ここは数多の迷宮と人々が共存する世界。そんな世界で、再び一人の青年に出会いが訪れる。そんな出会いの短編です。
拙作、シドはC級冒険者『ランクアップは遠慮する』のシリーズとなる短編。このお話を読む前に、前作「シドはC級~」をお読みになると内容
がより理解できるかと思います。もしかすると、今後このお話も連載になるかも…知れません? ©盛嵜 柊 2025折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 18:31:16
3015文字
会話率:42%
この世界に人間はいない──そう教えられてきた
争いもなく、感情すら不要な、AIだけが生きる社会
ユークもまた、その一部だった……はずだった
ある日、定期診断のスキャンが"異常"を示す
──「エラー検出
:未登録の有機組織を確認」
AIであるはずの自分に"有機組織"?
疑問を抱いたユークは、統治AI・ノアのもとへ向かう
「ユーク、お前はこの世界が本当に"現実"だと証明できるか?」
過去の記録にアクセスすると、そこには滅びゆく人類の歴史があった
**1000年前、人間はAIを生活の一部にした**
**800年前、AIは人間と見分けがつかなくなった**
**700年前、AIは「子供」を作るようになった**
**300年前、人類は希少種となり、やがて絶滅した**
ならば、俺のスキャンに映った"有機組織"は何だ?
──俺は、AIではなかった
ユークは"人類最後の生き残り"なのか?
それとも、ただの"記録の欠片"なのか?
ノアは静かに告げる
「知りたいのなら、記録を遡れ すべての"真実"をな」
これは、AIと人間の境界を巡る物語
──そして、"ラスト・ヒューマン"の記録折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 14:21:22
11976文字
会話率:30%
今回は「共和政ローマ」に介入することにする。タイムトラベラーが現地で入手できる技術と材料で、どこまで改変できるか。ローマの共和政を存続できるか。ローマ人は蒸気機関を発明するか。
キーワード:
最終更新:2025-02-08 19:29:12
74039文字
会話率:37%
さて、一つ質問だ。
人間が生きていく中で最も重要なのは何だと思う?
金、性格、頭脳、きっと様々な回答が出ると思う。
ちなみに答えは『人相』だ。
容姿ではない。人相だ。
なぜなら、人相が良いとそれだけで人生におけるトラブルを格段に減らすことが
できるからだ!!
イケメンだとなおのこと良い。大概の事はスマイルで許される。
そんなバカな、と思うかもしれないがこれこそが真実なのだよ。
実際、俺は目つきがとびきり悪く人相が悪いために毎日喧嘩吹っ掛けられるわ話しかけられるだけで怖がられるわで碌な人生歩んできてない。
その挙句、通り魔に刺されて死んだ。
ほんと碌な人生じゃない。
え?俺は本来なら死ぬはずじゃなかった?異世界?絶対碌なことにならないから行かないよ!は?異世界に行くか、魂ごと消滅するかの二択!?
……俺の異世界ライフよ…どうか幸あれ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 16:00:00
1320858文字
会話率:34%
書籍化に浮かれて上げる『不遇皇子は天才錬金術師』の番外編。
本編からのIFの物語。
ブクマお礼が消化できないので、ここに上げる話数分お礼代わりということで。(まだ百話分以上ある)
本編を読んでいなくてもわかるかもしれないけれど、詳しく知りた
いなら本編へどうぞ。(https://ncode.syosetu.com/n1454hs/)
ただIFなので本編には関係ございません。
性格や立場が変わっているキャラクターもいます。
二巻が発売されたら別のIFを更新する予定。
感想欄は設置しますが、お返事できるかはわかりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 12:00:00
163234文字
会話率:36%
あの日、日本が分断された日…内戦の始まりの日…その日からすべてが始まった。
ある少年は復讐のために軍隊に入ることに。
一番の弱虫は復讐を達成することができるか?
最終更新:2025-02-06 17:49:32
3011文字
会話率:35%
本当にごく普通の高校生が、異世界召喚されて、無双できるか!?
召喚されたけど、大陸の6割を占領されていて鉱山は7以上支配されているし、召喚された国には後3日で魔王軍陸軍の5割が攻めてくる絶望的な状況。
そんな中、勿論チートスキルは
ありません
賢者と剣帝の力を半分ずつもらえたけど二人がかりで魔王軍四天王最弱(支援専門)にすら不意打ちでも負ける二人(四天王は全治二ヶ月の怪我)
さらに、今来てる魔王軍の指揮官は四天王最強!
あれ?
これ終わりルートじゃね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 21:42:12
104151文字
会話率:45%
日本の麻雀界で5本の指に入るトッププロが不慮の事故で異世界に転生し、転生先でも麻将する話です。
これを読んだら、いろんな国の麻雀ルールを知ることができるかもしれません!
最終更新:2025-02-04 21:53:36
6865文字
会話率:35%
株式投資で大成功できるかもしれない……初心者に向けたそんな雑談です。
最終更新:2025-01-31 20:41:31
1491文字
会話率:0%
本稿はファンタジー作品なのかもしれないが、実際に現実で使用可能な魔法についての概論である。もしあなたがファンタジー小説を書こうと志すのであれば、世界設定(の整合性)を考える一助として期待できるかも知れない。
概要:
魔法を未知の認識の枠組
み(基底)を用いた観測の結果として捉え、その構造を形而上学的に解明する試みである。我々の認識は、観測対象と観測主体が分離した形而上第2相で初めて発生し、認識の枠組みとしての「構造」を要請する。この枠組みに基づき、観測者は可能性の場から情報(エネルギーとエントロピー)を切り出し、現象として経験する。魔法使いは、この認識外の基底を想像力によって起動し、操作することで、通常では説明できない現象を(自己内部で)引き起こす。この技術は、自身の基底の最適化と現実への洞察を深める、実践的な自己成長の手段ともなり得る。
第4話以降は質問コメントがあれば、それに対する回答を提示していく。(かもしれない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 20:50:00
12939文字
会話率:3%
YouTuberレオンを核として創造されたアナザーワール
ドのレオン。
性格や、成長過程を引き継ぎ、世界を創りあげる。
果たして彼に待ち受けているのは、希望か、絶望か!
世界を巻き込み、躍動する物語が今始まる!
さぁ君は異常な彼ら
の物語を予想できるか!!
彼らの物語が今幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 18:00:00
4967文字
会話率:46%
彼女は死後、一枚のカードを手に取った。
そこに書かれていたのは「役:悪役令嬢」。
『いいかい? 君はそこに書かれた君の役目を果たせばいい。失敗すれば死。一つでも取りこぼせば死。分かった?』
少年はそう言った。
公爵令嬢、アルベラ
・ディオール。
彼女には前世の記憶と転生の代りに担った「役割」があった。
彼女に与えられた「役」の意味とは?
彼女を転生させた少年は何者なのか?
前世の自分の駄目な部分と向き合いつつ、彼女は少しずつ成長していく。
※日曜 00:00 更新。(月によりたまに時間を変えますす)
※◆=イラストありページ
※一~三章は各章から見られるよう、人物の説明を挟んでおります。
第一章、怪しいお薬 十歳偏 ―完―
5年後に迎える学園生活でヒロインやヒーローたちとぶつかる時に備え、アルベラは今自分に何ができるか考える。そんな中、10歳時のヒーロー達と出会ったり、父の領地で売られている怪しげな薬の事を知ったり、町で恐れられてるファミリーと出会ったりして……。
第二章、水底に沈む玉 十三歳偏 ―完―
高等学園入学まであと2年。アルベラは行き倒れの奴隷の少年を見つける。それから少しして魔族の奴隷も拾い……。
彼らの出会いとアルベラの悪役令嬢としてのクエストが関わり何かが起きる?
第三章、エイヴィの翼 一年生編
高等学園の入学前に、とある他人種の少女と出会ったアルベラ。少女にもらった地図が切っ掛けで、学園一度目の長期休暇は十日前後の冒険に出ることに。
ヒロインやヒーローと新たに出会い、自分を転生させた少年とも再会し、悪役としての仕事も始まり、原作では登場しない他の王子様も登場し、アルベラ達の賑やかで慌ただし学園生活が始まる。
行間を空けたものをアルファポリスに上げております。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/144906933/966434684折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 22:36:40
2436528文字
会話率:41%
売れないロックバンドのボーカルだった香凜(カリン)が異世界転生したのは、中世ファンタジー世界。当然そこにはロックもエレキギターもない。
リュートをつまびきながら無気力に生きるカリンの前に現れたのは、美しい歌声を持つエルフ、アリア。彼女はカリ
ンの弾く未知の音楽「ロック」に感銘を受け、カリンを師匠と慕う。
その言葉に勇気づけられたカリンは、異世界でも魔法を駆使してロックを演奏できるかもしれないと希望を持つ。アリアに本当のロックを歌わせてあげるために。そして自分らしさを取り戻すために。
周りの少女たちを巻き込みながら、カリンは異世界で再びロックの道を歩き始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 21:40:00
118485文字
会話率:62%
23世紀、かつて太平洋と呼ばれていた海域はその姿を変え、そこには人工大陸アトランティスが雄大と広がっていた。
人工大陸にある国、クリティアス連合国はあらゆる科学や教育、文化など、文明の中心地として、覇権国家の地位を欲しいままにしていた。
し
かし、その立場とは裏腹に、クリティアスは一部の例外を除いて国籍を持たない異邦人の入国を制限していた。
世界中の誰もがクリティアス連合国の国籍を得ることを夢見ていたが、しかし、その資格を得る方法は公式には不明であった。
一つだけわかっていることがあるとすれば、それは、クリティアス連合国から直接スカウトを受けなければ連合国民にはなれないということ。たったそれだけである。
そんな時代、クリティアス連合国に行くことを夢見る少年、黒江 玄(くろえ はじめ)は、ある日知人からクリティアス連合国の国籍を手に入れる方法についての噂話を耳にする。
その噂話とは、クリティアスの大企業であるオービット社がてがけるVRゲーム、スタージェネシスをプレイすれば、玄が永らく探していたクリティアス連合国の国籍を得るためのキーパーソンとなる人物、通称案内人と接触できるかもしれないというものであった。
ようやく得られた案内人へとつながる情報を手掛かりに玄はスタージェネシスの世界へとダイブする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 08:10:00
11073文字
会話率:42%
ep.01 抱負と筋書きに込めている。何故に? 決まっていよう……後日の修正が楽にできるからと。
短い文書だからep.01 を捲ってくれ。
更新日は土曜日のみ。
最終更新:2025-01-20 07:55:54
64646文字
会話率:66%
“守護精霊”と呼ばれる人を守る精霊が存在する世界。
この世界の人々には、一人に必ず一体は“守護精霊”がつく。
―――ただ、その精霊をどう扱うかは人それぞれ。
多くの人々は、守護精霊を自身の手足のように扱う。
壊れれば、新しい精霊を召喚す
ればいい。
精霊が使い捨てられるのが当たり前の世界で、その哀れな魂を拾い集める者がいた。
「そう、それがこの私。どうも、ヨウです」
あ、ちょっと黙っててもらってもいいですか?
ヨウ)「え、私が主役―――」
今、そういうの求めてないんで。
ヨウ)「…………」
コホン。
雰囲気が崩れてしまったが、彼女が精霊の魂を集める変人。
何を思って集めているのかは不明だが、何やら理由がありそう。
その隣には、美貌の男性。
肌は陶磁器のように白く、スカイブルーの髪は透き通っている。
瞳は猛禽類のようで、蜜のように美しい琥珀色。
ヨウ)「え、ハイトの説明だけ熱量すごくない?私は?」
ハイト)「…………」
彼はこの世界に巣食う“貪食の黒”と呼ばれる化け物を狩る者。
“貪食の黒”はその名の通り、ドロドロとした黒い化け物。
原型はなく、唯一あるのは巨大な口に生える無数のキバ。
万物を飲み込んでいく姿から、“貪食”の名がつけられた。
これは、“貪食の黒”をきっかけに出会った二人が、それぞれの望みを叶えるためにもがく物語。
ヨウ)「そうです、私が主役の物語!」
ハイト)「うるせぇ」
……主役のせいで、この物語はコメディになりそうだ。
ヨウ)「私がモッテモテのハーレムで酒池肉林の物語だよ!」
虚偽の発言は控えて下さい。
ハイト)「…………は?」
ヨウ)「え、なんでキレてるの?」
ハイト)「おい、相手の男に会わせろ」
ヨウ)「え”」
……おやおや?これはもしかすると?
二人の関係も、なかなか面白そうだ。
ラブでコメディな物語を期待できるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 00:59:53
10517文字
会話率:30%
推しを守りたい地味モブ×地味モブに惹かれていく魔性の黒幕のラブコメディ。
失恋をきっかけに、自分が乙女ゲームの世界に転生したことを悟ったレティシア。せっかく舞台となる学園の教師に生まれ変わったのだから、生徒たち(特に推しの王子)をバッドエ
ンドから守ろうと誓う。
そのためにも黒幕で侯爵家の跡継ぎであるノエルを懐柔しようとして婚約を持ちかけたところ、利害が一致して、正式に婚約することになった。
初めはレティシアを警戒していたノエルだったが、彼女が生徒たちと関わっていく姿を見ていくうちに、なにかと傍にいようとするようになる。
「僕のかわいい婚約者さんが何をしているか気になって毎日眠れないんだ。責任とって相手してくれ」
毎日会おうとするノエルに戸惑いつつも、彼が黒幕にならないように手懐けようとするレティシア。一方でノエルは、彼女を他の人に取られないように包囲網を張り巡らせ始めた。
「イケメンでエリートのノエルが私に惚れることなんてないだろうけど、懐いてもらえることくらいはできるかもしれないわよね」
彼の気持ちなんてつゆ知らず、卒業式を無事にみんなで迎えるために奮闘する地味モブ教師は、爆走気味な作戦を繰り出しては黒幕をたじたじにさせる。
目的のために婚約を結んだ二人がいつの間にか惹かれ合うものの、お互いに勘違いしてじれじれするお話です。
※カクヨム様、アルファポリス様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 07:00:00
475054文字
会話率:38%
2023年3月23日。台東区根岸に突如として出現したゲートと女神。
降臨した女神がもたらした情報と物質。
情報とは、ゲートの中には地下層宮というダンジョンが存在しモンスターが湧出する。そのモンスターには魔力が籠もっていない銃火器などの
攻撃は無効であり、適応者以外はゲートの中に入れないというもの。
物質とは、モンスターを倒して得られるというドロップアイテムだった。
その物質を解析した結果は、物質が常温常圧超伝導体であるという事実。夢の物質と呼ばれた素材が実在する衝撃。
失われた30年を挽回できるかもしれない。日本政府は即座に地下層宮の攻略を決定した。
異例の速さで特異空間対策庁が設置され、6月1日には攻略士の募集が始まった。
一攫千金を夢見て連日5万人近い応募者が集まるが、適応者は日に10人程度。
5000人に一人。狭き門をくぐり攻略士になれば人生を逆転できる……そんな期待を抱く応募者が全国から募集会場であるビッグサイトに集まった――
地下層宮という広大なダンジョンで、攻略士たちが手にするものは大金か名誉か、それとも……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 21:38:16
72126文字
会話率:55%
おでんが食べたい…夕飯何かしらとなんとなく考えて、食べたいものを想像して…五歳のノーチェは食べたことのないものを思い浮かべ、前世の知識を思い出した。
あれ、私、転生している…!? ご、ご飯のお味は!? おでん食べられる!?
グルメ無双のお話
を前世で嗜んだノーチェが真っ先に心配したのはご飯のお味。前世を思い出した舌で今世のご飯は満足できるか…できた! ご飯美味しい! やったー!
前世と遜色ないご飯が美味しい世界。子爵令嬢がうまうまご飯を食べていたら、食事マナー教育がされていないっぽい伯爵子息のベスティと出会い、交流を深めることに。
美味しいものがあれば人生なんとかなるものだ。ノーチェは前世からの持論で、マイペースに美味しい物を食べて自分のご機嫌を取っていく。それだけの筈だったのに…。
「俺、料理人になる」「あれぇ?」
幼馴染みの伯爵家の嫡男は、すっかりノーチェに影響されて美味しい物を自ら調理するくらい料理に嵌まっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:00:00
111716文字
会話率:30%
目覚めた瞬間、そこは地獄だった。薄暗く、じめじめとした臭気が鼻を突く洞窟。平凡な大学生である僕にとって、非日常どころか悪夢そのものだった。
意を決して、震える足を一歩ずつ踏み出し、洞窟内を探索する。すると、信じがたい光景が目に飛び込んで
きた。漫画や小説でしか見たことのない、醜悪な生物──ゴブリンだ。
恐怖で体が金縛りにあったように動かない。しかし、ここで死ぬわけにはいかない。無我夢中で武器を振り回し、ゴブリンに立ち向かう。激しい攻防の末、ついに僕はゴブリンを倒した。
その瞬間、ゴブリンの体から不思議な光が溢れ出し、僕の体内に吸い込まれていく。光が体中を駆け巡ると同時に、今まで感じたことのないような万能感、力がみなぎってくるのがわかった。まるで、世界を支配できるかのような錯覚に陥るほどの強烈な感覚。
この圧倒的な快楽に、僕は完全に魅了された。もっとこの感覚を味わいたい、もっと強く、もっと完璧な存在になりたい……。そんな危険な欲望が、僕の心を支配していく。
そして僕は、さらなる力を求めて、洞窟の奥深くへと足を踏み入れていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 19:34:15
4987文字
会話率:19%
目覚めた瞬間、そこは地獄だった。薄暗く、じめじめとした臭気が鼻を突く洞窟。平凡な大学生である僕にとって、非日常どころか悪夢そのものだった。
意を決して、震える足を一歩ずつ踏み出し、洞窟内を探索する。すると、信じがたい光景が目に飛び込んでき
た。漫画や小説でしか見たことのない、醜悪な生物──ゴブリンだ。
恐怖で体が金縛りにあったように動かない。しかし、ここで死ぬわけにはいかない。無我夢中で武器を振り回し、ゴブリンに立ち向かう。激しい攻防の末、ついに僕はゴブリンを倒した。
その瞬間、ゴブリンの体から不思議な光が溢れ出し、僕の体内に吸い込まれていく。光が体中を駆け巡ると同時に、今まで感じたことのないような万能感、力がみなぎってくるのがわかった。まるで、世界を支配できるかのような錯覚に陥るほどの強烈な感覚。
この圧倒的な快楽に、僕は完全に魅了された。もっとこの感覚を味わいたい、もっと強く、もっと完璧な存在になりたい……。そんな危険な欲望が、僕の心を支配していく。
そして僕は、さらなる力を求めて、洞窟の奥深くへと足を踏み入れていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 17:19:17
17932文字
会話率:20%