今日も目が覚めた。
一人の朝、一人の食事、一人の部屋。
寂しさが心を占める時には、もう、目が覚めないかもしれないと思いながら眠りにつく。
屋根裏のこの部屋は天井が斜めで、広さもなく窓も小さい。水場は一階にしかないため不便もある。
夏は熱気が籠こもり暑く、冬は隙間風が部屋を凍らせる。住環境が良いとは言えないが、それでも、長く暮らしていたら慣れもするし愛着も湧いてくる。
ここは私の、私だけの城。
誰も私の邪魔をしない。
そして誰も私を見ない。
私は一人なんだと、思い知る朝。
「憧憬」の続きです。こちらをお読みいただいていないと分かりづらいと思います。ぜひお読みくださいませ。m(_ _)m
↓
https://ncode.syosetu.com/n0476hu/
悲恋からのハッピーエンドとなります。
憧憬の時点では救いのない悲恋も、時間と状況が動けば、ただのすれ違いはた迷惑バカップルとなりました。
悲恋のままの余韻が良い、ご都合主義はあんまり……という方は、回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 17:55:04
11341文字
会話率:20%
【本編】
代々強力な治療術師を輩出する伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、いつも一緒に遊ぶロズリーヌという『親友』がいた。
「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになった
のだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず彼女に「奔放な義妹の方が魅力的だ」などと言ってしまい――。
【後日談】
かつてすれ違ったまま婚約者を喪ってしまった男が故郷で墓参りしていると、そこに現れたのは――。
※以前投稿した短編の後日談ですが、単体で読めないので前作もセットにしています。悲恋からハッピーエンドになりました。前作部分に変更はないため、既読の方はお手数ですがスクロールしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 06:47:52
14171文字
会話率:41%
白銀の騎士と言われる神がかった美貌の騎士アレン・メルタージュとボルタージュ王国王女エルティーナの恋物語。
アレンのエルティーナに向ける深い想い。意地っ張りなエルティーナの大切な初めての恋。
すれ違う中で二人は何度も恋に落ちていく。究極の純愛
王道ラブストーリー。
今世そして来世にまでまたぐ、二人の「魂」が巡る物語…。ボルタージュ王国の語り継がれる永遠の恋物語。悲恋からの最後はハッピーエンドです!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 23:14:37
280364文字
会話率:33%
前回の話から5年…
俺はある一人の女性と出会い、運命は大きく変わる。
最終更新:2019-04-06 19:33:28
4800文字
会話率:51%
自作掌編『黒い外套』後日譚。悲恋からのハッピーエンドに仕立てました。
最終更新:2018-08-19 18:59:21
2020文字
会話率:12%