現代の闇の世界を生きる忍者、サイガ。
当代一といわれる技量を誇る男が、任務の最中、突如として謎の光に包まれ異世界へと迷い込んだ。
そんな世界は、サイガのいた世界とはまったく違う文明、魔法、加護、魔物といった、ファンタジー作品さながらの技術
が発達した世界だった。
科学とは真逆の技術が発達した世界で、最新科学の装備に身を包んだ最強の忍者が、剣と魔法の世界を戦い抜く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 22:51:44
738746文字
会話率:40%
野生のモンスターはいても、魔王だとか巨悪の存在しない安寧の世界がそこにあった。
その都市(シティーリア)大陸の辺境にある小さな村アル・ツァーイの、更にその一角に兄弟が住んでいる。彼らは早くして天災により両親を亡くしており、天災を &qu
ot;引き起こした" 何者かへの復讐を誓って日々鍛錬を積んでいた。
________ところが、それは突然のことだった。
「お兄ちゃん、何それ?!」
妹メイアの悲鳴と共に、兄グラナードは暗黒の中に引き摺り込まれ、異邦の地____闇の世界に飛ばされてしまう!
そこで彼は、生まれつきに宿す謎の力と向き合い、元の世界へ帰らんと奮い立つ。
一方、取り残された妹は兄の喪失に半ば絶望するも、多くの協力の甲斐あって兄奪還の為奮い立つ。
「_________俺は、怒ると怖いぜ」
これは、不運にも苦難の道を歩むことを強いられてしまった兄妹の話。何を得て何を失うのか。過去現在未来と、何が襲いかかってくるのか。
勇者がいたとしたら、何を以って勇者とするのかと。
そう訪ねるがごとくして、激動待ち受ける新たな世界へと兄妹の旅が始まる!
*遅筆などの理由につき投稿頻度が最近遅めですがご了承ください!
*感想や評価など、なんでも良いのでいただけると大変励みになります!
*こちらのリメイク前の作品が二章の途中まで公開されておりますので、内容をざっくりお知りになりたい方は私の投稿作品欄からご覧になってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 20:00:00
125282文字
会話率:48%
ーー簡単なあらすじーー
【獣人もどきと男の娘のイチャイチャ血みどろ】
ーー詳細なあらすじーー
鱗の生えた人間の胴体から、狼の頭と手足、尻尾を生やす男がいた。
その異様なツギハギじみた見た目から、魔法や魔物が存在する世界であっても『バケモ
ノ』と忌み嫌われ、表の冒険者ギルドから依頼を受けることすらままならない。彼はただ、自分が飢えて死ぬことを防ぐために闇の世界に足を踏み入れ、殺しを始めとした非合法な仕事を続けていた。
楽しみもなければ、夢なんてものもない。
路地の奥にある酒場で好きでもない酒を飲むだけの休日は、一体のインキュバスが訪れることで終わりを迎える。
「相変わらず不幸そうな面をしているね、オヤブン」
「悪いが、この顔は生まれつきだ」
腐れ縁の見た目麗しい男ーーリリックが持ち込んできた依頼。
近辺を脅かす盗賊団の壊滅。
当初はなんてことのない依頼だと思っていたのだが、盗賊アジトの奥にいたのは想像を超える邪悪だった。
「オレはお前が思っている以上にバケモノだ」
醜悪の先にあるものは。
人外×男の娘のブロマンス。
※ボーイズラブではないと思います。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 06:27:20
17288文字
会話率:47%
異世界リユニオン ―赤い月と運命の絆―
事故で異世界に転生した黒兎(くろと)。
彼が目覚めたのは、科学技術が発展した"テックワールド"。
そこで黒兎は、自分とそっくりな青年"クロト"の体に宿ることに
なる。
力と戦いの世界"パワーワールド"では、元プロレスラーのラースが。
神秘と魔法の世界"マジックワールド"では、占い師のミラが。
そして混沌と闇の世界"エビルワールド"では、17世紀の剣士アトスが。
彼らもまた、地球から転生してきた"運命を紡ぐ者"だった。
世界を繋ぐ"木の根"が腐り始め、赤い月が頻繁に現れるようになる。
その夜、人々は暴力の衝動に駆られ、記憶を失う"ブラッディレイジ"が発生。
選ばれし者だけが真実を知り、記憶を持ち続ける。
赤い月の周期が短くなるにつれ、世界は混沌へと近づいていく。
そして邪悪な存在"アゲインスト"の影が、世界に忍び寄る。
技術と知恵で戦う黒兎。
守護の力を持つラース。
運命を見通すミラ。
そして闇の中で葛藤するアトス。
彼らの出会いが、世界の運命を変える──。
複数の異世界が織りなす、壮大なファンタジー開幕!
---
赤い月の夜に起こる狂気と暴力。
そして運命に導かれた者たちの出会いと成長。
技術と知恵で世界を救う、新しい形の異世界ファンタジー、ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 23:16:45
8959文字
会話率:46%
ここ最近頭角を現し始めた暴力組織『雨』
国家警察であるインガは、国家警察を辞めたと偽って『雨』に下っ端として加入することになる。
呼吸を識別して、相手の居場所を完全把握するインガと殺意に気付くタイガのバディが闇の世界で暴れ回る!
最終更新:2025-01-26 00:00:00
163092文字
会話率:67%
長い間、二つの世界は互いに干渉することなく平和に存在していた。ひとつは光の世界、もうひとつは闇の世界。それぞれの世界には、強力な力を持つ使徒たちが存在し、平和を保っていた。しかし、突如として闇の世界から「闇の王」が現れ、光の世界に侵略を始め
る。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-23 18:00:00
1145文字
会話率:40%
身を焦がすのは一つの現実。
暗闇の世界で、少年は一人目を覚ます。
「なんで、まだ、生きている?」
散らしたはずの命を抱え、少年はただ事実を見つめて決意を表す――このままじゃ終われないという決意を。
魂が形を保つ死後の世界で。
今まで生
きてきた世界で。
一人の男は何を成すのか。
一人の男は何を見るのか。
往け、信念を越えて。
これはアフターファンタジー、終わった後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 23:58:18
418997文字
会話率:35%
(何か僕が一緒に居たいって迫ったみたいになってるんですけどおおお!)
■掌編小説第1788番目の【お題:闇オークション】の続編を書きましたので、合わせまして公開します。
2025.1.2.「闇オークション」「商品」「人魚の接吻」「親父
」「ダークヒーロー」「最高金額」「恐い人」「どうして」「よわい」「仰せのままに」「しくっちまった」「」一気に公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 01:12:53
17846文字
会話率:31%
※こちらは同名の短編版に加筆修正を行った連載版となります。
一章が改訂版、二章から書き下ろしです。
☆★あらすじ☆★
小都市の片隅にある、どこにでもある田舎町、木崎町。
古い神社の息子、小堺優斗はそこで慎ましやかな日々を過ごしていた。
そこに一人の少年、宮前律が転校してくる。
それが優斗を闇の世界に引き込んでいく事になるのだった。
ある日、律に誘われ実家である神社の管理する史跡へ赴く優斗。
そこは何度も訪れた馴染みのある場所。
しかし、その日は常とは違う気配に満ちていた。
冷気に包まれ妖しげな虫が飛び回るその場所で、優斗は己の運命を知る。
壊れていく日常。
這い寄る非日常。
優斗は妖刀を手に戦いに身を投じていく。
その先にあるのは善か悪か。
登場人物紹介
小堺 優斗(こさかい ゆうと)
主人公。
百六十二センチ、五十キロ。
小柄で艶のある黒髪の中性的な少年だが口が悪い。
おとなしいが気が弱いわけではなく、売られた喧嘩は倍にして返す。
祖父に剣術を学び腕が立ち、将来の夢は警察官。
律との出会いが優斗の生活を激変させていく。
宮前 律(みやまえ りつ)
百八十一センチ、六十五キロ。
暑い夏の日に転校してきた長身で赤茶けた短髪の利発な少年。
優斗曰く、人懐っこい大型犬。
いつも明るく元気だが時折仄暗い表情を見せる。
優斗に執着し、闇の世界に引き込んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 17:30:00
126409文字
会話率:24%
殺し屋家族、ヴァンパイア一家に買われました。
魔界と人間界はその昔、凄まじい戦争をしていた。
そこで活躍し、今もなお闇の世界でその名をとどろかせる殺し屋、日向家。
ある日、ヴァンパイアである月島累に買い取られ、自身の息子や娘の護衛に配属さ
れる。
魔界では名の知られている月島家だが、人間界に移住するという。
名家ということやそれぞれの考えでプライドの高い月島家の子供は護衛の存在をうざがった。
心が通じるのはいつになるのか。そしてその後はどうなってしまうのか。
殺し屋は温もりを知り、ヴァンパイアは人間を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 23:35:56
5089文字
会話率:33%
世界が光を失い、果てしない夜が続いて久しい。
かつて日々を照らしていた太陽は、「日没」という名の現象と共に空から消え去り、世界は闇に支配された。その日以来、人々は不安に苛まれ、闇の中で蠢く未知の恐怖に怯えて暮らしている。
ルカ――静
かな村で平穏に暮らしていた彼の人生も、その日を境に一変した。
燃え上がる炎、響き渡る悲鳴、そして、闇の中から現れた化け物たち――『マーテル』と呼ばれる存在が、彼の家族も仲間も、すべてを飲み込んでいった。守るべきものを守れなかった悔恨は、彼の心に深い傷を残し、やがてその傷は憎しみへと姿を変えた。
「俺は……この村で起きた悲劇に決着をつける。それが俺の使命……『エイシェントブレード』の守り人としての最後の使命だ」
故郷の跡地に残された唯一の希望、古代の武具『エイシェントブレード』を手に取り、ルカは旅立ちを決意した。その柄を握りしめると、刃が静かに光を放ち、辺りを温かな輝きで包む。それは、闇を払う力を宿した武器――村に古くから伝わる秘宝だった。かつて、若者がその守り人として使命を担い、他者の手に渡らぬよう管理していたと言われるが、ルカがその習わしの本当の意味を知ることはなかった。
今となっては、その刃がなぜ光り輝くのか、あるいは闇を払うことができるのかなどどうでもよかった。ルカにとって、それは復讐のための道具に過ぎなかったのだから。
火を持って国を興した火の国――アルシオン。
その中心にそびえる大火塔は、国全体を覆うように照らし続けている。その炎は魔力によるバリアで守られ、熱を放つことなく静かに燃え、国を闇から守る砦となっている。
かつてアルシオンは、外界の国々から一目を置かれる栄光の王国だった。しかし、「日没」によって世界が闇に堕ちた今では、外界との連絡手段も絶たれ、この世界で唯一、人々が暮らせる場所となっていた。
そのアルシオンが、新たな使命を掲げて設立したのが、冒険者ギルド『夜の旅』。
未知の闇の世界を探索し、脅威を排除し、新たな希望を探るべく、国中から冒険者が集められた。ルカもまた、その一人として名を連ねた――復讐のために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 07:31:31
3577文字
会話率:45%
魔力全盛の時代。大国エリシアは魔王軍との激しい戦いを強いられていた。衝突が起きるたびに残るのは、対戦の疲弊感と敗北に対する暗い感情、そして命を落とした者たちへの深い悲しみであった。
そんな中で発足した、大国エリシアの4大戦力のうちの1
つ、ノワール。この部隊の戦い方には大きな特徴があった。それは、相手が魔王であろうと何であろうと、殺傷をしないことである。それを可能にしたのは、魔力が衰退した世界で新たに主流となった、精神の力、霊力。それを育むカギとなるのは、人間とのつながりであった。
それから300年の時が経ち、16歳にして魔王の座に君臨した1人の男がいた。その男の名はアバウト。かつて最強と呼ばれた魔王が封印された地に生まれ、闇の世界の頂点を目指して生きてきた彼は、一晩のうちにアヴァロニアとシャングリスの二国を支配してしまう...ほどの力を持つ最強メイドを従え、直属の配下たちと共に魔王として生活していた。事実上、魔力全盛の時代以降最強といえる魔王として、彼は新たなる魔力の時代を築き上げる、はずだったのだが...。
「オレ、魔王やめるわ!」
わずか2年でその座を降りたアバウトは、禁断の魔法を発動して己の所有する魔力をすべて封印し、新しい人生を歩むことを決意した。その理由はただ1つ。青春という輝かしい経験を得るためである。齢18にして彼はようやく大恋愛や親友との絆といった一生モノの思い出を欲するようになり、いてもたってもいられなかった結果であった。
そんな中で彼に襲い掛かったのは、突然のピンチ。目が覚めれば戦場のど真ん中だったのである。大地をとどろく爆発音。早くも終了を迎えかけた彼を助けたのは、銀色の長髪をした浴衣姿の女性であった。
戦場に鳴り響くは大砲ではなく花火の轟音であれ。
きらめくは銃の発光ではなく大輪の雫であれ。
流れるは人々の血でなくロマンチックな空気であれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 18:30:20
172138文字
会話率:50%
主人公朝香は、若手NO1の人気歌手。
ハリウッド映画のムーランルージュに憧れています。
いつかサティーンとクリスチャンのような恋をして
ムーランルージュの詩に似た曲を、歌うことが出来たら・・。
若手人気NO1歌手として注目を集める彼女です
が、
普段は恋を夢見る普通の女の子でした。
しかし、朝香は何故か幼い頃の記憶がありません。
その朝香を幼いころから妹のように心配し、
いつも朝香を見守っている蓮司。
蓮司は政治家である父のような政治家を目指しながら、
外務省に努めるエリートでした。
朝香を見つめながら、いつも蓮司は心で呟くのでした。
僕は君を守るよ。君の記憶が二度と戻らないように。
蓮司が守ろうとしている物とは一体何なのか。
朝香の幼いころの記憶には何が隠されているのか。
決して表には出てこない、支配層の大きな闇の世界、
人身売買、政治の裏献金、巨大なロマノフ王朝の隠し財産とM資金。
知らぬ間に巨大な陰謀に巻き込まれていく二人の物語が、
今、始まろうとしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 15:35:36
5941文字
会話率:36%
70億の吸血鬼を殺してきた男、坂之上 雲。
異世界へと逃げ込んだ残り13匹の吸血鬼を追って、彼は常闇の世界へと降り立った。そこは太陽を隠す『セカンドムーン』によって、数多の化け物が蔓延る『極夜の国』。
そこで彼が見たのは、それでもなお人間性
を捨てず、諦めない心を持った一人の少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 13:36:21
67183文字
会話率:38%
サイバーパンクの世界
サイバーシティ
ネオノクターンは
ダークコードが蔓延
AIが暴走し
闇の世界へ
人々は恐怖を
感じていた
そこへ
元軍人アルと
サイバー魔女エリスが
ダークコードに
立ちむかうことに
最終更新:2024-09-10 20:51:29
413文字
会話率:82%
サイバーシティ
ネオノクターンは
ダークコードの蔓延で
闇の世界になっていた
ダークコードに
立ちむかう二人
アルとエリス
エリスは
ダークコードの
情報をSOAPより入手
ダークコードの
正体や対応を
分析していた
最終更新:2024-08-31 19:06:04
474文字
会話率:0%
ダークコードが蔓延し
闇のサイバーシティ
ネオノクターン
ダークコードに
立ちむかう
アルとエリス
エリスはダークコードについて
SOAPに依頼
彼は4人のキーパーソンを報告したが…
最終更新:2024-08-26 22:56:51
366文字
会話率:0%
その屋敷には『悪魔』と呼ばれる男がいた。
男はその屋敷にたくさんの女子供を囲い、強面の熊のような大男や、普段目に見えない小さい何かを飼い慣らし領民達を一切その屋敷に近付けさせなかった。
その理由も、領民達には知らされぬまま『悪魔』は恐れられ
ていた。
傲慢理不尽に嗤う『悪魔』を、領民達は恐れていた。
悪魔が何を思い、何を成したのか。
これは、そんな『悪魔』にまつわるお話。
ワンパターンな物語です。
孤独や危険など、救いを求めるべき渦中にある者が、救いを乞う声を挙げられず暗闇の世界に取り残される中、一人の男が選択を与えにやってくる。
それは後退か留まりか、前進か。
その選択を与えられた彼らの行く先の話。
そして、最も孤独な人が救いを求める話。
一日一話、18時00分に投稿予定です。
初めは10話分投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 18:00:00
84236文字
会話率:26%
闇の世界でその名を轟かせた伝説の雀ゴロ、進藤龍也
ある日、龍也は対戦中に心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となる
死後、龍也は真っ暗な虚無の中で意識を取り戻す
この話は転生した雀ゴロが麻雀を知らない素人の青年と出会い現代に転生し青年を雀神
へと育てる…
そんなストーリーである折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 04:36:11
436文字
会話率:60%
「――殺し屋辞めます、飽きたので」
殺し屋を生業としてきた少女、明。ある日突然、彼女は仕事の引退を宣言する。しかしながら、闇の世界から抜け出すのは一筋縄ではいかない。殺しこそが天職だと宣う相棒、氷雨を巻き込んだ、大退職劇(リタイア)が今はじ
まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 20:31:33
18011文字
会話率:46%
300年前、突如闇の世界より現れた『悪魔』に対抗するため、人間は『天使』の力を借り、これを撃退した。
そして現在、今代の『天使』である鮮谷望は、『天使』として『悪魔』を倒し、『女神』と思しき「虹色の人」を探すため、防衛機関『G.S.W』に所
属する。他の『天使』たちと協力し、『悪魔』を倒す望は、2つの世界、そして自分自身を知っていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 22:52:35
42812文字
会話率:51%
『魔界アクワ』神の加護も届かない闇の世界。
世界を統治、支配するは『魔王フレデリカ』。
彼女は底なし無尽蔵の魔力キャパシティの持主だった。
剣と素手での格闘。魔法戦闘において。右に出る者は存在しない。
彼女はその戦闘力で世界を手中にお
さめたのだ。
この世界を手にして二百年。
王の座はフレデリカのものであった。
ある日。
とある種族から貢ぎ物が送られてきた。
それは無生物である武具に与える事で、武具が成長するようになるという超貴重な魔導具。
武具というのは経年劣化や破損によって失う消耗品。
そんなものがレベルアップするというのは、フレデリカにとっては正直どうでもいいことだった。
だが、せっかくなので愛用の魔剣に魔導具を使用する事にした。
そこで誰もが予想出来なかった事態が起こる。
その魔剣は二百年以上もの長い時を、共に戦ってきた剣だった。
その間、取得した経験値が一気に解放されたのだ。
かくして二百年以上プールし続けた経験値を解放した魔剣は、あらゆる力を手に入れた。
その力はマスターである魔王にも匹敵するほどの。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 05:18:48
54679文字
会話率:31%