物語の中の断罪される悪役令嬢に転生してしまった女の子の奮闘とその結果。
アンチっぽい内容ですが、普通はこうなるよねってつもりで書きました。
全員バッドエンドです。誰も救われません。
最終更新:2024-02-27 02:45:27
10986文字
会話率:46%
天導師・寸道天女は、死を迎えようとする魂を天乃世へと導く任務を遂行していた。
悪人ではないが曰く付きの心を持った魂は、天乃世の門を潜ることができないからだ。
天女は三人の魂を天乃世に送るため、鴉天狗のテンと共に『心のやり直し』をさせる。
順調に任務を遂行していた天女だったが、思わぬ結末へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 07:00:00
105152文字
会話率:57%
「アリシア、次期聖女の地位を妹に譲りなさい」
父である公爵からそう言われた時、私は呆れてしまった。父は悪人ではないが俗物で、自身が凡庸である故に、ひと目で優れている、長じていると思われるものを好む。そして私たち姉妹の場合、それは私――
アリシアではなく、妹のノエルなのだろう。
華やかで愛らしい妹のノエルと違い、十歳から次期聖女として勉学に励んだ私は両親に愛されることがなかった。昔から両親はなんでもノエルの望むままに私からむしり取り、妹に与えた。そして今回は聖女としての地位と、ユリアン第一王子との婚約さえ私からむしり取った。
これ以上話しても無駄だと悟った私は、聖女の地位を妹に譲ることにして、遠くハノーヴァー家へと嫁いでいった。だがノエルが聖女としての任をなにひとつこなさないうちに、王国には徐々に大飢饉の徴候が出始めて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 12:09:42
10700文字
会話率:20%
戦闘の殆どが系統(ツリー)とそこから派生する技能(スキル)で決まる世界。
そんな世界で記憶喪失の俺が手にした系統は――木こりだった……。
全然だめじゃん。まぁ、別にいいんだけどね。
戦闘はやめてまったり暮らそうとしていると俺だけの
ある力に気づく。
それは――魔なる物からは力、系統持ちからは系統を吸収出来ること。そしてその系統を扱うのにもっとも相応しい体に変身できることだ。
剣士(ソードマン)の系統を手に入れたと思ったらある日、すげー強いやつに絡まれた。
強すぎて手も足もでなかったが、だが俺は持っている。忘れていただけだ。さぁ、俺と一つになれ! 悪魔系統(デーモンツリー)よ!
一人の記憶喪失の悪魔は貪欲にも欲する全てのものを手に入れたいと願い、そのための力を求めた。
悪魔から魔人へ。魔人から王へ。これはそんな彼の成り上がり物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-23 13:14:49
218862文字
会話率:39%