超常現象サークル所属の僕は、部員かつ彼女であるアキコを肝試しに連れていくことにした。
そこは飲酒運転の事故現場。
不審死を遂げたドライバー、電柱の側に立つ影、やたら飛び回る蛾……。
集まる噂の数は、その交差点がいかに奇怪な場所かを物語ってい
る。
火のないところに煙は立たない。
僕たちはその「火元」を検証するために軽い気持ちで向かったのだが、気のせいでは片付けられない不気味な体験をすることになる。
そして失踪する彼女。
飲酒事故、その裏にある真相。
僕は確実に「火元」へと近づいている。
そう、信じたい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 21:21:19
14724文字
会話率:37%
R県G市B町に位置する『呼び捨て山』。今や恋愛成就でおなじみの人気観光スポットであるが、『呼び捨て山』の伝承には隠された真実が……!?
「彼女の話を聞いた私は、ただの法螺話と片付けてしまうのは惜しいと直感的に思った。何せ、火のないところ
に煙は立たないのだから。――――そうして調査した結果明らかになった『呼び捨て山』の真実を、ここではお話しようと思う。」(本文より抜粋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 17:53:25
7039文字
会話率:20%
火のないところに煙を立たせ、パンが無ければケーキを嗜む、どんな夢物語も現実にしてしまう、そんな時代のお話。
かつて「魔法」と呼ばれていた科学技術は、私たちの国日本で独自の発展を遂げ、人間に眠っていた才能である「魔法因子」をエネルギーに変換
する「魔導化(まどか)」、魔導を社会生活に応用する「魔技化(まぎか)」を可能とした特殊デバイス「魔機巧(マギア)」を産み出した。
科学の進歩と人々の願いが生み出した新たな力、それは人類の文明を大きく進化させた一方で、時に暴走を引き起こすこともあった。
国立紅獅子学園高校は、魔導の暴走による事故や、魔技を悪用した凶悪な事件から人々を守る新たな職業「魔導士」を目指し、日々鍛錬を続ける高校生が在籍する魔道士養成機関である。そんな紅獅子学園の記念すべき第50期生の入学式が執り行われようとしていた。
のだが…。
「オッス、オラ岸流星!メキシコから帰ってきてメキメキすっぞ!」
これは私、霧島月冴が、制御不能な先輩達に囲まれて、Tranquilloじゃいられないってお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 12:27:38
249文字
会話率:17%
ある日普通より少し上を目指すことで普通を維持していた大学生の主人公に噂を作りその噂を実行させるという非常識的な現実が舞い降りてきてしまうその不条理に対して果たしてどう相対するのか
最終更新:2022-06-23 21:47:11
763文字
会話率:9%
『ヨハン・アンダスをやめさせろ』という手紙がヨハンの勤め先に届く。
その手紙をヨハンはいたずらとしか思わなかったが、これがどんどんおおごとへと発展して行く。
最終更新:2022-01-13 18:00:00
3134文字
会話率:5%
【それは、鬼と人間が『共に生きる』物語】
この物語を手に取った皆さんは、かつてこの日本という国に『鬼』という生き物がいた事をご存知だろうか?
『桃太郎』・『大江山絵詞』など、現代でも有名な作品たちのように、人々はその存在を『物語』とし
て語り継いで来た。
『どうせそんなの、昔の人たちが作り出したおとぎ話だろ?』中にはそんな風に思う人もいるかもしれない。
だが、少しだけ立ち止まって考えてみて欲しい。ありもしない物を生み出して語り継ぐなんて出来るだろうか?
火のないところに煙は立たない。
そう、あったのだ。
決して過去の人々の妄想ではない、『人と鬼が、同じ空の下で共存していた』その証が。
紛れもない1つの事実として、だが今まで語り継がれて来なかった出来事が。
これはその出来事のうちの1つ、応仁の乱によって荒んでしまった京都の街で、『とある1人の傭兵が、"鬼の少女"と【共に生きること】を求めた旅の軌跡』を描いた物語である。
【注意:あくまでも1人の素人作家が生み出した『ファンタジー』としてお楽しみください。】
【登場人物 ※話が進む毎に随時更新します】
・衛実:本作の主人公。武士崩れの傭兵。特徴的な薙刀を装備している。
・朱音:本作のヒロイン。『鬼』の少女。『変化の力』という特殊な能力を使って、人との交流をするのが好き。
・弥助:京都の街の商人であり、衛実の仕事相手。店ではよく分からない物を取り扱っている。顔が広く、情報屋としても動いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 23:25:25
98045文字
会話率:47%
どうせあるわけがないと思って単純な話題の種になっている怪談や都市伝説。
けれど、火のないところに煙はたたないといいます。
もしくは卵が先か鶏が先かともね。
人の情念とは強いもの。多くの人が求めれば、奇妙で恐ろしい出来事もいともたやす
く起こります。
だから私――緋華 不知は語らないのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 22:04:59
7630文字
会話率:35%
黒い噂を流される理沙と、幼なじみの友子のお話。
覆面作家企画6参加作品
(自サイト掲載済み)
最終更新:2014-10-21 00:01:12
5422文字
会話率:43%
4月、偏差値・進学率が県下1位の名門私立高校に入学。私は女子校育ちで男の子に慣れていないこともあり、クラスの地味系グループにて地味に過ごしていた。
それなのに5月も半ば、高校生活にも慣れ始めたころ、なぜかクラスメイトのイケメンと噂になってし
まう。
ふつう、火のないところに噂は立たない、よねぇ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-10 10:00:00
784文字
会話率:45%