ここではない、どこか小さな世界へと人間を誘い込む扉が存在するらしい。
その世界の主に見初められた人間はその扉が放つ光に否応なく誘われ、決して抗うことはできないそうだ。
つまり電灯の光に群がる羽虫のように、僕達はふらふらと歩いていくこと
になる────異形の怪物の巣穴へと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 05:24:54
179394文字
会話率:34%
それは、ある蒸し暑い夏の日の出来事。
冷蔵庫で冷やしておいたお茶を手に取ったところで、僕は奴生み出す、煩わしさ極まりないあの羽音を聞いた。
お茶を冷蔵庫に戻し、僕は夏の暑さにも引けを取らぬほどの戦意を燃え滾らせ、奴と雌雄を決するべく決戦の舞
台へと赴いた。
――これは、僕と奴とのおよそ一時間に及ぶ、激闘の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 13:41:00
999文字
会話率:0%
ある日カイが絶望的な寝坊をすると、そこに現れたのは一見蚊柱のように見える、大量の妖精たちだった。
カイとレイはなかなか進まない昔ながらのラブコメを繰り広げ、小さい羽虫のような妖精もそれを掻き回していく。
一体、カイとレイの関係はどうなるのか
?
そして、妖精の正体とは。
ーーーーーー
ミステリー部分の期待はあまりしないほうがいいです。正直。
明日11月2日午後9時に第3話の投稿予定。
以降もできるだけ毎日投稿頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 22:28:52
15380文字
会話率:45%
いつまで経っても、お声掛けが未だ無いとは。網羽虫の様なお方様だ。
婚礼とは名ばかり、おそらく今の住まいを考えると、人質として迎えられたわたくし。他国の評を慮って一応、『王太子妃』の座を与えられてはいますけれど。言葉が通じぬと思っているの
か、昨夜開かれた晩餐会で、ヒソヒソと囁く声を思い出しますの。
そう思っていたのですが、わたくしはどうしたらいいのでしょう。午後の時を涼やかに過ごしていいましたら、ついウトウトと……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 08:20:08
4699文字
会話率:12%
「あなた様をお慕いしておりました。こんなわたくしを、あなた様に見られたくはなかった…。でも、あなた様を守る為であれば致し方ありません。
わたくしは悲しい。そして、我が淑女の仮面を引っ剥がしに来た魔物どもが、そしてあなた様を傷つけたあのワイバ
ーンめが憎い!」
武神の加護を持つ令嬢レティシア。自国では、あまりにも強すぎて恐れられ、ファンクラブはあるが求婚者はいない。父に連れられやって来た同盟国で、今度こそはと思う人に出会う。淑女として一生懸命アピールをしていた。うまくいきそうだと思った。だがその時、魔物が王都を襲った。そして愛しいビヨルン様に怪我を負わせたのだ。
レティシアは怒った。「ハエにも満たぬクソ羽虫めが、小賢しい」
その言葉にビヨルンは思った。「このお嬢さんはワイバーン相手に一体何を言っているんだ…?」
見る者を震撼させる強さで次々と魔物を葬るレティシア。
この恋は実るのか。ビヨルンはレティシアを受け止められるのか。実らぬのならば、最初の二音が似ているから、この世のミノタウルス全てを殲滅する事で気を紛らわせようか…。
(それはやめて byミノタウルス)
お願い武神様、どうかレティシアにも愛を下さい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 07:00:00
11773文字
会話率:24%
この世界に飽きていた死にたがりの少年がある日、世界が神によって一変し、人と出会い、段々と生きる意味を見いだしていく物語です
最終更新:2020-07-12 12:02:59
993文字
会話率:47%
路地裏の短編シリーズ。
少し疲れた貴方のために。
最終更新:2020-07-09 22:21:44
1119文字
会話率:0%
雨と羽虫と彼女の話です
キーワード:
最終更新:2020-06-09 22:49:15
2602文字
会話率:60%
そろそろ終電になる深夜の駅のホーム、電車を待っているのは僕だけで、他にいるのは外灯に集まってきた羽虫くらいだった。そんな誰もいないはずの駅のホームで、僕は可愛い女子高生と出会いました。
最終更新:2020-06-04 17:18:07
12595文字
会話率:53%
羽虫が飛び始めた。東京に来てから、5月になると来る。神奈川にはなかったのに。
最終更新:2020-06-01 00:22:50
360文字
会話率:0%
いまここに、神は堕天なされた。
創造主は、地球に引きずり下ろされた。
美談だろう。英雄譚だろう。人間が神に一矢報いたのだ。力なき羽虫が虎に傷をつけたのだ。何もかもをなしうる神は、何をもなしえられぬ人間に堕とされたのだ。
だけれ
ど、それは。
神たる俺様からすれば、たまったもんじゃないってもんだろうが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 13:14:07
15754文字
会話率:42%
ある日突然真っ白な部屋で目が覚めた少年はダンジョンマスターをすることに!? ゼロから始めるダンジョン製作スタート。
最終更新:2019-12-18 12:40:46
6131文字
会話率:48%
戦国時代のこと。
雨の降る日に、堤の点検に出ていた者たちは奇妙なものを目撃する。
それは、何本も立ち上る蚊柱。身体を濡らす致命的な悪天候の中、羽虫たちは渦を巻きながら高くへ上り続ける。
奇妙な光景を見た翌日、蚊柱のあった近辺では奇妙な事
件が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 22:02:21
3499文字
会話率:6%
雨の日の学校帰り。クラスメートと一緒に下校していた友達は、奇妙なカエルを目にする。
そのカエルは「鳴き袋」を膨らませながらも、その時には開かないはずの口を、しばしば開けていた。
その口の端からはカエルが食べていたと思しき、羽虫の残骸がのぞき
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 22:26:14
3987文字
会話率:15%
夢の中で、何度も出てくる羽虫たち。
そいつら相手に戦ったなら、現実でも、箸でつかまえられるようになっちゃった!
抜群の動体視力を生かそうと、ソフトボールを始めたが、打撃よりもファウルでチームに貢献することに。
ある意味、重宝されながら、み
んなと一緒の帰り道。
目の前に再び、ハエがとび、彼は鍛えた技を見せにかかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-17 19:32:42
2968文字
会話率:4%
豆小説。羽虫とわたし。簡単に殺される生き物
最終更新:2019-04-30 01:34:03
473文字
会話率:0%
「みおね、みおはぁ、おねぇちゃんのこと……だいしゅき!」
妹、ミオが3歳の誕生日の時に言った言葉。その言葉だけでミア・ヴィストは救われた。
──彼女が幸せなら、姉である自分も幸せ。
──彼女が苦しんでいるのなら、姉として助けてあげよ
う。
まだ10歳だったミアは、天使のような笑顔を向けてくる妹にそう誓った。
しかし、ミアはすぐにエルフの里を旅立つことになる。ある時、己に潜む強大な力が暴走し何よりも大切な妹を傷付けてしまったのだ。このままでは自分が妹を殺してしまうと悟り。姉妹は別々の道を歩むことになる。
それから百年の時が経ち、ミアは世界最強の『英雄』となっていた。
任務の帰り道も遠く離れた地に居るであろう妹のことを思い浮かべるミア。そろそろ妹の温もりが恋しくなって来た。そう思っていた時、ミオから手紙が届いた。それはミアがホームにしている『シュバリエ王国』の学校に入学するので、近々王国に向かうとの内容で────
「三年ほど休暇を貰うわ」
妹の行く『王立トルバラード学園』に入学することを決めたミアは、『英雄』としての責務をいとも容易く放棄した。
今更何も学ぶことがないミアが、どうして入学することを決意したのか?
「妹が居る。それだけで入学する意味はあるでしょう?」
極度のシスコンを発症している英雄様は、ついでに妹に集る羽虫や害虫を払いながら正体を隠して妹との学園生活を謳歌する。
「はぁーーーー可愛い。うちの子めっっちゃくちゃ可愛い。何なの? 私を殺しに来ているの? ああ、もうだめ。天使。私の妹まじ天使!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 00:00:00
106131文字
会話率:43%
羽虫を見ている短い話
最終更新:2018-11-25 11:54:57
391文字
会話率:9%
毎日のように南條は私の家で作詞を重ね、残業後の暇を持て余す。そんな私【吉良坂】は詩人に興味を持っていたが故に南條に対して迷惑だと感じつつも自分の詩に対する考え方を深く考慮し始める。羽虫の羽音すらも恋しくなる室内における拷問のような南條の曲の
数々。やはり詩にふけることはとても興味深く、だがむつかしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 00:00:00
958文字
会話率:0%
彼がいたことは、私の人生でとても重要だった。
最終更新:2018-01-12 16:20:18
277文字
会話率:38%
ハル・フラベルはフラベル公爵家の次女。
彼女には素晴らしい兄と姉と可愛い妹がいる。
ある日、姉のフユ・フラベルがハルに料理を作ってきた。
それは、何十分経ってもグツグツと沸騰し続け羽虫のようなものがたくさん浮いている謎の液体だった!
隣
で謎の物体を食した兄が泡を吹いて倒れている。
どうするハル・フラベル?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-07 20:31:21
2192文字
会話率:13%
羽虫と、少年の追憶のお話になります。
※過去作で、他サイトさまで書いていたものです。
最終更新:2017-11-06 22:52:43
689文字
会話率:0%