――――ーとある大学生には夢があった。それは親に話せば将来をもっと考えなさい、と馬鹿にされ、友達に話せば相手にされなかった「物語を作る人」になること。たくさんの本を読んで、たくさんのアイディアを考えて、毎日のように小説サイト「ガレリア」で地
道に投稿を続けた。
物語を書き始めてから4年の月日が経ち、主人公織田宣長は大学を卒業すると同時に「白狼騎士団戦記」の更新を止めることにした。
就職してから数年が経った時、30歳を迎える誕生日の日、自分にご褒美にとコン〇二でケーキを買って、ワクワクしながら交差点を渡ろうとしたとき、居眠り運転をしていたトラックに盛大にはねられ、宙を舞った。
あ、死んだ、そう思った。地面に叩きつけられ、激痛がしたと思うと意識は吹っ飛び、暗闇に包まれる。気が付くと白い空間に淡い光に包まれた絹の衣を着た美少女が現れると微笑む。
「哀れな少年よ……って、少年じゃない?? え、おじさんじゃん。ま、いっか、おじさんよ。お前にチャンスを与えよう」
「チャンス?」
「お前がお前が造った世界で、英雄王となり、世界を救って見せよ。そうすれば、再び、お前の世界へ戻してあげよう」
突然、そう告げられると光に包まれ、視界が広まったと思うと辺り一面、緑に広がる大草原立っていた。
人の気配がして、振り返って見るとそこには銀色の鎧、茶色の長い髪、凛とした面立ち、勇ましい女騎士が驚き顔でたっていた。その顔に見覚えがあった。というより、創造した覚えがあった。
「え、エレノア・シュタインベルグぅううううう????!!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 10:54:08
2860文字
会話率:29%
突如として神が去り、邪神が君臨した世界。その眷属たちは海を大地を穢しつくした。
神父であったヴァトー・シュレインは世界を取り戻すため、仲間とともに剣をとる。
ーーー戦いの果てに待つものは希望か、絶望かーーーー
最終更新:2020-10-20 21:27:05
5900文字
会話率:52%
※この作品はドラゴン騎士団戦記のセルフリメイクで、2016年にTaskey で公開したものをなろうに移植したものです
神話の時代より戦争の絶えぬ大陸の文明交差点。東方の大国アラシアの獅子王子ダライアスの侵攻と戦うオンガルリの龍公・ドラヴリフ
トだが。陰謀に陥れられ妻・エルゼヴァスも死に、その子、小龍公・コヴァクスと小龍公女・ニコレットの兄妹は父や死んだ者たちの無念さや意志を受け継ぎながら、祖国を離れることになったが。
もうひとりの獅子王子・シァンドロスも世界を我が物にせんと大望を抱いて戦いの野に打って出る。
その陰で蠢動する暗殺者たちと、謎の美少女・ロンフェイ。そして謎の美女サロメ。
その他様々な人々が様々な思いを抱いて、生きるか死ぬか、戦争と革命の風雲を駆け抜ける。
世界史(西アジアから東欧、北アフリカ等)をもとに描かれる戦記ファンタジー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-07 07:14:50
455802文字
会話率:37%
オンガルリ歴三百十六年、ドラヴリフトは我が子で小龍公コヴァクス、小龍公女ニコレット。そしてドラゴン騎士団とともに、侵攻するタールコの軍勢と戦うも。
彼らの知らぬところで陰謀の陰うごめき。戦いに勝つも国王はドラヴリフトを逆賊として討ち。その妻
エルゼヴァスも自害に追い込まれていた。
国を追われた小龍公コヴァクスと小龍公女ニコレットは、死者の無念と意志を受け継ぎ。故国復興を胸に誓う――。
世界史・東欧から中東をもとにした異世界で繰り広げられる、大河ファンタジー小説。完結。
※思うところあり、この作品のセルフリメイク「龍の騎士と獅子の王子」を書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-05 20:39:36
690916文字
会話率:28%
オンガルリ王国随一の強さを誇るドラゴン騎士団。だが、姦計により陥れられ壊滅。無念と意志を引き継いで、若者たちは戦場を駆け巡る……。一旦公開し削除したものを加筆修正し新たに連載開始を予定、そのプロトタイプとして再公開。プロトタイプのため完全に
完結してません、ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-31 00:08:28
103272文字
会話率:29%
見た目は王女、性欲は王子、その実態は、キスをすれば、どんな女の子もメスも魅了され、服従するチート異能を持つ王族の、王女として隠されて育てられた王子。
彼はかつて人類に倒された魔王の娘、魔姫率いる男を魅了する女型魔族たちに、女騎士団を率いて
戦いを挑む!
女騎士団長で王女のエメフィーは部下とのコミュニケーションと称して、同性のよしみで胸を揉む、スカートをめくる、パンツを下ろしてお尻を叩く、撫でる、そして、風呂場で全裸同士で押し倒す──。
だが、そんなエメフィー王女は、実は王子だった、と本人も十六歳の誕生日に初めて知らされた。
この国の男性王族は、十六歳になると異性にキスをするとその相手が魅了され、絶対服従するという能力が顕現する。
それを恐れたかつて倒いされた魔王の娘、魔姫(まき)は、王族に王子が生まれると、その子供を全てさらっていた。
魔姫の軍団は女型魔物で固められており、特に男を魅了する部隊も数多いため、王子の能力は脅威なのだ。
そのためエメフィーは王子として生まれたにもかかわらず、王女として育てられた。
そして、十六歳、その能力が顕現する事になった──。
自身、ずっと自分を王女だと思っていたエメフィーは「女の子だけで騎士団を作って魔姫の部下たちに魅了されない部隊を作って魔姫を倒そう!」と思っていたので創設した女騎士団の団長である。
彼は、彼以外女の子だけの騎士団を率いて、魔姫退治に向かうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-24 07:21:25
107871文字
会話率:33%