた。だがヨウの能力は微弱な熱放射と目くらまし程度の発光だった。その能力は脆弱で能力者から蔑視されるものだった。能力者を受け入れている
平江洲高校に入学するも、孤立していた。そんな中でヨウと関りがあったのは、ヨウの幼馴染で才色兼備、傍若無人の氷見(ひみ)凉香(りょうか)と、能力と性格が原因でクラスメイトに嫌われている似内(いうち)倣(ならい)だけ。
高校一年生が終わろうとしていた二月十一日、ヨウの普段通りの生活が始まった。朝から若干の違和感を引きずりながら高校へと向かった。
だが、その日を境にヨウ陰で行われていた『計画』に関与することになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 22:00:00
880文字
会話率:8%
コードウェル王国は雪解けの季節になると宴を催す。
その宴で起こった一幕
最終更新:2020-01-06 07:00:00
8945文字
会話率:37%
雪村明人の更生を先生に頼まれたことでから
動き出す5人の物語。
それぞれの秘めていた思いが溢れ出す。
最終更新:2019-11-04 11:44:41
4566文字
会話率:19%
ある冬の日に、圧政を敷いた王が弑逆された。
氷の魔女と称される冷徹な王女は、城の一角に隔離され、他国の兵士に見張られながら、過ごしている。
閉ざされた小さな部屋。
魔女の持ち物は、美しく豪奢な椅子。
そして、一匹の小鳥。
最終更新:2019-10-30 18:23:44
6749文字
会話率:21%
僕の彼女は、creamyな彼女。
僕の彼女は、まるでクリーミィーな彼女なんだよ。
雪解けのような、まろやかな肌触りに、僕の頬っぺたが落ちるような
優しい微笑み、透き通るような声に僕の心に恋の矢が刺さったんだ!
最終更新:2019-09-30 03:00:00
1462文字
会話率:34%
僕こと田中優は幼馴染の遠藤一真に密かに恋心を抱いていた。けれど、この恋は絶対に叶わないと分かっているから、思いを殺して幼馴染として一真のそばにいることを決めた。
そんなある日、両親から唐突に「五日後引越しするから」と告げられ…!?
五日後っ
て急すぎない!?一体僕の恋はどうなるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-26 22:08:05
4635文字
会話率:54%
街の鍛冶屋で働くダイシジは、誰にも知られることのない特技があった。
それは、小さな戸棚や置物を作ることができる器用な手先を持っていること。
妻のリディ以外、誰にも知られることなく、ほそぼそと続けられていたダイシジの手仕事は、
ある不思議な出
来事で一変する。
ある晩、夢に現れた女神によって妖精の国へ進呈する戸棚を1000個作るように命じられる。
戸惑うダイシジだったが、妻リディと共に戸棚の製作にとりかかることに・・・。
少しづつ街の人たちにも支えられながら、一つ一つできあがってゆく作品。
しかし、順調そうに見えた戸棚製作の途中で妻のリディが倒れてしまう。
ダイシジを身近に支えてきた唯一の伴侶を失うとき、彼の中で何かが目覚める。
大切なことに気づいてゆくダイシジ。
そして、彼の心の中にあった氷が、作品を作ること、街の人たちとの交流、リディの愛によって、ゆっくりと解けてゆくとき、自分自身の愛と喜びが、すべての調和へとつながってゆくことに目覚めてゆく。
そして、夕暮れ時。
雪解けのあとに来る温かい春の風のような、さわやかな奇跡が、ダイシジと街の人たちを優しく包み込む・・・。
創作することへの怖れや、心の葛藤と正面から向き合いながら、一つ一つ作られてゆく1000個への道のりの中で、自分のやろうとしてることが、大いなるものからなるギフトであることに気づいてゆく。
大切なことは、見えない中で自分自身を信じつづけること、愛すること。
なぜ、1000個だったのか。
ダイシジが本当の自分の喜びを知るための長い旅が終わりを告げるとき、温かい感動と共に彼を待っている奇跡とは。
今、あなたがやろうとしてることへの本質に触れる愛のメッセージ。
生きづらさや孤独を抱えて生きるすべての優しきライトワーカーたちへ贈る、愛の至宝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 14:17:06
35755文字
会話率:14%
街の鍛冶屋で働くダイシジは、誰にも知られることのない特技があった。
それは、小さな戸棚や置物を作ることができる器用な手先を持っていること。
妻のリディ以外、誰にも知られることなく、ほそぼそと続けられていたダイシジの手仕事は、
ある不思議な出
来事で一変する。
ある晩、夢に現れた女神によって妖精の国へ進呈する戸棚を1000個作るように命じられる。
戸惑うダイシジだったが、妻リディと共に戸棚の製作にとりかかることに・・・。
少しづつ街の人たちにも支えられながら、一つ一つできあがってゆく作品。
しかし、順調そうに見えた戸棚製作の途中で妻のリディが倒れてしまう。
ダイシジを身近に支えてきた唯一の伴侶を失うとき、彼の中で何かが目覚める。
大切なことに気づいてゆくダイシジ。
そして、彼の心の中にあった氷が、作品を作ること、街の人たちとの交流、リディの愛によって、ゆっくりと解けてゆくとき、自分自身の愛と喜びが、すべての調和へとつながってゆくことに目覚めてゆく。
そして、夕暮れ時。
雪解けのあとに来る温かい春の風のような、さわやかな奇跡が、ダイシジと街の人たちを優しく包み込む・・・。
創作することへの怖れや、心の葛藤と正面から向き合いながら、一つ一つ作られてゆく1000個への道のりの中で、自分のやろうとしてることが、大いなるものからなるギフトであることに気づいてゆく。
大切なことは、見えない中で自分自身を信じつづけること、愛すること。
なぜ、1000個だったのか。
ダイシジが本当の自分の喜びを知るための長い旅が終わりを告げるとき、温かい感動と共に彼を待っている奇跡とは。
今、あなたがやろうとしてることへの本質に触れる愛のメッセージ。
生きづらさや孤独を抱えて生きるすべての優しきライトワーカーたちへ贈る、愛の至宝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 12:09:29
35755文字
会話率:14%
ーー雪解けと共にある村を訪れた女は、薬師だった。
寒村に起こった不思議なお話。
【FT風 短編】
最終更新:2019-04-21 01:36:42
2646文字
会話率:31%
遥彼方さんが主催されている企画『ほころび、解ける春』の参加作品です。
ほぼ私事(わたくしごと)な私小説ですな!
少しだけ変えた所も有りますが、基本はほぼノンフィクションw
ゴリラ系トランスジェンダーの心の氷が少しずつ溶けていった時のお話で
す。
いつものアホなノリではないのでご注意を!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-25 07:00:00
4254文字
会話率:5%
忘れることの、何が悪いというのだろう。
初恋に苦しめられる彼女の心情。「春一番の吹く前に」の改稿版です。結末が違います。
最終更新:2018-12-31 10:00:00
2233文字
会話率:0%
とある男の人生の一部分。
それは、通ることで彼が成長することが出来た、そんな冬のお話。
最終更新:2018-12-19 22:30:08
5360文字
会話率:1%
とある武家の、老将は病の床にあった。
その彼たっての願いは、若き頃、全国を巡っている際に飲んだ、雪解け水だという。
水でありながら、飴のように甘いのだが、今の技術による水飴では老人は満足しない。
思い出の水を求め、奉公人たちは全国へ散った
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 19:57:40
3970文字
会話率:8%
大和士官学校。そこは国によって管理される士官学校。叶 澪(かない みお)は何を学び、何を得るのか。
彼女の4年間のお話。
現日本の某学校を参考に作っております。この話はフィクションです。
最終更新:2018-10-05 00:21:24
738文字
会話率:38%
ロシア人と日本人のハーフの女の子と、普通の男子高校生が中途半端な関係のまま日々を過ごす、そんな短編集です。
最終更新:2018-07-24 01:26:38
2478文字
会話率:65%
最北の地で暮らすオリヴィア、平凡だが暖かい日々の中暮らしていたが 春の雪解けと共に訪れた来訪者によってオリヴィアの生活は一変し願ってもいない 婚姻をしいられる事になる。
最終更新:2018-07-19 01:22:56
11478文字
会話率:10%
二月のとある日、大学進学を目前に控えた「武倉勇海(たけくら いさみ)」は険悪な仲の祖父から呼び出しを受け、ひとりの少女に引き合わされる。少女の名は「朱観 光(あけみ ひかる)」。武倉の家の縁戚にあたり、古いしきたりにより選別された、自分の婚
約者であるという。親族との間に強いわだかまりを抱え、また最愛の姉の死に思いを残す勇海はこの取り決めを拒絶するが、自分がひた隠しにしていたとある秘密と苦悩を必死にくみ取ろうとする光の言葉に、やがて心を開いていく。
「わたしは、いさみさんの、味方になりにきたんです」
冬来たりなば春遠からじ。雪解けを迎えるための少年と少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-12 21:47:30
21096文字
会話率:62%