『お前たちの進化を速めよう』
そう言って『創造主』を名乗る存在が世界に邪竜と能力者を生み出して二百年が経った頃、世界中に点在する街の一つ、王都アイギスでは隊長に任命された十人の隊長たちがそれぞれ隊を率いてアイギスを守っていた。
年々強さ
を増していく邪竜との戦いとアイギスの発展を妨げる様々な問題。それらを隊長の一人、シュウは同僚や部下たちと解決していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 01:00:43
1788716文字
会話率:36%
家を買ったんだ。
魔界銀行の審査が通ったから3500年のローンを組んで。
村のしがない仕立て屋だし貯金もあんまりなかったからわりと奇跡的だったと思う。
おれは今2525歳だからギリギリ老後まで持ち越さずに完済できる。
もちろん嬉しかったよ。
素敵な家で愛する妻と二人で暮らすという夢がこれで叶うと思ったんだから。
――それがたったの三日だよ!?
反乱軍の侵略行為に巻き込まれて三日で消し炭だッ!
家財もお金も全部燃えた。残ったのは借金だけ。いくらなんでも酷すぎる!!
おまけに魔王がやってきておれが村を焼いたと勘違い。
その実力を買って四天王に取り立ててやるとか言い出すんだ。
最初は驚いたけど逆にこれはチャンスなんじゃないだろうか。
上手くいけば大都会でカリスマデザイナーとして名を馳せることができるかもしれない。
ていうかそう思わないとやってられない。
どの道お金がないんでこのままでは路頭に迷います。
四天王でも何でもやってやりますよ、ええ!
これはひょんなことから魔王軍四天王に抜擢された『世界最強の悪魔』アドラ・メノスの数奇な運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:16:17
384074文字
会話率:31%
異世界『ネフェーシア』でかつてあった戦い。竜神と邪竜神。
復活した邪竜神をうつため、家族を守りたいがために竜神の力を受け継いだ童顔女顔がコンプレックスの青年とエルフの女王、お馬鹿な天使や戦闘狂の悪魔など変わった仲間と共にする冒険。けれど
、それはただの始まりに過ぎないのである。
そしてトラブル『天災』天使(ハーレム対象外)に自称姉な悪魔っ娘に暗躍サキュバス、スパルタ女神さまに妖艶な大魔女にボクっ娘な腹ペコお姫様、エルフの女王にその姉のドSなメイド長や幽霊姉さんにバンパイアに雪女、さらにはツンデレでブラコンな実の妹まで参戦して恋も旅も時にシリアス時にコメディに大騒ぎ!
「運命? もし、運命が俺の邪魔をするというなら・・・運命ごと斬り捨ててやるのみだ!」
(全14部予定 13部連載中)
※1 無自覚ハーレム化するのは少し後の話になります。しばらくはヒロイン1人で進行しますのでお気長にお読みください(具体的には3部中盤ぐらいから兆しが見え始め、4部以降わらわら増え、7部以降あたりで頭の無自覚が消えていきます)
タグの洗脳は第6部限定です(12部に操りはあり)。R18作品ではないので細かい描写はしませんが、苦手な方はご注意を(悪堕ち・洗脳中においてはメインヒロインも例外ではない寝取られ風の描写に注意ですが、正式?に寝取られたりヒロイン降板することはありません)
またごく1部の話には一時的なTS(性転換)要素などもあったりしますのでこちらも苦手な方はご注意を
強さレベル的には中盤以降は世界の1つや2つ楽に消滅させられて星が爆発しようと無傷な存在がゴロゴロいる世界観です
※2 序盤から伏線が多数あります。それも何気ない1言や矛盾などが中盤や終盤の伏線になっていることなどもありますので、色々推理してみても面白いかもです。なお、物語は基本主人公視点ですが他のキャラの視点もよく出てきます。そして言うまでもありませんが現在の視点のキャラが思ったり感じたことが地の文ですので書かれていることが正しい保証はありません
※3 この小説はpixivで掲載しているものと同一作品です
更新は日曜日と月曜日午前0時定期更新の週2回更新予定です
質問等ありましたらご遠慮なく感想などでお聞きください。よほどのネタバレでない限りはお答えします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
2827602文字
会話率:57%
異世界の大帝国、ローダス帝国で大魔導士と崇められた500年を超える歳月を超えるレン・フィール・ウル・クロムウェル。貧民の生まれ、魔物を狩るハンターになり、使えなかった魔法が使えるようになり、魔法士、騎士、貴族と成り上がり、晩年には研究者をし
ていたが、突如現れ帝国や周辺諸国にに大きな被害を与えた蘇った邪竜との戦いで命を落とし・・・・・・たはずだった。
気がつくと日本に住む背の低い可愛らしい男子高校生になる寸前の玖条漣という少年の体に宿っていることに気付く。
レンは漣少年の体でも魔力はあるし魔法も以前に比べれば物凄く劣化はしているが使えることに喜んだ。
しかしすぐに漣少年の記憶や知識では存在しないはずの魔力探知が行われることに気付き、レンは地球でも知られていないだけで魔力を使った術や魔法が存在することを知る。
レンは前世ではコレクターであり研究者だ。自身の欠点も自覚はしていて、治す努力をしたこともあったが結局ほとんどの欠点は治らず、取り繕う術がうまくなっただけだった。
転生した時、レンは自身の持つ特殊な力が誰かにバレ、利用されることを嫌い、秘匿することに決めていた。だが近所で戦いを行っている魔力波動を感知し、好奇心に負けて衝動的に見学に行くことにした。そこには鬼と戦う巫女さんと陰陽師がいて・・・・・・。
これは異世界の大魔導士が案外ファンタジーが存在する日本という世界を舞台に、理性的に振る舞おうと取り繕いながらも昔ながらの欠点を隠しきれずに騒動を起こしてしまう物語である。
やっぱりバカは死んでも治らないのだった(結論)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:00:00
98997文字
会話率:21%
「今までよくがんばった。だから婚約破棄を受け入れてくれ!」
私、ラーラ・ヴァリアナ伯爵令嬢は何度もこの世界を繰り返している。死んでは高慢浮気王子に婚約破棄され奴隷人生、死んでは自由気ままに冒険者人生、死んでは女勇者の人生だって送ってきた。何
度も何度も、もう初めて婚約破棄された時の自分の態度を忘れるくらい人生をやり直している。流石に疲れてしまって今世はどうしようかと思っていたら──敵国の竜王様がパーティに侵入していて、更には自分の婚約者になれと迫ってきて!?
ループ系悪役令嬢が竜を『アイ』と呼び蔑む世界で、後の邪竜王と恐れられる敵国の竜王様に惚れられてしまい「偉いぞラーラ!」となぜか褒められまくる純愛ハイファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:02:54
199275文字
会話率:46%
ハンドメイド大好き女子高生は、不思議な運命に導かれ、惑星「ショルゼア」へ降り立つ。
そこは剣と魔法のファンタジー異世界だった!
少女が得た能力は、独自の時間を使った固有スキル。
おかげで小さな魔法もあり得ないほど強力に!
地球
から転移した、二人の仲間と共に強大な敵に立ち向かう!
愛する存在との再会を願い、星を救う旅の中で、
自らの力を覚醒させ、成長する少女の姿を描く異世界バトルファンタジー。
活動を助けるイケメン聖獣と癒やし系魔獣と共に、
少女は異世界で何を見るのか。
1秒の対価が1円?
86,400円で1日分の時間を買っちゃった!
もしかしてこのスキルってば、最強クラス!?
これは、己の運命を紡ぎ、新たな伝説を生み出す物語――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:19:10
270942文字
会話率:24%
古代より邪悪な力を封じていた石碑をひょんなことから破壊してしまった修道士、クロエ。現代に邪竜の力が蘇り、末裔たちに人生をはちゃめちゃにされてしまう。
タイムリープもポルターガイストも全員黙らせろ!
最終更新:2024-04-27 15:22:18
34977文字
会話率:40%
魔界と人間界の狭間にある妖精界ティル・ナ・ノーグ――
妖精王クー・フーリンの四百年に及ぶ統治も、封印された邪竜リンドブルムの復活と、ティル・ナ・ノーグを手中に収めんとする魔神バールゼフォンの思惑が、猫妖精の姿で生まれた王子ルー・フーリンを
巻き込んでゆく。
チートな黒猫王子の愛と呪いと友情の冒険譚が、今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 06:22:49
207276文字
会話率:23%
むかしむかし、妖精の国に大層美しい妖精の姫君が居られた。蜂蜜の色をした靡く髪、極彩色の羽根、翡翠の瞳を持つ麗しの姫。そんな姫を一目見て心を奪われる者は少なくない。白銀の騎士もその一人。
白銀の騎士は幼い頃に目にした妖精の姫に一目ぼれした
日以来、姫に仕える為、近衛騎士を目指す。だが、実力を示す功績を見せる機会に恵まれず騎士には成れたものの、姫に仕えるまでには到れず悶々とした日々を過ごしていた。
そんなある日、白銀の騎士の元に姫が恐るべき邪竜に攫われた事実を知る。王はすぐさま姫を助ける為に軍を再編するが、それが終わるのを待っていられない白銀の騎士は、すぐさま姫を救い出す為に邪竜の後を追うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 11:07:44
15430文字
会話率:26%
書籍1巻がマッグガーデン・ノベルズ様より12月10日に発売。
1月15日よりMAGCOMI様にてコミカライズ開始。よろしくお願いします!
【第一部・完】
「傲慢で悪辣な行いには我慢ができぬ。エリザベス・ラ・モンリーヴル公爵令嬢。君との婚約
は破棄させてもらう!」
大ヒット恋愛小説『聖なる乙女は夜空に星を降らせる』とまったく同じ決め台詞で王太子ヴィンセントから婚約を破棄されたエリザベス。
傍らでニヤリと笑う性悪ヒロインに怒り爆発――と思ったら、当の王太子が振り向き、ヒロインを断罪しはじめた?
プロローグはエリザベス視点、
本編は王太子ヴィンセント視点で、婚約破棄のシナリオから大好きな婚約者エリザベスを守るため私怨たっぷりに奮闘するお話です。
(※エリザベスは政略結婚だと思っている)
【第二部・完、番外編まったり更新します】
ついに想いを告げるヴィンセントに、腰を抜かすエリザベス。
そんな二人の前にふたたび『乙星』ヒロイン似の男爵令嬢が…。
邪竜の復活、隣国の王子からの横恋慕(?)をのりこえ、二人はラブラブカップルになれるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 20:00:00
300560文字
会話率:33%
根っからの悪役令嬢セレスティアは、何度ループしても心を入れ替えなかった。
やり直した人生でもヒロインを苛めぬき、王太子からの断罪を逆恨みして邪竜を召喚し滅ぶ。
彼女に慈悲を与えた天使ヒカリエルは泣き崩れるばかり。
果たしてセレスティアは真実
の愛を知り、ループから抜けだすことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 12:07:27
4731文字
会話率:18%
《田所 よしお》は変態だけど、普通のおっさんだった。ある日、海外出張で飛行機に乗ると目覚めた時、そこはダンジョン。
思い掛けない異世界転移、ダンジョンで初めて出会った第一異世界人は、絶世の美人男の娘、クラリス。
実は彼、邪竜の呪いのせ
いで、本来ならば女の子に産まれるはずなのに、男の娘に産まれてしまった聖女だったのだ。
美少女大好き変態おっさんは、クラリスの呪いを解いて本来在るべき性別に戻す為、クラリスの幼馴染みで、クラリス大好き小僧。ミカエルを加え、ダンジョン探索を開始する。
果してクラリスは無事に、男の娘から美少女へ戻る事が出来るのか?
変態おっさんの恋の行方は?
取り敢えず、第一章はここまでやります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 06:02:53
79297文字
会話率:40%
「あなたの義弟は邪竜なの!ラスボスなの!!あなたは騙されているのよ!!」学園の中庭にて、男爵だったか子爵だったか可愛らしいピンクブロンドのご令嬢が狂乱している。
公爵令嬢のエレアノールは困惑していた。なんで、彼女は知っているのだろう。私の義
弟、レイノルドが人間ではないことを。そもそも邪竜ってどういうこと?ラスボスって何…???これは好奇心旺盛なご令嬢がいつの間にか進化キャンセルされた邪竜(予定)の義弟にほんのりじっくり愛されるお話。※幼少期から始まるので学園編は後ほどになります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 12:00:00
30032文字
会話率:39%
人は人生の中で、選択肢の海を泳いでいる。
一つを選択して進んだ道の裏側には、それを選ばなかった世界線がある。選んだ選択が幸せへと繋がるときもあれば、悲惨な道を歩かせてくることもある。
ここはそんな世界の裏側、選ばれなかった側の、可能
性の世界の物語。
存在しない世界『不界』に導かれた彼は、可能性の渦に巻き込まれていく。
「ここは選択肢の裏側の世界。僕択裏《ぼったくり》は君の選んだものの反対側が選んでくるよ」
食事処で安いものを食べようとしたら、体が勝手に高いものを注文してきたり。
「俺頼むつもりなかったんだって!」
「君は安い方を選んだから、僕択裏が高いのを出すように強制したんだね」
「くそ、注文取り消しを」
「あ、追加で一万コルムのプリンが注文されたね」
「何でだよ!!」
水が弱点の敵に水魔法を使おうとすると、体が勝手に炎魔法を出してしまったり。
「おい! なんで炎魔法だしてんだよ!敵が回復してんじゃねーか!」
「なんでって言われても君の体が動いただけだから。あ、今の炎で森に被害出たから後で六万コルム損害賠償が請求されるよ」
「は!?」
二手に分かれた道で行こうとしたら、選択肢が出てきて「邪竜と戦う」か「五万コルムを払う」かの二択を迫られたり。
「通るだけで五万コルムも取られるのか!?」
「嫌なら邪竜と戦うしかないね。ちなみに負けたら治療代で二万コルム損失して、勝ったら周囲の修繕費で三万コルム払うことになるよ」
「勝っても負けても金とられるしぼったくりじゃねーか!」
「だから言ったじゃないか。僕択裏だって」
払い払わされて、借金という名の呪縛で
彼は永遠に裏の世界に絡め取られてしまうのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:55:39
37113文字
会話率:49%
祖国が敗戦し人質として元敵国に差し出されることになった深窓の姫君ソラフィア。人質になればもう自由は得られない。最後に恋をしてみようと城を抜け出してお忍びをした。そこでひとりの騎士ユランと出会ったことがソラフィアを取り巻く運命をまったく変えて
しまうことになる。
◇過去に投稿した内容をキャラクター設定やセリフ等、大幅な修正を加えて再投稿したものです。
◇一部、性的関係を匂わせる描写がございます。ご注意ください。
◇毎日3話ずつ投稿、全36話(8万字程度)で完結です。
◇他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 19:05:05
81391文字
会話率:47%
母親の魔力を吸い取って産まれた魔蛭。そう呼ばれて生きていたルアルは、誰にも必要とされることはないと諦めていた。そんな彼女をはじめて必要としてくれた存在────それが、三歳年下で王家に伝わる伝説の聖剣が抜けないリュナ王国の王子、セイアッドだっ
た。彼と一緒なら、どんなことでも乗り越えられる。そう思っていたある日、ルアルはセイアッドに告白されてしまい、戸惑った彼女は告白そのものを誤魔化して受け流すことを選んでしまった。
けれど魔物との戦闘の末、何者かに不意をつかれ大地の裂け目に突き落とされたルアルは、死を目前にしてセイアッドに向ける己の本当の気持ちに気付く。
激しく後悔するルアルの前に、災厄の象徴である邪竜が現れ、取引を持ちかけてきてきたのだが………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 21:18:09
27721文字
会話率:38%
ごく普通の貴族令嬢ウェンディは大好きな婚約者ノアと平凡な毎日を送っていた。ところが200年に1度復活する邪竜を討伐するために聖なる洞窟に出現した聖剣になぜか勇者に選ばれてしまったことでその生活は一変する。そして大好きな婚約者とも連絡がとれ
なくなってしまい……
難しい設定はなく、前編後編くらいの短めの話の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 21:20:35
10086文字
会話率:43%
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の
力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
カクヨム様とアルファポリス様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 17:31:42
112779文字
会話率:48%
邪竜は美青年となり……。
生贄の元聖女は、お嫁さんになりましたとさ。
最終更新:2024-02-10 20:41:41
4270文字
会話率:18%
地球からの転生者である勇者はついに魔王を追い詰める。長きに渡る世界大戦に終止符が打たれようとしていた。
「最後に言い残すことはあるか?」そう問われた魔王は「担々麺が食べたかった」と答える。
その言葉が二人の《運命の歯車》を大きく狂わせた。
『担々麺』それはこの異世界には存在しない料理。それを知る魔王は勇者と同じ転生者だったということになる。
それに気付いた勇者は魔王に向けていた聖剣を鞘に収める。直後、手を差し伸べて「俺も担々麺が食べたい」と答えた。
この瞬間、魔王と勇者に共通の目的が誕生する。それは《担々麺を食べること》。
それもただの担々麺ではない。魔王と勇者に相応しい《究極の担々麺》だ。
そんな《究極の担々麺》が完成すると〝誰かに食べてもらいたい〟という感情が芽生える。これは世の理だ。
二人は魔王城を担々麺専門店へと改装して《究極の担々麺》の提供を始めた――。
店潰しの美食家、元勇者パーティー、元魔王軍大幹部、盗賊団、自称世界最強の男、災厄で最凶の邪竜、キャリア三十年の情報屋など、個性強めな客の舌を唸らせることができるのか?
魔王と勇者の担々麺LOVEコンビが織り成す至極の異世界ラーメンファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 19:00:00
260138文字
会話率:38%
「ティア、君との婚約を破棄する」
リベイシア帝国第1皇子ルディの婚約者であったティア。
姉であり大聖女とも呼ばれたレティが5年前に、ティダール地方を襲撃した邪竜王との戦いで相討ちとなり、命を落としたことで心の傷を負う。
「神様にお祈
りしてもお姉様は救われなかったじゃない」
神に祈ることを止め、使える魔術はヒールのみであることを理由に、婚約を破棄され、両親からも勘当されたティアは、さらにティダール地方の山岳都市ベイルにある治療院へと追放されてしまう。
山岳都市ベイルは魔物の棲むネブリル地方と隣接し、魔物との遭遇も頻発する土地柄である。ティアもまた、治療院のヒーラーとして新たな生活を始めた。
どこまでも偉大で人々に愛されて慕われていた姉の人柄を否応なしに知らしめられつつも、次第に自分というものを確立し、自分を見つめていくティアの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 12:08:38
654943文字
会話率:28%