ここは誰しもが固有の『魔法』を扱える世界。
私の通う魔法学園には二つの名家がある。
一つは私――リズ=ワズヘイトの生まれたワズヘイト家。かつては勇名だったらしいが今となっては没落した同然。魔法の才能は人並み以下で、勉強だってからき
し駄目。
そんな落ちぶれた私と違って、もう一つの名家――マークライト家の長男クルトは成績優秀の完璧超人。誰からの敬われ、一目を置かれるほどの青年だ。
幼馴染として育ってきた元名家の子孫なのにどうしてここまで差がついたのか。おまけに物語の主人公のような美少女まで転校してきて、そんな二人がお似合いだと噂される始末。
もはや自暴自棄に不良生徒として過ごしてきた私は、誰からも忘れられた『星待ちの塔』と呼ばれる古い建物を秘密基地にして逃げ隠れていた。
優秀なクルトと比べられる日々。そんな鬱屈を溜め込んでいた私はある日、秘密基地にある古い物を壊してしまう。すると突然私の目の前に、私のことを「ママ」と呼ぶ子供が現れた。おまけに丁度やって来たクルトのこともパパと呼び出す始末。
まったく身に覚えのない事実に困惑する私と、優等生なのにいかがわしい噂が流れることを恐れるクルトは、ひょんなことから『突如現れた不思議な子供』という秘密を共有することになる。
こうして二人の子育て生活が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-13 13:00:44
148860文字
会話率:38%
田舎の中高一貫校へ赴任して二年目。
赴任先で再会した教師姫島屋先生は、私の初恋のひと。どうやら私のことを覚えていないみたいだけれど、ふとしたことがきっかけで恋人同士になれた。
なのに。
生徒が失踪? 死体が消えた? 白骨遺体が発見?
前向き
だけが取り柄の私を取り巻く、謎。
主人公(27)が、初恋兼恋人の高校教師、個性的な双子の生徒とともに、謎を探っていくお話。
※こちら、エブリスタでも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 11:06:10
113061文字
会話率:39%
双子の姉に寝取られるばかりの人生。
でも姉ばかりを私は責めない。
私と姉を見分けられない男たちとて悪いのだ。
友人を、想い人を、婚約者を寝取られても私は姉を許してきた。
私のことを見つけてくれる人を私はずっと探している。
最終更新:2020-04-04 01:23:03
4792文字
会話率:28%
高校生の時、重度の赤面症である私のことを散々からかってきたのは生意気な年下男子だった。
ある日、強烈な歯痛に我慢出来なくなって会社近くの歯科クリニックに飛び込んだら………?!
10年前の記憶と今が交差する。
ストレートに気持ちを表現してく
る彼に対し、クソがつくほどの真面目だった私は素直になることが出来ず……
素敵な男性へと成長していた彼に、私は今度こそ10年越しの思いを伝えることが出来るのか──────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 10:00:00
41758文字
会話率:33%
私、クラリス・リーフィティアはとんでもないものを目撃してしまいました。
私のベッドで婚約者と浮気相手の女が堂々と浮気をしていたのです。
二人は私のことを「ブタ」だと馬鹿にしました。
二人に問いただすと、「太っている君が悪い」とのことです
。
私、ダイエットをして見返してやりますわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 00:16:12
14639文字
会話率:38%
幼き日からの婚約者に好意を抱きながらも
その兄と婚約することに。優しい思い出の元婚約者は私のことを許さない。そうこうするうちに元婚約者と再婚するも彼にはもうすでに最愛な人がいて
最終更新:2020-03-27 09:03:04
1101文字
会話率:12%
交通事故で両親を亡くした幸生(こうき)は、妹とともに親戚に引き取られることに。
山奥に住む父方の親戚一同。その場所は、閉ざされ、陰鬱な悪習が隠されていた。
「私のことを本当の母親だと思っていいのよ。遠慮なんてしないで?」
そう言って微笑む女
と対峙していく中で、幸生は悪習を、そして両親の死の真相を知ることになる。
【全17話】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 11:00:05
96405文字
会話率:53%
私は、もがき苦しんだ。
あいつの声が、苦しんでいる私の頭の中に直接響いてくる。
ダークグリーンの髪の小人は、私に言った。
〈おまえ、このまま死んでしまっていいのか? 悔しくはないのか〉
小人は、私を挑発した。
私は悔しかった。私を裏切った恋
人や、私を陥れた友人は、私が死んでも、私のことを、ただ嘲笑うだけだろう。
私が、こんなにも苦しんでいるのに…………。
私は復讐を誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 10:00:00
2102文字
会話率:10%
人間の容姿には、大きく分けて3種類のタイプが存在していると思う。
人生の勝利を約束された勝ち組系、
勝ち組系よりは劣るが性格によってはまだ社会に溶け込むことを許されているゆるキャラ系、
そして最後に何をしたって人権が保証されないクリーチャ
ー系だ。
仮に容姿の特徴として「体重の重さ」を挙げるとする。
所謂デブだ。
これで考えると様々な議論が出るだろうが、私はそれぞれの系統から3つの生き物を連想した。
まず勝ち組系は可愛いの代名詞みたいな存在、うさぎである。
うさぎはあの可愛い見た目で想像したまま抱えると意外と重いらしい。
大きい種類もあるらしく、そうでなくともうさぎを飼っている人は見た目以上にうさぎが重いと感じたことも少なくないのではと思う。
何故なら「うさぎは意外と重い」となんかのゲームアプリの解説であったことを私は知っているからである。ちなみにそのゲームの名前は大分昔にアンインストールしたのでもう覚えていない。異論は認めない。
次にスタジオジブリが贈るキングオブゆるキャラ、トトロである。
トトロは言わずもがなだ。
あの重そうな巨体となんともいえない顔だがそれでも『可愛い』と言うファンは多い。
それはトトロの醸し出すゆるキャラ的属性に他ならない。
小トトロや中トトロなんてバリエーションもあり、背丈によって自由自在だ。もう勝てる気がしない。
ここまで語っておいてなのだが、
私は残念ながらそのどちらでもない。
まさかうさぎになれるとは思っていなかった。
ただ。
うさぎにはなれなくても、トトロにはなれると思っていた。
実際私のことをトトロ扱いして暫く可愛がるような様子を見せた輩も数人いた。
だがしかし、そういうところだけ無駄に賢い私は気付いてしまったのである。
社会での自分の扱いは勝ち組でもゆるキャラでもない。クリーチャーだ。
もう一度言うが、私はうさぎでもトトロでもない。
クトゥルフ神話でもとりわけ醜い神話生物として扱われることの多い、クリーチャー組代表。
ツァトゥグァである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-21 15:20:32
627文字
会話率:0%
好きな人がいた
かっこよくて、優しくて、身分も高くて、私のことを愛してくれていた
私とは釣り合わない人
無理矢理にひきはなされ
来世は必ず一緒になろうと誓って別れた
辛くて辛くて早く死んでしまいたかった
………なのに、何で彼はあそこであ
んな幸せそうに微笑っているのかしら……
※殆ど主人公の独白です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-22 23:10:44
3340文字
会話率:16%
【本文には出てこない裏設定】
しぃーちゃん:樺色の髪、榛(はしばみ)色の瞳で乳白色の肌。体の発育がよく、すらりとした手足。クラスの女子で一番背が高くて成績も一番。
ただし、そちらの方も早熟なのか、まだ小二なのに中二病っぽいイタイ言動がみら
れる。
両親ともに長崎の出身で幼なじみだったらしく、ご先祖が異人さんだったのではなかと思われるくらい色素の薄い、西欧系の美少女。たっくんが好き。
私:黒髪黒目で色白腹黒。やや小柄でつつましやかな体型。
成績は二番だが余り気にしていないように振る舞う。ある部分は未熟な青い果実ですらないが、将来的にも期待していないしそれも個性。
ボブカットの市松人形さながらで、なんか呪われそうなホラー系の美少女。
しぃーちゃんと同じで、たっくんのことが好き。
たっくん:かけっこが得意でやんちゃな男の子。いつもどこかにバンソーコウをはってることが多い。
しぃーちゃんよりも背が低くく私よりもある。成績は下から三番目でも気にしていないが身長は気にしているようだ。
スカートめくりが好き。私のパンツを下げて泣かせ、馬鹿な男子達から勇者と呼ばれるが、女子からはゴミムシをみるような目でみられた。
私は次の日の学校を休んだ。その次の日に出たらたっくんが休んでいた。
女子全員から吊し上げられたそうで、かなり反省してたが三日したら忘れた。
当時は私のことを意識していたらしいが、のちにしぃーちゃんと結婚。
*『ホラー女優が天才子役に転生しました ~今度こそハリウッドを目指します!~』 (鉄箱)
https://ncode.syosetu.com/n0230fu/
上記の作品からキャラと会話に影響を受けています。
さっぱり似ても似つかない代物かもしれませんが、オマージュとみていただければさいわいです。
*この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-03 12:00:00
2771文字
会話率:77%
クリスマスイブの日、俺、神谷秋人は最愛の彼女である茅野真白とデートに来ていたわけなんだけど…
「秋人くん、今までありがとうね!別れよ……」
「え!?なんで!?」
俺の質問には答えずに彼女は、涙を流しながら一人何処かに行ってしまった。
そんなわけで一年ぶりの一人ぼっちでクリスマスを過ごすことになりました!
じゃねぇよ!何でフラれたの!?昨日なんて、唯一相談できる幼馴染(女子)についてきてもらって服装にまで気を付けたのに!
「あ、あの子が久しぶりに配信してる…」
真白に別れを告げられたのは悔しかったし、いまだに受け止め切れていないけど、俺は最近見れていなかった推しライバーが数か月ぶりに配信していることに気付いたので、気晴らしで久しぶりに見ることにした。
『元気ないねぇ……どうしたの?』←リスナーのコメント
『……元気あるよぉ!』
そんな、配信を見ているうちに
推しのライバーが配信しているだけで自然と笑顔になれていた。
この子は、同一人物なんじゃないかと思うくらい、真白と話し方とか口調が似てるんだよな…
『ちょっと、お水取ってくるから待っててねぇ!』
はぁ、懐かしいなぁ……
真白との過去の思い出にふけっていると、突然水を取りに行ったはずなんだけど……何かを呟いているように聞こえた……
『何で、私のことを………秋人くんのバカ!」
…………あれ?今、秋人くんってよばれたような?いや、気のせいだよな!
これは、元カノ&Vライバーである真白と冴えない鈍感主人公である秋人の
勘違い系ラブコメである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 23:00:00
7870文字
会話率:36%
雪の中で突然生まれた、雪の精霊のテオ。
雪と共に在ることしかできないテオは、冬に生まれ、春に溶けて消える。それを何十年も何百年も繰り返すうち、自分の無為な生の終わりを願うようになる。
ある日出会った鍛冶屋の少年バートンが扱う炉の炎を見て、あ
の火なら私を殺せるかもしれないと思い、テオはバートンに呼びかける。
「あの、私のことを溶かしてくれませんか?」
これは、雪でできた女の子が、サンタクロースになりたい男の子と出会って溶かされてしまうまでのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 21:09:01
8674文字
会話率:23%
目の前に跪く美しい男は、私のことを『番』と呼び愛しい眼差しを向ける。だが、この男は父の仇だ。なんと馬鹿らしい
※サラッとお読みください
最終更新:2019-11-30 15:52:01
1721文字
会話率:43%
篠山(しのやま)りいな は社会人。
幼い頃に舞い上がって将来を約束してしまった二歳下の女の子、端咲(はしざき)みゆ に求婚される毎日。
モテるみゆが恋愛に興味を持たなかったのは自分と将来を歩むためだったと知ったりいな はとてつもない罪悪感
におそわれる。
そんな中でみゆにある提案をする。
それは、みゆを幸せにしてくれそうな"いい人"を紹介すること。
しかし、みゆはどうやら策略があるようで__?
☆以前投稿した
好きいろ日和〜小さい頃の約束を忘れていたら小さかったあの子に求婚されました〜
の紹介談になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-18 22:00:00
3760文字
会話率:61%
私には幼馴染みがいる。
物心つく時からずっと一緒に育ってきた幼馴染みは私よりも一歳年下の男の子。
その幼馴染みは、私のことを姉と呼ぶ。
これは、その幼馴染に恋をしている中学生の女の子のとあるお話。
最終更新:2019-10-30 01:19:26
8098文字
会話率:35%
15歳の誕生日に私に与えられた生贄(未沙希)は栗毛で大きな瞳のとても可愛らしい子だった。私は私のことを恐れず接してくれる未沙希のことを愛しく思い、吸血衝動を押さえつつ未沙希と仲睦まじく暮らす。
この物語は、そんな私達の青春の一ページで
ある。
※おねショタと百合って実は似てるんじゃないか? と常々思っている作者がそのことを証明するために書いてみた意欲作です。
読んでくださった方、どうもありがとうございます。あなたは『未沙希の性別』どっちだと読みましたか? 男の子でしょうか? 女の子でしょうか? お答えは感想まで。
えっ? 薫子男性説? あ……、ありだと思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-28 07:43:33
2402文字
会話率:27%
ブスって誰もが言う。 生きる価値なんてないんだって。
私自身そう思う。
だから抗いもしなかったし、それでいいと思ってた。私なんてどうなってもいいと。
こうやって生まれて、こうやって死んでいくんだと。
そう、あなたに出会うまでは。
あなたが教えてくれた。 私が笑い、泣き、苦しみ、生きる意味を。
ねぇ、あなたはどうして・・・私のことを助けてくれたの?
問いかける私に、あなたは笑顔で言う---。
これは、私を救ってくれたあなたとの、ひと夏の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-21 11:57:52
651文字
会話率:0%
「つかまったら、連れて行かれちゃうらしいよ。
とくに、十月はあぶないんだって――」
私が小学生の頃、クラスメイトの女の子が、不意に、そんなことを呟いた。
どうして彼女がそんなことを知っていたのか、今となっては答えは分からないけれど……想
像はできる。
きっと、その子も出逢っていたんだろう。
私のことを助けてくれた、あの、不思議なお兄さんに。
* * * * *
※製本企画「海月合同誌」に提出した作品です。担当は「10月の月」。
web掲載にあたり改行等の編集を行いました。
※魔法のiらんどにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-10-14 23:28:18
5623文字
会話率:31%
『鏡よ鏡、私のことを永遠に愛してくれるのはだあれ?』
白井由季。白雪姫を思わせるような名前を持っているだけの、平凡で目立たない存在だった。幼馴染なのだという、酷く美しい少年が転入してくるその日まで……
「私を好きになれば良い」──そう告げ
られたその日から、彼女の運命は動き出す…… 失った記憶、血の持つ宿命、互いに抱いた想いと、過去と、思惑が絡み、行き着く先は──?
※魔法のiらんどにて連載中の作品をPC向けに加筆修正したものです。内容に違いはほぼありません。
シリアスな描写、戦闘に伴う流血・暴力表現、近親間での恋愛・結婚の設定等を含む為、R15。
また、これらの描写が苦手な方も閲覧をご遠慮下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-23 20:43:29
99786文字
会話率:43%
親友が事故死した。
即死だった。苦しまずに死ねたのだから不幸中の幸いだ、と伝えられた。
私はそうは思わなかった。
死の間際に私のことを考えていてくれたら、なんて思ってしまうのは、我儘だろうか。
最終更新:2019-10-10 23:03:48
16154文字
会話率:38%