冒頭の某有名推理作家氏の挑戦状は、まあ、冗談だと思って読み流して下さい。いやいや、結構、本気何ですが……。
この話は、今から10数年前に、北陸で起きた、セーラー服の女子生徒のみを狙った「連続強姦事件」を、その事件に少しは関係のある、こ
の私が、小説風に書いたものである。
しかし、被害届けが一切出ていないために、未だに、いかなる事件にもなっていない。
では、何故、この私がこの連続強姦事件、当時言われた「アンチ・セーラームーン事件」に顔を突っ込む事になったかと言うと、その当時、私は、娘が通う高校の、PTAの副会長をさせられていたからだ。
そして、私の幼なじみで、現在は、私の市でも何代も続く名家で医者の奥さんのミッチャンに、喫茶店に呼び出されて、この物語は始まるのである。
最後の真犯人の暴露まで、あっと言う間です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 16:12:53
24427文字
会話率:12%
「無理ゲーとわかっていても男には挑まねばならぬ時がある。だが無理だった」
いよいよ受験を控えた高校三年の春。
その年の生徒会会長選挙では下馬評通り、愛らしくも品行方正、成績優秀な吉ケ崎薫子が選ばれた。
しかし、その裏ではバカな男子による「
誰が吉ケ崎薫子(よしがさきかおるこ)を落とすかチャレンジングカップ」なるものが開催されていたのだった。
会長と同じく成績優秀で、生徒会副会長になった角屋賢斗(すみやけんと)はなぜか、己の意に反して強制参加させられているのだ。
吉ケ崎薫子を落とす気などさらさら無かった角屋賢斗だったが、周囲の盛り上がりについ流されてしまい、高校最後の一年間で吉ケ崎薫子を落とす事を一旦は引き受けるも、その性格のきつさを目の当たりにし急速に距離を取る。
出鼻を挫かれ最悪の印象のまま遠ざけてしまうのか、それとも互いに歩み寄れるのか。
全6話約1万9千文字の短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 20:00:00
19004文字
会話率:46%
人類を殲滅する為に襲来した異星人が提案したゲーム。それは取り柄のない少年と容姿端麗な生徒会長の完璧少女が卒業一年以内に恋が成就すれば人類の勝ち。しかし逆にフラれたり告白が成功出来ないと人類が滅亡するルール。
自衛官で主人公は異星人が用意し
た少女素体に魂を移し、生徒会副会長鮫島楓として学園に転校し影ながらサポートすることになる。
しかし、鮫島の姿は容姿端麗美少女の姿で告白されるとペナルティーとしてランダムで口に一つが滅ぼされる条件付きだった。
だから主人公は少年少女を陰からサポートして恋愛に導き、自分は男子に告白されぬよう注意しながら人類の存亡を賭けたミッションを遂行しなければいけない。
こうして新たに設立された恋愛防衛隊は、異星人との人類の存亡を賭けた恋愛ゲームが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 08:28:42
108726文字
会話率:51%
王族であり王立魔法学園の生徒会長でもある少年、ユーグは自身が特別な存在であることを疑いもせず有頂天になって毎日を過ごしていた。
しかし、そんな彼の日常は一人の少女が現れることによって終わりを告げる。
「あっけないわね」
天才少女リ
ーズのそんな台詞と共に、ユーグは得意の魔法戦で何もできないまま敗北し生徒会長の座を追われてしまう。
しかし、プライドだけは一人前の彼はその程度のことでは諦めない。
いつか勝利するその日まで、彼は副会長としてリーズの下で雌伏のときを過ごすのだ。
これは天才少女リーズと小物臭さの抜けない王子ユーグが織りなす、二人だけの愛と戦いの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 17:43:47
59680文字
会話率:34%
王道学園で俺様生徒会長に恋する冷酷優等生を演じるマイペース副会長が、王道転校生に邪魔されたり、親友の幼馴染に応援されたりして恋を成就させるお話です。こちら自サイトで更新していた話を修正したものになります。ゆっくり投稿になるので続きが気になる
方は倉庫化したサイトの方へお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 01:00:00
161522文字
会話率:56%
約一ヶ月前、僕の通う学園に王道転校生がやって来た。腐男子である僕・美野幾也は、王道展開見たさに幼馴染で恋人の副会長へあるお願いをしていた。
僕はそれを今とても後悔している…。
最終更新:2021-09-19 18:00:00
2703文字
会話率:64%
生徒会副会長の佐々木秀臣には、人には言えない習慣がある。
それは、「架空のカノジョと遊園地デートすること」。
もうすぐ閉園することが決まっている寂れた遊園地で、今日も秀臣は『カノジョ』とデートをするが……。
※この作品はカクヨムにも掲載し
ています。
※センシティブな表現は無いと思いますが、R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 21:00:00
8361文字
会話率:30%
ここ、東京都超能力《エスパー》第一学園生徒会のグダグダ学園超能力コメディー!
22世紀に入りこの世界には超能力者が急増した。
超能力者にはレベルがあり1~7までで、超能力の強さを表している。日本は高レベル超能力者、特に女子が多い。
高レベル
超能力者が犯罪を起こすととても危ない。なので日本は10歳~24歳の超能力者をレベルごとに分け、高レベルになればなるほど特待し犯罪する原因(金欲しさによる窃盗等)を減らそうとした。
ここは東京都超能力第一学園。全国の最強能力者(レベル7)が集まる超能力学園だ。
第一学園は寮生活であり4LDK、食事は自分で作らなくてはいけないが食材(高級)は用意してくれる。
欲しい物は電話一本で用意してもらえる。学校では昼に超高級料理がふるまわれる。
そんな学校に1人の男子と4人の女子の生徒会がある。
会長は桜沢しょこら。
副会長今泉大和(男)
会計明石夏凛
庶務明石冬海
書記渚紗李里香
の5人が今日も学園の問題についてグダグダ話し合っていた・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 19:35:27
1572文字
会話率:33%
『正に聖母だ』
そう称される人物が俺——由崎蒼(ゆさき あおい)の通う学校には存在する。
そんな人物——西園寺麗奈(さいおんじ れいな)ともしマンションの部屋が隣だとわかったらどうするだろうか。
もちろん、近づこうと努力するに決まって
いる。隣に住んでいるのだ、何か間違いがあるはずだと……。
そう思っていた時期が俺にもあった。しかし、現実は虚しく時間だけが去っていたその時、
「由崎君! 助けて!」
「西園寺先輩!? どうしたんですか!」
そんな言葉が俺に注がれた。
接点の無かったはずの先輩とある日些細なきっかけで話すことになるお話。
カクヨムでも投稿中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 23:08:04
39180文字
会話率:60%
出雲雫玖はサッカー部のイケメン男子・小清水蒼斗に告白を考えていた。けれど彼に告白する勇気が出ないし、自信もない。
そこで。蒼斗と親友の、黒髪ロングが異彩を放つ謎の男・佐久間導久に告白を手伝わせようと、その名も【告白大作戦】を企て――……。
幼なじみだけれどなかなか"好き"を伝えられない生徒会副会長の超絶美少女・秋月燐に、狙った男をことごとく食い尽くす魔性のビッチギャル・鳴海愛依も蒼斗を巡るレースに参戦!!
そんな彼らの【ラブコメ】に巻き込まれてしまった"主人公になれない男"・佐久間導久の選ぶ選択は――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 22:40:02
87997文字
会話率:56%
元新聞記者で出版社に勤める私(山沢)はうつ病により休職中だ。唯一の生き甲斐は離婚により母親に引き取られた娘との二週間に一度の面会。時代はちょうど昭和から平成に変わっていた。
山沢は自宅アパートで引き籠りの生活を送っていたが、編集を担当し
た作家の最上由春からしばらく匿ってくれと頼まれ受け入れる。由春は、山形の別荘で自殺に見せかけ殺害された経団連副会長で総合商社最上産業社長最上慶太郎の息子で、殺害現場にいた重要参考人となっていた。由春は「父親を殺してはいない」とは言うものの、警察に事情を話すことを頑なに拒否した。その事情とは最上家や最上産業が根底から覆るようなことだという。山沢は事件に関わるのを避けるためあえて事情を聞かなかった。
山沢が娘との面会の関係で仕事に復帰する必要に迫られて出社した日、由春は警察の訪問を受けて仕方なく事情聴取に応じた。聴取から戻った由春は、知り得る事情は話さなかったと言うも、昔いたフランスに逃げたいと弱音を吐く。
翌日も出社した山沢は東京地検特捜部への出頭を要請される。そこで、朝まで一緒に居た由春が行方をくらましたことを伝えら、由春が話した内容を聞かれた。由春は殺人事件だけでなく地検が捜査している大物政治家への違法献金事件にも深く関わっていた。山沢は由春の唯一の友人として検察と警察から捜査への協力を要請され、事情が分からないまま二つの事件に関わらざるを得なくなった。
意を決した山沢は、この事件に関わる事を決意し、自ら真相に迫っていく。
次第に明らかになるのは、戦後のドサクサで業績を伸ばした新興商社の闇、その商社との政権与党の大物政治家の関係、そして、時代と運命に翻弄されて踠き苦しむ人の悲しいサガだった。
昭和が終わり平成が始まる時期を舞台にした、ハードボイルド小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 11:34:00
80019文字
会話率:72%
過剰なボディタッチと下ネタでセクハラしてくる年増な校長。「息子の筆下ろしは母親の義務」などと宣う母親に、弟の私物をホルマリン漬けにしてコレクションする姉。兄の下着で励む妹。
ハーレム系の主人公はラッキースケベでイケメンのち◯こを揉み、モ
ブは血涙を流してそれを悔しがる。
............あれ? この世界、地獄じゃね?
唯一の癒しは心も身体もメインヒロインな副会長(銀髪でロシア人とのハーフらしい)なんだが、こいつはこの外見で男だというからこの世界は本当に救いがない。
マジでどうすりゃいいんだよ、俺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 20:00:00
10195文字
会話率:56%
私立【チャンポル高校】生徒会
生まれも育ちも違うメンバーだが、一つだけ、共通することがあった。
ーそれは
会長 徳井道雄(トクイミチオ)2年生
頭脳明晰、冷静沈着。
小学生時代に道徳の時間に反骨心から教師を論破。 以来道徳の成績だけ
はずっと【0】
副会長 権田人志(ゴンダヒトシ)2年生
徳井の幼馴染にして、バカ。
バカゆえに、道徳どころか、全ての成績が悪い。 特に道徳は分からなさ過ぎて【0】
福々会長 徳井ミチル(トクイミチル)2年生
徳井の知り合い。副会長がバカすぎるため、入れられた。
しかし、どこかずれているのは変わらない。 道雄と間違えられたことで道徳【0】
会計 エチ・カスミ(エチカスミ)1年生
徳井によって、引き入れられた少女。
小学校入学と同時に、海外からやってきた。 日本的な道徳の意味がよく分からず【0】
書記 田中仁(タナカヒトシ)1年生
ツッコミ役として、強引に引き入れられた不遇な少年。
道徳を悪用して、児童をいびる教師に反発。 逆恨みで一度だけ道徳【0】
道徳が【0】ということ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 10:00:00
8028文字
会話率:79%
他人が捜しているものを見つけるのがやたら上手い二階堂・グレース・春香は、物語の中心にいない。彼女の周囲に事件があり、人がいる。これは二階堂・グレース・春香と同じ文芸部に所属する、生徒会副会長・桃井英志から語られる話である。
VTuberの
言売初架さん、あかのくんさんと一緒につくったプロットを元にしたシェアワールド小説です。カクヨムさんの方にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 22:00:00
29231文字
会話率:27%
巨勢貢は生徒会副会長になってしまった。
風変わりな発明家で有名な叔父・菅原天満が理事長となって開校したばかりの道真学園高等部に巨勢は入学した。受験勉強が少なくて済む以外の大した理由もなく進学した彼は、自己評価というほど自身をかえりみたこ
とはなく、また能動的に学校生活を過ごそうとも考えてはいなかった。
新設の学校ということで、クラス代表の中から生徒会を構成することになり、巨勢の他に、生徒会長には、社長令嬢で統率力をいかんなく発揮するクールな三善玲那。会計には、長身がコンプレックスで、緊張やテンパると文末がおかしなことになるほど内向的な性格を気にしているがそれを何とか克服したいと思っている天然な橘和沙。書記には、バレーボール部に入りながら生徒会にも活動の幅を広げる、元気が取り柄の茅上梢がメンバーとなった。
開校記念式典でのアクシデント回避に始まり、理事長から部活動や委員会の立ち上げ、生徒規約の早急な作成の指令が下り、さらには六月に行う体育祭の企画と準備を四月から始めるよう促さられ、生徒会顧問で巨勢の担任の小野単衣からも手厳しい指導がなされる。
そんな日々の中、三善や橘や茅上からこの高校に進学することを決めた動機や、生徒会へ立候補した理由を聞き、それぞれのちゃんとした思いに感心するとともに、それらに巨勢が絡んでいると彼を評価する三人に戸惑う。なにせ自身には大した動機も理由もないのだから。
そして、体育祭が
この慌ただしい日々の中で、巨勢が考えることは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 18:00:00
111457文字
会話率:50%
イケメン生徒会長は、3人目の美少女、鉄壁の副会長を恋に落とすことが出きるのか?
なろうラジオ大賞3 参加作品
使用キーワード「ハットトリック」 文字数1000制限
最終更新:2021-12-31 07:38:47
1000文字
会話率:91%
千坂碧は中学生のときに幼なじみの水無月澪を交通事故でなくす。時は流れ、高校の入学式には同じ新入生に澪と瓜二つの人物を見つけてしまう。そして高校2年の4月、碧は宮城県多宰府高校の生徒会長となり、新たな生徒会執行部が始動していた。そして、副会長
には澪と瓜二つの女子、杏汐璃がいた。執行部の活動を通して碧は汐璃の様々な姿に澪の面影を重ねていく。そんななか多賀城市からあやめ祭りの運営協力を依頼される。「あやめは澪の一番好きだった花だったんだ」伝えそびれた想いを、伝えるために「今」を懸命に生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-26 17:58:04
3195文字
会話率:31%
決闘が華
そんな校風の緋々色学園の名物生徒会に、副会長として所属する俺は、会長以下の四人の美少女生徒会メンバーに振り回されている。
奴らが受けてくる決闘に追いまくられ、俺は学園創立以来の決闘スコアを叩き出していた、不本意ながら……
今日も今
日とて決闘であるが、決闘後、俺は四人が原因で異世界へと飛ばされてしまう。
自由に異世界転移が出来る様になった俺は、四人の美少女の求める異世界を探しに、連れ回されてしまうのだった、トホホ……
ああ、それから俺の名前はフルネームで呼ばないでくれ、頼むからm(__)m
カクヨム ノベルアップ+にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-26 00:36:31
32730文字
会話率:60%
「じ、実は俺、付き合ってる女の子がいるんだよね」
俺こと“木曽匠(きそたくむ)”が見栄を張って放ったたった一言を、一歳年上の幼馴染で美人でスタイルよくて生徒会副会長で弓道部の部長という完全無欠の美少女、“中原巴(なかはらともえ)”に偶然
聞かれてしまった。
すると巴姉は俺に彼女(バーチャル)がいることに反対らしく、難癖をつけてきた。
それも、姉気取りで。
だから俺は、そんな巴姉を突き放すようにしたら、次の日から巴姉の様子がおかしくなってしまった。
いつもなら朝練に行くはずなのに、サボってわざわざ家の前で待ってるし、昼休みには手作り弁当を持って誘いに来るし、果ては同じく幼馴染の“今井護(いまいまもる)”の誘いに乗って一緒にカラオケ行く羽目になるし……。
でも、俺は分かっている。
単に『姉』が、『弟』離れできていないだけだと。
これは初恋の人にさんざん弟扱いされてひねくれてしまった主人公と、弟?への想いが強すぎる幼馴染の、すれ違いからこじれにこじれたラブコメ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 18:40:15
9491文字
会話率:46%
冴えない高校生、【東堂明彦】は学校の文化祭実行委員として会議の席に着いていた。その場には美しき生徒会副会長【石神千景】が出席し、茶道部部長と激しい口論を繰り広げている。
東堂は一計を案じて会議をうまく取りまとめるが、結果として副会長より
直々に生徒会への協力を半ば強引に求められる。
こうしてクラスでも目立たないようにひっそりと過ごしてきた陰キャラ男子は、校内で知らぬものがいないほどの有名人の片腕となって、様々な揉め事を解決するべく奮闘する。
ただし、副会長はその美しき見た目とは裏腹に、陰では『茨の女王』と呼ばれるほどの暴言キャラであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 23:22:38
181133文字
会話率:37%
入学式に向かう渡辺剣人は、高校生になって初日から前途多難。
遅刻しながらも乗り込んだ電車で、女子高生を襲おうとする痴漢を目撃する。女子高生の手を引いて逃げ、間一髪のところを救い出したのだが、その剣人に女子高生は、
「あともう少しだった
のによくも邪魔してくれたな!」
という予期せぬ言葉を浴びせ、礼も言わず去っていった。剣人は呆然とするが、とりあえず学校へと向かう。
学校に到着すると、親友の武智三喜雄と中学校からの同級生である西園寺花蓮と出会う。西園寺は剣人の片思いの相手だ。西園寺と同じクラスであることを知り、ウキウキしながら入学式に臨むが、思いもよらぬことが起こる。式場の教壇の前に、電車で出会った女子高生が立っていたのだ。ここで彼女が生徒会長だということを知る。剣人はこの事実を受け入れ、生徒会には関わらないようにすることを決心し、忘れることとした。
入学式も終わり解散となると、西園寺からいきなり声をかけられ、ある場所へと連れていかれる。そこは生徒会室だった。会いたくもない生徒会長と再会を果たしてしまうのだが、実は西園寺と従姉妹だという。その会長と二人三脚で生徒会を運営してきた副会長にも出会い、
「あなたの力を借りたいの。」
と、まさかの勧誘を受ける。最初はしつこい副会長から逃げ続けていたが、西園寺からの誘いもあり、役員選挙という試練を経て剣人は生徒会の庶務を担うこととなる。
生徒会、と言うよりも会長の活動目的は校則の改善。…と言えば聞こえはいいが、【スカート丈は膝の見えない長さにする】、【派手な下着を着用してはいけない】といったよく分からん校則にだけ目を付けている。これらは二年前に赴任してきたばかりの校長が制定したものらしく、最初こそ剣人は自分には関係のないことだと思っていたが、校則の中に【男女交際禁止】とあるのを見て他人事ではなくなり、協力するため立ち上がる。
これは様々な困難(会長が絡んでいるものが多い)に立ち向かいながら、西園寺との距離を縮めようと奮闘する、渡辺剣人による奇想天外恋愛物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 12:04:27
113813文字
会話率:68%