私は狙われている。不浄な時間の猟犬たちによって。伯父が開けてはならぬ蓋を開け、私が受け継がねば良かった血を受け継いだばかりに。
そんな私を助けてくれるのはただひとり。ウィスキーと葉巻と小説が好きな、優しい私の悪魔さん。
最終更新:2017-08-11 22:50:13
8098文字
会話率:44%
人と神様のお話です。
人々を凶行に駆り立てる「不浄」と戦う神様サラリーマン(神リーマン)。
ひっそりと影こそこそ活動する神リーマン。
人の世の当たり前を守るため、仕事ですから影でこっそりの活動でも頑張ります。
最終更新:2017-07-24 15:24:15
1259文字
会話率:0%
交野 直哉の恋人、咲希の父親が不慮の事故死をとげた。急きょ、彼女の故郷である鹿児島のトカラ列島のひとつ、『悉平島』に二人してかけつけることになった。
じつは悉平島での葬送儀礼は、特殊な自然葬がおこなわれているのだという。
その方法とは悉平島
から沖合三キロのところに浮かぶ無人島『猿噛み島』に遺体を運び、そこで野ざらしにし、驚くべきことに島に棲息するニホンザルの群れに食べさせるという野蛮なやり方なのだ。ちょうどチベットの鳥葬の猿版といったところだ。
島で咲希の父親の遺体を食べさせ、ことの成り行きを見守る交野。あまりの凄惨な現場に言葉を失う。
やがて猿噛み島にはニホンザル以外のモノが住んでいることに気がつく。
日をあらため再度、島に上陸し、猿葬を取り仕切る職人、平泉に真相を聞き出すため迫った。いったい島にどんな秘密を隠しているのかと――。
猿噛み島は恐るべきタブーを隠した場所だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 07:00:00
49414文字
会話率:37%
三角形はとても美しい、でも恋となると厄介だ。
最終更新:2017-03-25 16:31:43
230文字
会話率:0%
不浄のカルマに耐え切れず、破裂した心を素手で押しとどめる
最終更新:2017-02-12 20:58:08
290文字
会話率:0%
緩い坂の途中に佇む様にヒッソリと建つ洋館の窓から
今にも空間に溶け込みそうな女性に
『君は何時も下を向いて歩くのね?』と尋ねられる。
生まれつき左目の色が緋色に染まり…
謂われ無き不浄の子として扱われてきた僕は
人前で顔をあげては歩けない
。
そんな僕に
水晶を集めて凝縮したにも関わらず
尚も透明度を失わない美由紀さんは…
僕を彼女の部屋へと招き入れる。
そこは…純白に支配された決して汚してはならない聖域だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-18 19:41:37
60080文字
会話率:19%
不浄の毒を操る蟲使いの少年と出会った教授の一幕。
最終更新:2016-09-10 01:37:36
2423文字
会話率:34%
先祖代々、死刑執行に関わる仕事を生業としている『ダン』は、周りから不浄な一族と蔑まれならも、毎日仕事に勤しんでいた。
不浄の一族なので、誰とも親しくしてもらえず、唯一、接する機会があるのは差し迫る自分の死で少々言動がおかしくなってしまってい
る、死刑囚だけ、という日々を送っていたのだが、しかしその日、収監された死刑囚は、もう覆しようもないほど自分の死が迫っているというのに、妙に明るく、楽しげで、生き生きとしたおかしな男で。
そして、怪訝そうにしている『ダン』に向かって、奇妙な取引めいた願いを口にし始めたのだった。
*自サイトに掲載している作品の、転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 20:00:00
31753文字
会話率:34%
なんでもない放課後、突如として学校に現れた悪霊たちをやっつけるべく、
インド生まれイギリス育ちの転校生サリーちゃんが、
不浄の左手と破邪の右手を武器に戦うぞ!
第20回文学フリマin東京に出品した作品です。
最終更新:2015-10-29 21:09:20
35450文字
会話率:59%
火津路高校の美化委員会は奇妙な依頼を受け付けていた。どんな無理難題をも絶対に処理できる委員長・御加賀清吉と、交代で相方をさせられる憂端梢、礎好奇、泡槻栖、皇美麗の四人の委員達。
有り得ない事件の数々に、「真実なんて掃いて捨てる程ある」という
口癖を持つ御加賀が下すトンデモ推理とは――?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-08-27 19:17:27
113611文字
会話率:55%
遥かな昔。失楽園のその後。楽園を求める人と、神を守る天使の間で、大きな大きな戦争が起こる。天使の法術によって一方的な戦争となる中、人軍を率いる一人の若き王が、一翼の天使を捕縛する。全ては運命が定めた予定調和の結末か……それとも、狂い乱れた不
協和音の中なのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-25 13:00:00
8961文字
会話率:26%
土の神様が死んで世界の不浄を浄化できなくなり突如世界にダンジョンと『ケガレ』と呼ばれる化け物が現れ始める。
復活した土の神様はダンジョンを攻略すれば『ケガレ』の力が弱まり浄化できることを知る。
こうして土の神様のダンジョン攻略の旅が始ま
る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-13 11:00:00
1403文字
会話率:0%
空気清浄機を買った。
最終更新:2014-05-04 21:57:19
2161文字
会話率:21%
《死霊の迷宮》というダンジョンがある。この世に未練を残した不浄の魂がさまよい、生者への憎悪と執着に囚われた亡者共が巣食う、暗く陰鬱な魔窟だ。瘴気と腐臭渦巻く深い闇の中では、今日もこの世ならざる者共が不気味に蠢いている…。
最終更新:2013-07-24 01:13:10
7470文字
会話率:13%
かつての君へ手紙を送る
それは狂気か狂気からの決別か
重複投稿
最終更新:2013-07-19 22:52:06
849文字
会話率:0%
今は昔、神の威光を受け継ぐ帝の治世。
その治世の届かぬ魑魅魍魎蔓延る旧都。
そこにその少女はいた。
不浄である色の抜けた髪、濁って混ざった色を湛える瞳。確かにそれらは禍々しく、更に少女の身体を這う紋様がそれを助長させる。
神聖な神
に仕える神職である巫女の装束を纏っていながら、その姿はまるで対極。
曰く、神を奉じない禍々しき不浄の巫女。
曰く、恐れられし忌み子。
曰く、旧都に住む人の姿をした化生。
曰く、曰く、曰く。
そんな少女は、人の世で何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-07 15:30:16
8134文字
会話率:27%
地方都市で高校に通う香穂子、結衣、愁の三人。彼女達には、古くから家に伝わる「お役目」があった。深夜。人々が寝静まった町で狩衣に面をつけた香穂子は、刀を手に不浄の存在、影法師を打ち滅ぼす。それに付き従う結衣と愁。夜中を影法師討滅に駆けまわるの
が彼女たちの日常だった。鴉語りと呼ばれる影法師討滅を生業とする人々の静かな夜の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-04 02:16:04
8602文字
会話率:25%
聖なる一角獣(ユニコーン)の飼育と保護を目的とする『聖園アステール』。そこに集められた乙女たちには月の加護があり、『月巫女』と呼ばれている。だが落ちこぼれのネオラは一角獣を呼ぶことすらできず、珍しい黒髪と黒い瞳を揶揄して『新月巫女』と陰口を
叩かれていた。そんなネオラの呼び声に応えたのは、一角獣とは対極にある不浄の存在『二角獣(バイコーン)』だった! (第164回コバルト短編小説賞 投稿作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-03 14:14:30
9795文字
会話率:54%
黒不浄とはつまりは”死”のこと。白不浄は”出産”のこと。神道においては、この二つを不浄なものとしてこう呼ぶ。実は、神道に倣っている訳でもないのだろうけど、日本はこの二つを否定する傾向にあったりする…
最終更新:2013-04-20 16:19:48
1747文字
会話率:0%
■本作の紹介
2012年のお正月に書いた和み系の短編小説です。本を作っているシリーズ物ですが、一作でも十分楽しめる作品です。
巫女少女が好きな方にもおすすめ。どうぞお楽しみください。
■「後輩書記シリーズ」とは
和み成分100%をコンセプ
トにしたゆるふわ妖怪小説です。第1巻「後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む」(2012年5月発行)が、妖怪好きから妖怪初心者の方まで好評を得て、2012年10月、待望の第2巻が登場!
開架中学一年、生徒会所属、有能なる書記のふみちゃんは、時代が違えば歴史上の文化人たちと肩を並べるほどの人物だっただろう。そんなふみちゃんを律儀に見守る、一年先輩の生徒会所属、平凡なる会計の数井くん。二人をめぐる不思議現象を書き綴った、ゆるふわ妖怪小説集。
妖怪に詳しくない方にもおすすめ! ぜひふみちゃんに癒されてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-14 22:15:58
3379文字
会話率:50%
■本作の紹介
2013年のお正月に書いた和み系の短編小説です。本を作っているシリーズ物ですが、一作でも十分楽しめる作品です。
葛城アトリさんの幽雅な挿絵とともに、どうぞお楽しみください。
■「後輩書記シリーズ」とは
和み成分100%をコン
セプトにしたゆるふわ妖怪小説です。第1巻「後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む」(2012年5月発行)が、妖怪好きから妖怪初心者の方まで好評を得て、2012年10月、待望の第2巻が登場!
開架中学一年、生徒会所属、有能なる書記のふみちゃんは、時代が違えば歴史上の文化人たちと肩を並べるほどの人物だっただろう。そんなふみちゃんを律儀に見守る、一年先輩の生徒会所属、平凡なる会計の数井くん。二人をめぐる不思議現象を書き綴った、ゆるふわ妖怪小説集。
妖怪に詳しくない方にもおすすめ! ぜひふみちゃんに癒されてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-14 22:07:13
6707文字
会話率:54%