アリィシャは教会に属する聖女だ。
彼女はある日、恋に落ちた。相手は貴族令嬢を婚約者に持つ王弟殿下で、秘めねばならない恋だった。
教会は政治不可侵を貫くため、聖女と言えども王族と結ばれることは非常に難しい。それでも、彼女と王弟の距離は少しずつ
近づいて行った。
王弟の婚約者ウルスラは、王命で結ばれたこの婚約を望んではいなかった。彼らが幸せになるなら、それが何よりも素晴らしいことだと思っていたが……学院の卒業パーティーで、その悲劇は起こる。ウルスラは渦中に投げ出され、そんな彼女へ救いの手を差し出したのは、婚約者の死により喪に服していた第三王子殿下だった。
それぞれの真実が混ざり合う先に待つ未来は――。
短編ですが少し長めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 21:03:47
14522文字
会話率:46%
【ストック10万文字超え】
その国には双子の王子がいた。
弟は歴代の王族の中でもっとも巨大な魔力を持っていたのに対して、兄は平民の半分以下の魔力しか持たない『魔力無しの失格王子』だった。
両親からは冷遇され、王宮で貴族や使用人からも蔑まれる
中、双子の兄王子――シュバルツは『王位継承戦』へと望みを託す。
継承戦に勝利すれば、自分を馬鹿にしていた人間の目も変わるはず。そう考えて決闘に挑むが、双子の弟が放った魔法の一撃で敗北してしまった。
絶望したシュバルツは王宮を出奔して姿を晦ませるが……5年後、王宮で国家を揺るがす大問題が生じたことがきっかけで帰参することになる。
「せっかく王宮に戻ってきたんだ。今こそ、この国の玉座をいただいてやろう!」と王位簒奪を目論むシュバルツであったが、魔力を持たない『失格王子』が選んだ方法は……後宮征服? 双子の弟の婚約者をことごとく口説いて奪い取るという方法だった!?
敵は殺す。女は口説く。国は奪う。『魔力無しの失格王子』と呼ばれたシュバルツの逆転劇がまさに始まろうとしていた!
※本作にはR18にならない程度の性描写が含まれていますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 23:22:08
354255文字
会話率:38%
「私、近いうちに婚約破棄されますわ」
親友の口から告げられた言葉に、アリーセは固まった。
言葉の主はアリーセの親友で、異母弟でもある第一王子の婚約者。この婚約は後ろ盾が弱い異母弟のために、王家が公爵家に頭を下げて取り付けたものだった。彼女
と結婚しなければ異母弟の立太子は流れる可能性が高いのに、その異母弟は別の令嬢に夢中だという。
そしてその令嬢は、いつの間にか親友の義弟やアリーセの婚約者候補すらも篭絡していた。
婚約破棄は構わない。むしろ歓迎するが、彼らの望むような展開など許せない。
アリーセは親友と親友の義弟の婚約者と共に、婚約破棄を迎え撃つ準備を始めた。
R15は保険です。
タグは追加される可能性があります。
他サイトに過去に投稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 08:00:00
66261文字
会話率:64%
イザベルはリンドブルム王国の現国王の姉だ。
王国は現在、帝国の侵攻を受けている。それを辛うじて防いでいるのはイザベルの母である前王妃が使役する聖獣のお陰だ。聖獣は王妃が使役するもの。
母は、父に幼い頃からの婚約者を捨てさせて、結婚した。
弟の婚約者が王城に辿り着き、王妃となり聖獣を召喚するか、母が死ぬか、どちらが先だろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 22:20:13
5680文字
会話率:33%
ウォーター公爵令嬢は「好きな人が出来たから婚約解消」的な事を王太子シクライアから述べられる。王妃教育を終えている彼女の未来は決まっている。新たに立太子するだろう、彼の異母弟の婚約者になるのだ。
最終更新:2023-02-20 23:56:26
8665文字
会話率:13%
オークス帝国王女、ソフィア・オークス。
帝国の華と呼ばれた彼女は、大変外面がよく使用人からの評判も上々であったが、正体を知っている弟からすれば理不尽な悪魔であった。
王位継承を望む弟の影で大人しく暮らすつもりでいたのだが、建国記念パーティー
での弟の婚約者の発言で事態は急変。
淑女らしく外面のいい彼女が、弟のために本領を発揮する話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 17:00:00
6114文字
会話率:25%
俺の名前はアリー。貴族令息だ。俺には霊視能力がある。相手の前世さえも分かるほどの霊視能力が。そして弟の婚約者を霊視した時……トンデモない事に気付いたんだ。
最終更新:2022-12-29 08:00:00
1000文字
会話率:26%
没落寸前の男爵家に生まれたニーナ・ルベットは、病弱な母の治療費を稼ぐため、宮廷薬師の職に就いた。
しかし、給料は治療費に消えるばかりで、母の病は良くならない。
貴族らしい裕福な生活ではなく、切り詰めた貧乏生活を送っていた。
そんなニー
ナの元に、莫大な資産を持つ公爵家から縁談の話が舞い込み、喜んでいたのも束の間――。
「弟の婚約者に相応しいか見定めに来た」
婚約者の兄である天才魔術師のアレク様に、婚約者に相応しいか審査されることになってしまった。
ただ、どうにも様子がおかしい。
「もう仕事の三十分前だぞ」
「寝癖が付いているだろ」
「座っていろ。紅茶をいれてやる」
なぜか婚約者の兄がグイグイと来て、世話を焼いてくれるみたいで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 12:23:53
111236文字
会話率:49%
ある理由から王弟の婚約者であるリリアは、双子の妹であるアリアからずるいずるいと言われていた。
そんな妹はとある手段でリリアの婚約を奪うのだった……。
世界観等適当です。つっこみは心の中で、ゆるく読んでいただけると嬉しいです。
最終更新:2021-12-22 16:55:29
43919文字
会話率:19%
私の大事な弟の婚約者が怪しい。
どうして誰も気づかないの?
私がやらなくちゃ。
だって私はあの子のお姉さまなのよ!
可愛い弟のためならお姉さまは頑張りますのよ。
最終更新:2021-12-15 21:00:00
4705文字
会話率:27%
王弟の婚約者であった侯爵令嬢アイリ。しかしある日突然、国王の三人目の王妃に召し出されることになる。
それは、彼女の髪色が珍しいという理由からだった―――。
※カクヨムで掲載中のものです。
最終更新:2021-10-27 12:42:03
88842文字
会話率:35%
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい義弟が一筋の涙を流しながら私を見て告げる。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟はこんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視線の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
最終更新:2021-07-07 09:14:40
6776文字
会話率:21%
その国には双子の王子がいた。
双子の弟の婚約者は、卒業パーティーで婚約破棄を告げられるが・・・。
双子はやはり、双子でしたという話。
最終更新:2021-05-22 01:39:02
4109文字
会話率:58%
とある国の王太子フォルクハルトと婚約者のレティシアは、二つ年下の侯爵家のご令嬢を呼んでお茶会をしていた。彼女の名前はノエルと言い、王太子の弟の婚約者である。しかし彼女は突然「婚約を解消したい」なんて言い出して……。
最終更新:2021-01-28 20:04:26
4506文字
会話率:53%
ファーブレスト王国の王女ローザティアの元に、弟であるティオロード王子が婚約者ではない男爵令嬢と睦まじい仲になっているという報告が上げられた。弟の婚約者である公爵令嬢アルセイラと仲の良い姉は腹心であり、自身の婚約者でもあるセヴリールと共に事情
を調査し、今後の対策を練ることとする。
……というか、学生の分際で学業と己の婚約者を疎かにしおった愚弟、覚悟しておけよ。これでは、お前が卒業するまで結婚を待っていた私が馬鹿みたいではないか。
※短編「弟の婚約破棄に姉は怒る」の連載版ですが、人物名や設定などがちょっと変わっています。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-28 21:35:07
55197文字
会話率:59%
中学二年生の定月由輝(さだつき ゆうき)は、お風呂に入ろうと脱衣所で上着を脱いだ最悪のタイミングで異世界に召喚されてしまった。しかも、その肩書きは『聖女様』。
いやいやいやいやいや、男なのに聖女っておかしいよね!?
癖の強いキャラばかり登場
する乙女ゲームじゃあるまいし。
あれ、そういえば姉貴がハマっている乙ゲーの主要キャラが、確かこんな感じの容姿で名前だった、か……?
ろくに知らないシナリオに添っているのかいないのか。
物語の補正なんてものが作用しているのか知らないが、王子の婚約者や貴族子弟の婚約者たちご令嬢が、戸惑いながらもイベントを繰り広げる。
ああ、無理すんなよ。恋敵(仮定)相手に決闘を突きつけるなんて、違和感ありまくりでめっちゃ動揺してるじゃん。
俺男だから、君たちの婚約者を奪うイベントは発生しないって!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 12:00:00
39360文字
会話率:60%
王太子が多大なる迷惑を周囲にかけながら、弟の婚約者をぶんどっちゃった話。婚約シリーズ最後の話。
最終更新:2018-05-11 07:00:00
3878文字
会話率:23%
乙女ゲー症候群の過去編。伊織が弟の婚約者を手に入れるまでの過程のお話。
最終更新:2015-10-03 23:43:51
3167文字
会話率:10%