気付いたら、異世界の公爵家の次男坊として、この世に生を受けていた。
いわゆる前世の記憶がある、異世界転生というヤツである。
名前こそ思い出せないが、前世ではオタクとして全力を尽くしていたが、不摂生が祟って、割と早めにポックリ死んでしまった。
まあ、心残りが無かったと言えば嘘になるが、生きたいように生きた結果だし、後悔はしていない。
生まれたのは、異世界にあるとある王国の公爵家。
権力と血統に溺れたクズな兄弟たちと両親以外は、文武両道の才能ある身体に生まれて、切り札たる覚醒能力にも恵まれた。
そんな俺が自分の生きたいように、やりたいように生きて行くお話。
オタクが異世界転生したら色々とやりたいに、決まってるよなあ?
とはいえ、迂闊な事をして死ぬのは御免被るので、着実かつ慎重に。
やりたいようにやって、天寿を全うしてやるぜ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 20:41:55
262240文字
会話率:29%
世界の様々な場所に、巨大な穴がぽっかりと開いていた。
|竪穴(たてあな)のように見えて次第に斜めになってゆき、穴は、やがて陽の光も届かぬ洞穴へと変わってゆく。
洞穴には、様々な変化があった。
地上にはない生態系、他のどの鉱山にも存在し
ない謎多き鉱石や宝石。
更には遺跡のようなものまであって、そこを調べようとする者には、恐ろしいトラップが潜んでいる事すらあった。
ある学者は、「これはかつて超文明が存在した痕跡で、当時の高度な技術が残っている可能性がある」と、これを肯定的に見ていた。
またある学者は「これは呪われし忘却の都の遺構であり、迂闊に深入りすれば数多くの呪いを地上にばらまくことになる」と、否定的な意見を述べたりもした。
宗教家などは「かつて神界に戦いを挑み、幽閉された巨大な悪魔が潜んでいる危険極まりないものだ」と|嘯(うそぶ)き脅し、信者の不安を煽り。
投資家や詐欺師は「これこそが人生を逆転するチャンスだ」と、切羽詰まった者達を煽り、進んで身を投じさせていった。
だが、確かにこの世界中に存在する巨大な洞穴には、人を人寄せる何かが存在していたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 00:00:00
139372文字
会話率:54%
異世界転生したらスピノサウルスだった?
“私”は突如として、神を自称する認識できない存在によって異世界に転生する。
しかし、生まれ変わった先は人間ではなくスピノサウルスだった?
賢いつもりで賢くない、慎重なつもりで迂闊ばっかり、肉体に
ひっぱられて短慮になってる事への自覚のない“私”は異世界でおひとりスローライフを満喫しようとするのだが……?
<コメント等いただけるとモチベーションになります。>
<カクヨム、ハーメルンにもマルチ投稿しています。>
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 12:00:00
421812文字
会話率:23%
魔女は人間に嫌われている。
ヴィヴィは己が魔女であること隠して生活するつもりだったが、迂闊にも王子ファルクに魔法を見られてしまう。
母の死をキッカケに王都を訪れた自由奔放なヴィヴィと、魔女に助力を願った真面目で素直なファルクの恋物語
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 10:41:35
96201文字
会話率:46%
主人公・七尾(ななお)ななおは、妹のななみと共に同人漫画を制作するオタ少年。
ななみは学校では美少女で通しているが、実は内弁慶で超ワガママなブラコン娘。
ある日、そんな彼らのもとに奇妙なファンメールが届く。
秘密結社ゴタンマを名乗る
怪しげな組織からの、HWM…ヒューマナイズド・ワーキング・マシン、人型作業機…要するにアンドロイドの製品モニターを募集するという内容だった。
そんな厄介な代物に迂闊に応募してしまったばかりに、もともと非日常すぎた彼らの日常はさらに混乱していく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:15:35
597355文字
会話率:32%
反則の魔女キールはかつて圧倒的な魔力によって数多の戦場で王国を勝利に導いてきた。
キールの固有魔法である「反則魔法」は、どのような魔術でも一度だけ使うことができるというもの。
例えば、「見ただけで人間を殺す魔法」や「全ての攻撃を防ぐ防御魔法
」など。しかし、同じような内容の魔法は以後使えなくなる。
その固有魔法を買われ、王国の「国将」として軍の指揮を執っていた。国将は国の中でも実力のある一握りの者にしか与えられない称号で、独断で軍を動かすことができる。
しかし、その魔法を知った国王は、キールに国将として軍を率いるのではなく、魔法学校の教師として国に尽くすことを命令する。
国王は、キールの「反則魔法」の中の未使用魔法「死者を蘇らせる魔法」に目をつけ、自分や王子達のためにその魔法を使うことをキールに命じた。
その魔法を迂闊に戦場で使わせないために、キールを戦線から外したのだ。
戦線から外されたキールは、魔法学校の教師として生きていくが、戦場にいた頃と比べて、どこか満ち足りない日々を送っていた。
そんなある日、国王の息子がキールの担当するクラスに入学してくる。しかし、横柄な態度をとりキールの怒りに触れ、病院送りにされてしまう。
そして、それを知って怒った国王がキールを罪人として処刑するために、他の国将達を招集した。
命を狙われたが逃げずに、国将との闘いを望むキール。
国将全員から命を狙われたら、いくら反則の魔女といえど殺されてしまう。
キールを救うため、魔法学校の同僚であるリアンはキールとともに国を去るため、一緒に逃げることを提案するが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 21:23:12
196127文字
会話率:36%
僕の実家は王国の侯爵家。
三男なので適度なスキルで気ままに暮らす予定だ。
そんな僕が10歳の開化の儀で|能力板《スキルボード》を授かったら、クラスが『大盗賊』だって。さすがに父ちゃんも激怒して家を追い出されたとさ。
たどり着いた街でパーテ
ィに誘われるも戦力外でさようなら。
スキルも覚えず能力値もオール1の僕ができるのは薬草採取だけ。
採取中でも魔物に襲われボロボロになり、店先で落ちてる果物を手にすると、冤罪で捕まって牢屋で迂闊だったと反省する。
次の日には「もう来るんじゃないぞ!」と送り出されたけど…
大盗賊ってなんだろね?
そんな侘しさを抱えた僕の冒険譚。
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4/8、9は16時、18時、20時の3話づつ更新。
10、11、12は16時更新。
13、14も16時、18時、20時の3話づつ更新。
以後、毎日16時更新、土日は16時、18時の2話づつ更新。
ストック状況によっては追加更新あるかもなのでブックマークいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 18:00:00
474576文字
会話率:31%
九月、クラスメートの秋山凛は独り物憂げに黄昏を眺めていた──。
クラスでは目立たない地味で内気で眼鏡な"陰キャ"として学校生活を送っていた沖平幸洋(おきひら こうよう)。
彼にとって、常に明るくノリも良くて人当たりも良
い生粋の"陽キャ"である秋山凛のそんな表情はあまりに衝撃的だった。
同じ教室で同じ時間を過ごしながら、ろくに会話も交わしたこともない幸洋だったが、彼女の暗い一面を盗み見ていたことを迂闊にも知られてしまう。
それは彼女にとって誰にも見せたくなかった"弱み"で"秋山凛の本来の姿"だった。
些細な出来事をきっかけに、幸洋は決して交わることのなかった彼女のことを知っていくことになる。
小説のページをめくるように、手指のすき間を絡めるように。
淡く、拙く紡がれる虎の子たちのモラトリアム。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 19:47:43
5830文字
会話率:32%
俺は、あらゆる能力が平凡な社畜リーマン、|馬踏《ばぶみ》|翔太《しょうた》。
ある日、俺は異世界アルテシアへ召喚され、魔王を倒すことになった。
(はいはい、テンプレテンプレ)
魔王は倒せたけれど、もとの世界になんて帰りたくなかった。異世界
は文化も社会も人類も、あらゆるものが最高だったから。
しかし、自分の迂闊さが原因で元の世界に戻されることになった。
さらに、鍛えた能力も失ってしまう。
女神の慈悲で、旅の仲間一人だけを連れていくことを許された俺は……
・挿絵あり(AI生成)
・えっちなのはいけないと思います(成人向け描写なし)
・全4話を予定しています。9/15投稿開始
・ノクターンで同じ名前で色々書いてます。こちらでは初投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 02:26:07
19110文字
会話率:26%
「あたしトロール始めたんだ! 垢教えるからフォローしてね!」
ある日、石彫(いしぼり)が趣味の不登校の高校二年生、石岡楼(いしおかろう)は同じく不登校で幼馴染の高橋瑠々(たかはしるる)からこう持ち掛けられた。
『トロール』とは最近日本で
流行っている純和製SNSだ。迂闊な投稿をすると烈火の如く炎上する。
そんなトロールに嫌々ながら垢を作った楼だったが、その翌日に父親が石化してしまう。どうやら父親もトロールを始めていたらしいのだが……。
これを皮切りに日本を突如として襲う石化パニック。どうやらトロールをしていた人々が次々と石化しているらしい。
更には石化した人々をぶち壊す物騒な奴まで出てきて――
楼は日本を救うことができるのか?
【参考文献】
ネット炎上の研究 誰があおり、どう対処するのか
正義を振りかざす「極端な人」の正体
ツイッターで学ぶ正義の教室折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 13:15:31
63583文字
会話率:49%
付き合い初めて早数年、最初は深いところの話をしてくれなかった彼女も、それなりに話してくれる様になった。好きなもの、好きな場所、それから予定を聞いたら予定表のスクショが飛んで来る。
君の事は信頼してるから。
これが最近、落ちる彼女の言葉だ
った。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
人間不信が使う『信頼してる』。
これが迂闊にでもポロッと出たら、『愛してる』よりも重い言葉なんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 12:14:45
1045文字
会話率:35%
迂闊に怪しい場所に近付いてはいけない、そんな話です。
お楽しみいただければ幸いです。
* 残酷描写有りなので、R15にしておきます
最終更新:2024-07-07 19:30:31
4004文字
会話率:46%
漣蓮は恩納結の命を救った恩人である。
中学生のころの若気の至りだったとはいえ誘拐から助け出したのは事実である。
命を救ったのだからなんでもお願いを一つきいて上げるってそれはやめとけ。そういう迂闊なこと言うと黒歴史になるんだから本当マジで。
キーワード:
最終更新:2024-06-23 02:32:07
6108文字
会話率:59%
恋愛と日常をテーマとしたショートストーリー。
またやっちゃった。ごめんね。
彼女はとてもそそっかしいので、迂闊にお気に入りのグラスなんか出しておけない…
最終更新:2024-05-01 12:36:25
1201文字
会話率:0%
単純に読み方が間違ってるとか、そういうものも含めて勘違いされてる事とか、間違われがちな事とかを解説する。
個人的に「〇〇は間違っていて、正しくは●●」というのは大嫌いなので、そういう形はとらない。そういう説もあるよね程度で。そして大体「正し
くは●●」って大抵間違ってるんだよね、そんな簡単に「〇〇は間違い」と言い切るのは無理でしょ。
「ガーターは間違いで正しくはガター」とかさ、確かにそうかもしれないけど、「じゃあ何でガーターと言う人が多い、多かった」のかしっかり調べないと何ともいえないよねって。
と、言いつつ1回目のテーマから「Wikipediaに書かれてる事間違ってるよね」から始まってるんだけどさ。
正直「聖徳太子なんていない、厩戸皇子だ!」とかも明らかに現代の教科書の方が「間違ってて」一部の頭のおかしい歴史学者の話を鵜呑みにしてるだけなんだけど、さすがにそういうのは扱わないと思う。
「聖徳太子と呼ばれた人物はいない」「あんな奇跡は起こしてない」というなら「イエス・キリストと呼ばれた人物はいない」し「復活だのそんな奇跡も起こしていない」から「イエス・キリストなんて存在しなかった」ってなってしまう。バカじゃないのかとしか思えない。「厩戸皇子なんていない」という主張ならまだスジは通ってるけど、それは「存在した」っていうんだもん、無茶苦茶だよ。
これに限らず、今「無意味に書き換わってる」日本の歴史多いよね。それは解釈の問題で、書き換える必要無いというのばかり書き換えられていく。日本書紀以外に記述が無いから信用出来ないというなら、じゃあ日本国内に記述が無い邪馬台国をまず否定するところから始めろよとか思っちゃうんだけど。ああ、全然あらすじになってないね。歴史系は多分扱わない。何が正しいかなんてわからないから。「三段撃ちなんてなかった」とか迂闊には書けないよな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 23:48:42
26264文字
会話率:0%
社交界の前座であるガーデンパーティーに参加していた天宮唯は、己が1990年代で話題となった乙女ゲーム界の異端児である『マイ♡シュガー』の最後の恋の砦(悪役令嬢)になってしまったことを思い出す。父が公共建築事業で談合したり、労働基準法に引っか
かったりして警察にしょっぴかれる未来を見通してしまった唯は、先ずはガタガタな我が家から立て直そうと画策するも───隔離されている弟の育児環境の改善や父のストーカーと真正面からやり合うことになったりと問題は次から次へと湧いてくる。
しかも、ゲームの中の攻略対象者は開発陣(主にディレクター)のせいで、後漢末期と戦国時代の偉人を攻略対象者のモチーフにしているため、どいつもこいつも一筋縄ではいかない人格と波乱万丈な人生を持っている。だが、唯自身も自分の身を守るため、攻略対象者から距離を取ろうとするものの、ちょっと迂闊で不用心な彼女は否が応でも彼らの深刻な事情に巻き込まれていく。
これは───明るい頭脳派ヤンデレを筆頭に、ツンデレ俺様御曹司、ヤのつく家の漢気次男坊、振り回され気質な不憫眼鏡、腹黒人たらしなニューウェーブ先輩、トラウマダウナー教師と聞いただけでも胃もたれしそうなライナンップでお送りする少女漫画風恋愛小説。
※設定上のゲームのCEROが15歳以上なため、残酷な表現、砂糖たっぷり表現、事件に巻き込まれる表現があります。
※当作品はフィクションであり、実在する人物、企業、団体、事柄とは一切関係ございませんので、ご了承ください。
※逆ハー小説ですが、メインヒーロー(オチ)は決まってます。(決まってますが推しがいたら、こそっと教えてください)
※誤字脱字がもしある場合も、そっと教えていただけると嬉しいです。
※無断転載、無断翻訳は遠慮頂けますようお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 21:47:26
93524文字
会話率:20%
九重好永は恋愛SLG「運命の庭~ジャルダン学園物語~」通称ジャル学の悪役令嬢リュディヴィーヌ・ルモワーニュが好きだった。それはもう好きだった。愛していた。
しかし、彼女は悪役令嬢故にゲーム本編で死んでしまう。一縷の望みに賭けてファンディスク
のエピソードを100%にするが、彼女の姿形どころか影すらもなかった。絶望しつつ、制作会社の株を取得するため金を貯める日々。そんな社畜生活を送る好永の元にオタク仲間の従兄弟から連絡が届く。
『知り合ったゲー友が脚本家で、ジャル学の裏設定教えてくれるって!』
好永は走った。深夜に近い時間帯だったが、体調が悪かったが、走った。最速で待ち合わせ場所まで行くために。駅のホームまであと少し、この階段を登り切れば、と階段を駆け上る彼女の前になんとも意地悪そうな中年オヤジが階段を降りてきたが、彼女は華麗にその中年を避けた。──はずだった。その中年は避けた好永の進行方向にわざわざ移動してきたのだ。ご丁寧にも中年は肩を好永にぶつけるため構えていた。この野郎、当たり屋か、と避け切れず好永は中年に体当たりを食らってしまい、後ろに弾かれた。なんのこれしき。階段へ着地しようと踏ん張った足元から嫌な音がする。推しカラーのヒールが折れる音だ。なんてこったい、推しの色をしていたから買ったお気に入りの品が。自分の迂闊さから壊してしまうなんて。クソオヤジの顔を覚えた好永は訴えて勝つことを心に決めた。治療費はもちろん慰謝料を踏んだくって新たな推しカラーを手に入れてやる。後頭部に鈍い衝撃を感じたのを最後に好永の意識は閉じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 17:00:00
89377文字
会話率:49%
リヴァイスという、ほどほどに剣と魔法の異世界
逃げ癖のあるアレな主人公が
逃亡先でアレな事件に巻き込まれるだけのお話し
- お知らせ -
短編集の予定でしたが、いつのまにか連作となりました。
今作リヴァイス100
から新章、新主人公ウェイト編となっております。
初見の方はリヴァイス50から(出来れば01から)お読みいただければ幸いです。
過去作一覧
異世界観光者シジマ編(91〜99):
おっさん召喚者ノアル編(83〜90):
ヒモ系召喚者アマツ編(78〜82):
異世界狩人フォリス編(66〜77):
異能召喚者サイリ編(50〜65):
リヴァイス・オムニバス(01〜49)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 10:00:00
12535文字
会話率:8%
迂闊にも気が付かなかった。寝過ぎた。
最終更新:2024-02-23 08:51:36
409文字
会話率:0%
代々魔法使いの杖を作ってきた家に生まれながら、魔力を持たないために魔杖を作ることができず不遇な状況にあったアメリア。そんな彼女は事故をきっかけに、前世の聖女の記憶を思い出した。
そこで不遇な現状を改善しようと考えたアメリアは、かつての記
憶を頼りに天啓を得ます。
「魔杖が作れないなら、聖杖を作ればいいじゃない!」
ふとした思いつきで魔力の代わりに神力を増幅する聖杖を発明してみたら、思いがけず大ヒット!
そうして自らの存在価値を確立して家族と同じ杖職人として生きていこうとしますが、聖女の力で作られた回復力を数倍にする聖杖は周りから見ればとんでもない代物であり、杖の希少性と有用性からアメリアは貴族に狙われ普通に生きていくことができなくなります。
そうしてアメリアやその家族の安全が危ぶまれる状況に傾きつつある中、冒険者ギルドで匿おうとギルマスとなったかつての仲間が訪ねてきます。
最初は自分が転生したことを黙っているつもりのアメリアでしたが、
「アメリアちゃんよ。お前まさか…食いしん坊ミリアか」
「違うでしょ! みんなのアイドル、ミリアちゃんでしょ! …ハッ!」
天然の気がある彼女の迂闊な一言で簡単にその正体は露見してしまうのでした。
こうして前世の仲間たちと再会し、勇者が自分を好きだったことを知りますが、年の差や容姿の違いを気にして転生したことを勇者に告白することに、なかなか踏ん切りをつけられません。
果たして転生した聖女と再会した勇者との恋の行く末は・・・これはそんな物語です。
※この作品は「カクヨム」にも掲載している中編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 19:32:01
44450文字
会話率:55%