心臓の病で世を去った男がいた。
自分の死を目の当たりにする最中、彼は不可思議な光景を目にする。
炎の熱さ、鳴り響く轟音と悲鳴。
倒れた身重の女。産声を上げない赤子。
落胆する周囲の人間達。
目の前の光景に手を伸ばすも空を切り、彼は心の中で声
を上げる。
生きろ。こんなのはあんまりだ。何かが足りないのならば俺が代わりになる。
そして運命のいたずらは、その心の声に奇跡を起こした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 20:27:23
197665文字
会話率:36%
絶望する少女の頭には曲が流れる。その音は次第に大きくなり……。
そして、夕方の薄暗い教室で先輩と出会う。
逃げて生きろ。死ぬくらいなら。
第59回「2000文字以内でお題に挑戦!」企画
主催者:クロノヒョウ
企画内容
第59回目の
お題は
「聴こえないメロディー」です
・2000文字以内で完結すること
・お題に沿った書き下ろしのみ
・お一人様一作のみ
・タグに「聴こえないメロディー」と記入
・それ以外は削除します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 12:07:41
1995文字
会話率:35%
とある遠い未来の戦場。数百年も続く桜の大海原。
儚き桜は儚き命によって笑うのだ。
男はその戦場で駆ける。
旧式のライフルを握りしめ、弾丸にすべてを賭けて。
生きろ、生きろ、生きろ。
そして咲け。
最終更新:2024-08-04 07:10:00
1485文字
会話率:0%
ただ自由に生きろ。
そう神様から言われ転生した普通のサラリーマンは、とある開拓村で産声をあげた。
転生してから十五年。彼は冒険者となる為に都会へと出てくる。目的は単純明快、少しでもいい暮らしをするために。
授かったチートは無敵とは程遠く、し
かし成り上がれる可能性は大いにある。そう胸に希望を抱き、少年となった主人公は街へと踏み入れた。
だが、そこは思っていた様な剣と魔法の異世界ではなく……?
ピストルを持ったならず者!ライフルを担いだ保安官!遠くからは蒸気機関車の汽笛の音が鳴り響き、硬貨だけでなく紙幣までもが使われている市場!
魔法?あるけど戦場の主役は鉄砲だ!
そんな街に剣をぶらさげやってきた少年に、一人の少女が声をかける。
「君面白いねぇ!私の相棒にならない!?」
剣士の少年と銃使いの少女が行く、西部劇『風』異世界ファンタジー!!
※あくまで『風』ですので、荒野どころか森や山の方が多く水源がたくさんあっても許してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 18:04:24
989220文字
会話率:44%
生きる。いや、生きろ。なぜ人は生きなければならないのだろうか。子孫を残すため?なにか偉大を成し遂げてこの世に残すため?違う。違うと思う。だから俺はこれら全てを否定する。
最終更新:2023-12-16 00:50:16
4100文字
会話率:59%
釈埴一真(しゃくじきかずま)と妹の琴美(ことみ)は、六畳一間の安アパートの一室に捨てられた兄妹である。会社勤めの一真の収入をあてにしていたはずの両親が、宝くじが当たったとかで、「お前らは勝手に生きろ。俺達はお前らの所為で台無しになった自分の
人生をエンジョイするからよ」と吐き捨て、行先も告げずにいなくなったのだ。
一真はすでに成人し仕事をしていたからまだしも琴美はまだ十六歳の高校生である。本来なら保護責任があるはずだが、一真も琴美も、心底うんざりしていたので、両親を探すこともしなかった。
なお、両親は共に再婚同士であり、一真と琴美はそれぞれの連れ子だったため、血縁関係はない。
これは、そんな兄妹の日常である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 06:00:00
116204文字
会話率:30%
僕は、<神>だ。
人間達は僕を<神>と呼ぶ。
だけど僕は、自分が何なのか知らない。確かに僕が思うだけで空は荒れ狂い地面は激しく揺れ、海が二つに割れることもある。
でも僕は、自分にどうしてそんなことができるのか、その理由を知らない。
僕は死なず、老いず、傷付かず、朽ちることがない。そうやって数万回、季節が巡るのを見守ってきた。
そんな僕を人間達は<神>と呼ぶ。
そう呼ばれることを僕は望んでもないのに、勝手にそう呼ぶんだ。
だから普段は、人間達の前には姿を現さないようにしていた。僕の気配を感じると人間達は勝手に、畏れ、崇め、敬うから。
やめろ…やめてくれ……
お前達がそんなことをするから僕はここから動けないんだ。人間達の<想い>が、僕をここに縛り付ける。
それを引きちぎって行くこともできなくはない。だけど僕はそれを選択できない。何故かって? 彼らが僕に<想い>を寄せることで、彼らは僕の<眷属>となり、彼らの<命>の一部を僕に預ける形になっているからだ。僕が彼らを見捨てていけば、彼らはその命を全うできずに死ぬ。
僕は滅ぶことのない存在だけど、だからこそ死ぬことができる彼らが羨ましい。
彼らが<死>を享受できることが妬ましいんだ。だからこそ僕は彼らに安易な死を与えたくない。不愉快だから。死ねない僕の前で死の安らぎを享受する彼らが許せないから。
生きろ。
人間達よ、生きろ。
生きることこそが、僕がお前達に与える<呪い>だ。
痛み、苦しみ、渇き、妬み、嫉み、悲しみ、憎しみを抱えて生きていけ。どうせお前達は、死ぬことでそれから逃れられるのだから。
けれど、最近、人間達は徐々に僕のことを崇めなくなっていった。僕を崇めなくても、何やら作物を上手く実らせる方法を見付けたらしい。
何かと言えば人間達が用意していた<生贄>もぱったり来なくなった。
おかげで僕は安穏とした時を過ごせていた。人間達に煩わされることなく。
なのにある時、大変な干ばつがあった。雨がまったく降らず作物は育たず、それは、大飢饉をもたらした。
僕は何もしてない。いや、もしかしたら何もしなかったから……かな?
すると人間達はまた、僕の前に一人の女の子を寄越した。生贄だ。
ああ、もう、どうしてこうなるんだ……
こうして、僕と、生贄の少女<ヒャク>との日々が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 06:00:00
109146文字
会話率:23%
進めない、進むか、
気合い入れていけ。
お前の人生お前が生きろ。
てめぇ以外にてめぇの人生の主権なんて握らせるんじゃねぇ。
最終更新:2021-08-05 06:00:00
382文字
会話率:0%
「……ッ、グ、ゴフッ……!」
仰向けに倒れる男は薄れゆく意識の中、自分にしがみつきながら泣きじゃくる子供の頭をつむじから優しくなでる。
「泣くなよなぁ……ハル。ほんと、お前は泣き虫だから困るぜ、まったくよぉ……」
倒れる男の横腹は大き
く抉れ、そこから内臓が飛び出てしとどに赤黒い血が流れ続ける。
傍から見れば、そんな状態で言葉を発していること自体が不思議なくらいだった。
だが、男は不死身などではない。
男の顔は見る見るうちに青白く変色し、生気を失ってゆく。
しかし、それに反して男の顔は酷く穏やかな表情をしている。
「なぁ……ハル、聞け……」
男は泣きじゃくる子供に向けてわずかに口角を上げて見せる。
本人は満面の笑みをしたつもりだったが、これが男にできる最大限の笑みだった。
子供は男の言葉を聞いて、何とか泣きじゃくるのを止める。
子供はまだ幼い齢ではあるが、もう男の命がもたないことを察し、何とか男の最後の言葉を聞き入れようと、奥歯を強く食いしばりながら、嗚咽を必死に噛み殺す。
「お前は……これから一人になるかもしれない……。でもそれは、お前を縛るものがもう何もないってことだ……。自由に生きろ。友達作って……彼女作って……、社長でも……プロ野球選手でもなんでも目指せ……。案外、人生って面白いからよ……」
子供は両目から大粒の涙をこぼしながら、悔しそうに男の衣服を掴む。
何かを言いたげだったが、今は何かを言葉にできる程感情の整理がままならなかった。
男はそんな子供の頭を愛おしそうに撫で、そして最後の力を振り絞って、一言、こう発する。
「……ハル、愛される……人生を送れ……よ……」
男はそう言うと、子供の頭に置かれた彼の手はだらりと地面に打ち付けられる。
子供は下唇を噛み締め、噛み切ったところからジワリと血の味が子供の口の中に広がっていく。
そして、雲一つない数々の星明りが照らす夜空を仰いで、少年は声が枯れるまで泣き続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 22:32:09
60693文字
会話率:32%
近未来、戦争に参加した日本が非武装国家をやめ銃社会化して数年。マフィアやギャングが表舞台に表れだした。そんな時代を生き抜こうとした少年たちの物語。
ある都市で暮らす五人の高校生のギャング組織「Nightmare(ナイトメア)」が大人のマフィ
アとともに裏社会を生き抜いていく。
過去も未来も関係ない。少年たちにあるのは、今、与えられた命を精一杯楽しむこと。
今を生きろ。
そして、手に入れろ。
すべてを。
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長編オリジナル小説です。少年ギャングの物語です。
https://pixiv.me/3103900他にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 10:35:19
174243文字
会話率:42%
——この世の虚しさを知ってもなお、もがき、戦い、生きろ。
ここ、<言ノ葉ノ国>では、皆、生まれながらに<詩>という不思議な光る字を読むことができた。
<詩>を紡ぎ、火や水、木や土の力を少しだけ分けてもらうことで、民たちは概して普通の暮らし
を営んでいる。
しかし、<言ノ葉ノ国>ではウェンという、獰猛で残酷な化物が、人の血肉を求め度々現れた。
そんなウェンを狩る<狼>に身を置くアトイは森の中、1人の少女と出会う。
真っ白な髪と紅の瞳をもった少女は、腰に太刀を携えていた。
しかし、その少女、自分には一切の記憶がないと言う。
そんな少女を訝しむも、アトイは少女と共に、歩きだした——。
なぜ世界はこうであるのか。
なぜ自分はこうであるのか。
未曾有の厄災に立ち向かい、出会った様々な人の思いを知りながら、その謎を追う2人の旅が、今、始まる——。
伏線をたくさん張って、後に一気に回収していく、ゆっくりめの構成になっているので、伏線かな?と思ったところは覚えておくと、後々いいかもしれません。
登場人物や<言ノ葉ノ国>の作法・獣のまとめがありますので、参考にしてください↓
https://ncode.syosetu.com/n0790gi/
第二章に関しての伏線は26話以降から回収が始まっていきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:00:00
163662文字
会話率:19%
その時死にたいほどつらくても、三年たてばなんとかなる。
最終更新:2019-07-29 21:38:27
200文字
会話率:0%
特に無し。
他の場所にも載せるかもしれない。
最終更新:2019-01-29 03:03:15
14086文字
会話率:23%
これから言葉を紡ぐにあたって僕の考えをまとめてみることにした。
小説とは個人の表現方法の一つであり、そこに制限はなく(勿論、誹謗中傷はダメだけど)、だからこそ、自分で思考に制限を設ける必要はないのだと感じた。
むしろ、設けるべきではない。
他人に思考を任せるな。自分で葛藤して悶えながら、今を生きろ。けどinteraciveにな。
ということなんだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 00:04:25
972文字
会話率:0%
2016年、世界はそのありようを大きく歪めた。
突如地球全土に現れた新たな物質「魔粒子」が、生命体の構造を酷く捻じ曲げたのである。
幻想は現実に、平穏は狂騒に。
獣は魔獣となって人を襲い、人類の行く末は破滅へと定まった・・・かのように思われ
た。
世界を救うべく設立された、人理統一組織「聖府」
異形化し、人を喰らう魔獣と化した動物「モータル」
そして、怪物と戦うために建てられた、戦闘員養成学校、「龍宮学院」
三者三様の思惑が渦巻く中、世界は、人類はどのような行く末を辿るのか。
舞台は、仮想から現実へ。
Re:聖戦学院
生きろ。結末まで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-30 00:48:32
17200文字
会話率:28%
『転生』
一度死に、異世界にて新たな命を得るもの。
転生して勇者になる、転生して美女になる
そんなものは、幻想だ。
現実を生きろ。
最終更新:2018-10-05 16:43:17
1852文字
会話率:72%
新作VRMMORPG「GOD WORLD ONLINE」を始めた主人公シノブ。
スキルと種族、職業を選択して神の力が満ちる世界で自由に生きろ。
何でもできる。そう謳われているゲームでシノブは半樹人で魔法と弓を使う狙撃手を選ぶ。
半樹
人というタンク向きな種族。ハイコストな矢。魔法を使うのに足りないMP。意味不明なスキル構成のくせにリアルスペックで主人公を圧倒するパーティーメンバー。
何の縁か、シノブの周りにはトッププレイヤーが集まり始める。
そしてシノブも周りに流されつつ、トッププレイヤーとしての道を駆け上がっていくことになる。
少人数だと喋れるけど、大勢の前で空気になってしまう系コミュ障主人公がゲーム世界を彷徨う話。
更新については活動報告を見てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-23 23:09:51
763905文字
会話率:34%
「あれ?…思い出せない…」
竜が雄大に舞う城壁型都市、ルイーズ。
ロマン溢れるこの都市は"勇軍"と呼ばれる勇兵団を持ち、悪人、獣、悪竜など、多くの脅威と戦う力を持つ。
主人公は自分が以前生活していた世界を日に日に忘
れていく。
過去を知らない事に気持ちが滅入りそうになりながらもこの世界で出会った新しい仲間達と様々な困難に立ち向かう。
いや、立ち向かわなきゃ、生きられない。
ーー"命がけ"で立ち向かうんだ。
転んでも、落ちても、負けそうになっても立ち向かえ。
そして、生きろ。全力で生き抜け。
「煙なんて…大っ嫌いだ。」
これは才能、天才が敵をバッタバッタ切り裂いていく物語ではない。
凡人達が命がけで立ち向かい。
全力で必死に生き抜く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-10 22:20:41
21859文字
会話率:40%
思うがままに生きろ。お前は可愛い。
最終更新:2018-03-23 21:51:51
788文字
会話率:20%
まさか異世界転移がわが身に降りかかるとは。転移した世界は映画やドラマで見た事あるアメリカ合衆国そっくり!ただのテレポートと思いきや、亜人、獣人との共存世界だった。
想像してた異世界転移とはイメージが異なるが、現実的に困難を乗り切りつつ何とか
もとの世界に戻りましょう。そして家庭的で可愛くナイスボディーの彼女と結婚して可愛い子供の授業参観にいかしたアメ車で登場しよう!
この突然始まった異世界生活で僕は何を思って日記を書くのか?本当に意味があるのか?むしろ帰れるのか? 考えろ。死ぬな。生きろ。楽しめ!
来週の家賃のために今日もモンスター討伐に出発だ!
今日の獲物にゃC4はいらね。50口径のDイーグルで十分だ。・・・あら?ドラゴンがいる。やばいやばいやばい!!今日のトコは家に帰って寝よう。
ちょっとアレな高校生の異世界日常サバイバル日記。
まあこんな感じ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 18:52:34
3255文字
会話率:5%
ありがちなアドバイスだけど大事な人が自分より長生きするとは限らないし、明日自分も死ぬかもしれないと思って生きろ。俺は無理
最終更新:2017-07-16 16:37:05
1051文字
会話率:2%