「結婚後は別居という形でも構いません。いえ、寧ろそうして下さい。私は一人でも問題ございませんのでお気になさらず。ただ、代わりにお金は十分にご準備下さいね」
にこにこ。と、笑顔で頷いた令嬢を前に辛うじて笑顔を見せた自分を褒めて下さい。
「や
っぱり城下じゃないと流行もエステもお付き合いも遅れてしまいますでしょう? そうしたらご迷惑をお掛けしてしまいますわ。そんなことはとてもできません。ですので私、こちらでしっかりとお勤めを果たさせて頂きます。勿論、こちらにいらした際には最優先にお相手して差し上げますのでご遠慮なく」
それ、どこの娼婦? と、言ってしまいそうになったのを飲み込んだ。
「社交に疎いと伺っていますから教えて差し上げますけれど、女性にはお金がかかるものなんですのよ? その点、あなたなら十分に尽くせる筈だから期待しております。家柄がイマイチなのは引っ掛かりますけど、お金という強い武器をお持ちですし許容して差し上げますわ。感謝は結婚後に目に見えるものでお返し頂ければ結構です」
ちーん。もう言葉も出ませんでした。
格式高いお金持ちの家に生まれ、美しい女性と結婚することが男性のステータスのこの世界で、一財産築いた成金伯爵家の令息は令嬢達から狙われまくる日々を送っていた。断っても断っても申し入れは止まらず、しかも皆上から目線。
うんざりな毎日を送っていたある日、それはそれは地味な令嬢に引き合わされた。二人は逢瀬を重ね、少しずつ距離を縮めるけれど周りはそっとしておいてくれなくて…。
彼が成金貴族になった理由と経緯。
彼女が地味な理由と侍女との関係。
王太子殿下に呼び出されたり、親が発狂したり涙したり。
使用人から「ぼんやり坊ちゃん」「暇人」と言われる彼の本当の姿。
噂と真実は誰のせい?
評判と事実は何の為?
やがて公の場に姿を現した二人に、見下していた周囲は変化する。
自分の信じるものを貫き、優しさや礼儀を忘れなかった二人がやがて幸せを手に入れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 12:22:11
32718文字
会話率:46%
一番後ろの席でいつも寝ている陰キャな男子生徒がなぜか気になる優奈(ゆうな)。
ある日その男の校外での姿を目撃してから…
素人の初投稿です。
ご指摘、アドバイスなどありましたら是非共お願いします。
誹謗中傷はご遠慮いたします(笑)
最終更新:2025-07-01 10:02:13
814693文字
会話率:62%
綺麗な薔薇には棘がある──。
これは四人の妻たちが笑顔になるまでの物語。
一章 ー解放ー
フィオーネは辺境に嫁いだが辺境伯であるサフィードが戦いがなくなりすっかりと腑抜けてしまう。
酒と女に溺れて堕落した生活を送るが、妻のフィオーネは懸
命にサフィードのために尽くしていた。
フィオーネが十六歳の誕生日にあることを提案する。
『わたしの願いを一緒に叶えてください』
サフィードはフィオーネと共に彼女の願いを叶えていくがやがて──。
二章 ー欲望ー
平民のアスファルは将来を約束したフラーという女性がいた。
二人で支え合って家族を養っていたが、アスファルはチャンスを掴んで男爵となる。
「フラー、君とはもうやってはいけない。僕はラウラと結婚するこになった」
アスファルは家族の世話をすべて任せていたフラーを捨てて、貴族の女性との結婚を選んだ。
けれど半年後、フラーがアスファルの前に現れて──。
三章 ー猛毒ー
次期宰相であるチェルヴォニは裏表が激しい男だった。
「うるさいっ! 今はそれどこれではないんだよ」
「私の言うことが聞けないのか!?」
「口答えをするんじゃねぇよ」
隣国から嫁いできたエリュテイカは彼に惚れており言うことに従っていた。
何をしても怒らないエリュテイカ。彼女に隠れて不貞行為を繰り返していた。
けれどチェルヴォニはエリュテイカの本当の顔を知らなかったのだ。彼女は──。
四章 ー絶望ー
王太子妃であるカーラーは妹のリリアンと王妃である母を虐げているようだ。
なのに彼女は初夜を拒んで国王である父に色目を使っているという。
そんなカーラーを嫌っていたシュヴァルツだったがある〝真実〟を知ることになる。
彼女とやり直そうとした時にはすべて手遅れだった。
(次は……ボクの番だ)
シュヴァルツを襲う恐怖と絶望。そしてついに──。
【注意】
*連作短編です。一章ずつ登場人物が違います。
*クズ男へのざまぁがたくさんありますが溺愛要素は皆無です。
*苦手な方はご遠慮ください。
*誤字報告はコメントからお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 07:27:23
92062文字
会話率:21%
これは裏切られた聖女の復讐の物語‥‥
救えると信じていた国に
甘く愛を囁いた王子に
平気でサラを裏切った友に
そして未来は明るいと信じて疑わなかった愚かな自分自身に‥
「ーーッあぁ"あぁッ!!!」
憎しみと怒りがサラを苦しめる
。
そんなサラは過去に戻り、復讐の機会を得る。
(もう、私は誰も信じない)
*残酷な表現が多々あります。苦手な方はご遠慮くださいませ
アルファポリス、カクヨムで連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 22:00:00
108433文字
会話率:41%
男子高校生が事故で異世界転生したら、まさかの金髪美少女レネに!
男の子の心が宿ったまま、アレもなくチート能力もない現実に絶望する 。
第二王子アヴェロンとの結婚話が進む中、レネは男に戻るため、必死に女神に祈り続けるが……
【ご注意】
★主
人公の性格上、タイトルにある通りの品のない言葉が繰り返し出てきます。タイトルに嫌悪感を抱く方は購読をご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 06:30:00
10064文字
会話率:23%
ダンジョンの存在する世界でクライシス・グリスは今日も迷宮に潜る。目的は軽くお小遣いを稼ぐためだ。中には自分たちのダンジョンに挑んでいる最中を配信してお金を稼ぐ者もいるが自分には無理だと諦めていた。
そんなクライシスだがダンジョンに潜っ
ている最中、モンスターを連れて逃げている人と出会う。眼の前の人からは逃げてという声とモンスターの怒号。それらを見てクライシス・グリスは逃げるのではなく前に進んで迎え撃つ。
そして響き渡る悲鳴をうるさく思いながら撃退したクライシスは呆然としている逃亡者を無視してモンスターのドロップを回収して撤退する。
「今日からあなたも配信者になりませんか!?」
「は?」
後日、モンスターから逃げていた人から配信者にならないかとスカウトされた。
最初は遠慮してたが、お金を稼げるし成績も上げれると聞いてクライシス・グリスは配信者となる決意をする。
※作者は配信活動に関して詳しくは知りません。変なところがあっても笑って流してください。
※ストックがキレるまで毎日20時に予約投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 05:40:00
475984文字
会話率:48%
BLです。
苦手な方はご遠慮ください。
最終更新:2025-07-01 01:05:57
3158文字
会話率:57%
BLです。
苦手な方はご遠慮ください。
最終更新:2025-06-29 00:46:24
2529文字
会話率:54%
BLです。
苦手な方はご遠慮ください。
最終更新:2025-06-28 01:06:10
2410文字
会話率:46%
本作『DAO』はフィクションです。登場する人物・団体・事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
物語には以下のような表現が含まれます:
•R15相当の暴力・流血・精神的ストレス描写
•一部に性的・パニック・ホラー要素
を含むシーン
•哲学的・宗教的なテーマへの言及
これらの要素に不快感を覚える方は、ご注意のうえ閲覧ください。
なお、物語中には冨樫義博先生の作品へのオマージュを含む箇所があります。リスペクトを込めたものですが、気になる方はあらかじめご了承ください。
誤字脱字、設定の矛盾、ご意見・ご感想などありましたら、どうぞ遠慮なくお寄せください。
あなたの大切な「隙間時間」に、ほんの少しでも刺激や面白さを届けられますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:00:00
58602文字
会話率:26%
何処か殺伐で
それでも和気あいあいで
お互いに遠慮無く
少しは配慮してを繰り返す
私達の馬鹿馬鹿しい
オカルトな日常です。
そう、幽霊は怖いだけが
幽霊では無いのです!
※あーやこーや雑談する
なんちゃって小説です。
気軽に楽しんで下さい
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:03:02
1085264文字
会話率:9%
主人公ありすはアニメ・漫画・ゲームをこよなく愛し、そつなく仕事もこなせる自他ともに認める超絶美人な独身管理職アラフィフ。VRMMO体験が出来ることに釣られ管理職外部研修に参加するも、機械を取り違えられて鬼畜グロゲーへとダイブしてしまう。ステ
ータス見れない・ログアウト出来ない・読み書き出来ないの三重苦。ようやくスタッフと話が出来たと思えば、、、、、蓋を開ければミッションクリアかストーリー中に死ぬかの二択でログアウト可能って、どう考えてもおかしいでしょ?
怪しげなVRMMOに放り込まれたごく普通の会社員がトンデモ体験をしてしまうお話。
残酷な描写・性描写あります。苦手な方はご遠慮ください。
思い付きの軽い気持ちで書いていますので、ゆる設定ご容赦願います。
視点がころころ変わります。読みづらくないように努力いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:00:00
681532文字
会話率:32%
どうも〜。
みんな本の神ウリフィドお兄さんだよぉ~。
みんなは、お兄さんって呼んでねぇ~。
え?そんなことはどうでもいい?
ま、まぁ、そんなこと言わずに…。
あ、ちょ、その武器はなにかな?やめて?お兄さん本は書けても戦いは
…。
ーーーあ、はい。ちゃんとやります…。
さて、今回の物語は、なんと下界と天界の実話を元につくりあげた力作さんだ!どこら辺が力作だって?それはね~、な、なんと!僕もと(ゴツンッ!)
えー、こほん。
では改めて、これは、とある事件により常識以外の記憶をなくした一人の少女が持ち前の才能と運で何とか生きていくという、結構無茶苦茶な物語だ。
え?前振りの割にあらすじが短いって?
仕方ない、なら特別に、この本のポイントを教えてあげよう。
実はこの本、少し細工がされていてね?内容をよーく聞けば、序盤から多くの秘密が分かるようになっている。そこら辺もよーく聞きながら、楽しんで欲しいと思う。
それでは始めよう。
これは、天界を揺るがした、とある少女の英雄譚だ。
⚠︎注意
1.この物語にはだいぶ無理のある世界感や、百合要素が多く存在します。このようなものが苦手という方は、ご遠慮下さい。
2.本作品はAI挿絵(AIイラスト)を用いておりますが、あくまでイメージのイラストであり、物語の登場人物とは大きく異なる場合がございます。AI作品が苦手な方や、そのような齟齬が許容できない方はご遠慮下さい。
3.この物語は、全てフィクションです。現実には全く関係のないものですので、ご承知おきください。
執筆初心ではありますが、初心者なりに精一杯物語を描いて参ります。誤字や内容の齟齬など、多くの問題が予想されますが、どうか温かい目で見守っていただけますよう、お願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:46:22
242597文字
会話率:44%
オメガバースに独自の設定があります。
専門知識皆無の作者が何となくそれっぽい感じで書いているだけなので、マジレスはご遠慮ください。
タグに不足があるかもしれません。何かいいタグありましたらご連絡下さい。
杉山貴文はベータの両親の間に生ま
れたごく普通のベータ男子。ひとつ上の姉がいる29歳、彼女なし。
とある休日、何故か姉と一緒に新しい下着を買いに出かけたら、車から降りてきたかなりセレブな男と危うくぶつかりそうになる。
ぶつかりはしなかったものの、何故かその後貴文が目覚めると見知らぬ天井の部屋に寝ていた。しかも1週間も経過していたのだ。
何がどうしてどうなった?
訳の分からない貴文を、セレブなアルファが口説いてくる。
「いや、俺は通りすがりのベータです」
逃げるベータを追いかけるアルファのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:20:00
42264文字
会話率:46%
「魔力と血統が全ての世界を私は変えたい」
※BL要素を含みますので苦手な方はご遠慮ください
※センシティブな設定(性的ニュアンスやトラウマ)を含みますが、直接描写はありません。R15の範囲で展開します。
※現時点ではなろうのみで連載してお
く予定です(2025.6現在)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 14:29:04
12069文字
会話率:48%
アパートで一人暮らしを始めて二年目の男子高校生、光瀬怜(みつせれい)。
新学期を数日後に控えたある日、隣に同年代の少女、渡良瀬桜彩(わたらせさや)が引っ越してきた。
数日後、怜と同じクラスに転入してきた桜彩は早々にクールな美少女として
注目を集めたのだが、私生活では初めての一人暮らしに戸惑うことも多かった。
人を寄せ付けない雰囲気で他人を頼ることを良しとしない桜彩だったが、いくつかの偶然が重なり怜は桜彩の一人暮らしを助けていく。
出会った当初は他人との関わりを極力拒んできた桜彩だったが、怜の優しさに徐々に心を開いていき、二人の関係は隣人から徐々に変わっていくことになる。
「まあ、私があの人と関わることなんてないか」
最初はそう思っていたのに
「いえ、ですが光瀬さんにそのようなことをしていただく理由はありません」
それでも手を差し伸べてくれて
「美味しいです、本当に……」
料理が出来ない私にご飯を作ってくれて
「た、た、助けて、助けて、助けて下さいっ!!」
夜中に助けを求めても、嫌な顔一つしないで駆けつけてくれて
「出会ってからさんざん迷惑を掛けているこんな私ですが、友人になってくれますか?」
何も出来ない私と友達になってくれて
「私のこと、可愛いって……。え、えへへ、えへへへ」
私のことを可愛いって言ってくれて
「もしも私が困った時は隣で私を支えて下さい。もしも怜さんが辛い時は私も怜さんを支えるので、私にも頼って下さい」
少し弱いところも見せてくれるようになって
「そ、その……怜さんも……凄く素敵だと思いますよ……」
そんな怜のことが素敵に思えて
「あの……その、ね……。怜、今までさんざん甘えてきたけど、もっとわがまま言っていいかな?」
もう遠慮なんてしたくなくなって
そして――
「怜、今日の献立は何にするの?」
「そうだな。桜彩は何が食べたい?」
学校帰りに一緒にスーパーへと寄って献立を決める。
桜の咲く季節、二人に訪れた新しい幸せ。
そして二人はお互いを徐々に意識していく。
(俺と桜彩の関係ってなんだろう)
(私と怜の関係ってなんだろう)
今はまだ分からないこの気持ち。
でも……多分……この気持ちの名前はきっと……
これは世話焼き男子とクール女子が無自覚に繰り広げる甘い半同棲生活の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
1399085文字
会話率:45%
目が覚めると森の中で子供になったいた久遠。記憶もほぼ失われた状態で彼は何をしてどこに行くのか?
暢気にスルーしてるだけの時が多いですが、たまにはちゃんと考えるかも?
ド素人、初執筆、初投稿です。
この作品は、私のあの病気から出てくるアイ
デアをAIに文章にしてもらっている為、7~8割がAIによる作品です。
抵抗のない方は読んで頂き、感想など頂けると嬉しいです。
抵抗のある方も読んで頂けたら遠慮なくご不満をぶつけてください。
喜んで参考にさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 23:10:53
60059文字
会話率:42%
これは、狭い世界に囚われ、逃げ続けていた軟弱な貴族令嬢が、あるきっかけで時間が巻き戻り、幼い頃へ戻った。
彼女は逃げるように、過去とは異なる道を選び、また周囲に押されながら、徐々に世界が広がり、少しずつ強くなり、前を向いて歩み始める物語であ
る。
※この作品は長編小説として構想しています。
前半では、主人公は内気で自信がなく、優柔不断な性格のため、つい言葉を口にするよりも、心の中で活発に思考を巡らせ、物事をあれこれ考えすぎてしまいます。
その結果、狭い視野の中で悪い方向にばかり想像し、自分を責めてしまうことも多く、非常に扱いにくく、人から好かれ難いキャラクターだと感じられるかもしれません。
拙い文章ではございますが、彼女がどのように変わり、強くなっていくのか、その成長していく姿を詳細に描いていきたいと思っています。
どうか、温かく見守っていただければ嬉しいです。
※作者は外国人のため、言葉使い、単語の使用や文語などに間違えた点がございましたら、ご遠慮なく教えていただければ幸いです。
※同時掲載:小説家になろう、アルファポリス、カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 22:38:33
237508文字
会話率:25%
リズ・オルド・シャルロット公爵家に生まれた
彼女の子供の頃は活発で、森を駆け巡るほど
元気な女の子だった。そんな中、森で本を読む
男の子と出逢い、セバスが焼いた川魚をリズが
手渡すとすぐに食べずに遠慮する男の子。
食べ方を知らないのかなと口
に川魚を食べさせて
2人で笑いながら食べた初夏の日。
あれから、リズも18歳になったが
厳しい王妃になる為の淑女教育や王妃になる為の
教育を叩き込まれ、元気だったリズはリズでなくなり
あまり感情を出さない淑女に。
そんな中婚約者で王太子のエドワードは
アリアと言う女と浮気を繰り返して
彼女は、リズが王妃になることが許せずに
ある計画を立てることにより結婚を破棄される。
記憶をなくした貴女は、僕を思い出すのか?
夏に出逢った、小さな想いは叶うのか?
新作『貴女の記憶の中には、僕は存在するのだろうか?』長編小説、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:48:00
71054文字
会話率:40%
―魔獣が治める理想の島。どなたもどうぞ、けっしてご遠慮はありませんー
世界の最果てに佇む小さな小さな群島。
静かに朽ちゆく無人の集落には、1匹の魔獣と1体の人形が取り残されていた。
置き去りにしたのは、なんと神様。
思い通りにならない人間
に愛想を尽かし、何もかもを見捨てたのだ。
姿を変えられたせいで何も出来ない魔獣、操られなければ動けない傀儡人形。
魔獣は人形を操り、集落の再建を始めた。
そこに2人の若者が漂着した事で、島の運命は変わり始める。
世界は大戦の真っ只中。
皆が安住の地を求めているのなら、この島をそうすればいい。
指示通りに動く人形と、徐々に増えていく島民達。
「えっと、誰に呼ばれたんだい」
「野生の人間」
「……えっ?」
列強の軍事国家や政治経済大国をも凌ぐ島を目指し、
世界地図にも載らない無人島から、小さな魔獣の世界征服が始める。
神に代わる存在になり、元の姿へ戻るために。
※異国の言葉を表現するにあたって、方言を使用しております。
すべての方言に精通してはいないため、表現の怪しい箇所がある事をお許し下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:43:00
145713文字
会話率:65%
建国祝いの祝宴の最中、王子が婚約者に婚約破棄を告げようとしたら城下にダンジョン出現。
婚約破棄はうやむやに。王子の王位継承権はどうなるのー?
顔だけ世界遺産レベルにかわいい戦闘力は低レベルで適職は多分盗賊な王子はこっそりダンジョン攻略めざし
ます。
注)唐突に主要キャラがTS(性別転換)します。苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:16:56
211271文字
会話率:54%
女子高生の下野聖技は、テロリストに友達を殺される。怒りのままに行動しテロリストを撃退する聖技だったが、得られたのは安堵などではなく、もっと早く行動していれば友達が殺されることは無かったのではないかという後悔と、友達を失った悲しみを早々に忘
れようとしている自分自身への不信感だった。
そして後日、聖技は目撃する。殺された友達の姉であり聖技の初恋の先輩でもある星川葵が、無遠慮な質問をしたテレビリポーターに、怒りと悲しみのジャーマンスープレックスを叩き込む姿を……!
葵は聖技を死んだ妹に重ね、聖技は罪悪感と恋心も手伝って、葵の求めに応える日々を送る。
聖技と葵、二人の共依存が深まる中、突如として葵は行方不明になり―――。
これは、友を救えなかった少女の、贖罪と初恋の物語。
そして、全てを奪われた少女の、断罪と憤怒の物語。
黒百合――――――その花言葉は、復讐。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:00:00
182558文字
会話率:51%
日本とは違う異世界。
俺はそんな世界でも、元の世界と同じように森の中に引きこもっていた。
そんな引きこもり生活を満喫していた俺の前にやってきたのが、懐かしく、そして二度と会いたくはなかったクラスメート達。
目の前のクラスメート達は
、まるでファンタジーロールプレイゲームのような鎧やローブを身に着け、俺の大切な場所を無遠慮に攻撃し続けていた。
「おい!また俺達が可愛がってやるから!今すぐここから出て来いよ!」
「俺達がこの森を有効に活用してやるよ!」
「そこの化け物蜘蛛!俺様の聖なる剣技で八つ裂きにしてやるよ!」
「そっちの狼は俺がやる!毛皮を剥いだら良い装備品になるだろ?」
俺の目の前には、クラスの不良グループの4人がこちらを笑いながら見ていた。
「佐田!お前も人間ならその魔物達を倒しで一緒に来い!俺がお前の事も導いてやる!」
クラスの優等生、勇者となったが飯田浩平が偉そうに命令する。
「俺はここから出る気は無い。そして、お前達にこの場所を開放する気もない!俺からこの場所を奪う奴らを、俺は絶対に許さない!」
クラスメート達に右掌を翳した俺は、[強制退去]のスキルを発動する。
「佐田君すまん。俺達にも立場ってものがあるんだよ。この任務をやり遂げるっていう責任もな!」
そう言いながら清水が放ったのは巨大な土の柱であった。
『カツキ、大丈夫かえ?』
俺を貫こうとしている柱は、怪我を負ったルリが必死で糸に搦め捕ると俺の顔の前で無効化されていた。
「佐田、すまない!俺には使命がある!俺を恨んでも良い!だが他の者達は恨まないでやってくれ!手加減はしてやる……できることなら、早めに降参してくれ!……聖なる魔力を糧に、放たれるは神の一撃……|聖光雷撃《ホーリーライトニング》!」
戯言を言いながら飯田から放たれたのは天から降り注いだ強力な雷撃であった。
次の瞬間、残っていた拠点の城壁の大半が削り取られ消失していた。
「また俺は、居場所をなくすのか……」
脇腹に張り付き治療をしていくれているスライムのアクアに手を添えながら、俺の意識が途切れようとしていた……
意識がはっきりとしない中、俺が生き返ったらあいつら全員ぶっ殺してやる……そう心に恨みを封じ込め、うっすら感じる光に向かいこの世界にまた生まれ変わる軌跡を切望し手を伸ばした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 17:00:00
350074文字
会話率:36%