ある日の朝、冒険者ギルドにて冒険者パーティー「メルクネメシア」の解散がリーダーのカイリより告げられた。
どうやらカイリとメンバーの紅一点であるリリサが結婚する上、孤児院を開くために冒険者を辞める決断をしたらしい。
リリサは、冒険中
に出会った多くの孤児を思い、何かできないかとカイリと相談して考えた結果、この道を選んだという。カイリも残されたメンバーに謝罪しつつ、その決断の理由を説明した。すると、他のメンバーも自身の今後を考えていたことを明かし、こうして全員が解散に同意した。
だが、パーティーの回復役であるアルドリノールの本心だけは違い、解散後もたった一人で冒険者を続け、魔物と戦っていた。しかしやがて肉体的にも精神的にも限界が訪れ、彼もまた別の道を歩まざるを得なくなった。
そうした時、ギルドの受付嬢であるライラから、ノコエンシス領にある女子魔法学校が新設した学級の担任教諭を急募しているという話を聞かされる。
結果、教師になったアルドリノールであったが、そこで待っていたのは一癖も二癖もある生徒たちで……?
「だからあんた! ウェリカ・クラウディアという美しい花を咲かせるための水と光になりなさい!」
「何言ってんだお前」
「な!? 結構決まってたじゃない! あんたの適性水と光でしょ!? 植物育てるために生まれてきたようなものじゃない!」
「肝心の土がないだろ」
「それはそうね……土……土……あ、オルシナスでいいでしょ。あの子なんでも使えるし!」
「適当だな!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 22:41:10
215251文字
会話率:61%
西暦2047年
最先端医療技術のコモディティ化は世界の人口を108億人に押し上げる結果となり人類は新たな局面を迎えていた。
食料不足による領海戦争、化石資源の枯渇により過去の人工物や木々を燃料とせざるを得なくなると CO2は飽和し海域平均海
水温度を5.7℃押上げた。海洋生物の多くは死に追いやられるも、行き過ぎた人道配慮と支援は尚も増え過ぎた人類に公平と平等の分配を施そうとしていた。
そんな中、人類は遺伝子操作によって植物から人造人間を生み出すことに成功したのであった。
それは光と雨水だけで生命を活動させ CO2を吸収し酸素を吐き出す画期的な人造生命体。
人類は歓喜し瞬く間にこのバイオロイドは世界に普及する事となる。
一家に一体だったバイオロイドも一人が複数台持ちはじめるとすぐに飽和状態に至る。人々はバイオロイド達にすべてを任せ働く事を止め生命の営みそのものも希薄になるとやがて人類は終息へと辿り着く。
水と光だけでおよそ500年近く生きるとされるバイオロイドも完全ではなかった。
動物に備わる記憶力が薄弱であり個体差はあるもののその記憶力は概ね十数ヶ月。
自身へのメッセージとしてその使命を申し送らなければ直ぐに本来の植物へと回帰させ安住してしまうのであった。
果てしない時の中を生きるバイオロイドにとって自身を植物へとさせないためには僅かな因果律の綻びさえも許されない。
———— 過去と現在、そして未来が同刻に巡りそして紡ぐ ————
そのメッセージは過去のボクから届いた
このメッセージは未来のボクへと送ろう
追伸 ラプラスは無駄になった(P.S. Laplace in vain)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 01:00:00
13926文字
会話率:57%
子供について行っている水と光の精霊。
その精霊視点の、ガラクタを集めて浄化して行くお話___
・・・・・・
「人間って不思議、そして大変で面倒くさくて面白い。呼吸も食事も睡眠も必要、食べれるものも限られてる。脆くて弱いのに、考えて、
作る。その力は僕たちより優れていると思う。変わった生き物だ」
※言うほどシリアスじゃありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 15:00:00
9382文字
会話率:43%
人類同士の大きな戦争は、人の数を大きく減らし、ミュータントを発生させ、それまで当たり前だった世界を崩壊させた。
しかし人を踏み止まらせたのは、戦争を大きくした要因でもあった、発展した技術の数々。
海水と光から可燃性のガスを発生させる藻
や、その藻を食料に変える等の技術が、文明の崩壊を、人類の滅びを防いだ。
ミュータントの脅威に人々はより密集して生きる事を選択し、大都市の周辺に集まった。
戦争で国の力が衰えた後、力を増したのは技術を握る企業である。
貧富の差は拡大し、貧しい者は自分の身は自分で守らねばならない。
そんな21XX年の世界で、ギャングが運営する地下闘技場に売られ、そこで戦い、生き残った少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 23:29:21
99189文字
会話率:5%
父親の借金を返すために、ダンジョンへもぐる番場秀太(バンバシュータ)。
しかし彼のスキルは史上最低のダメスキルだ。
それでもシュータは腐らず、夢を持ってダンジョンへと挑んでいく。
一心不乱に戦い続けると、スキルにある奇跡が起きた。
そ
れは主人公シュータのがむしゃらな行動と、お人好しのゴブリンと神の遊び心によって、前代未聞の『スキル進化』を遂げたのだ。
最強のスキルへの劇的変化、世界の理をも変えるものだ。
喜ぶのもつかの間、神からのメッセージが届きその内容に驚く。
定型文ではない個人的にシュータへ向けたものだ。
それは神が隠したダンジョンの秘密のひとつであり、更なる冒険への始まりである。
シュータは心踊らせ、更なる冒険を求めていく。
カクヨムで連載しています。
※読者のみなさん、応援ありがとうございます。
面白いと思ってもらえたら、★1~5の評価、ブックマークして下さい。それがものすごく励みになります。
草花には水と光が必要です。
作者には星とレビューと応援です。ですので是非是非お願いいたします。
ご意見も気軽にしてくださいね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 14:19:36
10306文字
会話率:29%
地球に星が墜ちる時、悪魔が一つ甦る。
神話の昔、神々が滅ぼした640億もの悪魔の肉体を凝縮・結合させる事で創られた異世界の地球。
太陽神が治める惑星系の厳重な囲みの中に生まれたこの第三惑星には、水と光の加護のもと、地殻と化した悪魔の肉体
に残る魔力を糧とする生態系があり、その頂点に君臨する人類の文明によって、星はゆっくりと蝕まれ、神々の思惑通り、緩やかなる終焉に向かい、平穏なる時を刻んでいた。
だがしかし、地上から仰ぎ見る天空には悪魔の魂が数百億もの星となって輝き取り囲み、隙あらば地球に降下して肉体を取り戻そうと、夜の地上を不気味に照らしている。
太陽神の加護を受けた人々は、夜が地上に闇を齎す間、太陽神の加護の光を反射する月の力を借りて、悪魔の降下を防いでいた。
そんな中、太陽系を取り巻く銀河の星巡りは、数億年に一度の天凶節を迎える。
太陽神の加護が薄れるこの時を狙い、悪魔の魂は月に侵攻、これを破壊することで、恵みの衛星を太陽の光を遮る小惑星帯へと変貌させた。
そうして出来た月雲=ムーン・クラウドの影響で、太陽神の加護の光が衰えた地球には次々と流星が降り注ぎ、肉体を蘇らせた悪魔たちによる地球破壊が始まった。
人々はこれに立ち向かうも、悪魔のエネルギーで出来た魔術体系では敵を倒すどころか糧を与えるだけの結果しか生まず、地球は無数の悪魔が跳梁跋扈する魔の世界となり、惑星崩壊寸前にまで追い込まれる。
人が、地球が、太陽が、そして神さえもが未来を諦め、膝を折って涙をこぼした時。
三つの巨大な彗星が、次元を裂いて地球に飛来した。
それは、破軍星。
次元を問わず、地球と呼ばれる星に危機が迫る時、あまねく敵からこれを守る、神々の盾。
星の寿命と引き換えに、天変地異で悪魔を滅ぼす、神をも超えた奇跡の破壊神。
その名は、爆神、爆神ダンガー。
いま、破軍星と合身した運命の少女たちが、地球奪還の狼煙を上げる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 04:42:49
3683文字
会話率:73%
○魔法の説明
幹なる世界の属性魔法は基本属性が地、炎、風、水の4属性で、その上位属性として雷、氷、光、闇がある。
回復魔法(回)は各属性毎にあるが、殆どの世界(惑星)では治癒と親和性の高い水と光属性から派生した魔法しか無いので、回復魔法は神
聖なものと勘違いされている。
表示上は【ヒール】などと一まとめにしているが、魔大陸では自分の一番得意な属性の回復魔法を使っている。
ただし、光属性が弱点なアンデットに光属性の【ヒール】を使うとむしろダメージを与えるので、そこは注意が必要。
なお、連邦暦200年記念アンケートによると、基本4属性別の回復魔法との相性は
*炎が得意……回復魔法が使える者は10人に1人
*風が得意……回復魔法が使える者は8人に1人
*地が得意……回復魔法が使える者は6.5人に1人
*水が得意……回復魔法が使える者は5人に1人
という結果だった。
空間魔法(空)と時間魔法(時)は属性魔法とは全く異なるものであるとはいえ、イメージ力が重要なのは共通である。
ただ、属性魔法は火や水などイメージし易いものが多いが、空間魔法や時間魔法はイメージが難しいものが多いせいか、使い手はかなり少なくて魔法が使える者のうち50人に1人程度である(他の大陸だと断然少なくなる)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 20:00:00
4316文字
会話率:0%
水と光のなかでの回想
最終更新:2018-11-24 03:54:56
609文字
会話率:0%
木っ端みじんに砕けた世界。世界は滅んでしまいました。真っ黒な空間にぽつりと浮かぶ島のような大地。わずかな水と光と温もり。そんな世界に生き残ってしまった魔王が最後に望む夢とは?
夢も希望もないかもしれない。そんなお話です。
最終更新:2015-11-01 00:00:00
4761文字
会話率:25%
維川 千四号さんの企画【眠くなる小説】が素敵だったので便乗。
最終更新:2014-05-15 14:41:50
984文字
会話率:0%