2020年3月9日本編完結!ありがとうございました!
公爵令嬢は仮面の下から、目の前の男女を物凄く冷めた目で見ていた。男の方は婚約者である第一王子。卒業式という祝いの日にその婚約者から彼女は婚約破棄を突きつけられた。
曰く、容姿も中身も醜い
結婚相手などいらない。子爵令嬢と結婚する。と。(第1幕より)
(注意)テンプレな話が読みたい方は、第1話または第1幕読了でやめた方がよろしいかもしれません。
王道を書いてみたかったはずがいつの間にやら違う方向に突っ走ってます。
タイトルは第1話で回収済みです。多分第1話だけの短編として読んでいただいても大丈夫かと思われます。
R15表示はいつも通り一応です。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
アルファポリス様にも投稿中。更新頻度はあちらが低め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 00:00:00
299830文字
会話率:35%
ある日、事故により両親を亡くした。
悲しみに暮れていると「大丈夫?」と心配して声をかけてくれた幼なじみの女の子。
その時主人公は幼なじみの女の子に恋をする。
その日からその子にいつもに増して話しかける。
そして中学の卒業式に告白をすると誓う
。
しかし、告白をすると彼氏が最近できたことが判明し失恋する。
その子と付き合いたい一心で生きてきたが振られ生きる意味を無くした。
自暴自棄になり無意識に歩いていると、突然スマホを見ながら運転しているトラックが信号を無視して、走ってきた。
そのまま主人公は轢かれた。
意識が遠くなる中「生きてる?」と耳元を囁いてきた女の子がいた。それは中学3年のときの同級生だった。
実はその同級生の人は、ある病院の院長の娘だったらしく、入院している間、ずっと世話をしてくれた。
主人公はそんな子に恋をしてしまう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-24 00:00:00
5206文字
会話率:50%
某風が強い県在住の高校生羽代颯太郎は、中学時代部内で受けたいじめや理不尽な扱いが原因で大好きだったバドミントンと距離を置いていた。しかし、やたら声がでかい人の話を聞かない先輩や、身長180cmの強面で好きなものはスイーツ!な先輩、とんでもな
い馬鹿力だけどノーコンな同級生など、個性豊かなメンバーと出会い、再びコートに立つことになる。
バドミントン部の目標は「全国優勝」。だがしかし、いざ内情を見てみると部員は颯太郎を合わせても団体戦に出場できるぎりぎりの人数。さらにはここ数年目立った結果を出せていないために、部室すら取り上げられそうになる始末。もはや廃部寸前だった。
本当に全国なんて行けるのか?そんな周りの評判も何のその!
走って、笑って、つまづいて、泣いて、悩んで、飛び越えて、打って打って打ちまくる。
青春バドミントン群像劇、ここにラブオールプレイ!
この話は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 12:22:49
399383文字
会話率:36%
歩いて、走って、食べて、寝て、時に休んで、人と出会って、別れて。
変わり映えのない日々も、目を向ければ少し違うみたい。
そんなことに気づかせてくれる旅が好きだ。
これは、旅を続ける者の少しの不思議とただの変わりない日々の記録だ。
最終更新:2024-12-22 10:51:33
9422文字
会話率:46%
《毎日更新》中学3年生の岩野勇気(いわのゆうき)は卒業式の後、思いを寄せていた女の子檜山冬華(ひやまとうか)から体育館の裏に呼び出されるも、嘘告白であり自分を笑い者にするためだったと判明し逃げ出して走っていると「姉を名乗る不審者」竜蛇母春妃
(たつだもはるひ)に腕を掴まれた。
亜麻色の長髪・モデルのような長身・巨乳の美少女である春姫は地域一帯の有名人。そんな春姫は女の子にフラれ落ち込んでいる勇気の話を訊いて隠していたいハズであろう自分の過去を語り『めちゃモテ道』なるメソッドで勇気をモテまくるにするという……
しかし春姫にはある思惑があるようで……
美人で女神と呼ばれる姉とのマンツーマン指導は、勇気の精神を消耗させる。
振れる胸、汗で透けたブラジャー、ふとした時に馨いい匂い、勇気は色んな意味でヤる気満々でトレーニングに励み結果高校デビューに成功する。
そしてある日クラスメイトのクール系中国人美少女、犬系韓国人美少女、お嬢様フランス人美少女たちを助けたことで陰キャチー牛男はリア充街道を歩くことになる。
姉ができたことで、陰キャ・チー牛男子学生が成長していくラブコメです。
努力パートがございます。
ラッキースケベ(お色気描写)などが多いです。
毎日7時に更新予定
星とブックマークで応援していただけると嬉しいです。
合計10万文字執筆済み、ランキング上位に入ることができれば続きを書きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 07:00:00
37611文字
会話率:43%
周りの国々が軍事力を上げている中、主人公のクララは王子から軍事予算を少なくすることと、婚約破棄を告げられる。
王子が戦争反対の保守派に利用されたと気付き、「バカなのか」と口走ってしまったことから不敬罪として国外追放になってしまったクララ。
クララは空を飛ぶことの出来る車で田舎を目指すが、その道中、空中用戦闘機械兵器(ヴルム)の争いに巻き込まれてしまう。
注意:恋愛を含めていますが内容は結構ドシリアスですし、どちらかというと戦争ものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 18:00:00
66432文字
会話率:41%
ひょんな事から異世界転生した三匹のおっさん達は、チート能力こそ貰えなかったもののそれぞれの環境を活かして成長。15歳の成人日に再会した。
だがこの三人、妙にキャラが濃い。
辺境伯三男坊、ジオグリフ―――SFオタ。
大商会会長の孫娘
マリアーネ―――百合豚(TS済み)。
普通の村の猟師レイター―――ケモナー。
満を持して再会した三人は、無駄に鍛えた魔力とオタク特有のアイディアで奇人?変人?だから何?とばかりに異世界を蹂躙し始める。西にシリアスあらばノリと勢いで破壊し、東に鬱展開あらば「いるさっ。ここに三人な!!」とクラッシュ。
色物三匹がゲラゲラ笑いながら異世界を楽しむ脳みそ空っぽ痛快ファンタジー、ここに開幕。
ネタに走っている転生モノです。後、制作に関して今まで個人的に禁じ手としていた物を解禁しております。以下、その要素。
・パロネタを自重しない(作品名は流石に伏せ字)。
・なるべく1話辺り2000文字前後に抑える。
・難しい設定は考えない(多分)。
・地の文をなるべく増やさない(個人主観)仕様にする。
・プロット無しで書くので作者にも着地点が分からない。
・だから設定矛盾を恐れない。
そんな本作ですが、割り切ってギャグ特化で行きます。鬱っぽい要素が出てきてもクラッシュする前フリの安心設計です。
元はカクヨムコンに投稿していたのでカクヨム様にも同じのがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 07:00:00
310127文字
会話率:44%
小説を書いて、書籍化して、絵師さんにイラストを付けてもらって……。
そんな夢を、見たことはありませんか?
だけど、書籍化はとっても狭き門。
この「小説家になろう」の大海の中で、プロの絵師さんにイラストを描いてもらえる「小説家」になれる作家
様はほんの一握りです。
で、書籍化まではできないにしても、自分のキャラクターのイラストは欲しい!
……そんな、微妙に中途半端でありながら、ちょっぴり贅沢なお願いを少しでも叶えていただくため。
こちらでは、イラストを描くためのちょっとした「コツ」を独断と偏見で垂れ流していきます。
ただし、作者自身は素人です。
プロではありませんので、粗がある部分は生暖かい目で受け流してください。
また、プロのイラストレーターになる方法は存じませんので、本格的な内容をお求めの場合は、素直に書店へ走ってください。
※巻末に「リクエストギャラリー」を掲載予定です。ネタ(妄想の種)の募集は適宜、作者の割烹にて行いますので、運悪くコンテンツを見つけられた方は、よければお付き合いください。よろしくなのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 10:35:24
154517文字
会話率:6%
全就活生へ。頑張って
最終更新:2024-12-12 02:43:28
1872文字
会話率:38%
一人の幼い少女が暗闇の中をひたすら走っている。
ハァハァと吐く息が白くなる冬の寒い時期だった。
何時から走っているのか、足は縺れる縺れる。
フラフラしながら動く足は止めない。いや、止めてはいけない。止めたら最後。
少女はずっと追いかけてくる
親だったモノをちらりと見ながら走る。
「あっ、、、」
雪に隠れていた木の根に引っかかっり、盛大に転けてしまった。幸い雪が積もっていたので大した怪我はしなかった。
怖さと寒さで我慢しきれなくなった少女は大きな声で泣いた。
助けて、怖いよ、寒いよ。
幼い子供の拙い語彙力で全部を説明するのは出来なかったが、吐き出したように叫んだ言葉は全て本心であった。
バケモンが近付き、少女を殺そうとした時、黒色の軍服を着た青年二人組がバケモンを倒していた。
倒し終えると震えている少女を一人が抱き上げ、名前を聞いた。
「君の名前は何かな?」
「、、、ルナ、、、」
「ルナちゃんか、いい名前だね」
優しく微笑む男性。
「ほら、オウバイも抱き上げてみなよ!」
ルナを抱き上げた青年は刀を持ったオウバイと呼ばれたに話しかける。
オウバイは言った。「ショウゾウ、その子はどうするんだ?」
ショウゾウはルナを抱き上げながら言った。
「本部で保護しよう」
「却下」
「え〜、、、」
却下という返答に納得いかないのか怪訝そうにオウバイに目を向ける。
「東京支部で良いだろ」
オウバイの出した案に渋々納得し、ルナは東京支部に保護されることになった。
それから十一年の月日が流れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 11:45:37
17236文字
会話率:34%
ある朝、一台の車が田舎道を土煙を巻き上げながら走っていた。
運転手の男は窓から腕を出し、吸いかけのタバコを外に投げ捨てる。そして、イライラした様子で新しい一本を口にくわえ、火を点けた。煙を大きく吐き出すと、彼はまた窓の外に腕を出し、指先
でドアを叩く。
静かだ。町は遥か後ろで今なお背を縮め、周囲には野原。頭上には青空が広がっている。平穏な朝だが、まるで作り物のように感じ、落ち着かない。
彼はふと思いついてラジオのスイッチを入れた。オーディオから軽快な音楽が流れ始めると、少しだけ気分が和らいだ。
だが、その安らぎは長くは続かなかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-05 11:00:00
1304文字
会話率:39%
「こんなことあるんだなぁ……」
その男はわざと間抜けな声でそう言った。天井を見つめて口を開け、さものんびり屋のように。しかし、心臓の鼓動は速まったままだ。見開いた目はやや血走っていて、鼻はぷっくりと膨らみ、呼吸もまた荒くなった。
彼は
腕をつねり、太ももをバンバンと叩き、夢ではないことを何度も確かめた。
「落ち着け、落ち着け……いや、おおぉぉぉ!」
先ほどまでボロアパートの一室にいたのが信じられない。見上げていたその天井は高く、そして広かった。とうとう堪えきれずに上げた雄叫びは、広々とした室内に木霊し、それが彼をさらに興奮させた。
魔法のランプ。ある夜、まさにお伽噺に出てくるような古びたランプをゴミ捨て場で見つけた彼はそれを持ち帰り、そして朝になってから磨いた。職に就いておらず、暇を持て余していた彼は、現実逃避のために何かに没頭したかったのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-08 11:00:00
1779文字
会話率:56%
わざわざ現地に駆け付けてまで、駅伝の選手を応援する連中の気が知れない。僅か数秒で目の前を通り過ぎていく選手たちに向かって声援を送るために、寒い中待ち続けるその気持ちが理解できないのだ。旗まで振って何が楽しいのだろうか。
それが近所ならま
だしも、車や電車を使って遠くからくるとなると完全に理解不能だ。勝手に寒い格好をして走っているナナフシのような連中のうち、どのチームが優勝しようと知ったことではない。しかし、テレビ局側はこれまたどういうつもりで呼んだのか優勝チームは監督とともにバラエティ番組に出演してチヤホヤされる。だが、彼らは素人同然でタレント性を感じず、面白いことも言わないので、見ている側はちっとも面白くない。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-18 16:00:00
2168文字
会話率:20%
※『第6回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞』参加作品、使用キーワードは『トレーニング』『寝言』です。
寝言で秘密を口走ってしまう俺。何とかしようと、専門家に相談してみたんだけど──。
最終更新:2024-12-05 07:30:44
1000文字
会話率:50%
孤独で冴えない日々を送るサラリーマンの高橋正也は、銀髪の少女エリスから不思議なスイッチを渡されます。このスイッチを使うと、自分の存在感を自在に消すことができるというものでした。初めは便利さに魅了され、些細な場面で役立てていた正也。しかし、次
第にスイッチを悪用し、復讐やずる賢い行動に走っていきます。
けれども、この力には代償がありました。スイッチが示す本当の意味に気づいたとき、正也は何を得て、何を失うのか?ファンタジーの中に現実の教訓を織り込んだ物語です。読後、人生の大切なことをそっと教えてくれる一作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 07:00:00
1631文字
会話率:47%
孤独で冴えない日々を送るサラリーマンの高橋正也は、銀髪の少女エリスから不思議なスイッチを渡されます。このスイッチを使うと、自分の存在感を自在に消すことができるというものでした。初めは便利さに魅了され、些細な場面で役立てていた正也。しかし、次
第にスイッチを悪用し、復讐やずる賢い行動に走っていきます。
けれども、この力には代償がありました。スイッチが示す本当の意味に気づいたとき、正也は何を得て、何を失うのか?ファンタジーの中に現実の教訓を織り込んだ物語です。読後、人生の大切なことをそっと教えてくれる一作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 12:30:00
1631文字
会話率:47%
ブラック企業で働いていた主人公は、ある日お酒に酔った勢いで全裸で公道を走っていると車に跳ねられて死んでしまう。
目が覚めるとそこは異世界だった。
様々な魔法を使える者がエリートとして扱われる世界に転生し主人公はエリートとなるため魔法の特
訓をしていたが、特訓の帰りにとあるの男を見つけてしまい…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:58:59
5513文字
会話率:50%
その男は走っていた。
鬱蒼と茂る森の中を、ひたすらに、がむしゃらに。
身体に当たる枝が皮膚を切り、心臓が張り裂けそうになるのも構わず、ただただ必死に。
肺に酸素が足りず、自身の置かれた状況への不平不満すら声にする事ができないが、それでも男は
叫ばずにはいられなかった。
だから、叫ぶ。
心で。
魂で。
(思ってたのと違ぁぁぁあああああう!!)
ごく普通の男の思ったように行かない
異世界サバイバル!
※他サイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 10:00:00
17285文字
会話率:5%
師走だけど、誰かと競走するように走っても楽しくない。自分で決めたコースを自分で走りたくなったら走るほうがいい。
最終更新:2024-12-03 07:43:37
615文字
会話率:0%
雨で外へ行けないと、どうしてもたべることに走ってしまいます。
ああ、食べても太らない体が欲しい。
最終更新:2022-08-13 22:36:06
235文字
会話率:0%
なんか気持ちがつかれました。でもすべて投げ出して走って逃げる勇気もないのです。
そうすると、頑張るしかありません。
最終更新:2019-12-17 19:22:38
745文字
会話率:3%
人間を凶暴化させるウイルスが全世界に蔓延して三ヶ月、地上の覇者は人間から感染者へと移り変わった。警察、自衛隊は壊滅し政府機関は機能停止。文明は崩壊しわずかな生存者が息を潜めて暮らす中、少年は廃虚と化した街で一人生き延びていた。感染者の目を盗
み、部屋の一室に引きこもる生活。しかしある日出会った少女によって、少年の生活は一変することになる。(注:第二部からご覧になっても楽しめると思います)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 01:12:18
1178127文字
会話率:32%
第1部完。
直径4000キロメートルもある巨大な円形の山脈内に、超常現象によって日本が国土ごと転移した。
海から完全に切り離されたことで海洋国家でなくなり、アメリカも他の国々もいない完全孤立となった日本。
転移した星は地球よりはるか
に巨大で人工衛星が回り、テレビ放送を発信し、国家や軍、国連と同等組織が存在する現代文明が栄えていた。
日本が転移した円形山脈もイルリハランと言う国の領土であり、日本は不本意ながら侵略をしてしまったのだった。
そしてこの星に生きる人種は不可思議にも生身で空を飛び、乗り物も全て空を飛ぶよう研究開発をしていた。
円形山脈の領土国であるイルリハランは空飛ぶ軍を派遣し、日本も調査として地上を走って異星の地を掛ける。
お互いに宇宙から来ると信じていた異星人と初めて相対した時、銃を向けて挨拶をするか、会話による挨拶をするのか。
文明格差が同じだった場合、果たして日本は、イルリハランは、転移先の星の社会はどんな反応を示すのか。
ただ一つ分かるのが、異星国家として現れた日本が戦おうとまず負けてしまう。
戦わずして勝ちを得るしか生存の道はない。
国家存続を賭けた、全てが手探りな外交が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 16:23:40
1778947文字
会話率:39%
吉正明(20)はよるの街を走っていた。彼がたどり着いた場所はとある海の見える丘の家。そこにはこう書いてあった。お悩み事、浮気調査、怪奇譚、お話し伺います!お気軽に相談下さい。夕済匤人探偵事務所。と書かれた表札が立っていた。青年は息を荒げて表
札を見たそしてこう叫んだ。
「助けて!死神に殺される!!」と折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 00:02:57
27903文字
会話率:62%
孤独でいる事は、実はとっても心地いい。
社会人になって3年目の美咲は、職場に溶け込めず、毎日不満が募っていくばかり。
ある日、外勤の最中に、美咲が車を停めて眠っていると、澤山という男性と出会う。
その日の夜、鈴蘭の花束を持って
、美咲の帰りを待っていた澤山だったが、美咲は気味が悪いと、家まで走って帰ってきた。
次の日、澤山が美咲の職場へやってくる。澤山は本庁からこの町へ、派遣されてやってきたといい、美咲が苦手な上司や先輩に、押し付けられている仕事を、押し返していった。
美咲は気持ちを代弁してくれる澤山に、心を許す様になると、澤山の家から職場へ通う様になる。
そんな生活を送っていた1ヵ月。美咲の様子がおかしい事を、同期の安達は、気づいた。
澤山はすでに亡くなっている職員で、自分達が入社した前の年、職場の書庫で命を絶っていた。
美咲は澤山の家に帰っていたつもりでいたが、実は職場で眠り、そのまま朝を迎えていた。安達は美咲を書庫から連れ出し、澤山との関係を切った。
心が病んでしまった美咲は、職場を休み、安達と元で過ごすようになる。2人で一緒に暮らすうちに、結婚の話しが安達の口からよく出てくるようになる。
安達もまた、母を自ら命を経ち、誰かを失う事が怖かった。
2ヵ月後、職場へ復帰した美咲は、異動してきた橋口の隣りの席になった。
澤山と同期だという橋口は、美咲の仕事をフォローし、頼りになる存在となっていく。
橋口と2人きりになった夜、澤山と橋口が重なり、美咲は自分の気持ちを橋口へ伝える。
美咲は安達と別れ、自分の育った町へ戻った。新しい就職先の仕事にも馴れた頃、橋口が美咲の前に現れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 09:22:51
47184文字
会話率:63%