桜ヶ丘図書館は、特別なことは何も起きない、けれど静かに心が動く場所。
司書・日暮静也のまなざしを通して描かれるのは、読書と記憶、そして人とのささやかな交差点。
紙の本なんて時代遅れという青年が感じた、本の重みや手ざわり。
返却された本に挟
まれた一枚のメモと謎のメッセージ。
言葉を交わさない静かで不思議な読書会。
本を読むという行為が、誰かとの“静かな対話”になる瞬間が確かにある。
図書館に集う人々――新人司書・広瀬、レファレンス担当の山口、猫本を愛する常連・猫田、無口な書庫係・田村。
彼らの日常の中にそっと芽生える、小さな気づきと、ほんのわずかな変化を描く連作短編シリーズ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 21:50:51
5149文字
会話率:25%
とある王国。栄えある遠征隊の叙任式において、侯爵令息ガルディウスより国王に自身の婚約解消を求める陳情がなされる。ガルディウスの婚約者は伯爵令嬢であるレティシア。彼女は、この国において「賢人」と評される聡明な女性であった。
この婚約破棄がどの
ようになされたのか、いかにして彼女は賢人と呼ばれるようになったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 08:02:43
89448文字
会話率:55%
修行を終えて、親戚の家から実家に戻ってきたティム王子の話。
2020/1/19に『エブリスタ』にも載せてみました!
2020/4/16に『ノベマ』にも載せてみました!
沢山の方に読んでいただけたら嬉しいです(^o^)
最終更新:2022-03-31 20:10:36
138133文字
会話率:58%
皇室直属の書庫に勤める男の娘と、皇子を名乗る少年の話。(2012/08/01)
最終更新:2015-12-15 21:45:38
9235文字
会話率:50%