戦場姫〈イクサヒメ〉
その制度が始まったのは100年ほど前のこと。
戦争が行われる等、国の有事の際に国内から選ばれた18歳未満の少女が1人、士気を高めるために戦場へと送り出される。戦場姫に選ばれることは国の名誉とされており、選ばれた少
女は『英雄』として後世に語り継がれることとなる――。
しかし、その実態は体のいい『生贄』に変わりなかった……。
「……デイジー頼む。どうか、君がアイリスの代わりに戦場姫《イクサヒメ》になってくれないか?この通りだ」
婚約者であるはずのレオから双子の妹アイリス・アッシャーの代わりに戦場姫〈イクサヒメ〉になってほしいと頼まれた伯爵令嬢のデイジー・アッシャー。
絶望した彼女は、妹の代わりに戦場姫として戦地へ赴くことに。
(婚約者も家族も私が死んでもいいと思ってるんだわ。もう、別にこの世に未練もないし、いつ死んでもいい……)
そんな思いで戦場姫となった彼女が出会ったのは、同じ部隊に配属されたカイルだった。
「生き残って今までお前をバカにした奴らを見返してやれよ」
彼のひと言で生きる勇気がわき、むしゃらに戦場を駆け抜けたデイジー。
そして、2年後。
死んで当然の過酷な戦地で、戦場姫として初めて生還した彼女が国に戻ってきた時、彼女の人生は大きく変わり始める――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 09:27:58
4844文字
会話率:20%
息もつけない恐怖の実家へ里帰り。護衛の男に、絶対バレてはいけない嘘をついたまま。
◇
裏社会で悪名高い貴族・フェルレッティ家に生まれたディーナは、十歳の頃、部下に殺されかけた。一命をとりとめて改悛してからは、田舎でひっそりシスター見習いとし
て生きている。
それなのに、十年後。ディーナが暮らす教会に、わけあってフェルレッティ家に潜入している男、テオドロが現れた。
危ないところを彼に助けられたディーナは、あれよあれよと言う間に実家へ舞い戻ることになる。
「大丈夫、あなたのことは僕が絶対守るから」
そう話すテオドロは、ディーナのことを巻き込まれた善良なシスターとしか思ってない。
――もしバレたら。
「この世で死んでもいい人間なんて、フェルレッティ家の人間くらいだし」
フェルレッティを憎む彼に、たぶん、殺される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 16:26:49
157764文字
会話率:38%
周りから蔑むような顔をされてきた凛梨。
何も出来ない、居ても邪魔だと思い続けて限界が近かった。
凛梨は死んでもいいと思い最後に家から出た、
休憩にとしゃがんだ目の前に中村 郁(ゆう)という男性が立っていた。
郁は凛梨の事を出会う前から知って
いて、声を掛けたという。
次第に凛梨と郁は惹かれ合い……折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-01 11:52:35
7218文字
会話率:60%
ある男がいた。彼はたった一つ死んでもいい理由が、納得が欲しかった。
キーワード:
最終更新:2025-03-18 19:30:00
2267文字
会話率:0%
漫才です。ぼうずとロン毛のコンビ『喫煙所』。ぼうずは生乾き臭が嫌いで、これをこの世から無くせるなら死んでもいいと考えいる。
※いでっち51号様主催、漫才王になろうGPエントリー作品です
最終更新:2025-02-23 21:00:00
2186文字
会話率:100%
──俺なら、「死んでもいいわ」って答えるけど。
教師生活を五年送ってきた日吉惣次郎は、六年目を迎えた春、新たに赴任した高校で自身が担任をするクラスに所属している不良児の対処を求められた。
上述した生徒、瀬川凪はなぜ学校へ来ないのか。その真
相を探るため、そして彼をどうにかして高校生活へ戻すため、日吉惣次郎は東奔西走することとなる。
現代の学校や社会問題をテーマとしたBLボーイズラブ作品。
属性:面倒見ヨシ!わんこ系先生×天才肌にゃんこヤンキー生徒折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 20:04:19
9597文字
会話率:46%
いつ死んでもいいように
キーワード:
最終更新:2024-11-01 19:37:06
471文字
会話率:0%
あるいは、全員殺して私も死ぬ。
最終更新:2024-09-25 04:59:57
4341文字
会話率:35%
勇気へ
一体、何がしたかったんだろう。多分、プライドが高かったんだ。
プライドが無ければ生きていけない。
でもプライドだけで生きてはいけない。そうだろ。
俺は人を殺した。
なぁ、知ってるか?人を殺すって、本当に気持ち良いん
だよ。なんていうか、生きているって感じ。
1番好きなのは、人の腹を切って苦しみに悶える顔を見るとき。あの感触。たまらない。お前にも味わってほしい。
勇気。本当はお前も、人を殺したいんだろ?でもできない。名前は勇気なくせに、お前には勇気がないんだよ。でも俺にはあった。
ただ、遂に妻を手にかけちまったとき、思ったね。あぁ、俺は一体、何をやっているんだろうって。
妻は俺を愛していた。心から、そう思う。俺も勿論愛していた。心の底から愛していた。妻のためなら死んでもいいって思ってた。いや、今も思っている。俺は優しいんだ。
妻が風邪で寝込んだとき、俺は一生懸命、看病した。彼女が食べたがってた菓子をコンビニで買ってきて、家で渡してやったさ。嬉しそうだったなぁ。
でも、そのときだった。俺が妻を殺そうと決意したのは。勿論、その場ですぐ殺すなんてことはしてない。じっくり計画を練って、どうやったら1番、妻が苦しんで死ぬか、考えた。自分が世界で1番信じている人を殺す。世の中に、これほど辛いことってない。
言っておくが、俺は妻のために妻を殺した。神様仏様に誓って言うが、決して俺が殺したくて殺したんじゃない。大義のためだ。
もし信じてくれないなら、お前に誓ってもいい。もし俺が嘘をついているんなら、勇気。お前との友人関係を解消してもらっていい。俺は正直に、ただありのままに語っているだけだ。
信じてくれるよな?
覚えてるぜ、子供の頃、お前と遊んだこと。俺が人生で1番幸福だった時代だ。お前と、小学校から帰ったら、近所の裏山で秘密基地作って遊んだ。あのとき作った基地、今どうなっているんだろう。
愛する友より
追伸
今度、長野にスキーしに行かないか?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-01 10:29:26
811文字
会話率:0%
好きだった乙女ゲームの世界に悪役令嬢として転生し、そこで愛するものと幸せな生活を送っていたレマ。
しかし、自分と同じように転生してきたゲーム内の主人公エリに嵌められ、ゲームのシナリオ道理に追放されてしまう。
途方に暮れ、森でさまよっているレ
マ。今すぐ死んでもいいという心境にさえなっている彼女に声を掛けたのは、造形は自分と同じだが全く違う見た目をしていた女性であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 15:00:00
90232文字
会話率:45%
感情に欠陥をもった私が、恋をした。
それは、甘くも切なくもない。
私、あなたに殺されるなら死んでもいい。
※R-18表現は含みません。
※殺人等犯罪行為の描写がありますが、それらを推奨する意図はありません。
最終更新:2024-01-19 00:00:00
4078文字
会話率:29%
漫画家を目指す男子高校生手代木(てしろぎ)は入学を機に文芸部に入る。彼はそこで両原(りょうはら)という異次元の天才に出会う。恐るべき速度で完璧な漫画を描き続ける両原。「間に合わなくなる」「明日死ぬかもしれないのになぜ急がないのか」とほとん
ど寝てる時以外は漫画を描く生き急ぐ彼女。その生き方に触発され、手代木は漫画家になるためひたすらなる努力の日々を歩んでゆく。
「これが描けたら死んでもいい」と思って描いて死ぬために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 19:11:21
138776文字
会話率:68%
忌み子として伯爵家の養女となった皇女ルーナは、原作のファンタジー小説では兄を殺した新皇帝の妃となるはずだった。しかし皇帝は自分ではなく、死神と恐れられる公爵に嫁ぐようにルーナに命じ、さらにはルーナに「死神公爵を殺せ」と命じる。
断れば自分を
引き取って育ててくれた家族……は、別に死んでもいいのだが、家族の中で唯一味方をしてくれていた兄は守りたい。
原作ではルーナが皇帝を殺す前に死んでいるキャラだが……原作ルートで死ぬ前に……殺さなければ!!
がんばれルーナ!負けるなルーナ!小娘に死神公爵が殺せるのか!ナイフを振ると「刃物など持たないように」と取り上げられ、毒を入手しようとすると使用人が死ぬ!!階段から突飛ばそうとしてもびくともしない!!!!!!・
一方死神公爵はルーナのことを見ると目を逸らすが……「可憐だ」と呟いて?「十年待った」?
殺意&コメディ!悪意&ラブ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 10:22:28
88705文字
会話率:29%
自分の生きている世界
見えている世界
自分はいるのか?
死んでもいい。
もう…何も…。
そう思っていたら死神…?
死んだと思ったら、生きていて、
よくわからないことを言われた。
あなたはこの話を最後まで見た時読んだ時、
どう感じましたか…
?
ーーーーー
*当時殴り書きにて書いておりました。
拙い言葉もたくさんあるかもしれません。
温かい心で、読んでくださると
嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 20:13:31
1789文字
会話率:26%
死んでもいい日は誰にでもあります
最終更新:2023-11-16 22:26:35
213文字
会話率:0%
中秋の名月である今日、女はお願いして男に「月が綺麗ですね」と言ってもらい、「死んでもいいわ」と答えたのだけど……。
最終更新:2023-09-29 07:07:57
1758文字
会話率:35%
救いたい魂があったんだけど、その肉体に別の魂を入れないといけなくなって。神っぽい人はそう言った。どちらにしても死ぬのなら別の世界を見て死んでもいいじゃないか。確かに。断罪済みで処刑前だけど、せっかくなので別世界を観光することにした。
最終更新:2023-08-30 12:00:00
12364文字
会話率:38%
Fine Del Mondo!(フィーネ・デル・モンド)とはイタリア語で、直訳すれば「世界の終末」という意味、そこから転じて、この上なく美味しい料理を食べた時、有名なBuono!、またはその最上級のBuonissimo!にもまさる感嘆の
言葉としても使うのだそうです。
おそらくは「これで世界が終わっても悔いがないほどの美味」、あるいは「この世が終わる程の驚き」といったことを言いたいのでしょう。
たかが料理で大げさな?
いいえ。それほどに美味を愛するとは、むしろ驚きです!
これほどの賞賛の言葉があるでしょうか?「死んでもいいほど美味しい」でもまだ遠く及ばない。
イタリア人はこれをよく、両手のひらを上に向け、軽くすぼめて振りながら言う。
Fine Del Mondo!
どうです。その光景がありありと目に浮かびませんか!?
料理の味を激賞するのに「この世の終わり」とは。
ならば、こんなお話はいかがでしょう。
ここは、人間の「味覚」というものが奪われた筈のポスト・アポカリプスの世界。
でもなぜか美味しいものが大好き(!)で、そして生まれながらにして謎の心の声を聞く少女アスラは、ヒト族でありながら、遠い昔に失われた禁じられたレシピを求めて世界各地の旧文明の遺跡を巡り、その「ついで」に多くの魔物を倒して、いつしか勇者と呼ばれるようになっていた。
このまま悠々とスローな冒険を満喫するはずが、連れの戦士と賢者に押し切られて「しぶしぶ」と魔王討伐に向かったため、思いもよらず真の最終戦争に巻き込まれ、何やら重要な役割を果たす羽目に……
自称(?)美少女である勇者と、美女でドジな魔王、陽気な仲間たちの、何でもアリ、そしてあくまで明るいハルマゲドン戦記です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 17:02:00
351541文字
会話率:26%
いまは2030年、この世には魔法少女という゛物゛が存在する。これは魔法少女達が魔物を討伐していく物語。救世魔が魔法少女に貸した魔力の正体とは?そして、魔物が全滅するのはいつだ?そして魔法少女の最後とは。……?
最終更新:2023-06-15 20:56:24
370文字
会話率:0%
21世紀後半の近未来警察小説。日本の少子高齢化は加速し、年金と医療は体制ごと崩壊しかねない状況だ。優秀な方に高額納税していただくしかあるまいということとなり、日本では不可能とまで言われた女性の最高裁判事、国会議員、CEOなど女性の社会進出が
進んだ。そんな時代に新人刑事村瀬が最初に担当した事件はやくざのフロント企業の内偵だった。優秀な女性上司、藤堂課長の推理の素早さについていくのも大変だが、優秀な藤堂にも秘密はあり、孤独を抱えていた。そんな藤堂が拉致されて行方不明となり、村瀬は僅かな手がかりから彼女を救出しようとする。
死んでもいいと思うほど惚れてしまい、危険なミッションに突入してしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 12:09:41
126380文字
会話率:50%