夏のホラー2022参加作品です。
ベンチに置かれたラジヲからメッセージや音楽が流ている。
最終更新:2022-08-22 13:00:00
777文字
会話率:40%
小さな公園で、今日もブランコを漕ぐ。
いくら漕いでも、どこへもたどり着かないのに、それでも漕ぐ。
最終更新:2022-07-09 07:00:00
325文字
会話率:0%
然したることもない普通の日々
最終更新:2021-06-10 12:00:00
1658文字
会話率:0%
美術部がある高校志望の見目麗しい少女・波賀野マリンは、サンドアートを描くのが大好き。
そんな彼女のカンバスは、自宅前の自然豊かな美しい砂浜。
砂に描いて満潮と共に波に消えていくその儚さをも愛でていた。
まるで漣のように描いては消える、波に浚
われ決して残らぬ絵を描き続ける実直な心と情熱。
これは彼女の日常的創作風景を綴ったささやかな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 05:55:17
795文字
会話率:7%
むかしむかし。満潮を迎えたとある漁村でのこと。
その日の潮はいっとう足が長く、普段に比べて何町も伸びたその海水が、家の中へ入り込み、床をしとどに濡らした。
これまで無かった事態に戸惑いを隠せない村人だったの前へ、沖合に出ていた漁船の一隻が
帰ってくる。
そこに乗っていた者が持ち帰ったのは、奇妙な話だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 20:00:00
3834文字
会話率:0%
レモンが日本に伝わって来たのは、明治時代のこと。
静岡に始まり、和歌山、広島へと伝わる苗木たち。
その栽培が広島の諸島で始まった時、例年に増して霧の濃い月が続いていた。
時間違いの満潮。沖合の不審な高波。
そして、砂浜に流れ着いたもの……
瀬戸内の海は、静かに荒れている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-20 12:50:05
3700文字
会話率:0%
あなたは言った。「夜の海にはいったら、つかまってしまうよ」
「何に?」あたしがいくら聞いてもあなたはほほえむばかりで答えてはくれなかった。
あたしは今でもわからない。あなたは夜の海にとらわれたまま、帰ってこない。
……幼なじみの恋人に先立た
れた満潮と、恋人の弟万葉。のこされた二人が選んだものとは。
※「鈴森呉葉にまつわる話し。」の未来ですが、単品でもお読みいただけます。
※「雅美の書簡」にもリンクしてますが、むしろそちらがおまけです。作風はまったく違うのでご注意を。
※この作品には、闘病、死、児童虐待を示唆する描写が入ります。自己責任で回避をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 07:00:00
34674文字
会話率:19%
地方都市に単身赴任したサラリーマン。独り暮らしの侘しさ、勤め人の懊悩、正義と不正義の葛藤など様々な気持ちが満潮となって押し寄せる。波間の中で唯一、恋人への便りだけが日々の救いとなり、生きる糧となっていく。
最終更新:2014-12-27 12:58:11
21185文字
会話率:0%