心優しき聖女ユーリカは、人々を守る力を得るため『強欲』と呼ばれる大悪魔と契約を交わす。例え、それが破滅へ続く路だったとしても。
【一章完結まで毎日17時投稿】
最終更新:2025-07-25 17:00:00
106421文字
会話率:39%
夏のホラー2024で投稿した「顔のない怨念」
https://ncode.syosetu.com/n8874jk/
に登場する、義兄弟とその周辺の人々の話です。
小鳥遊陽充(はるちゃん、僕)
生真面目で面倒見が良く、お人好し。また好奇心
旺盛で様々なことに首を突っ込んで痛い目にあっては義兄さかえに助けられている。
新卒で入った企業で人付き合いに悩み、うつ病になって退職した経緯を持ち、悩みを抱えやすい。お話における「ワトソン役」
烏丸さかえ(さかえ義兄さん)
極めて自堕落な自称作家。陽充の姉で故人の烏丸れおなの夫で、現在は義弟陽充と共に生活している。義弟陽充の前では彼をはるちゃんと呼び、ヘラヘラしている胡散臭いおっさん。お話における「ホームズ役」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 18:21:24
21859文字
会話率:36%
幼い日の後悔に囚われ、無気力な日々を送る青年・海斗。彼の暮らす漁村は、かつてのいじめっ子たちが成長した悪辣な集団に荒らされ、海斗の心の傷は深まるばかりだった。まるで深い眠りについたかのような彼の前に、一匹の老いた海亀が現れる。老海亀は、海斗
が幼い頃に助け損ねた甲殻類の友であり、海斗を恩返しに深海の古代都市へと導く。
水圧を感じさせない不思議な水泡に包まれ、海斗がたどり着いたのは、外界から隔絶された甲殻類の一族が生き延びる幻想的な海底世界だった。そこで海斗は、古代甲殻類たちの記憶を宿す海の麗人と出会う。彼女の美しさと深遠な知恵は、海斗の心を覚醒させ、彼は生まれて初めて「愛する」という感情を知る。麗人から「時間の記憶を内包する箱」を授けられた海斗は、悪しき者たちを倒すための戦略だけでなく、「共生の精神」や「自然への敬意」といった普遍的な教訓、そして失われた絆を再生する「希望の光」を得て、自身の無力感を乗り越える「真の強さ」を目覚めさせる。
地上に戻った海斗は、さらに荒廃した村の姿を目の当たりにする。しかし、彼の心には麗人との愛と希望が強く息づいていた。彼は新たな姿となった甲殻類たちや老海亀と共に、悪しき者たちとの戦いに挑む。「愛の誓い」と「失われた秩序を取り戻す」という使命を胸に、海斗は海の仲間たちと協力し、海の力を利用した独創的な策略で悪しき者たちを打ち破る。
平和を取り戻した村の浜辺で、海斗は老海亀から「失われた時間よりも尊いもの」を手に入れたと告げられる。海斗は漂流物の中から麗人との絆を示す光る貝殻を見つけ、そこから聞こえる潮の香りと麗人の声に、永遠の愛の記憶と未来への誓いを感じる。彼は孤独な老いではなく、海の麗人との「永遠の愛の記憶」と「未来を築く希望」を胸に、海と共生する新たな人生を歩み始める。潮騒の音は、彼の愛と誓いを乗せ、永遠に響き渡るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:45:21
3247文字
会話率:0%
※一部に精神的な恐怖描写・身体感覚を伴う表現を含みます
――“穴だらけの傘”は、本当に優しさを差し出せているのか。
潮の満ち干によって都市そのものが姿を変える《澱み都》で
境界線を測り続ける孤独な測量士・蛹庭透葉。
そんな彼女の前に、
ある夜、翡翠色の甲殻を刺繍した傘を持つ異邦人が現れる。
傘を共有しようと囁くその男Scarabaël・Veerとともに
透葉は都市の裏面――**水面の裏にひそむ“影のない自分”**を探す旅へ踏み出してしまう。
恋と恐怖は、どちらが先に体温を奪うのか。
影を取り戻すたび、透葉は知らなかった自分の感情と
他者の優しさが持つ「穴」そのものを知っていく――
これは、境界が滲み出す異世界で交差する
血潮と潮騒のラブ・サスペンスホラー。
◆登場人物紹介
■蛹庭透葉
都市の「基準点」を測る仕事をする女性測量士。
潮の満ち引きで地図が歪む街に生き、日々、記録と孤独の間で揺れている。
他者との距離に慎重で、“優しさ”という言葉にどこか疑念を抱く。
ある夜、傘を共有しようと声をかけてきた異邦人・スカラバエルとの出会いをきっかけに
影をなくした自分自身と向き合う旅へ引き込まれていく。
性格:理性的、受動的に見えて芯が強い
象徴:水面、影、静かな疑念
■Scarabaël・Veer
透葉の前に突然現れた異邦人。
“傘を共有しないか”と問いかけてくる謎の存在。
表情も語り口も穏やかだが、どこか現実と非現実の境目に立っているような違和感を持つ。
潮と影の構造に精通しており、彼の言葉には時折「誰かの鼓動を読んでいるような鋭さ」が宿る。
性格:静かで柔らかいが、核心には何かを隠している
象徴:傘、翡翠色、甲殻、裂孔
■潮煉
人魚の姿をした少女。潮蝕図書館に棲み、かつては影を探す者を見送った存在。
他者に直接干渉することはできず、代わりに“歌”を送り出す力を持つ。
透葉に対しては嫉妬と共鳴の入り混じった感情を抱く。
性格:寂しげで傷つきやすいが、深い共感力を持つ
象徴:人魚、歌、破れた貝殻、海中の記憶
外見:銀色の鱗、黒真珠の瞳、半身が魚の少女折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 10:59:54
5840文字
会話率:13%
呼ばれるようにして訪れた港町。
そこには、人生の余白にそっと光を落とすような出会いが待っていた。
失ったもののあとに、大切なものがやってくる――そんな再生の物語。
最終更新:2025-07-15 06:34:45
713文字
会話率:9%
※地震・津波等、災害に関する描写があります。
命をかけて、嵐の海から一人の女性を救った海上保安官・安曇 凪(あずみ なぎ)。
しかし、彼の物語はそこで終わりではなかった。
次に彼が目覚めたのは、死せる魂が行き着く不思議な世界。
そこで彼
は、生前の強い後悔を道標に、絶望した魂を救う「渡守」として、二度目の“任務”に就くことになる。
これは、海に沈んだヒーローが紡ぐ、魂の救済と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 12:00:00
10052文字
会話率:24%
丘の上に聳える石造りの館に住まう領主・翠川左衛門督茲矩は、ある日、漁民たちにこう命じた。
「宴のため、海より最上の魚を大量に獲り集めよ。鮮やかな鯛、脂ののった鰤、飛び跳ねる海老、いずれも、余の舌を悦ばせるものでなければならぬ。」
これが
、悲劇の始まりであった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 00:00:00
5788文字
会話率:10%
世界が終わる音が、潮騒に紛れて聴こえた。
誰も気づかないまま、確かに何かが終わっていた。
でも、僕らは気づかないふりをして、
それでも今日を生きていた。
僕は、貴方に出会うことが出来て、本当に良かったと、思っている——。
最終更新:2025-06-16 01:05:52
36586文字
会話率:34%
許された道、レールしか歩めない駅に立ち
キーワード:
最終更新:2025-06-13 21:38:23
364文字
会話率:0%
夏の夜に響く蛙の合唱が、潮騒みたいに聞こえたことはありませんか。
最終更新:2025-05-19 18:55:08
1993文字
会話率:47%
高校最後のふたりの夏の終わりの物語。
最終更新:2025-05-19 14:39:37
1063文字
会話率:30%
潮騒、もう帰ってこない日々、祖の思い出の中にいれる。
キーワード:
最終更新:2025-03-31 14:13:14
421文字
会話率:0%
武闘派メンヘラ集団『メモリークォート』
最終更新:2025-03-30 02:21:54
1097文字
会話率:0%
幕末の長崎。出島の通詞・天草朔夜と丸山遊郭の遊女・花柘榴は、禁じられた信仰を守りながら、密かな愛を育んでいた。しかし、その愛の結実である胡蝶が生まれる直前、二人は信仰の露見により、永遠の別れを迎えることになる。
五十年の時を経て、天草で
静かに暮らす胡蝶の前に、一通の古い手記が姿を現す。それは処刑される直前の父が残した魂の記録と、母が遺した日記だった。受け継がれる祈り、導かれる出会い、そして養女・雪路との新たな絆。
月の光に照らされた古い数珠が、いま静かに語り始める。時代を超えて受け継がれる、祈りと魂の継承の物語。明治から大正へと移りゆく日本を背景に、新たな時代の光の中で、永遠の愛の記憶が今、よみがえる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 09:00:00
30259文字
会話率:37%
港町を舞台にした恋愛ストーリー。
最終更新:2024-08-16 22:27:54
10515文字
会話率:59%
武蔵野の現代と過去を巡る冒険。私の自由研究の課題は武蔵野の歴史。私は同級生のケイ君、元大学教授の老人と共に武蔵野の林野を巡り歩き、縄文時代に迷い込んでしまった。
最終更新:2024-07-26 12:00:00
3978文字
会話率:0%
潮騒の響く夜。ぽっかりと浮かんだ空に潰されそうな気がして。電話ボックスの中で蹲りながら。私は、私を辞める事に決めた。
そこから始まる、少し不思議な物語。
最終更新:2024-07-24 19:00:00
3914文字
会話率:10%
高校三年生の湊は今日もまた岬の灯台に来ていた。
この崖から海を眺めるのが日課だった。
潮騒に耳を傾ける。
バイトがない日はこうして時間を潰す。
家に、帰りたくないから……。
思春期の悩み、葛藤。自分を取り巻く環境の変化。
過去に固執し、受け
入れがたい現在という名の現実。
潮騒と雷鳴の中で湊は何を考え、どうしていくのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 19:43:05
11039文字
会話率:42%
大きくのびをした
彼は白いうねりをあげて、優しげに呼びかけてくる
おいで
あそぼう
子供もまた、それに答える
まってくれ
今行く
早く、早く
せかしてくる
小さな素足が
黄金色の大地を駆けめぐる
風が
小さな背中を
おす
先に行ってるよ
追い越していく
小麦色の肌が
疑うことなく受けいれる
そこにあるものすべてを
水しぶきが上がった
時が止まり、静寂が訪れる
少年は流離い人だった
瞳をとじると
人魚の唄声がきこえる
鳥たちの
自由が降りかかる
潮騒は
揺籠だった
おやすみ
少年は大地の子供になった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 22:47:35
222文字
会話率:0%
「潮騒で」を初句にしている俳句です。
文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-05-22 15:00:00
305文字
会話率:100%