毎週/月・水・金(21:30~)別サイト様から転載連載中。
地中から突き出る巨大石英に覆われた荒涼とした大地は、遠い昔の厄災の爆心地。上空は常に分厚い雲に覆われ乱気流が発生。地上は自然霊がそこらじゅうを歩き回り、外部からの侵入と内からの脱出
を頑なに拒む……まさにそこは死の地だった。
薔薇色の瞳に薔薇石英の結晶に侵食された皮膚。奇病を持つアイリーンは厄災の女神として、樹海の中の神殿で残り数年の短い生涯を終えようとしてたが、先代の遺した手紙によって運命は動き出す。
綺譚「石の樹海に眠る終わる夢」
破天荒な飛行士の貴族×女神と祀られ神殿に幽閉された世間知らずの少女
200年の歯車・転生・写し…甘く切なくも儚いロマンスここに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 21:30:00
38987文字
会話率:25%
咲守美桜は異能の一族の娘だった。その中でも咲守家は卑弥呼が存在した、とされている時代から『令和』と呼ばれる現代に続く花守の家系だ。『咲守』という苗字の通り、国内における花と言う花が滞りなく咲き誇れるよう花々の憂いを晴らし、守護する役割を担っ
ていた。
他には国内の植物全体を守護する役目を担う『常盤守』一族、風全体を守護する『風守』一族、水全般を守護する『護泉水』一族、大地全般を守護する『地護院』一族、火全般を守護する『火護』一族と、合わせて六つに分かれていた。その六つの一族全てを総称して「六守族」と呼ばれ、それら全てを束ねているのが日本国内の四季を司る星宮一族だった。
これら一連の事は、六守族と星宮一族の絶対的な秘密として代々受け継がれ、隠密に日本の四季を守り抜いて現在に至る。表向きでは格式高い名門一族、世界を股にかけて活躍する財閥グループとしてその名を知られている。
咲守家の長女として生まれた美桜は、生まれながらにして邪気を始めとした悪しき物を浄化する力と、自然霊……即ち精霊や妖怪、付喪神等と呼ばれる類……に、好かれる体質を持っていた。その為、幼い頃より奉納舞の修行を積み重ね、十歳の誕生日を迎えた頃より「春季皇霊祭」の舞姫を任されるようになった。
美桜には婚約者が居た。火を守護する一族の嫡男、火護凌だ。だが彼は美桜の実妹、牡丹と恋仲だった。妹はコノハナサクヤ姫の再来と呼ばれ容姿端麗、美桜はイワナガ姫と呼ばれ可愛らしい妹を虐げる悪女だと噂されていた。それは凌と牡丹が仕組んだ冤罪だった。学園の卒業パーティーで、凌が美桜を断罪した上で婚約破棄、牡丹と新たに婚約を結ぶ事を企んでいる事を知る。両親は美桜の実力を認めて尊重はしてくれるが、愛情は全て妹へと向いていた。
その一方で、美桜には唯一の味方がいた。星宮一族の次期当主と名高い壮真だ。
美桜が新たに自分を知り、視点を変える事で愛を知る成長物語。
※エブリスタ、アルファポリスにも公開しています。
※何でも許せて楽しめる方向け。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 23:00:00
8000文字
会話率:35%
背に翼をもつ種族、空族ウリッジ。
彼らは、森とともに生き、山の手助けをして暮らしていた。
その村に生まれた双子のフレアとルウア。
弟のルウアは、親友のダレンと、キレアと翼で遊びまわる日々。
男たちは、神域とされる禁断の山に、15歳の成人の
儀を終えないと入れない。
もうすぐ、ルウアは12歳になるというある日。
山に魅了されるルウアは、禁をおかして神域の山に入ってしまう。
そこでは、今まであった山が消えるという事態が起こっていた。
数十年前にも、山が動き、そのとき山を鎮めるため、自ら生贄となったツムギ(シャーマン)。
なぜ、男しか山へ入れぬのか、ツムギ最高峰であったミゼルと
時代を交差して、ルウアが分け入る深閑。
出生に秘密をもつルウアと、翼をもつ空族とともに、今、彼と山の運命が動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 08:00:00
119335文字
会話率:23%
上泉町。人口三万八千人の内陸部にある、ベッドタウン。
その中心地の、裏通りにある二階建ての古いビルに、その男は住んでいた。
少しだけ歴史がずれた現代劇。
人間が自然霊、器物霊、祖霊とうまく付き合いながら、科学を発展させた世界で、日常の中に潜
む非日常を体験する主人公たちの話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-29 10:00:35
861文字
会話率:3%
獣(けもの)と人(ひと)、そして獣人(じゅうじん)の三種族(さんしゅぞく)がいる惑星「アストランド」。そしてその三種族(さんしゅぞく)の平和を守るための能石師(アビスター)。彼らは自然の力を操る事の出来る自然霊を宿した石「能石(アビス)」を
使い、自然の力を操ることで三種族(さんしゅぞく)の世界を守っていた。時は経ち、舞台はアストランドの東方の国「ジパール」。貝の国とも呼ばれるその国に桜州(ろうしゅう)という地の領主である天世平和(あませひらかず)。そして息子である天世海好人(あませみこと)は火の能石師(アビスター)になるため、桜州にある能石学校に通っていた。
夏休みの前、成績の悪さから特別合宿に誘われた海好人(みこと)はツバメの獣人(じゅうじん)である燕天狗(えんてんぐ)の瞬麗(しゅんれい)と燕華(えんか)の後押しで特別合宿に行く。
冒険での新たな出会いは海好人(みこと)に多くの経験を与え、運命を変える冒険の旅となる。
※ハンゲームの小説愛好会と重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-23 02:29:19
58476文字
会話率:55%
自転車旅行中、那須那珂市(なすなかし)で体調を崩した、橘北都(たちばなほくと)。駆け込んだ先は…。
最終更新:2013-08-16 19:00:00
74674文字
会話率:54%