人気者、志知炉日 斗鬼(しちろひ とき)を昔から好きだった甲斐浪 真白(かいなみ ましろ)
あることがきっかけで友達ではいられなくなった
しかし、斗鬼にはある秘密が・・・
最終更新:2011-11-03 13:17:03
7572文字
会話率:71%
残酷なほど短い2ヶ月の春が終わり、街は再び長い冬に包まれようとしていた。
幼い頃父を亡くした少年イントは、近くのパン屋に勤める母コールに、女手一つで育てられてきた。毎月入る安定した収入。そのおかげで、彼らは家を借りることができていた。
しかし、待っていたのは残酷な現実。パン屋の主人が大きな街に店を構えることになり、コールは解雇されてしまう。
金を払うあてのない親子は、借家を追い出される。吹雪の日、何のあてもなかった親子は、さまよった末に小さな、古ぼけた協会に辿り着く。
協会の中には、久しく使われていない暖炉があった。だが、残っていたのは僅かな灰ばかり。
暖もとれず、寒さで薄れゆく意識の中で、二人は自分たちの目の前に、黒ずくめの何かが降り立つのを見た。
悪魔だった。
薄れゆく意識の中、イントが最後に覚えていたのは、母が黒いものに、何かを熱心に訴えていたことだった。
次の朝。
イントは柔らかいベッドから起き、自分の部屋のドアを開け、母に挨拶をした。
…この行為があまりにも自然すぎて、昨日確かにあった、吹雪の中の出来事が遠い幻のようだった。
母に聞いても、そんなことなどなかったと言う。
自分の記憶と、現実。
どちらが間違っているのか分からない。
自分の内に得体の知れない不安を抱えたまま、イントは「自分の家」での「いつもの生活」を送っていく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-08 14:07:43
250文字
会話率:0%
暖炉の前にて、遠くて愛しい『貴方』へ書かれた、『私』の手紙。
最終更新:2011-09-08 22:00:38
1797文字
会話率:2%
その声が聞こえたのか、唐突に建て付けの悪い戸が開けられて中から小さな娘が顔を出した。迷惑そうな顔をしている。
「お坊さん、中に入んなよ」
伊織の身につけている梵天袈裟も衣もぐっしょり濡れて体に纏わりついている。娘は一瞥して托鉢僧だとわか
ると先回りするように口を開いた。
「家にはお布施になる様なものはないけど、そのままじゃ風邪ひくよ。囲炉裏の火で着物、乾かすといい」
睨むような目をした娘は抑揚のない低い声でそう言うと中へ引っ込んだ。
伊織は自分の手に持っている鉢に目を落とし、苦笑した。最初から布施を期待してここに立っていた訳ではないのだ。それにしても七つか八つ程にしか見えないが、可愛げのないその娘の小生意気な態度に返す言葉が見つからなかった。
「それはありがたい。拙僧は、蓮虎と申す。急に強くなった雨足に難儀しておったのだ」
「朝からあんなに降ってたのに、出かけるかなぁ……」
托鉢修行に出た伊織はひょんなことから小生意気な娘を預かった。その娘を軸に老舗太物屋のお家騒動に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-21 00:00:00
38236文字
会話率:48%
炉心ということで今回はロボットがテーマの短編を書いてみました。
最終更新:2011-02-10 20:49:57
663文字
会話率:9%
壊れた暖炉。その燃え盛る炎で、いつまでも、いつまでも――――僕たちを温め続けて。 【今までのとそうでないのとで再編集した詩集です。ある意味去年一年分の春日の“恋の詩”部分かな?】
最終更新:2011-01-23 23:46:16
2181文字
会話率:7%
季節外れの暖炉(ペチカ)は、あなたの心を温めたいと待っていた。
最終更新:2010-08-28 14:57:36
423文字
会話率:0%
昔昔、物心ついたころ。母が話してくれたこの国の昔話。暖炉の火が綺麗だった。
キーワード:
最終更新:2010-12-01 18:15:45
1347文字
会話率:0%
神足――江戸から続く由緒正しき御家柄。
そこに生まれた真絢お嬢様。
才色兼備で可愛いもの大好きなありふれた女の子。
それに仕える執事・炉。
真絢お嬢様の為なら人の一人や二人、喜んで騙してみせませう!
最終更新:2010-08-19 15:50:58
177文字
会話率:0%
あーあ、メンドくせー
日常を斜め目線で見る何処にでもいそうな普通な高校生、神薙 緋炉。
だがそんな平和的な日常をぶち壊されてしまう
「ミー!ターナー?」
最終更新:2010-05-15 17:10:42
12665文字
会話率:53%
時は2410年日本の男は激減していた
そうそれは一つのロボットによって
人が作り出した最凶最悪の兵器通称ヤンデレ
Yesterday
AutoMic
Nucleus
Despair
Empress
Rule
Eexpect
それは元々
一人のモテない男が作ったものだった
しかし核融合炉を積んだそれは暴走し最凶の破壊兵器と化した
見かけはただの美少女だが性格はヤンデレ
ヤンデレスイッチが入ると主人を殺すまで止まらない
だがスイッチが入らなければ可愛い彼女なのである
そしてヤンデレの姿は主人のために変わる
故にヤンデレに決まった形はない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-13 14:53:49
3641文字
会話率:83%
僕は製鉄所の夜勤で不可思議な女と遭遇、そして彼女を抱いた。その女にどこか見覚えがあるのだが、思い出せない。果たしてその女の正体とは?
最終更新:2009-11-28 20:32:46
2512文字
会話率:31%
火のように赤い髪の美少女と、水のように青い髪の美少年の…それぞれの想いと、絆の行方は―。
最終更新:2009-10-05 01:19:04
3759文字
会話率:24%
「ようこそアリス」──僕はその扉を開いた。そして王女との不思議で不可解で奇妙なゲームが始まった…
最終更新:2009-07-24 07:18:34
206文字
会話率:100%
覇を称える二つの大国に挟まれたギグラム国は双方から侵略を受けて戦場と化してしまう。部隊が壊滅し、たった一人生き残ってしまったある少年兵は、死んでいった友のために滅びゆくギグラム国で暗躍する謎の敵と戦うこととなる。
最終更新:2008-06-04 17:16:35
63570文字
会話率:49%
僕は毎晩あの時間を楽しみにしていた。薄暗い中で、暖炉の炎だけが鮮やかに燃えていた。炎に浮かんでは消える婆やの物語。それは少年の僕の胸をときめかせる一夜の魔法でもあった。一応、オムニバスの短編集となっていますが、話が所々リンクしていきます。
最終更新:2008-01-08 04:23:01
1459文字
会話率:48%
昔ゝ、囲炉裏端でばあちゃんから聞いた話。
キーワード:
最終更新:2007-11-14 19:45:49
5322文字
会話率:10%
何かをしたらとか、時間が経てばとか、そんな風にして『忘れる』なんて、所詮不可能だったんだ。
最終更新:2007-11-07 21:13:14
1080文字
会話率:12%
羊飼いが家へ戻ろうとすると、羊の群れの中で眠る一人の少年を見つけた。
最終更新:2007-01-24 00:23:03
1774文字
会話率:38%