その力を手に入れし者、まさに人智を超えたる王者の一人となれり――。
栄華を極めた帝国が滅び去り、新たなる秩序の誕生した時代。
砂漠の町ジグラト・シティの貧乏修道院で働くアクセルは、日々医術でもって人々の病を癒す仕事に励む少年だった。
だがそんなある日、悪漢に追われる幼い兄妹を助けたことから、想像を絶した巨大な騒乱へ巻きこまれる事態となってしまう。そう、それはシティはじめ、周辺一帯を覆い尽くさんとする不吉な戦の雲……。
否応なく、世界はいつしか速度を上げて暴虐の嵐へ突き進もうとしていたのである。
そして時は乱世、力こそが全ての時代。すなわち戦争の陰には、常にある畏怖すべき物体が存在した。
その脅威的な破壊力もたらす唯一のもの――それが「オーバー・ブレイク」。原理も仕組みも、何もかも全く解明されていない幻想と虚言に包まれた伝説的機械群。
<ほら話の中の馬鹿げたからくり>。
むろん、少年の住まう地に襲い掛かる戦乱にも、その胡乱な姿が陰に陽に見え隠れするのは言うまでもなかった。まるでそれは神が与え給うた試練のように、少年の前に傲然と立ちはだかり、さらに決して消え去ることがない。
――野心と謀略禍々しく渦巻く荒野の中、しかしてある恐るべきひとつの<機械>が、今まさに世界の片隅で静かに目を醒まさんとしていたのである。
それがいずれ大陸に凄まじき大戦をもたらすことになるなど、まだ誰一人知らぬまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 17:17:30
104076文字
会話率:44%
王国のある村に住むアニスは、妹シズアのことが大好き。そのシズアが突然、ゼンセを思い出したとか、テンセイシャだと言い出した。は?ゼンセ?テンセイシャって何?混乱する姉のアニスをよそに、火魔法を使いたいと言い出すシズア。大好きな妹の願いは叶えね
ばと、火魔法を求めて冒険者になることを決めるアニス。
これは、転生者である妹シズアと妹大好き姉のアニスの物語。魔導国に狙われるかもと転生者であることを隠しつつも、目的に向かって突き進もうとするシズアと、そんなシズアを支えたい姉アニス。そのアニスにも秘密があって...。
残酷描写は主観によると思うので保険のために付けました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 00:33:52
895482文字
会話率:48%
────俺は、あの子の『好き』を否定した。
敷島 樹は、過去の失敗から、好きという感情を上手く抱けずにいた。
何をするにも、ただなんとなく……。
そんな日常を送っていたある日、同じクラスの人気者・朝比奈 詩音の秘密を知ってし
まう。
歌が大好きで歌手を目指していること。だけども──好きな歌を否定された過去のトラウマから、人前で思うように歌えないこと。
それでも諦めずに突き進もうとする詩音の姿に、樹も自分自身と向き合う覚悟を決める。
好きを否定した過去の後悔を持つ少年と、好きを否定された過去の恐怖と戦う少女。
夢を追う中で生まれる出会いや困難は、二人をどう変えるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 02:10:09
37050文字
会話率:48%
「唯一無二の力を手にした少年は、王の素質もつ少女と共に英雄への道を歩む」
報われない現実を生きていた少年シン。何の前触れもなく異世界へと導かれた彼は、いつの間にか手にしていた強大な力で世にも美しき孤独な王女ラスティアを救う。
今いる場所
が以前読んだ物語「エルダストリー」とよく似た世界であることを知り胸を高鳴らせるシンだったが、時代は混迷と戦乱の世へと突き進もうとしており、大いなる宿命を負うラスティアの前には過酷な試練が待ち受けていた。
どのような現実にも決然と立ち向かおうとするラスティアの姿に心惹かれていくシンは、自身のもつ唯一無二の力を駆使し彼女の力になろうとする。やがてシンは知ることになる。自分という存在がエルダストリーにおいて「絶対者」と呼ばれ畏怖される存在であることを。
果たして少年は、王の素質もつ少女と共に広大なエルダストリーの地で生きてゆくことができるのか。そしてエルダストリーとはいったい何か。なぜ少年は導かれたのか。謎が謎が呼ぶ、本格ヒロイックファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 21:39:44
482616文字
会話率:49%
ふとしたキッカケで破滅願望に目覚めた主人公。
好きな少女を守るため事故死するも、強制的に生き返ることに。
数々な危険が跋扈する異世界で、世界の命運も、思惑も、すべてを無視して破滅へと突き進もうとするが、どうやらその体は不老不死のようで...
?
これは、不死身の主人公が、自己犠牲のヒーローと勘違いされながらも、死ぬ方法を探し続ける物語。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 14:32:10
227436文字
会話率:55%
善良な公爵令嬢ガーネットは、婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたが、婚約破棄された挙句に冤罪をかけられ処刑されてしまった。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手
に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
悪徳の道を突き進もうとするガーネットであったが、元が善人なために悪行になっておらず、なぜか皆から愛されていく。
王太子の弟であるルベリウス王子にも溺愛され、ガーネットは自由で楽しい日々をすごしていく――だが、逃れられない運命の日はやってくる。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛されて、ざまぁして幸せになる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 18:02:38
36800文字
会話率:31%
人口が激減した冬の時代を過ぎ、唯一平和を享受し続けた陽の国。しかし永く続いた平安な時代は、派閥争いによる政治不安を機に、内戦へと突き進もうとしていた。国を二分する戦いを越え、迫りくる国外の脅威に立ち向かえるか?
そして二千年前に建造され
た、メガシリンダーとは?
政治やどもの陰謀、名家による暗躍、剣に生きる戦士達、知略と暴力が、平安だった陽の国を新たな時代へと突き動かす!
それぞれの想いが交錯する、SF大河ロマン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 19:07:43
418955文字
会話率:41%
乙女ゲームの世界に転生したわたしのポジションは悪役令嬢ゼラフィーネ。王太子ジークフリート殿下(メインヒーロー)の婚約者にして侯爵令息アルトゥール(サブヒーロー)の姉である。前世の推しにして最愛の弟をヒロインとくっつけるため、わたしはなんと
してでも殿下を蹴落とし全力でじゃますることを決意する。
これは弟のために奔走する悪役令嬢と彼女にふりまわされる婚約者の攻防の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 23:00:00
165442文字
会話率:41%
主人公、大神達也はあるラッキーイベントによって生涯を終える。
そこまでは不運なだけのはずなのだが、それを見ていた悪戯の神ロカは大神のその類稀なる運命に興味を示し、ある提案を行う。
それは別世界での生。
'神々の戯曲'の一役者としての役割をす
る代わりに、超能力を授け、その人生を謳歌できるという特典を提示する。
大神はロカからの依頼をこなしながら、最終的に婚約破棄イベントに到達し、見事に振られるだけで良いと言われる。
その後は自由を謳歌して良いと言われた大神は提案を受け入れる事にする。
ハッピーな人生を目標に突き進もうとする大神改めローレンシア・レフトシルバー・アーデルハイド・セブンスドラゴンの明日はどっちだ。
*プロローグの前書きの通り、期待せずにいてやってください。
私が楽しむ為に書いているといっても過言ではない。
題名に「S」->小話。
短編コメディぽいのはSの付いた題名の前半にあります(全部じゃありません)。
1章:コメディちょっとと小話。
2章:戦記もの風
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 00:00:00
2827530文字
会話率:34%
武を習い、優れた才能もあった男性の話。
ただ武道を突き進もうと大事な人を救う道にはならなかった。
最終更新:2020-06-13 11:54:54
2790文字
会話率:37%
夕陽に満たされた部室で、わたしは高らかに宣言した。
――プラネタリウムを作ろう。
部員5名、廃部寸前の天文部にはわずかな時間しか残されていない。
廃部阻止の一手として、文化祭に向けてプラネタリウム投影機を作ろうという、カナの提案にも部員
たちの反応は鈍い。
それは至って当然、そもそも廃部になりたくないと思っているのは彼女だけなのだから。
現実主義の先輩部員エリと決裂してもなお、一人で突き進もうとするカナ。
しかし文化祭の成功には、部員たちの協力が不可欠だ。
果たして、カナは部員たちを説得し、プラネタリウムを完成させることはできるのだろうか……
【元天文サークル所属の筆者が自身の経験をもとにして書く、プラネタリウム作製奮闘譚】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 23:08:10
33814文字
会話率:24%
結婚式の主役の新郎。彼の名は佐藤篤樹(サトウ アツキ)。彼は結婚式の途中で何故かしら神界へと飛ばされてしまった。
飛ばされた理由は彼が愛に関して不満があったからだ、と愛を司る美女の女神が言う。彼の不満の正体、それは女神の全てを見通す神眼に
よって明らかになった。
それは現代の日本では1人の女性としか結婚できないことである、
彼は女神そうに指摘されて、納得する部分があった。
そんな指摘を受け、今度こそ欲望に忠実に突き進もうとする彼に女神は力をいくつか授けた。その一つに【魅了】がある。
その力を駆使して主人公がいろんな可愛いヒロインを社会の常識に囚われることなくひたすらに攻略していく。
そんなわがままな主人公のハーレム作成の物語。
この主人公の行為が現代日本を救うことになるとは……
*カクヨムで連載。読者獲得のため、なろうでも連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 18:36:03
216285文字
会話率:33%
梅の花が咲き始めている今日この頃。寒波で大変な地域もあるようですが、こちらはもう、春がすぐそこに来ているのですよ。って、どちらだよ。
さぁ、春を探しに出掛けましょうか。
最終更新:2019-01-26 14:43:50
428文字
会話率:0%
ある日自分の前世の記憶がフラッシュバックした。自分が前世で乙女ゲーム悪役令嬢だったキャラに生まれ変わったことを知った。
このまま行くと1年後の断罪イベントで私は処刑コース。どうにかして回避しようと奮闘して生存ルートに突き進もうと思ったら、ゴ
タゴタになって、私の無実の理由か実力を示さなければ処刑は回避できないそうです。
他領で実力を見せなければならなくなりました。
ゼロどころかマイナスからの領地経営頑張ります。
※R15設定は一応つけさせていただきました。それらしいことは多分出てこないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 16:46:03
19470文字
会話率:18%
背後から刺され、目が覚めたら知らない世界にいた……って、幼女になってるんだけど!しかもピンクの髪にスミレ色の瞳というあり得ないカラー。どうやら異世界転生を果たしたらしいが、前世成人済みの人間として孤児院で生活させてもらうのは忍びない。「それ
なら特待生として王立の学園に入学しちゃえ」と一念発起。無事、史上最年少で合格。入学式を迎えたら———壇上で挨拶をする生徒を見て気が付いた。「これ、友人が好きだった乙女ゲームの世界じゃない?」さらに、自分の身体的特徴、名前、年齢、魔力の多さ、周囲の言動からの既視感から気が付いてしまった。「私=ヒロイン」ということを。それから、思い出した……何故乙女ゲームのタイトルが【聖女が世界を救う】なのかを。そして、バッドエンドを迎えると世界崩壊へ導かれる———って、世界崩壊したら死ぬってことだよね!?
前世享年22歳の女子大生は、決意した。記憶に残っている僅かなシナリオ知識と現代知識を組み込んだ魔法、そして友人から冠せられた『旗破壊者《フラグクラッシャー》』の名に懸けて、「世界崩壊という大きなフラグを折ってやる!」
ーこれは乙女ゲームの世界にヒロインとして転生した主人公が仲間を増やし、絆を深め、世界崩壊に立ち向かい、世界の真実を知るまでの物語。たとえ彼女が乙女ゲームのヒロインらしからぬ振る舞いを取ろうとも、王道を行かず覇道を突き進もうとも、彼女は歩みを止めることはない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-06 17:18:34
58510文字
会話率:29%
異世界に転生するなんて思いもしなかった。
ある日姉のメモを見付けてしまう。そこはこの世界が乙女ゲームであることが日本語で書かれていた。
え?私が転生者であることは打ち明けません。平凡でありたいと言いながらチート人生を突き進もうとする姉を、本
当に平凡に生きたい私が見守るおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 17:02:47
5230文字
会話率:46%
物語の悪役令嬢に憧れる女子高生木下可奈子はある日トラックに轢かれて死んでしまう。
目覚めると生前プレイした乙女ゲームの悪役令嬢レレイヤに転生していた。
憧れの悪役令嬢になった可奈子はバッドエンドに突き進もうと邁進するも生来のお人好しが破滅へ
の道を閉ざしていく。
グッドエンドなんか望んでません、お願いだからバッドエンドへ行かせてくださいッ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 19:00:00
7077文字
会話率:43%
詩です! 一所懸命 ご機嫌に生きる少年少女を詩にしました。落ちちゃう時もたまにあるけれど、突き進もう! という詩になっております。
最終更新:2016-01-04 10:09:46
768文字
会話率:60%
大陸暦1890年、シュワルツ共和国。
西方の小国であるこの国にも、時代の波は訪れていた。
【異世界への扉】と名付けられたその扉からやってきたのは、「二ホン」という先進的な国。
彼らは圧倒的な技術力、軍事力を盾にこの世界に流れ込んでき
た。
そして2年前、「アンサンプロス政変」によって指導者ががらりと変わった中央の大国、レストン連邦など数か国が日本を脅威とみなして外交を途絶。
そして今や、日本との戦争に突き進もうとしていた。
この物語は、異世界と戦った人々の物語……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-22 08:51:55
227文字
会話率:0%
何かに行き詰まった時。
そのまま突き進もうとするのも大切だけれど、時には別の選択肢を考えるのもアリかもしれません。
最終更新:2014-08-06 11:19:17
267文字
会話率:0%