生きることですら魔力を必要とする世界。
無魔力者のミルリミナ=ウォーレンは、魔力がないことで何度も死線をさまようほどの病弱な体で生まれついてしまった。
そんな中、皇家に次ぐウォーレン公爵家の娘ということでフェリシアーナ皇国皇太子ユーリシアの
婚約者に選ばれる。
だが顔合わせでミルリミナの良くない噂が本当のことだと知り、皇太子と不仲になってしまった。
婚約破棄されるだろうと思っていたが、なぜかそのまま5年の歳月が流れついに婚姻の儀が執り行われることに。
その婚姻の儀の最中、ミルリミナは皇太子を狙った矢の盾となり命を落とす。
ミルリミナの亡骸の前で、ウォーレン公爵から噂が事実と異なることを聞かされ、己の行いに悔いるユーリシア。
だが厳かに行われた葬儀の最中、突然ミルリミナの亡骸が暖かな光に包まれた。そのままミルリミナの体の中に吸い込まれ、ミルリミナは息を吹き返す。
魔力が全くない空っぽの体に聖女リシテアの力が宿り、再び生を与えられたのだ。
息を吹き返したミルリミナのもとに足繁く通うユーリシア。
ミルリミナに次第に惹かれていくユーリシアだが、ミルリミナは嬉しく思う反面、皇太子の盾になって死んだことへの罪悪感と、聖女としての自分が必要なだけだと思い込む。
そんな中、皇太子の命を狙った反政府組織「リュシテア」にさらわれたミルリミナ。
魔力至上主義国家であるフェリシアーナ皇国に反発する低魔力者たちの集団「リュシテア」に、無魔力者であるミルリミナは次第に共感していく。
複雑に絡み合っていくユーリシアとミルリミナの想い。
果たして二人の想いは、このまますれ違ってしまうのだろうかーーーーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 17:03:53
1259687文字
会話率:42%
「俺」が「転移」してきたと思われた謎の世界。理不尽なルールに縛られた異世界の正体とは――。
***
「えー、住民の諸君。集まってくれてありがとう。私は〈幽冥の聖騎士〉だ。席が全部埋まっているところを見ると、遅刻者は居ないようだね。う
っかりの時間ミスで命を失う人が出なかったことを、私は嬉しく思うよ!」
俺――神尾来翔(かみお らいと)が転移してきた(と思われていた)のは、謎の早押しクイズと、〈幽冥の聖騎士〉と名乗る謎の人物に支配された理不尽な世界だった。
「それでは、今回もお知らせした通りやっていくよ。出題数は一題。解答ミス、そして解答を送信するのが一番最後になってしまった者には死を、それを免れた者には次回のクイズの参加権を与える――これでいいかな。それじゃあ、いくよ、問題!」
正解すれば生、ミスをしたら死。ただひたすらに命がけのクイズをこなすという、つまらない日々を送る俺だったが――ある日俺は、たった一回の「ミスタッチ」をしてしまう。
これで死ぬのか――と思ったら、まさかの復活スキル発動!? 運良すぎないかっ?
〈幽冥の聖騎士〉の正体。
この世界の矛盾と謎――。
「だったら俺達で全部、解いてみせる!!」
俺は相棒の斑鳩久遠(いかるが くおん)とともに、このおかしい異世界を“ぶっ壊す”ことを誓うが――事態は予想外の方向へ!
全然異世界転移系にならなかった友情ミステリー開幕です!
***
いわゆる異世界系を書いてみたかったのですが、友情謎解き不思議ミステリー(?)になりました笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 17:10:00
35498文字
会話率:40%
15歳の少年篤弘はある日、夏朗と名乗る17歳の少年と出会う。
彼は篤弘の初恋の少女が入信を望み続けた宗教団体・李凰国(りおうこく)の男だった。
亡くなった少女の想いを受け継ぎ篤弘は李凰国に入信するが、そこは想像を絶する世界である。
罪人の
公開処刑、抗争する新興宗教団体に属する少女の殺害、
そして十数年前に親元から拉致され李凰国に迎え入れられた少年少女達の運命。
「愛する男に斬られるのもまた甘美か?」
李凰国に正義は存在しない。それでも彼は李凰国を愛した。
「おまえの愛の中に散りゆくことができるのを嬉しく思う。」
李凰国に生きる少年少女達の魂、信念、孤独、そして愛を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 12:27:30
143646文字
会話率:29%
様々な漫画の名言を読んできたけれど、つうじる名言というものが存在する。
著作権の都合上、お話する事は叶わないが、これはその二つから思ったお話。
神様のしっとりと重い愛の話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
神様の愛って他者から見たら理解し難い程に歪んだものに思われるかも知れません。
距離を無視した、というのは半分合ってる。
距離も時間も無視した。これこそが本当の意味だと思います。
でも、それくらいなくちゃ本当の愛とは言わないと思うんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 09:11:14
908文字
会話率:24%
これは、お金は好きだが、節約とかの面倒が大嫌いな私の、『お金と良き友人程度の小金持ち』を目指す、貯金奮闘記である。
ちょっと投資の話もする。
派手な事は一切しない。やる事は、とても地味。
1週間や1ヶ月の短期では、結果は出にくい。短期
で、莫大なお金が手に入るわけではない。
それでも良ければ、お付き合い願いたい。
家計簿はつけない。レシートは貰わないか、貰っても記録せず捨てる。完全自炊はしない。
そんな感じで基本、頑張らないし、頑張れない人向けに『お金との付き合い方』を提案してみた。
実践する、しないは、好きにしてくれたまえ。
先に謝っておくが、残念な事に面倒はある。各種手続きとかな……
申し訳ないが、実践する場合は、そこは頑張ってほしい……
お金が好き! 投資も気になる! でも、お金が無い! 貯金の仕方が解らない!
節約なんて頑張れない! 面倒は嫌いだ!
そんな人達に、ちょっとでも参考になれば嬉しく思う。
更新は、気が向いた時にするので、大変不定期になると思う。申し訳ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 15:32:18
54909文字
会話率:1%
耳を澄ませば自然と色々な音がきこえてくる。
その音の渦のなかに私という存在があることを、なんとなく嬉しく思う。
最終更新:2023-01-18 06:55:06
448文字
会話率:0%
暁海町に住む高校生半田カオルは朝と昼は男、夜は女になるという特異体質を持っていた。男の時は勤勉で真面目な性格でクラスメイトの城崎真知子に片思いしていた。女の時は享楽的で奔放な性格で遊び友達と夜の街に出かけて悪い遊びをしていた。性別が二つあれ
ば性格も二つある二重人格者でもあった。
カオルは真知子と共に文化祭の実行委員になり、電話番号を交換する。男人格は嬉しく思うも女人格が勝手に真知子に電話を掛けてからかう。男に戻った時に自分の行いに戦慄するが、日に日に女人格のちょっかいはエスカレートしていく。困り果てた末に男人格の出た行動とは……
スリリングな恋愛サスペンスです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 20:35:51
17632文字
会話率:61%
湖が大半を占める美しい国の姫は散歩途中で人を拾ってしまった。彼と過ごした日々は多くはないが話す声が心地よく、ふわりとこちらへ微笑みかけられるのは嬉しく思う。
最近隣国の小さな諍いが起こったという。後の王と敵対するような形で動いていた国の姫
は人質として嫁入りするしかなかった。相手が誰なのかも決まっているのかもわからないところへ。
※「pixiv」でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 15:22:11
8856文字
会話率:38%
自分に恋をしている人の声が聞こえる高校二年生、神庭志穂。彼女は隣の席にいる羽鳥瑛也が一年以上自分に思いを寄せているのを知っている。そんな気持ちを嬉しく思う彼女だったが、ある日突然、心の声が聞こえなくなってしまう。心の声が聞こえなくなるとい
うことは、彼女を好きではなくなったということ。
なんで?一年以上ずっと私のこと好きだったのに?そんなの認めない。絶対振り向かせる!
羽鳥瑛也を逃したくない神庭志穂は、彼にもうアタックをかける……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 00:00:54
6168文字
会話率:54%
ある日熱を出して会社を休むアラサーOL。
意識が朦朧としている時に連絡したのは片思い中の後輩だった。
彼が来てくれて嬉しく思うが、それと同時に切なくなる。この思いは叶うことがない。何故なら……。
※BL要素が少しあります。苦手な方はご注意
ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 10:49:04
3123文字
会話率:29%
年が明け、帰省を終えてアパートに戻る途中、改札口を出たところで恋人が待っていた。
「会いたくて三時間待っていた」なんて言う恋人にあきれつつも、由美は嬉しく思う。
プロポーズ直前の恋人同士の、ちょっと甘いひとコマです。
最終更新:2022-01-22 17:21:47
982文字
会話率:55%
勇者一行と旅に出た幼馴染のアレックス。彼は私の大切な幼馴染だった。彼に恋愛感情を向けられていなくても、ずっと小さな村で一緒に過ごせれば幸せだったけれど・・・。アレックスの晴れやかな顔立ちを見て自分の気持ちは押し隠し、今生の別と瞼に姿を焼き
付けて別れたその日の夜。私は何故かアレックスの元へ召喚されてしまった。アレックスは「会いたかった」と言って笑い、その後も再々召喚される事に。それを嬉しく思う私だけれど・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 12:02:33
11765文字
会話率:37%
これは一般人男性である私が、日々思ったこと、感じたこと、面白いと思ったことなどをつらつらと書き連ねる連載である。一般にエッセイとも言うらしい。筆者はある程度多趣味で嗜好が広いため、話の一貫性にかけるところが多々ある。先にお詫びしておきたい。
ところどころ矛盾が生じている可能性があるが、そこは温かくご指導いただけると嬉しく思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 21:13:13
2508文字
会話率:0%
主人公、結城昴(ゆうきすばる)は成平高校に通う平凡で少しシャイな高校二年生。
そんな彼は、ドが付く程の真面目さと容姿の端麗さ、そしてその天然ぶりで知られている、同級生で幼馴染の相羽結衣(あいばゆい)にひそかに片想いをしていた。
ある
秋の帰り道、昴は結衣から、「好きかどうかわからないけど付き合って欲しい」という変わった告白を受ける。
「私は、昴のことが好きなんだと思うわ。それがどういう好きなのか、まだわからないけど」
「それで、恋人として付き合ってみたら、わかるんじゃないかって思ったの」
その告白に込められた少し複雑な気持ちを理解しつつも、付き合いを始める二人。そして、「好きかどうかわからない」はずなのに、全力で想いをぶつけてくる結衣と、少し複雑ながらもそれを嬉しく思う昴。
二人の関係性は、付き合いを経て、少しずつ変わってゆく。そんな、ちょっと変わった二人の恋人以上、恋人未満な状態から始まる「お付き合い」の行く先は--
カクヨムと同時掲載です。
カクヨム版URL:https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054893549434折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 15:46:32
81631文字
会話率:47%
両親が離婚し、隣街へ引っ越すことになった主人公夏夜乃(かやの)。
母の連れ子だった夏夜乃は、父と残されるのだが、夏夜乃の母は離婚を嬉しく思うほど、酷い人物だった。
夏夜乃は半年前から、他人に隠していることがある。
ある日を境に、夕方に
なると主人公の周りから、人々が消えたのだ。 それは夕日の出ている日に限る不思議な現象だが、主人公はそれをひっそりと楽しんでいた。
だが、隣街へ引っ越すにあたり、この現象が別の場所でも起こりうるのか心配になった夏夜乃は、隣街の映画館へ出かける。 そこでもう一人の夕方に残された青年、同い歳の弥生と出会う。
二人は不思議な現象について話し合い、とある結論を出す。 その瞬間、『暗闇』は夏夜乃の背後に現れる。
夕方に引きずり込まれた二人の高校生の、短い不可解恋愛話です。良ければどうぞ〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-24 02:08:45
5362文字
会話率:36%
これは『能力者』の存在する世界の話。
二人組の殺し屋である黒須と白澤は、とある双子の兄妹を殺せとの依頼を受ける。しかし双子の手がかりを求めていく中で、双子が特別な力を持つが故に多くの組織に狙われていると知り、黒須と白澤の二人は双子を巡る争
いに巻き込まれていく。
一方で追われている双子の姉妹はというと、自堕落な生活を送る大学生・柳沼純の住むアパートの一室に匿われていた。純は父親である純一郎から双子がとある組織に追われていると聞いたのだ。双子との同居生活が始まり、純は久々に誰かと過ごす平穏な時間を嬉しく思うが、それはいつまでも続くものではなく……。
双子を追う者と双子を守る者。その両者が出会う時、物語は本当の姿を露わにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-15 22:00:00
186702文字
会話率:47%
周囲の一般人から退けられる程の強面をした青年――貝塚 大智。
彼には秘密が隠されていた。
痛々しいペンネームで小説を書いてる……ということだ。
これは彼が運命と出会う前哨戦の物語である。
是非、楽しく読んでくれれば嬉しく思う。
前置きは
この辺で……
それでは【物語の開演の時間だ】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-24 09:00:00
5978文字
会話率:26%
きっとあなたは何も憶えていないのでしょう。あなたの罪も弱さもすべて。わたしは震えるあなたを利用する形になってしまったのかもしれません。それでも最期に、あなたといられたこと、とても嬉しく思うだなんて。幸せだった、なんて思えるだなんて、きっとわ
たしはおかしいのでしょうね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-24 16:31:17
1114文字
会話率:55%
午前4時頃目が覚めて、嬉しく思うし、悲しくも思う。きっと散って完成する芸術だ。
キーワード:
最終更新:2016-11-17 00:35:56
618文字
会話率:0%
岩壁美千代は、二十年前に亡くなった孫、勇輝の姿を同じ裏野ハイツの住人、桐生夫妻の幼い息子、保に重ねていた。保が美千代に懐きだし、嬉しく思う反面、勇輝のことを思い出して悲しみに暮れることもあった。
ある日、佐多と名乗る青年が空き部屋だった
二○三号室に越してきたと、美千代のもとに挨拶に来た。佐多が脈絡なく「今夜は新月ですよ」と美千代に言ったとき、なぜだか美千代は佐多が悪魔であることに気づき、佐多が勇輝を蘇らせるためにやってきたのだと直感した。
美千代と佐多は、勇輝を蘇らすために毎夜深夜零時、二○二号室に忍び込む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-04 12:00:00
8337文字
会話率:40%