夏のホラー2022参加作品です。
ベンチに置かれたラジヲからメッセージや音楽が流ている。
最終更新:2022-08-22 13:00:00
777文字
会話率:40%
小さな公園で、今日もブランコを漕ぐ。
いくら漕いでも、どこへもたどり着かないのに、それでも漕ぐ。
最終更新:2022-07-09 07:00:00
325文字
会話率:0%
それはわたしが海面に出た岩の上で日向ぼっこをしている時だった。
干潮の時だけ顔を出すこの灰色の岩は、最近見つけたお気に入りの場所。ウロコに入り込んだ砂を掃除していたら、遠くから一隻の船がゆっくり近づいてくるのが見えた。
「高い場所から失礼
する。お嬢さん、少し時間をいただけるだろうか」
短い黒い髪に夏の海みたいな青い瞳。とびきり背が高くて大きな身体のその人は──なんだか怒ったような怖い顔をしていた。
これは記憶を失ったちょっと天然な人魚と思い込みの強い強面軍人が恋愛にいたるまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 21:00:03
12945文字
会話率:60%
干潮の時だけ、歩いて行ける島…巫部島。
無人の社だけが残る島で母を亡くした少年・小鳥遊桜月、桜月の母・亜沙の友人であり心霊学者の香灯茜音、更には茜音の友人で陽向の師匠・天華想子が行方不明になる。
一人残された依代陽向は、3人を救い出す為
に巫部島へと足を踏み入れる。
失くしたモノの想いを辿る幻想ホラー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 19:24:44
3486文字
会話率:32%