「涼」
「なんだよ」
名を呼んで振り向いたショートカットの女。
「なんだよ。他の女たちのご機嫌でもとっておけよ。どうせ、オレなんて女だと思ってないんだろ」
ぷいと背を向けて不機嫌な涼に、俺は堪えきれない笑いが出る。
クラスメートの
数人で行った夏祭り。俺はわざと涼以外の女にだけ愛想を振りまいた。
涼はまんまと俺の策略に引っ掛かり、怒っているらしい。
意地悪な男子と見た目は男っぽい女子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-06 19:05:36
1573文字
会話率:30%
「私が続きを書かなければ、あなたは生きてくれますか」
冴えない社会人、羽瀬川紗奈のもとに深夜に届いた一通のメール。謎めいたタイトル、本文なしのそれにはテキストファイルが添付されていた。
迷惑メールを疑うが、紗奈はアドレスに引っ掛かりを覚え、
添付ファイルを開封する。
「続きを書かなければ、あなたは生きてくれるのか」
それは、かつて引っ込み思案だった紗奈が、対照的な同級生、佐井たすくと関わったときに問いかけられた言葉だった。
一人でいても、一人ではない。そこに本が、物語があれば。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-03 00:13:19
78013文字
会話率:32%
とある辺境の大都市で、ある一党が解散の憂き目を見た。
残されたベテランの冒険者ボイロは、当座の資金を得るために高額報酬の依頼に手を出してしまう。
ここ最近辺境で猛威を振るう疫病調査。感染源と思われる迷宮を攻略せよ。
一大宗教の貴き御方直々の
依頼。裏切られる心配は無い。ただ一つ懸念があるとすれば、『死霊術師を同伴されたし』の一文のみ。
賤業と蔑まれる死霊術師とのダンジョンアタック。僅かな引っ掛かりを覚えながらも、背に腹は代えられぬと依頼を受理するボイロ。
だが同行することになった死霊術師は、自分の一回りも幼い少女だったのだ!
様々な不安を抱えながら調査を開始する二人。廃都市迷宮に潜む感染源の正体とは? チグハグな二人は果たして迷宮から無事脱出できるのか。
「一流を舐めんなよ腐れ亡者共!」
「どうか、貴方の死が安らかなものでありますように」
死者の眠りは正しく葬るために、たった二人のダンジョンアタックが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 22:23:09
13631文字
会話率:21%
乙女ゲームの世界に生まれたエリシア、だがまったく実感がわかずに生きてきた。そんなある日、友人であるミルフェからある噂を教えて貰い、引っ掛かりを覚えたが――。◆作中に対人恐怖症について書かれている部分がありますが人と仲か良くするのが苦手人が怖
い、などです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-08 22:20:43
6596文字
会話率:43%
とある男のつまらない体験談。
過去の体験から僅かながらに心に引っ掛かりを覚える男。
こんな経験をした人はいないだろうか。
最終更新:2016-07-31 01:33:28
29254文字
会話率:21%
なろうがダイジェスト禁止を打ち出してから、このエッセイを書いてる時で1週間が経った。
あちこちで大騒ぎな訳ですが。
ちょっと思ったことを書いておいてみるテスト。
あ、私自身は作品を書いてませんから、
「何も書いてない奴が好き勝手言ってる
」
だけです。
作品を書けもしない奴が好き勝手言うな!と言う方は、このページは閉じてください。負け犬の泣き声ですから。
ダイジェスト問題に関しては、すでに書かれている方もおられます。活動報告の場合だと引っ掛かりませんけど、私の非常に狭い観測範囲でも何名か書かれておられました。
そういうのに引きずられて、自分もちょっと書いておきたいなと思い、駄文を連ねさせていただいております。
実名に関しては、本来はよろしく無いのですが、ダイジェスト問題はどう考えてもアルファポリスが関係しているため、実名で記述しています。他も出してます。
なお、結論は無く、本当にただ思った事をつらつらと思いつくままに書き連ねているだけなので、多くの人にとって時間の無駄になると、先に注意しておきます。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-06-15 17:59:49
8770文字
会話率:1%
自殺した少女が地獄にいた。そこにクモの糸が現れる。クモの糸には、何人もの自殺した高校生が引っ掛かり、クモは糸から人間を落とそうとした。しかし、人間は貪欲にクモの糸を登りはじめた。
困ったクモは学校を作ることを決め、すでに死んでしまった学
生に協力を願う。
学生は、クモの糸にぶら下がっている人間に怒りを覚えていた。
自殺したはずの人間が、いまだに生にしがみ付こうとクモの糸を掴んでいることに。
生者は生き返るために、死者は生者を殺すために学園生活を送る。
※異世界転生ではないです。魔法もないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-25 00:00:00
2246文字
会話率:47%
普通の高校生早山春太の通う学校に、目を見張るような美少女、有紗菜月が転校してきた。そして、こう言い放つ。「生物学上、私の性別は男性です」
菜月に学校の案内をする事になった早山は彼のHな罠に引っ掛かり、写真を撮られて『協力者』にさせられて
しまう。
頼んでくるのは妙な事ばかり。それらをこなせば彼に対する質問が許可され、さらに気持ち良いご褒美が与えらえる。
早山は危険を感じつつも、菜月の持つミステリアスな魅力にずぶずぶとはまっていく。でも菜月は同性な訳で。
これは早山春太と有紗菜月の捻くれた関係の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-05 16:11:57
99319文字
会話率:52%
普通に彼氏・鏡助がいてとても平凡な女子高生の文月刹那は鏡助がした悲しそうな顔が心に引っ掛かり、家にある蔵で思い悩む。そんな時頭の上に金属の缶箱が落ちてきた。その中には一冊の分厚い本が入っていた。題名は「愛の形」。作者は泉 鏡花・泉すずとかい
てあった!!文学が好きな刹那にとって泉 鏡花は神様のような存在で、でもページの端には1939年と書かれていた。
なんとそれは泉 鏡花の妻である泉 すずによって書かれたものだったのだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 21:28:37
11811文字
会話率:31%
主人公である神野優(じんのゆう)はある日妹の夢を見た。実際には妹がいないはずの優だが、夢の中ではその少女が自分の妹だとなぜかはっきりと認識していた。
この夢に引っ掛かりを覚えた優は、なにか大切なことを忘れてる気がして悩み始めるがなかなか思い
だせない。
そんな中1人の少女に出会う。
「初めまして。そして久しぶりだね…。ずっとずっと探してたんだよ―――」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-18 23:12:18
438文字
会話率:6%
ご飯と焼き魚と味噌汁が晩御飯だった。
焼き魚を食べると骨が喉に引っ掛かり、回転して喉仏を突き破って出てきたのが……
「やぁ、ぼくは魚の骨から生まれた魚の骨だよ」
魚の骨だった。
最終更新:2014-09-06 02:13:49
1193文字
会話率:44%
八月上旬、作家の俺は蒸し暑い中、街の外れのボロアパートの一室でパソコンに向かいキーを叩きながら、原稿を作っていた。四十代で特に最近変化はないのだが、仕事量が増えている。公募し続け、運よく純文学系の新人賞に引っ掛かり、それから担当編集者が付い
て、作家活動が始まった。都内にある元文社の編集者である笹本からはしょっちゅう電話連絡が入ってきていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-03 15:15:48
3378文字
会話率:18%
在るべきものが無い世界。在ってはならないものがある世界。少年は、ある幼馴染みの張った伏線に引っ掛かり、この世界と別の『世界』に引きずり込まれてしまう。これはそんな不幸な少年の物語.......。
最終更新:2012-11-05 01:48:44
854文字
会話率:60%
日本文学館の恋愛風景に投稿して引っ掛かりかけたもの。pixivにも載せました。
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最終更新:2012-02-19 13:32:30
1202文字
会話率:0%
機械神教団【メルキセデク】が持つ粛清部隊【鉄の神兵】。教えに反する人間を暗殺することを生業とし、歴史の闇にて暗躍する存在である。
かつての哲学者の言葉によって武力交渉を否定された世界の中、人間を物理的に攻撃できるために半人半機械の肉体を与
えられ、意図的に人権所有をあやふやにされたヒト型兵器[ハイブリッド]で部隊は構成され、教団の命に従って背信者の粛清を行っている。
部隊の中でも凄腕の暗殺者と名高い少年――アーテムは、時折見る夢に不思議な既視感を覚えていた。懐かしいようでそうでない曖昧模糊な感覚に引っ掛かりを覚えながらも、アーテムは今日も暗殺に赴く。
そんなある日の休日、少年は『聖域』内で天使のような美貌と雰囲気を持つ少女と出会う。彼女は『女神』と呼ばれる崇拝の対象だったが、少年の初めての友人だった。
過ごす日々、目まぐるしく。けれど、辟易はせず。ヒトでありながら人ではない少年には、新鮮な時間。そして、彼は次第に自分の在り方について疑問を抱き始める。半人半機械だからこその、心底から湧き起こる違和感。
少女との回合が、少年の運命を大きく変える――。
これは、銃によって紡がれる粛清の年代記。
歴史の闇に存在した、暗殺者の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-31 18:34:43
54978文字
会話率:28%
地元の祭りへ十数年ぶりにやって来た青年、佐治。
石階段を上がる途中で、不思議な女の子と出会う。
女の子に手を引かれながら、進む中、幸せという単語に引っ掛かりを覚える。
上り終えると、女の子は母親の元へと駈けて行く。
女の子が幸せと形容してい
た、綿あめをたべる佐治。
綿あめは、こんなに甘かったのかと思いだしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-22 14:46:00
1327文字
会話率:45%
坂の上の神社の夏祭りにやってきたジャックとおかしな仲間たち。相変わらずのニャントロ星人が騒ぎます。走ります。引っ掛かります(笑)。それにこの神社、ちょっと変わっているんです……
「暫くサンマは食いたくない」「シーフード・ウーマン」シリー
ズ読み切り続編です。
(初出:2010.9 greeサイト内コミュニティにて、ひねもすのたり名義にて転載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-28 11:52:06
4886文字
会話率:45%