公爵令嬢ルクレツィアは、衆人の面前で、婚約者である王子から身に覚えのない罪を突きつけられる。捏造された証拠、敵意に満ちた視線、そして待ち受けるのは破滅の未来――。
絶望の淵で、彼女の脳裏に蘇ったのは、激務の果てに命を落とした前世の記憶。
――そうだ、私は「検事」だった。
涙を流し、許しを乞う代わりに、ルクレツィアは脳内に六法全書を蘇らせる。目の前の断罪劇が、いかに杜撰で、論理破綻した茶番であるかを、かつて数多の悪を裁いてきたその瞳で見抜いていた。
「婚約破棄?結構です。それより、あなたのその証言、偽証罪に問われますよ?」
それは、虐げられた令嬢の悲鳴ではない。
法と正義を唯一の武器とする、元検事の反撃の狼煙だった。
これは、魔法や奇跡に頼らず、ただひたすらに「知」と「言葉」の力で、自らの尊厳を取り戻し、やがては王国にはびこる巨大な闇に鉄槌を下していく女の物語。
痛快リーガル・ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 13:01:10
78669文字
会話率:35%
老衰で亡くなってはずなのに、腹部に手術の跡があったり、腕の骨がなかったりと謎の遺体があると遺族から通報があった。
花園病院に確認するが、何もしていないと言うだけで証拠は見つけられなかった。
武藤と加藤は花園病院に潜入捜査に乗り出す。
最終更新:2025-06-21 12:27:21
60804文字
会話率:33%
田辺の上司である柏木総支配人が突然解雇された。
解雇理由は不正。
社長に言われ納得がいかないが田辺、社長からは後任の総支配人を紹介されたコンサル業を生業にする瀬田という正体不明の老年の男。
柏木が不正をするはずがないと思いたい田辺だが、
肝心の柏木の行方は分からず、瀬田からは田辺の同期の宇佐美響子が共犯の疑いがあると告げられ、柏木の不正の証拠も見せられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 02:00:00
121567文字
会話率:48%
法に裁かれない隠されたいじめや犯罪は呪いとなって人を殺す。
そんな本来なら暴かれることのない悪事の証拠を呪いの世界から奪い取り、全世界へ流出、炎上させて悪事を裁く。
俺たちの作った「裏垢流出炎上チャンネル」は悪人に声を上げられなかった人を助
けるために、裁かれることがないと自惚れた悪人へ宣戦布告をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 18:00:00
84835文字
会話率:40%
「お前の脳(アタマ)ん中、誰かに乗っ取られてね?」
…なんて、マジでありえない話が、2058年にはフツーに起こる!?
思考をネットに繋ぐ「SID(シド)」が超普及した世界。勉強もSNSも、全部、脳内で一瞬!ウザい広告も消えて、自分専用情報だ
けが届く。まさに未来!…って、思ってたんだけど。
舞台は、日本の新首都・福岡。超エリート校「桜花学院」で、ヤバすぎる怪奇現象が続発!ポルターガイスト?生徒たちのSIDがバグって幻覚見たり、性格豹変したり…先生まで謎の失踪!?もう学院パニック寸前!
このカオスに挑むのが、常楽院雛子(じょうらくいん ひなこ)。クールビューティーな敏腕エージェントだけど、実は他人の意識に潜入(ダイブ)できる「心霊ハッカー」っていうチート能力者!相棒は、二本尻尾のイケボ黒猫ファミリア(キミ専用AIみたいなヤツ!)のジジ。
そして、もう一人の主人公、木暮”グレッグ”雅人。ちょいワル風だけど腕は確かな探偵。なんとSID拒否の「アンプラグド」!昔、雛子とはちょっとイイ感じだったっぽいけど…?彼は、学院に蔓延する違法電子ドラッグ「ガム」の噂を追う。
そう、この桜花学院には、とんでもない秘密が隠されてたんだ。
「バンディズム」っていう古い思想の裏で、金持ちたちが自分たちの意識を若い生徒に「上書き」して、永遠に生き続けようとする、マジキチな計画が進行中!生徒たちの魂が、その犠牲になろうとしていたなんて…!
雛子は、SID不調に苦しむ生徒たちの心にダイブし、見えない「ノイズ」の正体を探る。一方グレッグは、アナログ捜査と裏社会のコネで、学院の闇に潜む巨大な陰謀の証拠を掴もうと奔走!
バラバラだった事件のピースが繋がった時、明らかになる衝撃の真実とは!?
全てを操っていたのは、学院長の山城。彼の狂った理想を止めるため、雛子とグレッグは、想像を絶するヤバい戦いに巻き込まれていく!
ファミリアが実体化して大怪獣バトル!?未知のエネルギー「霊子」って何なんだ!?
そして、事件の鍵を握る謎の少年シャオ・ツーと、七体の守護天使(セラフィム)を持つ不思議ちゃんエリカ・ロドリゲス。彼らの運命は?そして雛子とグレッグの恋の行方は――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:10:00
150201文字
会話率:12%
高校入学の日、明星次郎は自らが魔王と人間のハーフであることを父より告げられる
禿デブ眼鏡の中年三拍子揃った親父がルシファーて思いつつも証拠を見せられ納得
そこで話が終わるかと思いきやどっこいそうはならず
ルシファー失踪に端を発した次代の魔王
を決める代理戦争に巻き込まれてしまう
親友二人は代理戦争におけるイレギュラー、担任教師はミカエルの娘
そこに自分という魔王の息子まで絡むとなれば……
「クッソ、親父が怪しすぎる……! 状況証拠だけ見れば絶対良からぬこと企んでるやつじゃん……」
※ルシファーは潔白です
カクヨムにも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:00:00
509386文字
会話率:42%
渋滞で停車中、オカマ掘られた上に逃げられましたよ……
バイクとは言えドラレコ起動してた手前、相手のナンバーやこっちが停車中である証拠はそろえてるけどさ。
逃げ得を狙う気なら、こっちも赤字覚悟で弁済以上の損害を与える方向に持って行きますわ。
キーワード:
最終更新:2025-06-20 15:00:00
9657文字
会話率:5%
会社から家までの帰路についていたはずの珠紀は、見知らぬ場所どころか知る由もない異世界で目を覚ます。目の前にはネオン輝く機械の街と、それを背に立つ胡散臭い笑みを浮かべたエミリオ。エミリオの話からなぜか自分が殺されようとしていることを知った珠紀
はどうにかその場から逃げ出し、訳知りの青年ウルに助けられる。
ウルは珠紀に「俺は君を助ける。だから、君に俺を助けて欲しい」と願い出た。いわく、珠紀の出生がこの世界――“箱庭”の運命を決める裁判の証拠になり得るのだと。それは彼女の命が狙われている原因でもあった。
死ぬわけにはいかない珠紀と彼女を裁判に出席させたいウルはお互いに助け合うことを約束する。
“楽園”で行われる裁判は三ヶ月後。その日まで珠紀の存在をなきものにしようとする追っ手から逃れなければならない。武装した二足歩行のクマの女の子・モモ、純粋無垢な護衛用アンドロイド・イベリスとともにウルが拠点にしている幻獣領へと逃げ込むが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:30:00
67752文字
会話率:48%
サボりがちな作者がせめて週末だけでもぼちぼち頑張ろうとする執筆ドキュメンタリーです。
時間をおいてリアルタイムで更新していきます。
書いてる証拠として書きかけの作品を載せたり、載せなかったり、
雑談を書いたりして、僕が執筆するのをぼんやり見
守るという連載になります。
略して「週ぼち」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 02:16:51
286147文字
会話率:9%
「一緒に旅に出よう、アダム」
魔物に襲われて壊滅した第三騎士団の再編で、唯一の生存者だったアダムスカは、第三騎士団に志願してきた遺族の騎士たちからの憎しみと怒りによって疎外されるのを甘んじて受け入れていた。
問題解決のために王室親衛
隊から派遣されてきたニコールは現状を目の当たりにすると、今のままでは必ず悪い事が起きると断じてアダムスカの味方になる事を決意する。
打ち解けたニコールとアダムスカだったが、ある晩に団長殺しの汚名を被せられ、でっちあげられた証拠に反論するが聞き入れてもらえないまま。ふたりは納得できないまま騎士団から除名されてしまうのだが────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 02:13:20
24027文字
会話率:60%
カテドラル王国で旧王都と呼ばれる街、アルベイル。アルベイル大公が治めるこの街には景観に馴染まぬ不思議な食堂がある。
『名代辻そば』。通称『ツジソバ』と呼ばれるその店では、黒髪黒目という珍しい容姿をしたヒューマンの店主が、ソバというこれまた珍
しい料理を出してくれる。
驚くほど安い値段で驚くほど美味いソバの数々、酒場よりも上等で美味い酒、そしてこの店に通う皆を魅了してやまないカレーライスなどが食える最高の店だ。
ある日突然、何の前触れもなく旧王城を囲う城壁の一角に現れたこの店は、瞬く間に旧王都で一番の食堂になった。
ヒューマンだけではない、エルフも、ビーストも、ドワーフも、魔族でさえもこの店の美味に魅了されている。アルベイル大公や騎士団長が人目も憚らずこの店に通っているのがその証拠だ。噂では国王までもがこの店に来たことがあるらしい。
転生者、夏川文哉が営む『名代辻そば異世界店』。
そこでは今日も訪れた人々が美味なるそばに舌鼓を打っている。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 11:21:31
744578文字
会話率:29%
庶子として蔑まれ、肩身を狭くして生きる王子リアムは親戚の公爵令息テオドールの婚約破棄騒動に巻き込まれて謹慎させられた。
謹慎を破り悪役令嬢ソフィアと共にテオドールと自分の婚約者エミーリエとの不貞の証拠を掴むものの南溟の海賊諸島へと売られてし
まう…。
この話にBL要素はありませんが、この話の過去編「自由を取り戻した男娼王子は南溟の楽園で不義の騎士と邂逅する」はBL要素があります。この話単体で読むことができます。カクヨムにも同じ物を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 07:38:16
407741文字
会話率:45%
インチキ聖女とインチキ勇者、伝説になる
その日、王都の広場ではインチキ聖女とインチキ勇者が糾弾されていた。二人のしていることは証拠もなく、証明もできず、次期国王とその婚約者、果ては群衆からも責められた二人はあっさりこう言った。
「じゃ
、辞めます」
「うん。もう辞めます」
そして二人は伝説になった…。
神様は小さき者に救いの手を伸べる尊き方?
聖女は願えば不浄を消し去る心の美しい女性?
勇者は特別な力を与えられた心優しき男性?
そんな綺麗事一切無し!
そしてこれが聖女と勇者の定義ならば、まごう事なきインチキな二人。
色んな意味で世の常識(?)を覆す、聖女と勇者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 07:26:39
6715文字
会話率:64%
「サテナローズ! お前との婚約を破棄する!」
そんな言葉から物語は始まった。舞台はとある学校の卒業パーティー。見ると男女二人と女一人が向かい合っている。どうもありがちな婚約破棄が始まった模様。出された料理に舌包みを打ちながら(時にあまり
のベタに吹き出しながら)それを見ていた部外者であり平民の俺。
…を同級生は表舞台に引っ張り出した。というか無理やり押し出した。何でだよ。ここはモブが出る場面じゃねえって。そう思いながらも仕方ないから参加する。
「俺の愛が得られないからと言って彼女を苛めるような女だから婚約を破棄されるんだぞ! 責任はお前にある!!」
成程。状況は理解した。で?
「証拠は?」
「え?」
「っていうか、婚約者がいるのに恋人作るとか、お前のやってること不貞行為だぞ」
「は?」
「は? じゃねーよ。こんなの、ただの堂々とした浮気だわ」
王道の婚約破棄をモブが滅茶苦茶にするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 07:20:00
31411文字
会話率:56%
貴族令嬢・レイナ・アーデルシュタインは、ある夜会の場で第一王子アルベルトから突然、婚約破棄を宣告される。その理由は、平民出身の少女エリナ・ローナに対するいじめ行為の濡れ衣。王子はエリナの涙ながらの訴えを信じ、面前でレイナを断罪する。
だ
が、それは全て仕組まれた陰謀だった。冷静さを失わなかったレイナは、あらかじめ集めていた証拠を場で公開し、エリナが主導していた嫌がらせの真相を暴露。王子の軽率な判断と不正の隠蔽を明るみに出し、会場は一転、王子とエリナへの糾弾の渦に包まれる。
騒動の責任を問われた王子は王太子の座を剥奪され、エリナは国外追放処分。失墜した二人とは対照的に、真実と誇りを貫いたレイナは王国中の尊敬と信頼を勝ち取る。
その後、レイナは新たな王太子候補として第二王子セシルを推挙。才知と人望を兼ね備えた彼と手を取り合い、王国の未来を導くこととなる。
かつて捨てられたはずの令嬢が、今や王国の象徴へ。
これは、婚約破棄という転落劇から始まった、鋼の薔薇が咲き誇る逆転の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:21:56
3472文字
会話率:45%
「その通りだ、ヴィオラ君。そのロケットは正真正銘、君の恋人の所有物だ」
名前の広まらない傭兵こそ真なる一流の傭兵。そう信じて疑わないフリーランスの傭兵ヴィオラは、ある賭博場で見知らぬ老人に仕事の依頼を持ち掛けられた。疑いの眼を老人に向け、ヴ
ィオラは情報源を問いただすが、老人が口にしたのはなんと、既に故人であるはずの彼女の恋人「クラリア=スカーレット」の名前であり、証拠として差し出されたロケットもまた、正真正銘彼女の所持品であった。自ら埋葬したはずの恋人が、本当は生きているかもしれない。そんな、現実離れした事実を前に、彼女は思わず依頼を承諾してしまう。その手の内には、次なる仕事場の名前が書かれた紙切れが握られていた。過去から眼を背け続けている一介の傭兵はこうして、世界の本質と歪んだ過去が待ち受ける広大な戦場へと足を踏み入れた——。
人間同士の、組織同士の、国家同士の。尽きることのない軋轢の中で懸命により良い未来を目指す人間たちの強さと弱さを克明に描き出す重厚なハイファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 16:00:00
400247文字
会話率:49%
科捜研の捜査員・天笠玲人は、事件帰りの夜に突然刺され、気づけば異世界の貴族の少年に転生していた。混乱の中でも、証拠を追う習慣と科学の知識はそのまま。鑑定スキルと現代の知識を武器に、事件の謎や異世界の不思議に挑んでいく。「犯人は絶対に逃がさな
い」――元科捜研の魂で、異世界の常識をひっくり返す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 23:03:32
18993文字
会話率:20%
「はい、ちゅーもーっく! 本日わたしは、とうとう王太子殿下から婚約破棄をされました! これがその証拠です!」
ヴィルヘルミーネ・フェルゼンシュタインは、そう言って家族に王太子から届いた手紙を見せた。
「「「やっぱりかー」」」
すぐさま
合いの手を入れる家族は、前世から家族である。
日本で死んで、この世界――前世でヴィルヘルミーネがはまっていた乙女ゲームの世界に転生したのだ。
しかも、ヴィルヘルミーネは悪役令嬢、そして家族は当然悪役令嬢の家族として。
ゆえに、王太子から婚約破棄を突きつけられることもわかっていた。
前世の記憶を取り戻した一年前から準備に準備を重ね、婚約破棄後の身の振り方を決めていたヴィルヘルミーネたちは慌てず、こう宣言した。
「船に乗ってシュティリエ国へ逃亡するぞー!」「「「おー!」」」
前世も今も、実に能天気な家族たちは、こうして断罪される前にそそくさと海を挟んだ隣国シュティリエ国へ逃亡したのである。
そして、シュティリエ国へ逃亡し、新しい生活をはじめた矢先、ヴィルヘルミーネは庭先で真っ黒い兎を見つけて保護をする。
まさかこの兎が、乙女ゲームのラスボスであるとは気づかづに――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 20:50:00
142818文字
会話率:17%
――証拠なき告白は、果たして真実か。
それとも、国を試す“罠”か。
東京・赤坂で、次期総理候補と目されていた政治家・藤堂雅晴が銃殺された。
混乱のなか、ひとりの男が警察に出頭し、静かにこう告げる。
「殺したのは、俺です」
名を葛西慶太
(32)。職業不明、戸籍も曖昧、前歴なし。
供述は明快、動機は「正義」――だが、物的証拠は一切出てこなかった。
監視カメラは事件時に“偶然”故障。
指紋、目撃者、銃の行方、すべてが不明。
“自白”以外に、彼を縛るものはなかった。
「このままでは無罪になる」
焦る検察、騒ぐ世論、扇動するメディア。
沈黙する被告の存在は、やがて“国家そのものの信頼”をも揺さぶっていく。
さらに浮上するのは、被害者である政治家の“裏の顔”。
その息子である少年宗司の証言が、法廷の空気を一変させる――
「父は、正義の人なんかじゃなかった」
「葛西さんは、それを知っていた」
裁くべきは、被告か、それともこの国の正義か。
“語られすぎた真実”と、“語られなさすぎる沈黙”の狭間で、
国家は判決という名の答えを求められる。
だが、裁判の最終日。
葛西が初めて語った言葉は、すべての意味を裏返す一言だった――
「僕は……裁かれたいわけじゃなかった」
──静かな一言が、国家全体を沈黙させる。
これは、“正義”と“沈黙”がせめぎ合う、
誰もが裁かれる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 20:24:55
17386文字
会話率:27%
「事件はわたくしが解決してみせますわ!名探偵のカリスマとは、すなわち品格と度胸と……あれ、証拠って何でしたかしら?」
ちょっと間の抜けたお嬢様刑事・一条アリスと、売れないミステリ作家・皆本ユウ。
子どものころからの腐れ縁なふたりが、ひょん
なことからとある“殺人事件”に巻き込まれる。
――被害者は国民的ミステリ作家・白川時雨。
トークイベント直後、楽屋で刺殺体となって発見された。
容疑者は全員、白川に“作家志望”として近づいていた者たち。
しかし事件は「現実が一篇の小説をなぞる」という、奇妙な様相を帯び始める。
次第に明らかになるのは、“未発表原稿”の存在。
犯人はその内容を模倣し、完全犯罪を企てた――
だがそのプロットを書いたのは、他ならぬユウだった。
物語の裏に潜む「盗作」と「動機」。
“殺すための言葉”と“生かすための嘘”が交差するとき、
真実を暴くのは、未完の一文と、お嬢様刑事の(やや的外れな)推理劇!
「殺し文句」とは、誰かを殺すためのセリフなのか。
それとも、誰かを救うために綴られたラストラインなのか――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 19:42:27
7764文字
会話率:30%
世界を震撼させた猟奇殺人鬼《カメレオン》。
被害者の“愛する人”だけを狙い、証拠も残さず姿を変えて消えるその手口に、世間は戦慄した。
だがある日、事件は唐突に終わりを告げる。
証拠も動機も揃い、警察はカメレオンを逮捕した。
街には平穏が
戻ったはずだった。
しかし、それは本当に終わりだったのだろうか?
かつて親友を奪われた青年・遠山覇玖は、ある日、
失踪した恋人が戻ってきた理由とは。
止まっていた時間が再び動き出した時、
かつて誰にも気づかれなかった“本当の罪”姿を現せる。
本当に失ったものとは何だったのか折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-14 17:15:06
758文字
会話率:14%
金木亮は人間として壊れていた。理性を持った怪物である彼は、ある日とうとう逮捕され、死刑判決を受けていた。そこから紆余曲折を経て、現在、魔法学校で教師をしている。巧みに証拠を消し、学生を監禁しては、拷問をしていた彼だったが、教師になってから三
年目の春、その国の天才皇女様が学園に入学してから、彼の学園生活が変わり始める。
従来の学園教師モノを真っ向から否定するアクションホラー、開幕。
※第二部開始しました。
※残酷描写等注意です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:30:45
1511706文字
会話率:53%