瘴気に包まれ、人間の住む世界から隔絶された土地—–魔界。太古に起きた竜族との戦争によって疲弊したこの土地は、統べる者もなくただ魔物たちが割拠するばかり。
そんな修羅のうごめく魔界を闊歩する一人のデーモン、ギーア=インフィルト。
彼は再び魔族
の繁栄と支配を求め、生ける者に殺戮の眼差しを注ぐ。そして人間の住む大陸へと進出していく。
これは魔族の一角であるギーアが持つ圧倒的な力で行われる、世界再編の物語である。
そびえ立つ山々の向こうへ、大空の彼方へと侵攻を開始する。
魔界の統一を目指し、そして狙うは人間の住む大陸全土。
魔物による魔物のための魔物の物語。
シリアスとコメディを上手いこと混ぜられたらと思います。
カクヨム様の方にも投稿されております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 21:41:31
38355文字
会話率:44%
重い病をいくつも患い、ほとんど病院から出たことがない少女・真理亜は、十七歳の年齢でこの世を去った。悲しむ両親と、憎しみを向ける弟の眼差しを受けながら。
目が覚めれば、豪奢なベッド。見慣れない景色、体、知らない人々。
魔法使いから説明を受け
、真理亜は、異世界の、とある王国の王女の侍女として働く、同じ名前を持ったマリアと呼ばれる少女に、憑依したことを知る。
夢にまで見た健康な体。しかし憑依した先のマリアは、表向きには姫の侍女だったが暗殺を生業としていた。
健康な体、不健全な職業。
真理亜はマリアとして、健全な生き方で生き残る術を探すが、マリアは死んでいないことがわかり――。
※カクヨムでも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 20:16:22
120537文字
会話率:31%
朱鷺子と瑠璃子は一ノ宮財閥の姉妹として生まれた。幼い頃から、令嬢としての幅広い知識や教養、マナー、令嬢として望まれる人格に至るまでしっかりと教育されて来た。
大正五年。朱鷺子が十五歳、瑠璃子が十三歳の時には、才女でモダンな姉、美貌で淑
やかな瑠璃子と噂されるほどになった。当然、縁組は長女の朱鷺子から、という順番になるものであるが……。朱鷺子は複雑な想いを抱えていた。地位と財産を求めて自分に来る縁談は降って湧いて来るのだが、美貌の瑠璃子と自分を見比べる眼差しにプライドはズタズタだった。結婚は親同士が決めるもの。けれども密かに柳原白蓮のように激しい恋に身を投じてみたいと思いつつも、美貌に恵まれなかった自分には無理だろうと諦めてはいた。
朱鷺子には秘かに憧れの人がいた。三つほど年上の二階堂薫である。しかし、当の薫は妹の瑠璃子が気になる様子だった。そしてまた瑠璃子も薫に想いを寄せているように見えた。結婚は親が決めるものだ。どの道、長女である自分は自由に結婚する事など出来る筈もない。諦めなければいけないと想いつつも夢見てしまう自分もいた。
ある日、ひょんなことから神宮司理仁という男に出会う。更には憧れの君である二階堂薫との婚約話、父親の右腕的存在の近衛廣政との縁談が立て続けにやって来た。朱鷺子の運命の恋が回り始める。果たして、朱鷺子の恋の行方は……?
(※お話の語り部は、とある視点の者よりお送りします)
(※作中では数え年で表記しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-03 17:24:16
17109文字
会話率:48%
ーーあれは、傷だらけで帰った月映えの夜のことでした。
見たことのない美しい銀糸を靡かせ、迷いの無い瞳はじっと私を見つめている。
傷ついた手を掴む異形の手は、見た目に似つかないほど優しく、温かい。
感じた
ことがない温もりに心が揺さぶられ、気付けば降っていた雨は止んでいた。
初めて会ったはずなのに、懐かしいというような眼差しで微笑むこの人ならざるモノによって、如月雪花(せつか)の運命は走り出したのだと知った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カクヨムさんにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 08:00:00
64579文字
会話率:45%
世界最高峰の自転車ロードレースで活躍する史也に憧れて、その道を歩み始めた少年、風谷唯。
東京2020、オリンピック期待の星と呼ばれながら突然の引退宣言。
「医者になりたい。」と?
ロードレースに全てを注ぎ込んだ少年の挫折と復活、そして突然の
事故。
頸髄損傷、一生寝たきり?
車いすラグビーとの出逢い。
恩師の和也との絆、共に戦ってきた勝との友情、看護師さん凛との儚い恋。
「本気×本気」巻き起こる風
憧れの選手史也のパッションと唯のパッションの融合が引き起こす化学反応!
そして東京2020オリンピック、パラリンピックの舞台。
彼らのゴールはこの物語の先にある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 17:30:17
68529文字
会話率:18%
ある男の不思議な不思議なお話。・・・いや、不思議な事はない。ただ他者と共通の情報にやや齟齬があっただけのこと。
その男は、ある少年が気になった。青年を見つめるその眼差しがとてつもなく気になった。
これは、ある喫茶店での事件にも普通では
「起承転結」の「起」にも「転」にもならない、出来事と呼べない出来事をある男がつらつらと彼なりに分析をかけていくおはなし。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 00:00:00
9000文字
会話率:10%
どこにもない宇宙を舞った2つの魂
最終更新:2019-12-20 08:03:29
15670文字
会話率:1%
エレオノーレは魔王軍唯一の女幹部である。
実力も高く、容姿端麗で文武両道、性格も冷静沈着かつクールとあり、周囲からは尊敬の眼差しで見られていた彼女は地球侵略を命じられる。
しかし、そこで彼女はある本と出会ってしまった。
それが彼女の運命を大
きく変えてしまうこととなるとも知らず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-04 08:22:27
6127文字
会話率:39%
目の前に跪く美しい男は、私のことを『番』と呼び愛しい眼差しを向ける。だが、この男は父の仇だ。なんと馬鹿らしい
※サラッとお読みください
最終更新:2019-11-30 15:52:01
1722文字
会話率:43%
沼津第一高校に新しく作られたクラブ──それが怪物探偵倶楽部。
全校生徒から寄せられる冷たい眼差しにも負けずに、日々、倶楽部活動に勤しむ部員は六名。
魔王堂《まおうどう》アリス。猫目櫻子《ねこめさくらこ》。犬神《いぬがみ》コウ。巨人京也《お
おひときょうや》。白包院《はくほういん》のどか。闇路《くらじ》さき。
六人はある少女から寄せられた助けを求める声をもとに、怪奇な事件の調査を始めることになった。それは今、街で噂されている『吸血鬼事件』に関係していた。六人は調査の過程で、人外の者を相手にすることになったのだが──。
しかし、六人に迷いはなかった。なぜならば、六人もまた──。
☆怪物+ミステリーといった作品内容になります。ミステリー要素は3割ほどで、残りの7割は怪物キャラ要素になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 15:50:30
150161文字
会話率:51%
僕は、僕が嫌いだ。
印象に残らない、影の薄い容姿。
自分で思い返しても無味無臭の生い立ち。
閑古鳥が鳴き叫ぶレベルの、凡才。
おおよそ物語の主役にはなれそうもない、凡百の高校二年生ーーそれが、僕。
このまま嫌悪感と諦めに苛ま
れて生きていくのだろうと思っていた僕の高校生活は、しかし、そうはならなかった。
羨望の眼差しを向けるしかなかった数多の美男美女に囲まれ、居心地の悪さと同時に温かさを感じる毎日。
これは、僕が僕を好きになる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 00:00:00
10935文字
会話率:38%
ここにいるだけで、行けない世界を知ることになる。
最終更新:2019-11-28 20:18:49
391文字
会話率:0%
強く、白く、目が眩みそうな暑い夏。
男は、買い物の帰り、寄り道した高校のプールで、ひた向きに泳ぐ女子と目が合う。
その強い眼差しに惹かれ、もう一度立ち寄ると、思いがけなく声をかけられ、つかの間を共にする。
考えたこともない、知らない世界の話
は、男には可愛く映り、まるで夢のように過ぎていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 20:49:49
4182文字
会話率:53%
高校時代には特にやりたいことも無く、勉強だけに精を出してきた望夢(のぞむ)。そんな彼だったが、大学受験も失敗に終わり、フリーター生活をすることとなってしまった。
二十三歳となった望夢の目の前に、偶然にも高校時代の友人であった栄吾(えいご
)が現れる。望夢は、運動神経も成績も良い(ついでにイケメンでモテる)彼に羨望の眼差しを向けていた。しかし、大学を卒業した栄吾の就職先を聞いて、望夢は驚愕する。その就職先というのは、近所の小さな書電、驚愕を通り越して幻滅してしまった望夢は「栄吾なら、仕事だって選びたい放題だっただろうに」などと思っていた。
驚愕から幻滅へ、そして恨めしく憎しみを感じた望夢と、学歴に関係なくやりたいことをやりたいという英語の間に亀裂が生じる。
「普通の生活がしたい」と思う望夢と「できることとやりたいことは違う」という栄吾。
進む道、価値観のぶつかり合い。彼等が分かち合える日はいつ訪れるのか。
皆が皆、同じ考え方を持っているわけではない。そういった関係性から育まれる、新たな友情を描いたストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 15:45:26
16905文字
会話率:43%
魔王サタンによって脅かされた世界。
勇者キヨシ率いる仲間たちが魔王サタンを討伐し世界に平和をもたらした。
その五年後キヨシは勇者をやめキモオタのニートとして日々生活をしていた。
そんな中、元パーティーメンバーである金髪の美少女テラからもう一
度パーティーを組もうと誘われ渋々承諾することになる。
しかし今では完全なキモオタと化してしまったキヨシ。
世間からは偏見の眼差しで見られ、色々と問題を起こしたりとキヨシとその仲間たちによるハチャメチャな冒険ストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-09 00:56:36
2750文字
会話率:49%
中学2年の終わりに学校を転校することになった。
だけど僕の双子の妹は悲しそうな素振りも見せず、笑顔で提案してくる。
「私が兄さんの友達を見つけてきますので、兄さんは私の友達を見つけてきてください」
すごくいい案でしょう、褒めて褒
めてと言わんばかりに笑顔を見せる妹。
容姿のソックリな僕達が入れ替わって転校し、妹が僕になって僕の友達を見つけ、僕が妹(女子生徒)に成りすまし、異性の目から見ても安心できる友達を互いに見つけ出そうという計画らしい。
以前いじめられたことから人嫌いになっていた兄妹だが、妹の前向きな発言に兄は顔を綻ばす。
他人が信じられず二人で過ごしてきた日々だったが、妹が一歩踏み出そうとしている。
兄としてはまだまだ心配だが、妹の友達を僕が探すという提案は流石に我が妹だと思う。兄の心をよく分かっている。
妹の粋な計らいと、前進したいという意気込みに感じ入った兄は決断する。
「よし! 妹のために、妹になってみますか!!」
転校先で違和感なく迎え入れられた兄妹。妹の心の友を探すべく目を光らす兄だが、不思議な違和感に気付く。
妹に化けている今、何故か女子生徒からの眼差しが熱いのだ。勘違いかと思いきや、教室で女子生徒から告げられた言葉で事態は一気に急転する。
「私と付き合ってください!」買い物か何かなのかなーと軽く考え「ええ。よろしくお願いしますわね」と笑顔で返し、どこに行くの?と聞こうとした矢先、クラス中が盛り上がる。
あれよあれよという間に僕は彼女になってしまった。
え? 女の子の彼女? 軽い百合を否定する気はないが、自分が渦中に入るのは違うと信じたい! なんとか脱出を試みるため、早速別れ話を切りだそうとするのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 19:03:00
50108文字
会話率:24%
シフォン・ユレイには夢があった。
それは憧れの幼馴染みと冒険者になり、共にダンジョンを攻略すること。
神から与えられたスキルとステータスを武器に富と名声を手に入れ、憧れの少女と冒険をする。
その夢は冒険者となり、すぐに打ち砕か
れることになる。
どれほど魔物を倒してもレベルが上がらない体質だと判明し、それが原因で冒険者向きだと思われていたシフォンのスキルは価値を失い、ただの役立たずなスキルへと成り果てた。
自身の置かれた状況に絶望するシフォンは幼馴染みの少女と別れ、ただ生きるために冒険者を続けて一年後。
憧れの幼馴染みと再会する。
見違えるほど装備も良くなり強くなった彼女は有名クランに属し、多くの冒険者から羨望の眼差しを向けられる対象になっていた。
自分と彼女の間にある実力差に苦悩するシフォンに、幼馴染みの少女は彼が聞きたくなかった言葉を叩きつける。
その言葉の数々はシフォンを深く傷つけ、用無し迷宮と呼ばれるダンジョンへ逃げ込んだ彼が心からの叫びをぶちまけると、全てを聞いていた女神が現れる。
用無し迷宮の女神との出会いがシフォンの真のスキルを目覚めさせるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 20:12:58
53435文字
会話率:20%
真顔で街中を見れば、面白いことだらけ。説明を付ければ、尚更、面白い。
最終更新:2019-08-19 00:00:00
775文字
会話率:0%
眼差しを眼差しを眼差しを。
最終更新:2016-05-28 15:00:00
631文字
会話率:0%
古くからの名家であるアシュレイ家は、音楽の才と美貌に恵まれる代わりに、成人後に音楽を生業とせず、音楽から離れるとむごい死を遂げるという呪いに悩まされていた。
アシュレイ家の最後の子供となったサラは、叔母と姉の葬儀の日に、隣のジョーンズワ
ース家の次男、アーサーに出会う。
庭で一人で泣いていた自分に声をかけてくれたアーサーはいつも、見えないものを見るような不思議な眼差しで世界を見ていた。
「僕の一族もね、百年ものの呪いにかけられているんだよ」
そう微笑んだアーサーが、まるで呪いの成就を望んでいるように見えて、サラは、アシュレイ家の呪いに捕まるまでの残された時間をかけて、危なっかしい彼をこちら側に引き止める為に奮闘を始めた。
これは、ジョーンズワースの魔術師と呼ばれたアーサーと、そんなアーサーに恋をしたサラの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 18:14:19
372704文字
会話率:32%
ヴァネッサ・マンダレイ。
父に蜂蜜のように甘く育てられ、母にお人形のように愛され、兄二人に蝶々のように大事にされた侯爵家のご令嬢。
麗しい眼差しは蜂蜜色。
麗しい御髪は夜の帳のような深い藤色。
すっと通った鼻筋に、優しく微笑む形の良い唇
。頬はうっすらと薔薇色に染まっている。まつ毛は瞳を伏せれば影を落とすほど美しい。
少女人形のような体躯は、触ると手折れてしまうほど細く儚い。白魚のような手は、手荒れなど知らないかのようにしっとりときめ細かい。
誰もが羨むような可憐で麗しいお嬢様。
そんなわたくしが、否、あたしが前世の推しカプ(大好きなカップリング)と今世でも出会ってしまった。
これは運命?それとも宿命?
あたしの推しカプの、あの伝説の名エンデング『999本の薔薇、結婚式エンド』を間近で見る。その為やったら婚約者破棄も意地悪もお邪魔虫もやったらァ!
あの手この手でフラグ立てたるわ!
覚悟しときィや、ヒロイン!
※この小説は、一部残酷な描写が含まれる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 12:15:05
7772文字
会話率:16%