「ここでキリルはカタリナとの婚約を破棄することを宣言するッ!」
今日は国の第3王女であるエバが他国に嫁ぐため、最後のお別れをするためのパーティが開かれていた。
「お父様、私。やはり結婚したくありませんっ!私は彼と結婚したいのです!」
「わかったかカタリナ!お前が居るせいで俺とエバは一緒になれない。早く婚約破棄を認めろ!」
キリルはカタリナを睨んだ。
「私、カタリナがキリルとの婚約破棄を認めます。ですので、もう帰ってよろしいですか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 21:03:47
1136文字
会話率:36%
異世界の存在が周知された現代。少年の姉は三年前に異世界へと召喚されてしまっていた。帰ってくる者、来ない者、それらは実に様々だ。一応限られた手段で連絡がとれないわけではないけれど、現状こちらの世界からのアプローチは難しく、異世界側からのコン
タクトを待つしかない。
そんな中、姉が一時的にこちらの世界に戻ってきた。最後のお別れに、と。どうやら向こうの世界で王子様と結婚するらしい。
物語の中ならめでたしめでたしなんだろう。でもさ姉貴、父さんと母さんそれでも心配してるしずっと待ってたんだよ。今この場に二人がいない以上、ここでお別れされるともう二度と会う事ができないわけで。
もし、二人の愛が真実の愛だというのなら諦めよう。だが、後ろで見守ってる王子様よぉ、あんたは初手を間違えた。本当に姉と添い遂げるつもりなら、こっちの発言は全部完封するべきだったんだよ!
っていう一部本編にない弟の内心が含まれておりますがそういう感じの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 16:44:21
4388文字
会話率:59%
R200鉄道カーブ、平面クロス!! 1億2000万人のうちの2人くらいに響け!
同じ大学の廃線同好会に所属する僕、三塚と美咲殿は、常磐炭鉱の引き込み線跡を現地確認するために東京から特急に揺られ、2時間近くかけて向かった。
そこには、駅か
ら平行に伸びる2本の引き込み線の廃線があり、駅から4kmほどの一点でレール同士が直行する”平面クロス”をしている。しかも、その平面クロスしているところは、R200という現代鉄道カーブから見るととんでもない急カーブを描き、見通しが悪く、非常に危険だったことは想像に難しくなかった。
早速、美人オーラーが鼻につく廃線同好会会長 杉坂美咲殿が散歩していたおばあちゃんを軽く呼び止め聞き込みを開始した。
そこで知り合ったおばあちゃんに話を聞いているうちに、その、おばあちゃんは昔、昭和19年に戦争に送り出した旦那さんを亡くしていることを知る。
僕達はおばあちゃんに聞いた。
もう一度会いたいか。
……死んだ旦那さんに会いたいか……
会長の美咲殿は不思議な力をお持ちだ。
時を遡って、その場の風景を見ることが出来る。そして、美咲殿の見ている風景はリンクした相手と共有できる。
おばあちゃんの後悔。
喧嘩別れして、旦那さんと最後のお別れをしなかった事。
美咲殿の不思議な力は、その場の風景を見るだけ。
話す事も、その時代の人がこちらに気付く事も無い。
それでも良いというおばあちゃん=深雪さんと共にその時の、昭和19年の二人の最後の日を僕達は追体験することになった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 09:08:09
23857文字
会話率:37%
夕暮れのとある町。明日には町から出て行く女性が、最後のお別れのために散歩をしていた。
思い出に浸りながら彼女が向かったのは、坂の上のお寺だった──
最終更新:2021-02-06 21:20:43
955文字
会話率:12%
本当の愛情とは何か家族とは何か
最終更新:2019-10-12 15:00:59
2270文字
会話率:60%
ありがとうと最後のお別れ
最終更新:2018-11-29 03:28:17
1800文字
会話率:0%
ある日、親友が自殺をした。自分を責める愛衣と最後のお別れに夢の中に現れた悠。死は二人を分かつのか。
最終更新:2018-10-13 16:53:42
1604文字
会話率:49%
1年半以上付き合っていた彼「晃太」が私と別れたいという。自分に気持ちがないと分かっていた私は別れ話を受け入れ、最後のお別れをしに、重い足取りで彼の元に向かうのだった。
最終更新:2018-02-13 02:00:57
3093文字
会話率:20%
かっての勇者、ライアル・ハーケンスは今は只の酒浸りの青年だ。加護を失った瞬間から、今に至るまでずっと。
悔やむことしきり。何故あんな馬鹿な真似をしたのかと。アル中寸前の彼の日課といえば、子供達の剣術の相手と昼酒という体たらく。
いいのか
なって自分に問う。良いわけが無い。だけど抜け出せない。今の自分を認めるのが怖くて。
手を差し伸べてくれる人の好意を、どこか信じきれなくて。
これは喪失と悲しみと、そして再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 10:14:57
16056文字
会話率:47%
大好きなおじいちゃん。何をしても怒らない、甘やかしてくれたそんな優しいおじいちゃんがこの世から去った。
小学2年生の時に起きた身近な人の死を経験した私は心が枯れていく。
最後のお別れ、終えた後、忘れようと必死にもみ消した過去をふと思い出し
てしまった。
その時、気づいたこととは?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-06-14 18:52:55
555文字
会話率:12%
お父様のお葬式。あたしは最後のお別れをする。これからはお母様と二人きりの生活なんだ……。
最終更新:2012-01-21 13:26:43
1344文字
会話率:53%
卒業式当日。私とカエルという珍妙なアダナを持つ友人は、校舎を巡回する。最後のお別れだ、きっちりとけじめをつけようじゃないか。/告白ができない女の子の話です。放送室もジャックしちゃいます!
最終更新:2010-03-25 21:33:31
20190文字
会話率:27%