これはとある天才の、ただただ純粋で己の欲望に正直だった少女が、誰にも見せることなく生涯を終えた一幕。
最終更新:2015-07-11 23:36:33
1760文字
会話率:0%
――その存在は、ある世界に転生した。そこは科学技術を切り捨て、魔法という技術を以って発展を遂げた世界だった。
複雑な図形と図形との配置、又、それを音に置き換え口頭で発現させることのできる魔法。そんな技術が知れ渡る世界だ。しかし、学術的好
奇心とは常に未知を求める、言わば探究心に依存するものである。魔法とは、その実莫大な恵みをもたらしてくれるものであるが、一度確立してしまえば容易に行使することが叶う。叶ってしまう。それ故に、個々の種別の魔法毎に完結性が強く、誰もが原理の追求よりもそちらを優先した。やがて時は流れ、原理を知る者は絶えた。それどころか、原理という概念すらもが絶えてしまった。
――「この図形とこの図形を噛み合わせれば、どういう理屈かは知らないが、火になる」、といった具合である。
この世界で発展の途を迎えてしまった技術、魔法。そんな世界に転生した存在は、転生や時空遡行の常習者であり、旅が趣味であり、過去に雄の龍に掘られ掛けたという心的外傷を背負っており、相棒のアンドロイド少女を何より愛しており、ついでにあらゆる武器や魔法の扱いに長けている。
このセカイは、その存在によってどのような化学反応を起こすのだろうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-03 03:52:54
21988文字
会話率:51%
ホムンクルスとして生まれた少女は創造主から様々な知識を与えられるが程無くして創造主を失ってしまう。突然の事に途方にくれる少女は自分の中にある想いに気づく。《探究心》それは創造主が少女を創る際一番重要視していた物だった。少女は多くの知識を持っ
ていたが自分の力で得たものは少なかった。自分の持っている知識は事実なのか自分の眼で確かめたい。この世界の事をもっと知りたい。《知りたい》という心に突き動かされ少女の旅が始まる。
※GL要素はしばらくありません。あっても軽めにする予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-31 17:10:36
82329文字
会話率:56%
西と東に分かれたデウスと呼ばれる大陸が存在する某世界。かつて、デウス大陸は人間が興した文明で栄えていたが、一度滅んでしまう。
しかし、大陸に住む人間は再び文明を築き、自らの知恵を大いに振うことで自然や、世界の謎を解き明かしていった。様々
な国が建ち並ぶ世界は探究心に溢れ、時代は大きく変わろうとしていた。
――――――――――――――――――――
大陸の東端、建国してからまだ二年ほどしか経っていないルリナス人民共和国。そこに一人の男がいた。男の名前はルイン・ウィンドルド。
放浪の旅人であり、剣士でもある彼はルリナスの建国に携わった。が、今は何もせず、時が過ぎるのを待つ日々を送っていた。
親友に呼び出されたある日、向かった先で親友から彼の生活を支えていた援助の打ち切りを伝えられる。どうやらルインを好ましく思わない者たちの策略によるものだが、通達を覆す力は彼にはなかった。路頭に迷いかけたとき、自分の過去に立ち返ることで自身が旅をして大陸を巡っていたことを思い出す。そして、新天地を求め、国を出ることを決意する。
旅の道中、彼は大陸西部で発見された魔法と呼ばれる奇跡を操る自称魔法研究者ローナ・ミネルヴァと出会う。ローナは自国で発掘された古文書に記された遺跡にまだ未発見の魔法があると信じ、遺跡に向かう道中であった。新奇なものに興味をひかれた彼は遺跡までのローナの護衛を請け負うことにするのだった。
そして二人の大陸全土に眠る未知なる魔法を求めた奇々怪々、怪力乱神、驚天動地な旅が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-13 23:28:33
96940文字
会話率:45%
進んだ化学は魔法と変わらない
科学が発達し一部の人間は魂の存在を証明、その力を使って様々な現象が起こせるようになっていた。
そんな世界で1人の魂研究家である八幡雪は生きていたのだが突然光に包まれ異世界へと渡ってしまう。そこでは科学ではなく魔
法が存在していて………
科学と魔法の混ざり合う異世界はどうなるのか?そんなことはどうでもいいと思いながらもいろいろ変えてしまう八幡雪の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-25 18:30:30
28166文字
会話率:63%
俺は探究心が強い。死後の世界はどうなってる? それが知りたいから、とりあえず、死んでみた。
最終更新:2014-11-28 20:32:13
756文字
会話率:12%
テーマ:「海」「クエスト(意・探索、探究)」「憂鬱な遊び」
1000字以内になりました
最終更新:2014-11-23 03:10:34
945文字
会話率:29%
「世界」とは何なのか、「私」とは誰なのか、「生死」とは如何云う事なのか――全ては感覚から思考へと変遷します。不意に湧き上がる些細な疑問を考察する其の先に、何か希望が見い出せるかも知れません。此の世に隠されている「真理」に辿り着けるかも知れま
せん。他人は云うでしょう――そんな物は存在しないと。然し乍ら勘違いしてはなりません。結果は此れから明かされるのではなく、既に提示されています。其処に眼を向ける事が重視されます。例えば、眼の前に扉があれば開いてみます。鍵が掛かっていれば辺りから鍵を探すか、新たに作り出さなくては先に進む事は叶いません。其の扉の先が行き止まりでしたら、後戻りして別の径を探すか、隠し扉の可能性を求めて部屋中を探ってみるか、幾らかの選択肢を自ら生み出す能力も欠かせません。危惧を抱くとすれば、事物を観察する際に偏見を捨てられるか如何かです。偏見と云うのは一種の情報ですので、古い事もありますし、間違っている事もあります。情報は個々の状態に当て嵌まらない場合もありますので、一緒くたにすると逆に視えなくなってしまいます。何よりも、情報は更新される必要があります。古い儘の状態が偏見に繋がると云う事を知りましょう。特に科学や歴史の分野は上書きが可能です。今世紀で大成を迎える事は無く、今後も発展して行きます。そうであれば、この命が尽きる時にはどの様な景色が拡がっているのでしょうか。土台が確りしていないと真っ直ぐ立てない様に、躯と意識、思考を最大限に活用し生きて行きましょう!
此れは「生きる意義」を見出す為の奮闘記です。文章形式は記事や詩、エッセーや劇を取っています。ジャンルを「冒険」に設定している理由は躯だけではなく「心」も使った冒険だからです。
※掲載順が読順では御座いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-11 04:43:26
147037文字
会話率:28%
ここにカップラーメンが大好きな男子高校生がいた。そんな彼が起こした実験とは
最終更新:2014-10-13 20:27:20
1012文字
会話率:22%
王国設立から260年、初代国王が30で作り上げ五代目国王である父が25の時に僕は生まれた。
名はない。
「息子」「小僧」「坊ちゃま」「王子」
日常になっているこの呼び方に疑問はなかった。なんでそう呼ばれているのか意味を知ろうという探
究心は無かった。強き者に名前が与えられるのだと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-28 23:28:34
2092文字
会話率:67%
鴉型の防毒面で焼け爛れた過去を覆い隠す、黒い焰を宿した男。
貪欲な探究心であらゆる知識を餮る、美しき絶対不死の老女。
二匹の怪物が辿る、『死』への旅。
「21gしかないキミの魂よりも、本のがずっと重く価値がある。そうだろう?」
鮮や
かな薄紅の唇に蠱惑的な微笑を湛えると、彼女はそう優しく吐き捨てた。
長い睫毛の下に隠れた碧眼は、鋭い光を煌々と宿しながら、男の『薄っぺらくも軽い生』を見据えていた。
長編SFダークファンタジー。
※残虐描写、暴力表現、性表現が多く含まれます。
※この作品はアメブロ【燈の車】で連載しているものに加筆・修正をして転載しているものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-25 17:53:47
14386文字
会話率:27%
ちょっとしたゾクゾク感を味わいたい方にお勧めです。日常にあるありそうでありえない恐怖の体験。短いお話の中に存在する恐怖をお楽しみくださいませ。ショートショート形式です。良ければ真夜中不気味な音楽を聞きながら読むのがお勧めかと――。
最終更新:2014-07-02 19:11:53
70176文字
会話率:7%
世界には不可思議でだけど絶対に存在する奇跡がある。人々はそれを、魔法と呼んでいた。だが時代と共にそれは姿を消していき、人々の記憶からも消えていく。
そんな世界を揺るがす事件が起きた。一九八九年七月七日の夜、一人の女性が何かをしたのだ。だ
がその何かは何なのか、誰もわからなかった。
変革の日と呼ばれるようになったその日を境に、魔法使いは真実を探究し始める。だが、どんなに調べても真実に辿りつくことはできなかった。
時が経ち、現代となった日本。そこで一人の不良少年が怪奇的な事件に巻き込まれる。その事件で死にかけた不良少年は、ある出会いを果たすのだった。
これは、周囲に溶け込めない不良少年と存在しないはずの存在である少女の物語。世界の理自体を変える魔法を巡る絆の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-29 10:48:56
49958文字
会話率:51%
魔神召喚の調査に向かう最中に行方不明になった学者の1人、エリックを助け出すことに成功したアクア達は、いよいよ一連の事件の黒幕・ダンドルグの居場所を突き止めた。
過去と向かい合い決別するため、アクアはダンドルグとの戦いに挑む。
最終更新:2014-05-11 09:48:21
43453文字
会話率:45%
ドラゴン、エルフ、ドワーフなどの異種族達が姿を消し、人は魔法を失った世界。神秘を失った世界で、子供の頃に出会った妖精の少女を探して探求の旅を続けるアレス。
しかし、お人好しで女好きのアレスは、様々な厄介ごとに首を突っ込んでしまう。時には正
義感で、時には探究心で、そして多くは――女性がらみで。
そんな騎士アレスが行く冒険の物語。
一章『義の騎士アレス』完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-30 23:42:29
100223文字
会話率:31%
時間に関わる歴史と技術を研究している老クロムは、自身が担当する講義で使用する学生向けの参考書を執筆していた。しかし時計を発明した祖国への誇りを胸に邁進してきた彼の情熱は冷めつつあった。
製作技術の熟成と共に、人々は時間を掌握してきたとの
自負から、その探究心を停止させ、もはや真理の追求よりも装飾の芸術性こそが時代の本流であるかと言わんばかりの姿を呈していた。
そうした隔世の壁を強く感じ積み重ねてきた老クロムは、自身が培った研究に意義を見出せなくなっていた。時代は次第に老人を厭世させ、枯らせてしまった。
時代に埋もれ消え行く自信を見つめることでしか日々を過ごせなくなっていたころ、老クロムは夜の湖畔で一人の少年と出会う。少年は街で生まれたことも知らない程に、あらゆるものから拒否をされ、それでいて街でしか生きられないのであった。少年に許された居場所は、広大無辺の黒きカーテンに散らばる、無数の星達との対話でしかなかった。
これは時の意義を見失いかけた老人と、時の動きにしか拠り所のなかった少年の、出会いと再発見の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-17 22:10:56
10232文字
会話率:16%
ここはフィリストナークと呼ばれる世界。10年前突如現れた4本の大木によって地下迷宮が作られた。人々はその地下迷宮に挑むものを"探究者"と呼び、探究者達は地下に潜り迷宮制覇を目的にしていた。ここにトレジャーハンターとして潜
る青年シュウ。彼がとある宝箱を開けることにより彼の世界は大きく変わる。
※VRMMORPGではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-04 16:27:16
1395文字
会話率:62%
知らなくていい事も世の中には存在する。知らない方が幸せなのに、人はなぜか探究心に駆られて、探ってしまう。そして、平和だった日常はがらがらと音を立てて崩れていく。
最終更新:2014-03-01 00:46:18
7124文字
会話率:24%
彼女の見た目を話すのはとても簡単だ。『白い』この言葉だけで済んでしまう。僕の彼女はとにかく白を愛する人である。しかし、彼女が白を愛する理由は、自身を美しく見せるためではなく、自身の中にどす黒く渦巻く探求意欲を隠すためだった。
白く綺麗な
彼女の内面に潜む、黒く貪婪な探究心。彼女が何を考えて行動するのか、僕には永遠に分からないだろう。そんな彼女と僕の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-28 23:11:21
43080文字
会話率:27%
我がグラファイトと、敵エクリュとの惑星間の戦争が始まって早半世紀。
当初は激しかった交戦も、今では均衡が保たれ小競り合いを繰り返すばかりのこう着状態となっている。
この停滞した状態を一気に逆転させるため、一部の武器開発研究班が極秘裏に新しい
兵器を創り出す。
『勝利を勝ち取る』という建前の崇高な使命と、好奇心の探究、そして私怨という願望の果てに生み出された人工生命体。
これは、その女。
『プロジェクト・イブ』に纏わる物語である。
と、まあそんな感じで。
「空想科学祭FINAL」への参加作品です。
8/10
どうしようかなと思ってたのですが、やっぱR-15にチェックしときます。
描写は無いけど内容がアレかなと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-31 01:14:20
94097文字
会話率:40%