世界の中心にある、閉ざされた神聖な島アスタル。
女性しか住まぬかの地に忍び込み、囚われの身となった吟遊詩人は、自らの命を贖うために物語を歌うことになる。
巫女が注文した物語は、五人の男性のみからなる冒険者パーティの冒険譚!
クセが強く、互い
に秘密を抱えた彼らの冒険は果たして――!?
※この物語は中編(7万6千字ほど)で完結します。既に最後まで書き上がっています。
※シリーズと銘打っていますが、物語の最後に仕掛けがあり、それ次第で(以下、文字が読めなくなっている)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 01:17:10
77809文字
会話率:44%
物語の舞台は、技術の発達によって意志が強くなければ死を選ぶことすら難しくなった雲の上の未来世界。自死しかけたところをクリスに助けられたリノは、喉に大きな傷を残し脳細胞の過半数を失って赤子からやり直し、やがて自身の才能と昏い欲望に向き合う。た
だ共に在りたかっただけの二人を運命が狂わせ、リノは再び死を選ぶ。今度の死は、お前の手で。お前の絶望が欲しいんだ。
※流血表現があります。人が死にます。ご注意下さい
攻 クリス・カニス 作中十二〜十九歳、王子、何でも屋。ワンコ系男子。ただしナンパ癖あり。
受 リノ・ライノ 作中十〜十七歳、神の子、天才技術士。クリスの飼い主、加虐趣味を隠している。
他 セルシア 二十歳、吟遊詩人。悪いお兄さん。
七神剣の森から飛び出したBLスピンオフ!リノモジュールの成り立ちをご紹介します。スピンオフ自体は七神剣の森を読まなくても分かる様に書いてあります。
時系列は七神剣の森第3章三全音〜ともに行く者、別れる者〜までのお話になります。七神剣の森を読んで頂いていて、まだそこまで辿り着いていない方は、先に七神剣の森を三全音〜ともに行く者、別れる者〜まで読んで頂いた方がネタバレ回避できると思います(※七神剣の森にはBL要素はあんまり含まれていません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 09:01:04
51591文字
会話率:51%
セーデルバウムは、魔王軍の脅威にさらされていた。国王からの手紙を携えた冒険者が現われ、国を救うという噂が流れる中、街に現れたエルマン。その風貌は優男で、戦いを好まない気質だった。謁見の前にエルマンは、仲間を集めるため城の周りを散策する。小麦
畑で召喚士、吟遊詩人と出会い、踊り子とも旅を共にすることになるが、強大なモンスターは容赦なく襲いかかってきた。常に戦いに巻き込まれるエルマンは、平和とは何か自問自答しながら目前の敵を挫き魔王軍の中枢へと進んで行くが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 02:00:00
5277文字
会話率:28%
そこそこブラック企業で、毎日仕事、仕事、仕事、寝る前にちょこっとだけゲーム! まあ大人になるってこういうことだよねと日々を生きていた俺。
ある日の休日出勤で階段から転げ落ちてきたベビーカーの赤ん坊を助けたら、死んだ。
気がつくと機械っぽい神
様に出会い、俺がやってたゲームの世界に転生することになったのだけど、それが現実になるのは怖すぎると思いました!
…あと神様、願ったギフトがこの世界では危険すぎるなんて、聞いてないよ!!
注意書き
① 戦闘描写などに伴い、暴力表現、流血表現など一部残酷と思われる表現があります。
② この世界では、種族性別問わず婚姻関係を結べます。
(※某SRPGの親密度を上げるとキャラクター同士が結婚出来るよ、
同姓とも出来るよ~な感じです)
年齢制限が必要な性描写はありませんが、同性、異性で恋人関係、
夫婦関係の人物が登場します。
そういう関係の登場人物が出ることがありますというだけで、
恋愛が主体の話ではないことをご了承ください。
アルファポリス様、カクヨム様に先行投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 12:00:00
649731文字
会話率:47%
吟遊詩人がいた。
彼はある冒険者達の冒険を詩にしようと彼等の足跡を辿る。
その冒険者達は後に魔王を倒し、彼等を称える詩は伝説となるのだ。
最終更新:2023-03-22 20:51:34
12657文字
会話率:22%
発展途上の科学と魔法が同居する時代。人々は科学技術により新たな生活を傍受し始めようとしていた。
同時にもうすぐ1000年の封印から復活する7人の魔王との戦争の準備を進めていた。
吟遊詩人のハンキーは旅をしながら歌を唄う。
その6弦から
かき鳴らされるエレクトリックサウンドで世界を人々を熱狂させた。
勇者でもない、平民でもない、最強でもない彼が世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 18:13:05
73735文字
会話率:45%
アニソンとアニメとゲームをこよなく愛するボッチ中年の主人公が、大好きなアニメのゲーム化をリリース初日に通知と共に開始する事から異世界転生が始まる。異世界転生する自覚はあるものの、現実世界での死の自覚が無かった。異世界での覚醒を前に、ガイドか
ら「寿命を迎える前の魂を転生させても良いか?」と、一見選択肢がある様で無かった質問が、リアルで寿命が残っていても、どう足掻いても転生は免れないと悟った主人公。ならばチートスキルを貰いたいと交渉するが、そもそも自由が売りだからチートスキルなる物は現時点で存在しないと説明される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 21:00:00
54548文字
会話率:30%
大学生の俺の魂が、剣と魔法の世界に転移した。
俺の魂が宿ったのは、伝説の勇者の肉体。かつて勇者が封印した諸悪の根源である“大いなる暗黒”が復活した為、再び倒すべく呼び出されたらしい。
しかし、勇者の魂を呼び出した最強魔道士の思惑は外れる。俺
が勇者の記憶を持っていなかったためにその力は失われていたのだ。
まずは勇者の力を取り戻すべく、魔道士との冒険が始まった。途中、艶やかな二人組の吟遊詩人と出会い、それぞれの思惑で一緒に行動することになる。
ある者は復讐のために、
ある者は失い難いもののために、
ある者は己の価値を見出すために、
ある者はいずれ無事帰るために。
そんな四人の冒険ファンタジー
※なろう先行で、ノベルアップ+でも公開しています。
更新と並行して改稿作業も行っていますので、サブタイトルのナンバリングがズレていることがあります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 12:05:19
250222文字
会話率:48%
エルフ、ドワーフ、人間。さまざまな種族が交じって存在するこの世界に、特殊な薬によって超越した身体能力を持ち、剣と魔法を武器に怪物を退治しては報酬を得る、魔法剣士〈マギア〉という者たちがいた。
白髪の魔法剣士ロベルトは、背に2本の剣を帯び、
獅子が彫り込まれたメダルを携え、罪なき人を怪物から守るという信念のもとに諸国を旅していた。
これは、とある吟遊詩人が残した長篇集Niebiosa głupie〈ヘブンズ・ストゥー・ピッド〉に記された彼の冒険の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 18:00:00
2746文字
会話率:10%
ロードランド帝国にある騎士団のひとつ、サクラ騎士団。
その騎士団にはある噂があった。
その騎士団の団長は神の化身である。故に白銀の団長は歳をとらず永遠の少女である。
その副団長は少女の加護を受けている。故に漆黒の副団長はあらゆる
災いを祓い勝利に導く。
噂や評判を表現した吟遊詩人の言葉らしい。
ただ、その誇張された言葉に対してサクラ騎士団の人数は五百騎にも満たず、世にあまり知られていない。
神出鬼没、一撃必殺、百戦百勝。姿を現わせば必ず勝つ摩訶不思議な存在からその二人は魔女とも呼ばれているらしい。
そんな話を珍しく村に訪れたとある旅人が話をしてくれ、気づけば私は目を夢中でその話を聞いていた。
そんな私に話を聞かせた旅人は話を終えるとほほ笑む。
「面白かったかい?」
「うん、でも……」
けれども、私はただの村の子ども。旅人の話に興味は感じるけれど、この小さな村から出る機会もなければ物語の団長のように活躍できるとも思えない。
「平穏で退屈な小さな世界がこれからもずっと続く。そう諦めるかい?」
俺はその言葉に驚き旅人を見る。
「それもいい。平和は良いモノだよ」
「でも……」
思いを口にしようとして躊躇う。
口にしたところで笑われると思ったから。
そんな俺の頭にポンポンとして旅人は微笑む
「なら、まずは自分を信じて動く事からだね。それは望んだ結果とは違うのかもしれない。後悔もするかもしれない。でも、それでも信じて誇るんだ」
「でも、もし間違いだったら、もし失敗したら……」
「それが生きているって事だよ。成功するまで続けても、そこで諦める事になってもね」
その日、その時からから私は剣の稽古を始めた。
その一歩は無意味かもしれない。無駄な努力かもしれない。
それでもただ憧れる時より少しだけ、心が躍る日常に変わったような気がした。
R15は基準が不明なので保険です。
造語、非常識的設定も含まれます。
本小説は現時点で一章までの投稿となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 23:06:08
223085文字
会話率:44%
TRPGのGMをしている最中に過労死した主人公・工藤 竜太が転移したのは、ダンジョン攻略の際に"吟遊詩人"を連れて行く義務のある異世界だった。
吟遊詩人が羊皮紙に記す物語は"ログ"と呼ばれ、冒険譚とし
て高値で取り引きされる。
面白ければ死すら金になる、そんな世界だ。
竜太のスキル〈ゲームマスター〉は、本来嘘を記すことのできないログから現実へと逆干渉し、人の心以外のすべてを意のままにできるなんでもアリの能力である。
だが、生粋のGMである竜太は、自分が直接冒険することに速攻で飽きてしまう。
荒稼ぎした金で飲んだくれていた竜太は、たまたま出会ったドジな女冒険者・フェリテを自分好みの主人公に仕立て上げ、最高の冒険譚を記すことにした。
GM気質のチート能力者とポンコツ女冒険者の物語が、いま始まる。
八白 嘘
https://twitter.com/yashiro_isetaku折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 12:11:10
192097文字
会話率:55%
吟遊詩人のレイトは声に人や動物を問わず魅了し、虜にしてしまう不思議な力を持っていた。レイトはこの力を呪いだと忌み嫌っていた。普段はコントロールできるのに、歌っている時だけコントロールできないのだ。
ある時、レイトはネーリスの村で1人の少女と
出会った。マリーという少女は強い意思の宿った目をしていた。ふとしたきっかけでその意思の内容を知ったレイトは彼女と一緒に旅をすることを決める。
レイトは彼女に過去の記憶がないことと、その他、ネーリスの村で受けていた仕打ちを国に報告しようと王都を訪れるが……。
1人の少女に出会ったことが全ての始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 18:56:12
148622文字
会話率:43%
吟遊詩人ユバルは、金色のたてがみ持つ栗毛馬のひとつ星を供に、竪琴を抱えて王国各地を歌い歩きながら、詩人として名を揚げはじめていた。ユバルの大きな目的のひとつは、『失われた物語』と呼ばれる散逸物語の完全な姿を取り戻すことだった。
王国中
央に広がる森のどこかに、歌と古代語で会話する民「歌い人」の里が隠れている、という噂を聞いたユバルは、『失われた物語』の手がかりを求めて里をめざしていた。里に入りこむ鍵となるまじない歌を探しだし、歌い人の里にたどり着いたユバルは、里長の娘ノアと出会う。
ノアは、歌い人の生まれでありながら歌が下手なために、里ではみ出し者扱いを受けていたが、歌や物語の数は誰よりも学び覚えていた。ノアと協力して里長の試しを乗りこえたユバルは、『失われた物語』冒頭歌を記憶したノアを新たな仲間に、物語の残りを求めて旅を続けていく。
本作は2015年~2016年に母校の文藝部誌に投稿していた作品を加筆訂正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 19:41:08
66142文字
会話率:40%
アレン・シェパードは火龍魔法兵団の団長として長年サンチェスト王国に仕えていた。
その火龍魔法兵団は百人ほどの少数でありながら十万の軍隊にも匹敵すると言われ、周辺諸国の侵攻を阻み続けて、サンチェスト王国を守護してきた。
その功績から本来
なら忌み嫌われるエルフの血を半分持つハーフエルフでありながらアレンは絶大な人気を誇り。夜な夜な酒場に行くと彼の英雄譚を歌う吟遊詩人が多くいるほどで。
サンチェスト王国の国民達から彼は英雄とまで呼ばれていた。………しかし。
「国賊が!」
ある日、アレンは謂れのない罵声を浴びて、サンチェスト王国から国外追放されることとなる。
それはアレンの功績に妬む者、ハーフエルフを差別する者による陰謀だった。
国外追放されたアレンは国に未練を残してつつも、隠居することを決める。
そして、余生を次世代を担う子供達を見守り、育成することにしたのだ。
対して、アレンを失ったサンチェスト王国は、他国からの侵攻を止めきれず滅亡の危機が訪れる。
危機に陥ったことでアレンに恥知らずにもほどがあるが、再び縋りつこうと捜索に乗り出す。他にも周辺諸国も何らかの目的を抱えてアレンの捜索を始め……。
本人は自覚はないがトラブルメーカーでヒロリックシンドロームなアレンにはただ隠居していても、厄介は巡り巡ってきて……。
冒険者になってみたり、戦場で無双してみたり、闇に暗躍している者達との斬り合ってみたりと、何かと忙しい。
更には一国の姫や聖女……世界美女達がアレンを見つけてハーレム? いや、修羅場……。
アレンは果たして無事に弟子達とともに隠居生活を送ることができるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 18:47:25
402740文字
会話率:60%
幼い頃に去勢され、声変わりをしないまま成長した男性ソプラノ「カストラート」の登場で熱狂的な音楽の流行が起こった時代。一人の「カストラートの道を蹴った吟遊詩人」が、その長い人生の中で様々な人々に出会い、成長した、手記形式の短編連作。
時に
人に傷つけられ、時に人を傷つけた。
暗黒時代の中世ヨーロッパをモチーフにした、美しい声で鳴く一人の鳥をめぐる群像劇。
誰もが彼の歌声と穏やかな美貌に魅了される。
(一部グロテスクな表現、暴力的な表現、同性愛的な表現、性的な表現があります。)
※中世ヨーロッパに実在したモチーフが出てきますがあくまでもファンタジーです。実在の吟遊詩人やオペラの歴史とは全く関係ありません。
※この作品はカクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816452220936020996)、ノベルアップ+(https://novelup.plus/story/360026312)、個人サイト(https://plus.fm-p.jp/u/ankokunogrove/book?id=4)にも掲載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 09:36:41
40531文字
会話率:41%
リョークは歌えない吟遊詩人だ。
師匠はすでになく、弾けない竪琴を抱えて旅をする。
亡くなった師匠の足取りを追って渡った隣国、檜ノ山国で、リョークは5人の異世界人と出会う。
異世界人は5人で声を重ねて歌を歌う、歌うたいだ。
檜ノ山国では異
世界人に出逢ったら、5日以内に王城へ異世界人を連れていかなくてはいけないという法がある。
その方に従って、リョークは5人と旅をする。歌を歌いながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 11:00:00
33956文字
会話率:23%
アカペラグループAzumashi(あずまし)はライブの途中に異世界に飛ばされる。
飛ばされた場所で出会ったのは、歌を歌えない吟遊詩人だった。
Azumashiはもと世界に戻るため、吟遊詩人と王城を目指す。
最終更新:2021-09-12 10:00:00
31990文字
会話率:46%
ロバートは、ライティーザ王国アレキサンダー王太子の腹心であり、乳兄弟だ。ロバートにとって、最愛の人、婚約者であるローズが、グレース王太子妃の身代わりとなり攫われ、奴隷商人たちの手に落ちるという憂き目にあったが、無事に助け出すことができた。
アレキサンダー王太子と腹心達が、奴隷市場を急襲し、聖女ローズを救ったという物語は、ライティーザ王国の隅々にまで、吟遊詩人達により広められた。
アレキサンダー王太子が、聖女ローズを救い出し、奴隷売買に関わっていた者達と、利益を得ていた貴族達を容赦なく裁いたという物語に、多くの民が、酔いしれた。
悲しいかな、現実は、物語ではない。
ロバートは使用人だ。貴族ではない。
アレキサンダー王太子の妻グレースの兄である、アスティングス侯爵家の令息二人に、半ば言いがかりで暴行をうけても、抵抗できる立場ではなかった。
傷を負いながらも、無理を承知で御前会議に参加した翌朝、ロバートの容態が悪化した。
マグノリアの花の咲く頃に 第四部第十六章(6)と(7)の幕間です。本編読後を、強くおすすめいたします。
(前半シリアス、後半ほのぼのです)
第一部https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 10:00:00
16780文字
会話率:48%
「なぁおっさん、あんたもう邪魔なんだわ。うちのパーティから出て行ってくれよ。実力も伸びしろもないあんたにこれ以上居座られたら迷惑なんだよ」
ダグラスはある日、若くて才能もある剣士の青年からそう言われた。
美貌の女神官と女魔法使いが剣士の青
年に寄り添い、ともにダグラスをあざ笑う。
真面目で努力家だが才能がなく、浮いた話の一つもない報われない人生を送ってきた斧使いのおっさん冒険者ダグラス。
駆け出しの頃は彼に守られていた若い冒険者たちにも、今や実力で追い抜かれ、彼らがギシギシアンアンするのに邪魔だからとパーティから追放される始末。
若さと才能とルックスを兼ね備えた、泥臭い努力などとは無縁の若者たち。
吟遊詩人が謡う英雄物語の主人公には、ああいうやつらこそが相応しいのだろう──
そんな風に思いながらも腐らずに自分にできることを続けていたダグラスだったが、あるとき彼に転機が訪れる。
新しく組んだパーティの仲間たちに裏切られ、古代遺跡の奥で命を落としそうになった絶体絶命の淵で、ダグラスは一振りの斧と出会った。
それは神話級のおそるべき力を持った、知性ある武器(インテリジェンスウェポン)
聖剣ならぬ聖斧に人格を認められ武器の主となったダグラスは、それまでのたゆまぬ努力の成果もあって、常人ではあり得ないほどの力を手にすることとなった。
彼の人生は、その日から激変する。
獣人の少女や、ボクっ娘剣士、清楚な賢者の少女などに次々と惚れられ慕われながら、おっさん冒険者は誰もが羨むような英雄へと成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 19:00:00
450527文字
会話率:33%
さて、今宵の話し手を務めますは、名もなき紅衣の吟遊詩人。
砂塵の中を駱駝が行き交い、酒と香料の豊潤なにおい漂う国ダバラッド。自らの腕を世に示す物語を作るため、〈魔宮〉と呼ばれる遺跡がある街にやってきた吟遊詩人タルナールは、剣士、魔術師、狩
人といった仲間とともに、〈魔宮〉の深奥を目指します。場景を飾るのは夜の獣、忘れられた王、熱なき炎を纏う妖霊たち。これは玄妙なる魔術と、富を求める人々の思惑、すべてを巻き込みながら、巡り巡る物語の物語でございます。
アラビアンナイトの風味を取り入れた正統派ダンジョンファンタジー。三日に一話ぐらいの頻度で更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 18:00:00
347493文字
会話率:25%
王立魔術学園でSランクパーティーに入っていた吟遊詩人のユーリ。しかし、Sランクパーティーの勇者たちは戦闘能力のないユーリを無能として追放する。ユーリは幼馴染で魔法使いのマチルダに転職を勧められ、大賢者の公爵のところに行く。そして、ユーリは賢
者としての才能を開花させていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 20:54:27
4686文字
会話率:62%