世に名高き串刺し公――ヴラド三世、本名ヴラディスラウス・ドラクリヤ、通称:【ヴラド・ドラキュラ】
数々の逸話と伝説を残し、現代では吸血鬼の始祖として有名だが、実は本人は意外とそれを不服に思っていた。
「俺はこんなに化け物じゃねえよ! くそ
ー、俺も褐色金髪眼鏡の素敵ご主人様に仕えてえ」
ヴラドは現代まで生き延びた結果、俗化し、なぜか日本で引きこもりオタクになっていた。そんな彼が、うっかりニンニク山積みの、クロムハーツ大好きな兄ちゃんが運転する、なぜか銀塗料をスプレーしまくったトラックに轢かれてあっさり死亡。
そんなトリプルコンボあるか! と嘆いていたら、彼はニンニクも銀も十字架もない異世界にある、巨大なダンジョンがある都市【アビスガルド】に住むポンコツ聖女のティナに召喚されたのだった。
最初は自分の命を脅かすモノがないと喜んでいたが、相変わらず日光がアウトなヴラドは、やがてティナの願いでもあるダンジョン攻略に精を出すことに。
「ダンジョンのモンスターなんて、あのオスマン帝国軍に比べたらクソ雑魚だな!」
「おすまんていこく? って何? そんな国あったかな?」
「ドラキュラジョークだ、気にするな」
不死、影操作、霧化、眷属召喚、幻覚など、彼の規格外の能力は異世界でも存分に発揮され、やがて英雄とまで呼ばれる存在になっていくのであった。
これは、最強の幻想<フィクション>であるドラキュラ公が、幻想の異世界<ファンタジー>で無双する――新たな伝説の始まりだ。
*あくまでフィクション世界のヴラドさんなので史実とは全く異なります。
*追放ザマアはございません
*ハーレム要素あり
*主人公無敵不死身最強(ただしダンジョン内もしくは夜間のみ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 18:07:02
19091文字
会話率:60%
最近気になる人がいる。
通勤電車で見かける、スーツを着た金髪眼鏡の彼。
名前は知らない。
彼をコッソリ観察するのが最近の私の日課。
しがないOLの小さな暇潰し。
そんな私の日常は、ある日突然崩れ去る──
最終更新:2019-11-26 17:35:26
3795文字
会話率:26%
葛西亮太は「彼女と急用が出来たから」という理由で用事をキャンセルされ、自分も彼女を作ってみよう、と決心する。しかし「彼女が欲しい」と呟いた矢先、突然後ろに座っていたハーフの女性に逆ナンされてしまう。亮太の恋路?はやって来るのか!? ハーフの
女性との関係はどう進んで行くのか! まだ決めてないけどご期待下さい(笑)。流行れ! 金髪眼鏡!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-06 00:49:15
5241文字
会話率:59%
あたし冒険者のミーナ! 『うちら死ぬまで冒険者やろうね!』と約束したはずの仲間が結婚して冒険者引退するっていうんで、途方に暮れてます……。そろそろ二五歳になるし、あたしも結婚を考える時期なのかな……なんてたそがれてたら、婚活相談所っていう怪
しげなところを紹介されました。え、結婚相手の希望ですか? 年収も容姿も職業も気にしません。代わりに──「エルフの男性を紹介してください!」 希少種族だから倍率が高すぎて無理? じゃあここで働いてチャンスを待ちます! こうしてミーナの婚活相談所でのお仕事ライフが始まるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 01:28:07
156578文字
会話率:51%